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甘織玲音

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01 プレミアム勇者セットをゲットしろ!!

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「いらっしゃい」
「どうもー」
「あの、ここが噂の、何でも屋ですか?」
「そう、何でも屋だよ。」
 俺は客との、形だけの軽い挨拶をかわす。
 ここは俺が建てた店だ。
 このご時世、世にも珍しい『何でも屋』だ。
 いわゆる、やれる常識範囲内なら、基本的になんでも色々な事案を、引き受ける仕事だ。
 最近何処にもないと思うから、結構モノ珍しいとは思う。
 まぁそうだな。ここの地域には、類似した、ライバル店等が一切ないから、競争が無く、まったりやれそうな気がする。
 今日から初めての営業で、さっき最初のお客さんが来たところだ。
 そう、記念すべし1st記念日、という訳だ。

 ここは要するに、どんな依頼も引き受ける便利なお店だ。
 自分で言うのもなんだけどね。
 何故この仕事をやり始めたかって言えば、俺はガキの頃から、誰かの役に立つのが夢だった。しかし、その夢を叶えるのは困難中の困難であった。現にそれを叶える為にこの仕事をしている。
 かといってこの店の広告や宣伝なども一切してないから、果たして生きていける程の、儲けが出るかどうかはわからんけどもね。

 そして俺は、早速お客を中にいれてお茶を出した。
 この異世界には、『蝉』が居ないから、夏の風物詩などというものが、ある.....訳ではないが、何故かこの世界にも、皆んなよく知る、『麦茶』がある。
 今は夏だからね、水分補給を怠ると大変だからそこら辺はきちんとしとかないといけない。
 エアコンなどという、高文明で、光熱費まみれの魔の物など使ったら、その維持費だけで飯が無くなって、俺が餓死する。
 とにかく、この前廃品の寄せ集めで作った『自作扇風機』で、この夏を凌ぐしかない。


「それじゃあ、早速ですが、その要件を聞きましょうか。」


「は、はい、そうですね。あの、実はですね.....明日発売予定の『プレミアム勇者セット』を僕の代わりに買ってきて欲しいのです。」


 プレミアム勇者セット。
 それは限定7個のセットで、それを使えば【誰でも】勇者になれると謳っているものだ。
 このへんてこりんな世界で、一流の勇者になるにはまあ、必ずと言って良いほどに、かなり必要な代物だ。
 上級剣士ならば、それこそ自力で勇者にでもなんでもなれるが、平凡冒険者などは、こういう物を使わないとなれない。
 この商品の謳い文句は「誰でもSランク武器を使いこなせる!!」という、まるでよくあるような詐欺商品ぽい説明だ。      
 しかし、前回の第一次生産の時からかなり評判が良く、実際にそれで何人かの冒険者が、なんと伝説級の勇者になれた。
 その商品の実績がついたのち、最初のある限りの生産分は売れて無くなった、
 そして、次は第二次生産の発売だが、勿論見てわかると思うけど、その需要の割には、見ての通り供給がかなり少ない。
 ほかに、それを欲しがっている、ライバルもいっぱい、いると思うしなぁ。
 こりゃあ、初っ端からかなり大変な仕事になるなぁ。


「なるほどねぇ。これが欲しいってことは、君は勇者にでもなるのかな?」


「あっ、はい、僕は一人前の勇者になって【魔王】を倒したいんです。魔王を倒せば一生暮らしていける程の多額の報酬が出ますし、地位や名誉が王様から約束されるので。」


「なるほどね~。」


 この世界は富裕層や、一般層よりも、貧困層の方が多かったりする。
 だから人生を変える為に1発逆転を目指して勇者になる人もいる。
 多額の賞金以外にも、色々恩恵があるし。
 

「まず、買えるだけの、お金はちゃんと持ってきたかな?プレミアム勇者セット、結構高いよ。」


 依頼人は大きく目を見開いていて元気よく、大きく首を縦に振る。
 その元気があるならば、ぜひ自分で買ってきてほしいものだ。


「はい、もちろんです。ここにすべて揃えてきました。」


 そこにはプレミアム勇者セットが買える値段がきちんと揃っていた。
 ざっとみ1億スコルぐらいかな。
 それじゃあ、現金もある事だし、早速契約書を作成しなくちゃね。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
        契約書

 プレミアム勇者セットの代理を当店
 に任せる。代金はきちんと支払う。    
 報酬は後払いで良い。一切のキャン
 セルは受け付けません。後のことは
 当店に全てを任せる。基本後払い。
 報酬金二万スコル






 異世界なんでも屋        印
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 よーし、よしよし、我ながら上出来だ。
 初めてだったが、かなりそれっぽい契約書が出来た。
 これからはコレをベースにして、少しだけクオリティーをあげながら契約書を作っていこう。


