東京ビルド】オレは憧れの東京でアーバンライフを謳歌するはずだった、、、レアスキル取得で東京愛が大暴走してしまいました。

@JAMUNITED

文字の大きさ
21 / 89

EP21 採用担当者の苦悩

しおりを挟む
あれから10日、採用受付を締め切った。

ギルドの飲食スペースで目の前のテーブルには応募者のシートの山がテーブル3つある。

鑑定する8.966枚ある。

ネットの応募がやばい事になっている。

15.233件応募メール何来ている。

これを1人で全て見ることを考えるとうんざりする。

会社って大変なんだな取り敢えずUbeberでドーナツを30個頼んだ。

長期戦覚悟だ! 

まずテーブルからやっつけよう。

確認し始めると意外と面白いシートをシンプルにした事やキメキメポーズの写真などなかなか楽しめた。

採用担当者はガチガチのつまらん履歴書をよくチェック出来るなこっちは面白いから続くけど。

テーブルひと山で午前中かかった。

目からしばしばする。

お昼はお蕎麦にしよう。

たくみさんにお邪魔した。

ここの蕎麦美味い!

蕎麦って言うものは騙しが効かない食べ物だし店主の心意気がダイレクトに伝わる感じが好きた。

合盛り950円を注文した。

ざる蕎麦と田舎蕎麦の二色盛りで味わう。

つゆは本枯節と真昆布で丁寧に出しを取り、かえしは2年熟成の小豆島産醤油を使い絶妙なバランスで出しと合わさっている。

かえしだけでも味わえる。

このかえしを熱々ごはんの上に新鮮卵を割って卵かけごはんにしたら3杯はいける。

つゆだけでも夏は冷蔵庫に入れて飲みたいレベルだ。

まあ蕎麦を語り過ぎるのも粋じゃないからとにかく美味い!

この一言。

昼は軽めしておかないと応募シートの山ので直ぐに眠くなる。

ギルドの前に戻るとおっさん2人がギルドの建物を見ながら話をしていた。

近づくとギルドを建ててくれた業者の建築家さんと設計士さんだった。

オレに気が付くと挨拶して話しかけてくれた。

店はまだオープンしないのかとか、何が不具合はないかとか取り敢えず立ち話しもなんでギルド内へ招いた。

散らかったテーブルの山を見て驚いていた。別のテーブルで冷たい麦茶を出した。

今日は近くまで来たから様子を見に寄ってくれたらしい。

先日電話で不具合はないかと連絡を取ってはいた。

彼らも店のオープンを楽しみにしているみたいだ。

あの応募シートの山を見るとまだしばらく掛かりますねと言われた。

そう言えばと先日お電話でギルドの名前と宿屋の名前がまだ決まって無いと話を聞いてギルドは後でもいいが、宿屋は名前が無いと看板も掛けれず宿屋の宿屋(仮)と言うわけにはいかなでしょうと言われ。

なんとなくイメージだけは伝えてあったが今日は看板のサンプルを持って来てくれたらしい。

ロートアイアンタイプの看板を見させてくれた。

凄くいい!

かっこいい!

欧州の街並みで見る店前にぶら下がるアレだ!

グレイさんがカラスがどうとか言っていたのでとギルドと宿屋用にと八咫烏をモチーフにした看板を作ってくれた。

ギルド用は八咫烏をエンブレムのデザインにしてくれた。

宿屋用にと八咫烏のマークの下にからす亭と飾り文字が付いていた。

この2人やりおるな、オレの背中に電撃が走った。

はい看板採用!

2人は本当にいいんですか?とまだサンプル段階と言っていたがサンプルだか作りは手を抜いていないんですがと困惑気味だ。

デザインは元より2人の仕事ぶりを気に入ったと伝えると2人は大変喜んだ。

早速脚立を立て取り付けして見る。

うーーーん!

いい!

看板がある無しだと建物の雰囲気も違う、今迄は何処未完成な感じだったのだろう。

画竜点睛と言ったところだ。

宿屋の名前からす亭も気に入った。

ハチクロも2人のネーミングセンスを褒めている。

お前が言うのかと思った。

看板を付け終えると。

後ろから、なかなかいいじゃない。

素敵です。と声を掛けられた。

ひめ先輩とさくちゃんが居た。

選考具合を確認しに来たらしい。此方の2人は建築家さんと設計士さんですと紹介し恒例の名刺交換をしている。

ギルド前ではなんですからとギルド内に入った。

応募シートの山を見て2人はくるっと180度回転して行く。

さく!次のアポイントの時間に移動時間に合かな~行くわよ!

