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2章
37話 攻防戦
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エマが後方へ下がり、俺が前線へと出る。
「ふんっ、げそ!」
突進してきたオクが、勢いそのままにこちらに向かって殴り込んでくる。
ステータスを見たが、俺の力よりもはるかに高い。そのため、回避に専念する。
「隙ありだぁ!」
「!」
オクの攻撃の回避に専念していると横合いからヒラも殴り掛かってくる。
「ん、おっと、あぶねぇ」
だが、エマの援護の弓矢がヒラに向かって飛んできていることに気付き、ヒラは一旦殴る動きを止め、回避した。
「あの、嬢ちゃん厄介だね」
そう言いながら、ヒラは俺の後方のエマを見やる。
俺はオクの攻撃を回避しながらも、ヒラの前に罠を設置する。
「『自動設置』」
ギギギと、地面から何やら電気を表すマークがついた鉄板が現れた。
「なんだぁ?」
エレキトラップをアーツを発動させることでヒラの前に設置した。自動設置では罠を設置する際に相手にも聞こえる音が発生する。これでヒラはこの罠に注意を向け、エマから気を逸らせるだろう。そう考えていたらなんと、ヒラは何も気にすることなく鉄板に足を置いた。
「うん?足が動かねぇ」
ヒラが設置したトラップ、エレキスポットを踏み身動きが取れない状況になる。
この罠は衝撃を加えられると電気が罠を設置した地面に帯び、相手の体を麻痺させて動けなくするという相手の妨害に使えるものだ。
一瞬、俺の体が止まった。
まんまと引っかかった、いや引っかかりすぎてるヒラに少し唖然としていると、視界に一瞬何かがかすめた。
「隙ありぃげそ!」
「うわっ!」
瞬間、頭を引くとオクの不意打ちのこぶしを間一髪で避けた。ヒヤッとしたが、チャンスだとオクの伸ばし切った腕に対しカウンターで剣で切り裂こうとする。
だが、これにオクは腕を下ろして避けるどころか逆に伸ばし切った腕を迫る剣に向けて突き出した。
まさか、と心中悪い予感がしながらもそのまま勢いよく剣を振るう。が、オクの左腕はなんと振り下ろした剣を完全に受け止めた。
「そんなバカな」
そんなびっくり人間みたいに腕で全く傷つくことなく剣を受け止められると思うだろうか。
「我が筋肉は世界いちぃぃぃぃげそ!」
「うわっ!」
しかも受け止められただけではなく、オクの驚異的な力で強引に体ごと吹き飛ばされてしまう。
「おらぁ、いてこませぇ!」
「!」
吹き飛ばされながらもがいていると、横合いからなんとエレキスポットにかかっていたはずのヒラがこちらに蹴りを入れようとしていた。
まさか、もう拘束が解けたのか!?
自動設置で何とかしようにも、もう間に合わないほど至近距離に入られている。
万事休すかと思われたが、空気を切る音と共に弓矢がオクとヒラに向かって飛んできた。それに対応するためヒラは蹴ろうとする脚を下ろし、バックステップした。
追撃されることなく俺は地面に転がるが、すぐに体制を立て直し剣を構える。
また、エマの援護で助けられた。後ろをちらりと見ると、後方のエマが油断なく弓を構えていた。
「いやぁ、あぶねぇ」
余裕綽綽な様子のヒラだが、オクと何やら話している。
「おい、じゃああれやるゲソ!」
「おう!いいぜぇ」
こちらに敵意満々の笑みを向ける。相手はやる気満々のようだ。さぁどうするか?
「ふんっ、げそ!」
突進してきたオクが、勢いそのままにこちらに向かって殴り込んでくる。
ステータスを見たが、俺の力よりもはるかに高い。そのため、回避に専念する。
「隙ありだぁ!」
「!」
オクの攻撃の回避に専念していると横合いからヒラも殴り掛かってくる。
「ん、おっと、あぶねぇ」
だが、エマの援護の弓矢がヒラに向かって飛んできていることに気付き、ヒラは一旦殴る動きを止め、回避した。
「あの、嬢ちゃん厄介だね」
そう言いながら、ヒラは俺の後方のエマを見やる。
俺はオクの攻撃を回避しながらも、ヒラの前に罠を設置する。
「『自動設置』」
ギギギと、地面から何やら電気を表すマークがついた鉄板が現れた。
「なんだぁ?」
エレキトラップをアーツを発動させることでヒラの前に設置した。自動設置では罠を設置する際に相手にも聞こえる音が発生する。これでヒラはこの罠に注意を向け、エマから気を逸らせるだろう。そう考えていたらなんと、ヒラは何も気にすることなく鉄板に足を置いた。
「うん?足が動かねぇ」
ヒラが設置したトラップ、エレキスポットを踏み身動きが取れない状況になる。
この罠は衝撃を加えられると電気が罠を設置した地面に帯び、相手の体を麻痺させて動けなくするという相手の妨害に使えるものだ。
一瞬、俺の体が止まった。
まんまと引っかかった、いや引っかかりすぎてるヒラに少し唖然としていると、視界に一瞬何かがかすめた。
「隙ありぃげそ!」
「うわっ!」
瞬間、頭を引くとオクの不意打ちのこぶしを間一髪で避けた。ヒヤッとしたが、チャンスだとオクの伸ばし切った腕に対しカウンターで剣で切り裂こうとする。
だが、これにオクは腕を下ろして避けるどころか逆に伸ばし切った腕を迫る剣に向けて突き出した。
まさか、と心中悪い予感がしながらもそのまま勢いよく剣を振るう。が、オクの左腕はなんと振り下ろした剣を完全に受け止めた。
「そんなバカな」
そんなびっくり人間みたいに腕で全く傷つくことなく剣を受け止められると思うだろうか。
「我が筋肉は世界いちぃぃぃぃげそ!」
「うわっ!」
しかも受け止められただけではなく、オクの驚異的な力で強引に体ごと吹き飛ばされてしまう。
「おらぁ、いてこませぇ!」
「!」
吹き飛ばされながらもがいていると、横合いからなんとエレキスポットにかかっていたはずのヒラがこちらに蹴りを入れようとしていた。
まさか、もう拘束が解けたのか!?
自動設置で何とかしようにも、もう間に合わないほど至近距離に入られている。
万事休すかと思われたが、空気を切る音と共に弓矢がオクとヒラに向かって飛んできた。それに対応するためヒラは蹴ろうとする脚を下ろし、バックステップした。
追撃されることなく俺は地面に転がるが、すぐに体制を立て直し剣を構える。
また、エマの援護で助けられた。後ろをちらりと見ると、後方のエマが油断なく弓を構えていた。
「いやぁ、あぶねぇ」
余裕綽綽な様子のヒラだが、オクと何やら話している。
「おい、じゃああれやるゲソ!」
「おう!いいぜぇ」
こちらに敵意満々の笑みを向ける。相手はやる気満々のようだ。さぁどうするか?
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