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第1章
1-25 マギレスト
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「どうやら、人間側の国同士…アリシタンとジールが手を組みマギレストを潰そうとしているようです」
人族の国で内乱が起きているのか。この状況下で良くもまぁ、いやこの状況下だからこそか?
「確かマギレストの王は、ネイシア・オルトハルトだっけか?魔法使いと剣士なら決着はすぐ着きそうな感じはするんだけどな…」
すかさず、話の流れに沿って率直な感想を述べてみたところクロコがツッコミを入れてくれた。
「マギレストという国が今の段階でどの程度の魔法技術が発展しているのかは私は把握出来ていないから何も言えないけど、人間の怖い所はその数の多さだよ…しかも2国分の戦力ともなると50万以上は必須だと思う」
「しかし、この状況下で内乱を起こす理由は何でしょうか…」
「もしかしたら…いや、まぁそんな訳ないか」
「お兄ちゃん、何かわかったの?」
「いや、もしかしたらなんだけど状況的にマギレストと言う国が攻撃される理由がわかる気がする…まず1つ、元々マギレストは帝国を潰す事に反対も賛成もしていなかった所謂中立国家だったって事だ」
宴の後に俺は王宮の図書館で色々と調べたりしていた為、国の成り立ちから王の思想を考えていた。
文献で読んだことから、ネイシア・オルトハルトと言う王は、魔法を使える者や国から迫害されていた者達を引き取り1から物事を教え導いていたと言う…。そんな彼がほかの王たちの味方を自らするのだろうか、それは彼の主義に反する行為でありまた、根本的に弱者を救う性格の彼が手を差し伸べていない筈がない。何より彼の理想は、全ての種族が争い無く暮らせる世界なのだから。
「2つ、攻撃している2国が機関の命令で動いている説これはまぁ、有力といえば有力だな」
2国が動いている理由が機関のためだと言えるのであればこの状況下での攻撃には意味が分かる。答えは簡単だ。擬似的とは言え、中立国家であるフィルティムと似ているからだ。
機関にとって中立国家が2つも生まれるのは非常に面倒くさいのだろうな。あの2国が協力している理由は分からんが、恐らくマギレストを潰せばお前らも中立国家として認めてやるよ的な事を言われた可能性。
どの道ほかの種族と比べ対して秀でた技術力もない人族が勝てる訳もない、であれば考えられるのは妥協して中立国家として存命することのみ。
「その可能性は非常に高いですね、戦力的にも人々からの信頼も厚いあの国を潰せば人族はほぼ終わったも同然、であれば魔王様あの国をお救いになられるのですか?」
「まぁ、そうするしかなさそうよね、マギレストを救うことが結果的に機関に打撃を与えることが出来そうだし、第一私は人が好きだからねぇ」
その人族に殺されかけたと言うのにこいつは…。
「なんか急に老けたか?」
「失礼な!まだまだピッチピッチだよ!」
どこがピッチピッチなのかは、言わないでおこう…。と言うかピッチピッチって言うよりは、ぺったんこな気がする…。言ったら殺されるから黙っておこう。
「私は、マギレストと言うより人族全体が助かる道を選ぶことに決めたから皆は軍に連絡して各々の部下を連れてきて頂戴」
「了解しました、ではまた後ほど」
こうして、マギレスト救出作戦が始まったのであった。
人族の国で内乱が起きているのか。この状況下で良くもまぁ、いやこの状況下だからこそか?
「確かマギレストの王は、ネイシア・オルトハルトだっけか?魔法使いと剣士なら決着はすぐ着きそうな感じはするんだけどな…」
すかさず、話の流れに沿って率直な感想を述べてみたところクロコがツッコミを入れてくれた。
「マギレストという国が今の段階でどの程度の魔法技術が発展しているのかは私は把握出来ていないから何も言えないけど、人間の怖い所はその数の多さだよ…しかも2国分の戦力ともなると50万以上は必須だと思う」
「しかし、この状況下で内乱を起こす理由は何でしょうか…」
「もしかしたら…いや、まぁそんな訳ないか」
「お兄ちゃん、何かわかったの?」
「いや、もしかしたらなんだけど状況的にマギレストと言う国が攻撃される理由がわかる気がする…まず1つ、元々マギレストは帝国を潰す事に反対も賛成もしていなかった所謂中立国家だったって事だ」
宴の後に俺は王宮の図書館で色々と調べたりしていた為、国の成り立ちから王の思想を考えていた。
文献で読んだことから、ネイシア・オルトハルトと言う王は、魔法を使える者や国から迫害されていた者達を引き取り1から物事を教え導いていたと言う…。そんな彼がほかの王たちの味方を自らするのだろうか、それは彼の主義に反する行為でありまた、根本的に弱者を救う性格の彼が手を差し伸べていない筈がない。何より彼の理想は、全ての種族が争い無く暮らせる世界なのだから。
「2つ、攻撃している2国が機関の命令で動いている説これはまぁ、有力といえば有力だな」
2国が動いている理由が機関のためだと言えるのであればこの状況下での攻撃には意味が分かる。答えは簡単だ。擬似的とは言え、中立国家であるフィルティムと似ているからだ。
機関にとって中立国家が2つも生まれるのは非常に面倒くさいのだろうな。あの2国が協力している理由は分からんが、恐らくマギレストを潰せばお前らも中立国家として認めてやるよ的な事を言われた可能性。
どの道ほかの種族と比べ対して秀でた技術力もない人族が勝てる訳もない、であれば考えられるのは妥協して中立国家として存命することのみ。
「その可能性は非常に高いですね、戦力的にも人々からの信頼も厚いあの国を潰せば人族はほぼ終わったも同然、であれば魔王様あの国をお救いになられるのですか?」
「まぁ、そうするしかなさそうよね、マギレストを救うことが結果的に機関に打撃を与えることが出来そうだし、第一私は人が好きだからねぇ」
その人族に殺されかけたと言うのにこいつは…。
「なんか急に老けたか?」
「失礼な!まだまだピッチピッチだよ!」
どこがピッチピッチなのかは、言わないでおこう…。と言うかピッチピッチって言うよりは、ぺったんこな気がする…。言ったら殺されるから黙っておこう。
「私は、マギレストと言うより人族全体が助かる道を選ぶことに決めたから皆は軍に連絡して各々の部下を連れてきて頂戴」
「了解しました、ではまた後ほど」
こうして、マギレスト救出作戦が始まったのであった。
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