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第9話
心配です。(居椿白羽)
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最近…、気になってる事があります。
琴葉さんの顔色が優れません。
どうかしたのでしょうか…。何か悩み事があるのなら、私が解決できればいいのですが…。
そうもいかないですよね…………………………………。
「………………よしっ!」
悩んでても仕方ありません…本人に訊きにいきましょう!
答えてくれるかは分かりませんが…やってみないことには何もできません…!
もしかしたら人に話しにくい内容かもしれませんし…、琴葉さんが一人になった時に訊きましょう。
と思ったのですが…、お互い忙しくて訊きに行く時間がありませんでした…。
明日の方がいいでしょうか。
でも…、顔色が優れないのは事実ですし早く解決した方が…。
あ…。もしかしたら今日病院に行かれるかもしれませんし…。
今日は忙しそうでしたので迷惑かもしれません…。
どうしましょう。
と、わたくしが途方に暮れていると可愛らしい薄桃色の髪が目に入りました。
彼女は……、
「琴葉さんっ!」
彼女は紛れもなく琴葉さんです…!
あっ…。思わず声をかけてしまいました…。
するとわたくしの声が聞こえたのか、琴葉さんはわたくしの方に振り向きました。
「白羽ちゃんっ!どうしたのぉ?」
そう言って無邪気に笑う琴葉さんの声とお顔は相変わらず可愛らしくて、思わず見惚れてしまいます。
…………いやいやそうではなくって訊かなくては。で、ですがわたしくしの早とちりかもしれませんし…。
いや…、でも訊かなくては!
日頃から琴葉さんにはお世話になってますし、もしわたしくしの早とちりでもいいじゃないですか。悩みがないのはいい事ですし。
何怖気づいてるのですか…!訊くのです!訊くんですよわたくし!
「あ、あの…、琴葉さん…、最近何か悩み事はありませんか…?」
「え?」
わたくしがチラッと琴葉さんを見ると、不思議そうな顔をしていました。
や、やはりわたくしの早とちり…!?
恥ずかしい…。今、とても穴に入りたいです…。
わたしくしがそんな事を思っていると、琴葉さんは真剣な表情でこう言いました。
「なんでそう思ったの…?」
その声とお顔にはいつもの無邪気さは無く、まるで別人のようでした。
普段とは違う声と表情にわたくしは思わず顔が強張ってしまいました。
「あっ……。今の顔怖かったかなっ?白羽ちゃんごめんねっ!」
それに気づいたのか、琴葉さんはすぐにいつもの無邪気さを取り戻し、微笑みます。
気を遣わせてしまいました…。
でも、あの表情からするとわたくしの早とちりではなかったようです。
そしたら尚更引けません。わたくしも強張った表情を元に戻し、琴葉さんに語りかけます。
「なんでそう思ったのか…、ですよね。実は最近琴葉さんの顔色があまり良くないのが気になっておりまして…。もしかしたら何か悩み事があるのでは…、と思いまして…」
それを聞いた琴葉さんは、可笑しそうに笑ってこう言いました。
「悩み事…かぁ…。うーん…強いて言うなら竜胆くんの私への当たりが酷いことかなっ☆…でも、体調があんまり良く良くなかったのは事実だよぉ」
上手くはぐらかされてしまったような気がしますが…、琴葉さんが話したくないのなら無理に訊くことは野暮。
わたくしは気づかないフリを全力で演じるだけです。
「そうだったのですね…。でも、体調が良くないというのはどういった…」
「実は最近頭が痛くてぇ…。でも今日か明日病院に行くつもりだから心配しないでねっ♪」
その言葉に嘘はなさそうなので、本心のようです。
「分かりました。お大事になさって下さいね」
「うんっ!白羽ちゃんも体調には気をつけてねぇ♪」
「はい。」
「………………………………………まさか気づかれるなんて、ね。隠してたつもりなんだけど。白羽ちゃんは鋭いなぁ…」
「え?今、何か仰いましたか?」
琴葉さんが今何かボソッと言ったような気がしたのですが…、気の所為だったのでしょうか。
「ううん?何も言ってないよぉ?」
そう言って不思議そうに笑った彼女の笑顔にはやましさも何もなく、やはりわたくしの気の所為だったようです。
琴葉さんの顔色が優れません。
どうかしたのでしょうか…。何か悩み事があるのなら、私が解決できればいいのですが…。
そうもいかないですよね…………………………………。
「………………よしっ!」
悩んでても仕方ありません…本人に訊きにいきましょう!
