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プロローグ

プロローグ.1

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 日本で人気の高いスポーツといえば、空手、柔道、サッカー、バレー、、ラグビー、テニスそして野球といった類であろう。だけど、その他にも日本ではメジャーではないだけで、海外ではとても人気のあるスポーツなどは沢山ある。
 それがバスケットボールである。

 そもそもバスケットボールとは何か?

 それは、手を使ってボールを運び、ゴール《バスケット》というリングにボールを入れて得点をするというゲームだ。そのゲームの主な得点方法は普通のシュート、これは2得点できる。その他にも、スリーポイントラインと呼ばれるそのラインの外からシュートを決めたのであれば、それは3得点をできる。その他にも、ファールと呼ばれる本来ならば入った“かも”しれないシュートを悪質なプレーによりそれを阻止した場合に起きるフリースローがある。

 大体の得点方法はこれらで、その他の主なルールはトラベリングや24秒バイオレーション、8秒バイオレーションや四つのクォーターいないで得点が多いほうが勝ちというくらいだ。

 では何故、これは日本ではあまりメジャーではないのか?それは“日本人は平均的に身長が低い”という理由がある。

 基本的にリングの高さはミニバスでは二百六十センチ、それ以外は三百五センチとなっている。

 これはつまり平均的身長が役百七十二センチなのに対して、外国では例えを言うとオランダでは男性が百八十以上で女性は百七十五センチ以上となっている。

 つまり、外国との国際的な勝負となるオリンピックでは圧倒的身長差が不利になると言われている。その他にも、身体能力が圧倒的に劣っているというのもあって日本ではメジャーではない。

 これは、そのメジャーではないスポーツが遠くない未来でメジャーになる奇跡を描いた日本人の少年の物語りである。

 彼の名は、佐藤剛
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