ジョブスキルが「オナリスト」な件

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哲郎 転生する

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俺は徹 卓郎 20歳童貞だ。



大学3年の夏の休暇期間中、貪るように自慰行為に耽っていた俺はある日突然のテクノブレイクで死んでしまう。



本来は天国か地獄に行き、天国ならば転生までの時間あらゆる快楽が揃った世界で充実した日々を、地獄ならば現世で起こした罪を清算する日々を送ることになるようなのだが、俺はそのどちらにも行くことはなかった。



天国地獄どちらへ行くかを判定する審判官達が言うには、大した罪も犯していない俺は天国に行ける要件は揃っているのだが、とある特異体質であることから、現世とは違う世界へ転生してジョブスキルを持ち悪を倒し世界を救ってほしいというのだ。



どういうことなのかと聞くと本来人間が頭や腹から生命エネルギーを生み出し生きているのに対して、俺はそういった生命エネルギーがほぼ、いちもつから生み出される特異体質であるらしい。



それ故か、いちもつから産み出される生命エネルギーは常人の倍以上であり、多くの自慰行為を繰り返しエナジーを放出することで今までは自我を保っていた。




しかし、夏場という性欲が増加する時期に恋人もいない俺はひたすらに自慰行為に耽っていたため、ただでさえ股間以外の生命エネルギーが微弱な俺は股間に全てのエネルギーを持っていかれてしまい心肺停止に至ったのだという。



「その特異体質、現世では浮かばれないものとなってしまいましたが、その力で悪しき敵を打ち倒せる世界があったとしたらどうでしょう?面白いと思いませんか?」




審判官はそんなことを言っていたが、俺は正直行く気はなかった。現世では恋人もおらず一人自慰行為に耽って生きるエネルギーすら吸い取られ死んだ俺。そんな忌々しい物をぶら下げてる人生は終わったんだ。次は現世で生まれ変わってもっと普通に生きたい。




そう決めていた俺だが、審判官からの一言で事情が変わった。



「世界を救った勇者様ともなれば、あちらの世界の女の子とも関わりを持ち、ハーレムを成すことも出来るかもしれませんよ?」




「まじか....」




現世では、恋人どころか友人すらいなかった俺。



孤独な世界で生きてきた俺にとってハーレムを築くことなど現世ではまず出来ない。揺らぐ意志...だが...




「そ、それでも俺はもっと普通の身体で現世に生まれて、次は普通の人生を生きると決めたんだ!」




すると審判官は耳元に近寄り、俺の股間にそっと触れながら囁く。




「でも、こちらのいちもつは正直なようですけど?」




ぱっと下を見た俺は目を疑った。先ほどまでそれこそ死ぬまで擦りあげたいちもつはしゅんとして萎みきっていたにも関わらず今では天をも貫くほどにそそりたっているではないか。




俺は、大きく唾を飲み込むといちもつに問う。




「お前あれほど擦りあげてもまだ足りないのか?ハーレムを求めているのかお前は...?」




いちもつは、一度大きく息をするように下を向いたかと思えば鼓動にあわせてピクピクと上下した。まるでうなずいているように。



どうやらいちもつの覚悟は決まっているようだ。ならばその持ち主である俺が日和っているわけにはいかないよな。





「審判さん、俺覚悟が出来ました。その悪しき敵がいるって所に転生させてくれ!俺のマラで白く染め上げて平和な世界を作ってやる!」





「ありがとうございます!それでは、この世界についててとあなたのジョブスキルについての説明をしますね!」




待ってましたばかりに審判官はそう言うと、どこからかマニュアルを取り出し、読み上げていく。




「卓郎さんがこれから転生する世界では、魔王が100年前に降臨し四天王とその傘下の魔族などによって人々が恐怖に支配されています。反乱を起こそうとした者もいたようですが、ことごとく殺されてしまいました。



私達、審判官はこういった世界に介入することが出来ないため、見込みがあると思った者を勇者としてこの世界に送り込んでいます。」



「今まで送り込んできた勇者は皆、生命力が常人よりも溢れている者ばかりで、そのエネルギーをジョブスキルによって戦闘やサポート能力に変換することで、戦う力を得てきました。



ジョブスキルには、戦士、天使、剣士、ヒーラーなどいくつも種類があり、勇者様の適正によってジョブスキルは決まります。そしてジョブスキルを持ち転生した勇者達の中には、向こうの世界の住人とパーティーを組む勇者もいます。」



「....残酷な話ですが、今まで送り込んできた勇者達は100人を越えますが、魔王どころか四天王までたどり着いた人間すらいません。そして、たくさんの勇者達が既に殺されてしまいました...。この世界に転生後また死んでしまうと、魂は完全に消滅してしまいます。現世への転生どころか存在すら無くなるということです。」



「ほぅ....」



「覚悟が揺らいでしまいましたか?」



「いや、全く」



審判官に問われた俺はキッパリと言った。



「現世じゃいちもつが原因で死にましたけど、別に特異体質でなくてもリアルが充実していたとは思えない。彼女が出来なかったのもろくに友達もいなかったのも俺自身の問題ですし。だから、来世普通の人間に転生しても、どうせ死ぬ前と同じような日々を淡々と送ることになっていたと思う。



でも、このいちもつがあれば俺は人を救えるかもしれないんです。いちもつを使って必死に人を救う生き方をして消滅するか、転生してのほほんと日々をおくるかのどちらかでいったらいちもつで人を救うしかないでしょうが!!」




俺の心意気に押されたのか、審判官は静かに微笑んだ。




「そうですね、あなたならそう言うと思いました。では、あなたを今から悪しき魔族ひしめくワールド「ステラ」に送ります!」




「時間が迫っているためあなたのジョブスキルについて手短に話します。あなたに与えるジョブスキルは「オナリスト」です!己のいちもつをしごき続けることで産み出される快楽!そして女を求める性欲が強力な生命エネルギーとなり、それらが原動力となり爆発的な魔力を得ることが出来ます。しかし能力が能力なだけに時間的な制限がかかっていることを留意しておいてください。」




「また、自慰行為をした後に訪れる無我の境地において悟りを開くことが出来れば、あなたには

「賢者」となることができる可能性もあります。頑張ってください。」




「それでは、今からあなたの身体を弄ってステラ内で使われる言語の習得と生命エネルギーを向こうでいうところの魔力に変換出来る体質に作り変えます。



ちょっとだけ熱いかもしれないけど我慢してくださいね?」




そういうと審判官は俺の頭と男根を掴んで詠唱し始めた。




ブツブツと何語か分からない言語を詠唱されている間、頭と股間に徐々に熱が漲っていった。



それと同時に大量の情報が頭に流し込まれ、ステラという世界での言語体系が頭に流れ込んできた。




膨大な情報と頭と股間からくる熱さはどんどんと上がっていき火傷しそうな程だった。サウナに入っているような息苦しさが強まり、意識がだんだんと遠のいていったが、完全に意識が途切れる少し前、審判官からの死なないでくださいねという言葉が聞こえた気がした
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