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ユーリの過去
ユーリの過去とカーキ=ツバタ建国
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女王陛下が退室した後、今度は女性の兵士らしい連中がやって来てオレ達を連れていく。男の衛兵達は慌ただしく警戒の用意をしに出ていった。
連れていかれたのは応接室のようで、モーリは手前の控室で待つように言われ、オレ達3人が部屋に招かれる。
来客席に着き、待っていると先程の威厳のある正装ではなくもっとラフな服に替えた女王陛下と、さっきの文官いや、親衛隊かな? がやって来た。
「お待たせしました、この国の5代目女王、エルザ=クワハラ=カーキツバタと申します。こっちは親衛隊長のゾフィ、先程は失礼しました」
席に着き、自己紹介をのべると軽く会釈をした。それだけで凛とした空気をかもし出す。
「エルフの、ユーリ様でしたか、初代国王クワハラについて知っていることを教えていただきますか」
「知っているのは国王になる前の話だな。彼がまだ勇者だった頃、共に奴らと戦った間柄だ。そして戦いを終えた後、生き残った村人をまとめて国を創るというから、そこで別れて私は旅にでた」
エルザ女王の問いかけに、ユーリは落ち着いた調子で答える。
「初代国王クワハラは、わたくしの曾祖父にあたります。戦いと建国の激務のため早逝したので面識はありませんが、いくつかの逸話は聞き及んでいます。戦いの場所はどちらでしたか」
「ここからさらに東の、今はなんというか知らないが、当時は[大地の嘲笑い]とよばれる地の裂目だ」
「ダークボトムズとやらは、何故襲ってきたのです」
「……繁殖のためだ」
オレはこの言葉にギョッとする。異種族なのにと。
「だから女を襲うし、連れていこうとする」
オレとは正反対にエルザ女王は淡々と質問する。
「戦いはどのくらい続きましたか」
「半年くらいだったはずだ。相手が強すぎたのと戦いの素人を守りつつだから、撤退しながらな」
「では最後の質問、彼の出自は知ってますか」
エルザ女王が、重々しく質問する。
「詳しくは知らないが、再挑戦者と本人は言ってたな」
「けっこうです」
目を閉じてため息をつきながら、エルザ女王は何かしら理解したようだ。
「どうやら本当の事のようですね。つまりわが国は本当に危機に見舞われるということですか」
「残念ながら、そうなるな」
エルザ女王はゾフィを手招きすると、衛兵隊にすぐに警戒体制から臨戦体制に移るように命じ、城壁外の民間人を城内に入れ門を閉めるように伝えた。
ゾフィが隣室の部下にその旨を命じると、また女王の斜め後ろの定位置に着く。
「さて、そうなると情報が欲しいですね。ユーリ殿、当時の戦いとダークボトムズの事、すべてお聞かせ願いませんか」
「そうだな、少し長くなるかもしれないが話すとしよう」
連れていかれたのは応接室のようで、モーリは手前の控室で待つように言われ、オレ達3人が部屋に招かれる。
来客席に着き、待っていると先程の威厳のある正装ではなくもっとラフな服に替えた女王陛下と、さっきの文官いや、親衛隊かな? がやって来た。
「お待たせしました、この国の5代目女王、エルザ=クワハラ=カーキツバタと申します。こっちは親衛隊長のゾフィ、先程は失礼しました」
席に着き、自己紹介をのべると軽く会釈をした。それだけで凛とした空気をかもし出す。
「エルフの、ユーリ様でしたか、初代国王クワハラについて知っていることを教えていただきますか」
「知っているのは国王になる前の話だな。彼がまだ勇者だった頃、共に奴らと戦った間柄だ。そして戦いを終えた後、生き残った村人をまとめて国を創るというから、そこで別れて私は旅にでた」
エルザ女王の問いかけに、ユーリは落ち着いた調子で答える。
「初代国王クワハラは、わたくしの曾祖父にあたります。戦いと建国の激務のため早逝したので面識はありませんが、いくつかの逸話は聞き及んでいます。戦いの場所はどちらでしたか」
「ここからさらに東の、今はなんというか知らないが、当時は[大地の嘲笑い]とよばれる地の裂目だ」
「ダークボトムズとやらは、何故襲ってきたのです」
「……繁殖のためだ」
オレはこの言葉にギョッとする。異種族なのにと。
「だから女を襲うし、連れていこうとする」
オレとは正反対にエルザ女王は淡々と質問する。
「戦いはどのくらい続きましたか」
「半年くらいだったはずだ。相手が強すぎたのと戦いの素人を守りつつだから、撤退しながらな」
「では最後の質問、彼の出自は知ってますか」
エルザ女王が、重々しく質問する。
「詳しくは知らないが、再挑戦者と本人は言ってたな」
「けっこうです」
目を閉じてため息をつきながら、エルザ女王は何かしら理解したようだ。
「どうやら本当の事のようですね。つまりわが国は本当に危機に見舞われるということですか」
「残念ながら、そうなるな」
エルザ女王はゾフィを手招きすると、衛兵隊にすぐに警戒体制から臨戦体制に移るように命じ、城壁外の民間人を城内に入れ門を閉めるように伝えた。
ゾフィが隣室の部下にその旨を命じると、また女王の斜め後ろの定位置に着く。
「さて、そうなると情報が欲しいですね。ユーリ殿、当時の戦いとダークボトムズの事、すべてお聞かせ願いませんか」
「そうだな、少し長くなるかもしれないが話すとしよう」
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