「それでは、こちらにサインか、印鑑、もしくはごししんの紋章をお願いします。」


「分かりました。」

「はい、書きました。」

「速いねぇ。じゃあそのプレミアム勇者セットの販売日時を教えて貰おうかな。」

「日時は明日です。」

ほう、かなり急だな。

「それって抽選かな?それとも先着順かな?」

「抽選です。しかし抽選を受けるのにもある程度人数が決まっているので速めにいかないと抽選が受けられません。」

「じゃあ速いに越したことはないのか。」

「そういう事です。」

「わかった」

 時間も遅いので、とりあえずお客を帰らせて俺は早速店に並びに行った。
 勿論折り畳み可能な椅子とコーヒーと書籍を持っていく。
 まだ朝の2時だが、もう45人はいた。
 多分この店は50人までの抽選だからかなりギリギリだな。
 まあ、とりあえず椅子を置いてコーヒー飲みながら抽選まで待つか.....一応暇潰しの為に本を適当に借りてきたのだが、タイトルが、「エチエチ触手プレイでア◯メ◯キ4」ってやつ。
 ホント、最悪だ。
 きちんとどんなものか、見て借りればよかった。
 こんなもの外で読め無いし、抜け無いし、一体ナニしろってんだよ。
 そんなこんなしょうがないので卑猥な本を見ていると、

「いやあ、それにしても思ったよりに、皆さん、沢山並んでますねぇ。」

と、後ろから声が聞こえた気がした。
 というか聞こえた。
 多分よく居る、誰にでもフレンドリーに話しかけてくれる気さくで、善良な市民だろうと、思い俺はとりあえず返事をした。

「ああ、全くだ。こんなクソ早い、朝っぱらの時間からこんなに居るとは思わなかったよ。危うく朝5時にいく所だった。」

「ですよねー。でも皆んなが並んでいるって事は、このセットはそれだけの価値があるんだよね。」

「手に入れたら勇者になれる...と言う事だろう。」

「ええ、そう言う僕も超絶カッコいい高収入モテモテ勇者になる為にこのセットを購入しにきたんですよ。もしかしてあなたもですか?」

「いやいや、俺は買ってきてくれと頼まれただけで、俺自身は別に勇者になりたいと言うわけでもない。」

「ああ、そうなんですねぇ」

 そこからさらに話し込み、長いこと会話してたな...もうだんだん日が出てきて皆んなが起き始めだす頃だろう。
 多分もう少しで抽選開始だ。
 50人目より後ろの並んで居る奴らは店員さんに追い返された。

 とうとう、開店の時間になった。
 ようやく抽選開始だ。
 抽選方法はたまげたもんだ。
 その内容は、この剣だけ持たされて、今からモンスターがうじゃうじゃいる所に行かされるそうだ。
 流石に、危険すぎだろ。
 更にその場所は危険区域だから尚更だ。
 皆んな流石に怖気付いたのだろう。
 気づけば50人いたのが12人にまでへっている。
 まあ、減ってくれた方が好都合なんだけどね。
 さっきの会話した人も残ってたなあ。
 まあ、お互いなんとかなると思うけど。
 とくかく俺にできることは、無事に帰って来れる事を天に願うことぐらいだ。

 俺達一行は、ガイドに連れて着いた。
 思ってたよりも、デカイダンジョンだな。
 俺たち参加者はガイドからの説明で

「命の保証は出来ない。参加は個人の主観で判断してくれ」

と言われた。
 もうどんな抽選だよ。
 たかだかそんな勇者セットの為に命張らないといけないのかよ。
 さっきのやつも流石に緊張している様子だった。
 しかしさっきと人数は変わっていない。
 皆んな覚悟を決めてきてるらしい。
 まあ、ここで7人まで減ってくれた方が楽なんだけどね。

「震えているけど大丈夫か、お前」

「あばばばばば、だだ大丈夫です。勇者になるならこのくらいの覚悟は当然ですすすすsss...。」

「ダメじゃねーか」

 不安だな。
 多分こいつあがり症だな。
 まだ、ダンジョンの入り口手前だぞ。
 こんな怖がっている所を見ると俺も少し昔のことを思い出すよ。
 まあ、今は話さないけどね。
 とりあえず進まないと何も起こらないだろう。
 俺はとりあえず進んだ。

「うぎゃあー」

「辞めろーくるなー」

 目を向けるとそこはやばい地獄絵図だ。
 モンスターが山ほどいる。
 ヤベェな。殺らないと殺られる。
 俺は剣を取り出して備えた。
 いつ、こっちの方に来るかわかんねぇからな.....ん?なんかこっち来てね?