そろそろ時間が!そうですねひめ先輩。

なんの茶番劇だと思ったが2人の肩を叩きながらまあそんなに急がなくても先方も待ってくれますから取り敢えずと席に座らせ麦茶を出した。

2人はソワソワ、上の方やら横の方やらをキョロキョロ落ち着かない。

あの山を見たらそうなるよなあ。

しばらく歓談していると諦めたのかいつもの2人に戻っていた。

さくちゃんはドーナツを頬張りウキウキしている。

で!あの山どこまで進んだのか聞かれた。

まだひと山しか終わって無いと言ったら何をしているのか?とプレイが始まった。

スーツにメガネ女子に怒られるプレイだ。

たくみにお蕎麦を食べに行っていた。と伝えたらプレイが激しくなった。

なぜ?れ、ん、ら、く、を、し、な、い、?

そんなに濁点挟まずに言ってよ~

えーっとさじゃなくて

ひとりでお蕎麦を食べに行ってすみませんでしょう!

あーー!すみませんでした。

お蕎麦が地雷のようです。

まあ初犯なので今回は多目見よう。

今後は注意して置くよう諭される。

建築家さんと設計士さんはキラキラした目でこっちを見ている。

今度、君たちもひめ先輩から叱らプレイをされなさい。

それから3人で笑いながら応募シートを確認した。

3人なら直ぐ終わった。

あれ?確認しただけで仕分けされていない様な気がするんだけど?

2人は本社に戻ると行って出て行ってしまった。

まるで瞬歩のスキル持ちかと思うほど速さで。

オレは頭を抱えた、振り出しに戻ってしまった。

そんなオレを見てハチクロが

主人殿は鑑定が使えるんじゃろ!それで仕分けしたら良いのではないか?朝から何をしているのかと思ったぞ!

早く言ってよ~~

オレは崩れ落ちた。

鑑定!採用したい人をイメージすると応募シートの山の中から仄かに光るシートを抜いていく。

8.966枚から53枚になった。

まあ一通り目を通した事は折角応募してくれた人への礼儀と言うものでその後の鑑定はご愛嬌。

その後2日かけてメールを確認し合計で158枚まで絞った。

なんと応募シートの中に高橋の名前があった。

あいつ何やってんだ?

まあお友達枠で残して見た。

それよりももっと驚く事があった。 

あのメイド喫茶のルルカちゃんが応募してくれているではないか!

はい!採用!

ルルカちゃんが移籍してくれたらギルド窓口は大混雑間違いないしオレも毎日並ぼう。

そして、オーナー!なんで並んでいるんですか?もーふざけないで下さい。お仕事の邪魔するとお仕置きしまくりますよ!

はい、お願いします。

今日は強めの口調でお願いしまくります。  

主人殿は並ばなくてもいいのではないか?馬鹿だなそういうプレイなんだよー

うーむ主人殿の妄想変態プレイはわしには良く分からないもんだ。

大人になると分かるものさ。

坊やだからさ、、、赤い彗星の名言だ。

主人殿別にカッコつけて言わなくても、、、
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

ヤンデレ美少女転校生と共に体育倉庫に閉じ込められ、大問題になりましたが『結婚しています!』で乗り切った嘘のような本当の話

桜井正宗
青春
 ――結婚しています!  それは二人だけの秘密。  高校二年の遙と遥は結婚した。  近年法律が変わり、高校生(十六歳)からでも結婚できるようになっていた。だから、問題はなかった。  キッカケは、体育倉庫に閉じ込められた事件から始まった。校長先生に問い詰められ、とっさに誤魔化した。二人は退学の危機を乗り越える為に本当に結婚することにした。  ワケありヤンデレ美少女転校生の『小桜 遥』と”新婚生活”を開始する――。 *結婚要素あり *ヤンデレ要素あり

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~

ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。 食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。 最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。 それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。 ※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。 カクヨムで先行投稿中!

転生先はご近所さん?

フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが… そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。 でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。

嵌められたオッサン冒険者、Sランクモンスター(幼体)に懐かれたので、その力で復讐しようと思います

ゆさま
ファンタジー
ベテランオッサン冒険者が、美少女パーティーにオヤジ狩りの標的にされてしまった。生死の境をさまよっていたら、Sランクモンスターに懐かれて……。 懐いたモンスターが成長し、美女に擬態できるようになって迫ってきます。どうするオッサン!?

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

処理中です...