答えてくれるかは分かりませんが…やってみないことには何もできません…!
もしかしたら人に話しにくい内容かもしれませんし…、琴葉さんが一人になった時に訊きましょう。
と思ったのですが…、お互い忙しくて訊きに行く時間がありませんでした…。
明日の方がいいでしょうか。
でも…、顔色が優れないのは事実ですし早く解決した方が…。
あ…。もしかしたら今日病院に行かれるかもしれませんし…。
今日は忙しそうでしたので迷惑かもしれません…。
どうしましょう。
と、わたくしが途方に暮れていると可愛らしい薄桃色の髪が目に入りました。
彼女は……、
「琴葉さんっ!」
彼女は紛れもなく琴葉さんです…!
あっ…。思わず声をかけてしまいました…。
するとわたくしの声が聞こえたのか、琴葉さんはわたくしの方に振り向きました。
「白羽ちゃんっ!どうしたのぉ?」
そう言って無邪気に笑う琴葉さんの声とお顔は相変わらず可愛らしくて、思わず見惚れてしまいます。
…………いやいやそうではなくって訊かなくては。で、ですがわたしくしの早とちりかもしれませんし…。
いや…、でも訊かなくては!
日頃から琴葉さんにはお世話になってますし、もしわたしくしの早とちりでもいいじゃないですか。悩みがないのはいい事ですし。
何怖気づいてるのですか…!訊くのです!訊くんですよわたくし!
「あ、あの…、琴葉さん…、最近何か悩み事はありませんか…?」
「え?」
わたくしがチラッと琴葉さんを見ると、不思議そうな顔をしていました。
や、やはりわたくしの早とちり…!?
恥ずかしい…。今、とても穴に入りたいです…。
わたしくしがそんな事を思っていると、琴葉さんは真剣な表情でこう言いました。
「なんでそう思ったの…?」
その声とお顔にはいつもの無邪気さは無く、まるで別人のようでした。
普段とは違う声と表情にわたくしは思わず顔が強張ってしまいました。
「あっ……。今の顔怖かったかなっ?白羽ちゃんごめんねっ!」
それに気づいたのか、琴葉さんはすぐにいつもの無邪気さを取り戻し、微笑みます。
気を遣わせてしまいました…。
でも、あの表情からするとわたくしの早とちりではなかったようです。
そしたら尚更引けません。わたくしも強張った表情を元に戻し、琴葉さんに語りかけます。
「なんでそう思ったのか…、ですよね。実は最近琴葉さんの顔色があまり良くないのが気になっておりまして…。もしかしたら何か悩み事があるのでは…、と思いまして…」
それを聞いた琴葉さんは、可笑しそうに笑ってこう言いました。
「悩み事…かぁ…。うーん…強いて言うなら竜胆くんの私への当たりが酷いことかなっ☆…でも、体調があんまり良く良くなかったのは事実だよぉ」
上手くはぐらかされてしまったような気がしますが…、琴葉さんが話したくないのなら無理に訊くことは野暮。
わたくしは気づかないフリを全力で演じるだけです。
「そうだったのですね…。でも、体調が良くないというのはどういった…」
「実は最近頭が痛くてぇ…。でも今日か明日病院に行くつもりだから心配しないでねっ♪」
その言葉に嘘はなさそうなので、本心のようです。
「分かりました。お大事になさって下さいね」
「うんっ!白羽ちゃんも体調には気をつけてねぇ♪」
「はい。」
「………………………………………まさか気づかれるなんて、ね。隠してたつもりなんだけど。白羽ちゃんは鋭いなぁ…」
「え?今、何か仰いましたか?」
琴葉さんが今何かボソッと言ったような気がしたのですが…、気の所為だったのでしょうか。
「ううん?何も言ってないよぉ?」
そう言って不思議そうに笑った彼女の笑顔にはやましさも何もなく、やはりわたくしの気の所為だったようです。
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