「ギャァー助けてくださ~い」

   どうやら俺達は、とことんついていなかったようだ。
 コイツが沢山モンスターを引き連れてきた事で、確信した。

「おい、こっち来んなー。流石の俺でもこの量はキツいぞ。俺はモンスターの引率にいたんじゃなーい。」

「そんな遠慮しなくていいですよ~。」

「ふーざーけーんーなー。遠慮も何もあるかー~。」

 ああ、流石に走り疲れた。
 かといってまともにやると死ぬぞ。
 くそッ、もうこうなりゃやけだ。
 俺は立ち止まり持っていた剣を構えた。

「くらいやがれ!この野郎!!」

 俺はまるで、小さな子供がチャンバラごっこをするかのように剣を適当に振り回した。
 悪いが戦闘には不向きなんだ。
 すると剣の持ち手が手から滑った。
 それはもう取りに行けないようなところに飛んでいってしまった。

「あー、俺の剣がー。結構高かったのに。ほんじゃあ素手で頑張るかなぁ。握力は50くらいしか無いけど。」

「そんなこと言ってる場合では無いですよ、早く逃げましょう。素手では無理ですよ。」

「いやいや、逃げたら折角の勇者セット手に入れられないよ。まあ、まあ、ここは俺に任せておけ。」

と、言ったもののいったい、どうしようかな。
 じゃあ折角だし、この前新たに習得した魔法でも使おうかな。
 俺は魔法の名前を発した。

「アクアビースト」

 ちなみにアクアって名前の魔法だけど、実際は炎の魔法なんだよね。
 ややこしい。
 ちなみに効果は割と抜群だったようだ。
 いや、ほんと習得しといてよかった~。
 習得するのに、めちゃくちゃ苦労したし、時間がかかったからな~

「よーし、先に進めるぞ」

「すげぇ敵を一掃した...」

「でもなこの魔法1日1回しか使えないんだよ。だから今日はもうおしまいと、言うことだよ。後は俺の力しだい。」

「使い勝手むずー」

俺はとりあえず進んだ。するとまた、広い所に出た。なんか明らかにボスっぽいのがいるんだけど、あれ、無視して良いかな。

「バレないようにしないと、差し足 すり足 忍び足」

「!!」「!!」

結局あっさりばれた。

「お前か、俺の可愛い部下を一掃してくれたのは。」

「お前がこのダンジョンのボスか?」

「ああ、そうだ。我こそはモンスターの中でも最上級(だと思う)のボスだ。残念だけどここで死んでもらうぞ。」

「そっちがやる気ならこっちだってやってやるぞ」

「お前から来い」

「わがままな奴だな、じゃあ、行くぞー」

 俺は思いっきりボスを殴った。
 しかしボスはびくともしなかった。
 すると俺はボスに思いっきり吹っ飛ばされた。
 人間ってこんなに飛ぶんだなぁと思った。
 身体は多分骨折してるな。
 マジで痛くてたまらん。

「次はお前だ」

「ふざけんじゃねぇ。オメェの好きにはさせねえぞ。」

「ふん、減らず口も叩けなくしてやる」

ボスは攻撃した。しかし。

「!!」「!!」

 なんとか攻撃を食い止めれた。
 腕がボロボロになったが。

「なんで...」

「馬鹿野郎、こんな所で見捨てる奴がどこにいる。」

「この雑魚が!!さっさと離しやがれ」

「ふっ、はははははは、いいとも、だがなこれだけは覚えてろよ。2度と俺に近づくんじゃねぇー。」

「うわー」

 俺はボスを思いっきり投げ飛ばした。
 するとボスはどっかに飛んでいった。
 何でも屋舐めんなよ。
 しかし、俺も流石に今回無理しすぎた。
 多分いろんなところの骨が折れてる。
 幸い腕が飛んでいかなかったのが救いだ。

 その後俺は動けないのでおぶってもらい、ダンジョンから出ることにした。

「ありがとうございます」

「いや、礼も言われることでも無いぜ...とカッコつけたい所だが結局ごり押しで倒したしな。あはは。そういや名前聞いてなかったな。なんで名だ?」

「僕はルノー。あなたは?」

「俺の名はカイナだ。しがない何でも屋だ。覚えておいてくれ。」

 色々話しているうちにやっとダンジョンを出た。
 どうやら生き残ったのは俺たちだけらしい。
 とりあえず俺たちはプレミアム勇者セットを無事に貰った。
 俺は今の状態では歩けないのでルノーに手伝って貰った。

 そして、依頼者の元に届けた。

「あの.....その怪我大丈夫ですか?」

「ん?ああ、大丈夫、大丈夫。無事帰還したから実質無傷(?)」

「は、はぁ」

「そんなことよりもほらよ、おのぞみのプレミアム勇者セットだ。」

「わぁ、本物だ.....ほ、本当に有り難う御座います」

「んじゃあ約束の二万スコルを頂こうかな。」

「はい」

「んじゃあ勇者活動、約してゆうかつ、頑張れよ」

「ありがとうございます。頑張ります!」

 その後、ボロボロの俺は二万スコルで治療する為に病院に行った。
 治療費で直ぐに報酬の半分の1万スコル飛んだ。
 暫くは松葉杖生活だし、当分仕事は出来ないだろう。
 あとのお金はパチンコにでも使うかな。
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