東京ビルド】オレは憧れの東京でアーバンライフを謳歌するはずだった､､、レアスキル取得で東京愛が大暴走してしまいました。

EP71 ダンジョン一般開放

12月某日、1月1日、元日にダンジョンが一般開放されると国から発表されると翌日からテレビはダンジョン開放の話で持ち切りだ。

一般の人にも分かりやすいよう、ダンジョンとは何か？ダンジョンの魔物、魔石、ドロップ品についてなど。

ダンジョンに入るには？ダンジョン法解釈、冒険者について、装備品、収入など。

秋葉原ギルドにも多くの人が訪れてギルド会員の申し込みしに来たがギルド会員は今は停止中で一般開放に参加希望者は国、ダンジョン省が開催する冒険者資格試験をクリアする必要がある。

こうして冒険者が国家資格となった。

ギルド会員はもとから身元確認など鑑定スキルでクリアしているのでステータス解放時点で国家資格の冒険者になれた。

ダンジョン一般開放スレ
なあ！ダンジョン一般開放だってよ。
やばいよ、マジで？
あーマジだ。
もう異世界的な話しじゃね
完全にな
俺はSランク剣士になる
私は魔法使いつばさーちゃん見たいな！
何処に行けばいいですか？
なんか資格試験あるらしい
筆記と体力測定みたい
筆記かやばいな
無理～
で？冒険者って儲かるのか？
中層階辺りで日当2万～5万らしいぞ
でも命の代償ありだけどな
おれはドロップ品に興味ある
そうそうスキル巻物や装備品とか
私はダンジョン食材かな
ダンジョンに食材仕入れに行くもありか！
ダンジョンの近くに買い取り店を出そうかな
装備品は何処に売ってるの？
裏路地屋じゃね
何処？
秋葉原ギルドの近く
クリスタルパレスには鍛冶屋があるよ
クリスタルパレスのギルドショップ
ステータス解放ツアーで買えるよ
取り敢えず来週の資格試験行こう

ダンジョン冒険者資格試験概要

日本人で日本の単一国籍のみ有する者
受験資格中学校卒業又は15才以上
未成年者は親、成人者の許可が必要

受験料3.000円
筆記試験、運動能力試験、面談
以上

こうしてダンジョン冒険者資格試験が行われて大晦日となった。

各ダンジョンの前ではテレビ局が中継をしてカウントダウンが始まった。

冒険者達は大きな声を上げて自らを振るい立たせた。

日付が変わってダンジョンに冒険者がなだれ込んだ。

各ダンジョンは入場レベルが設定され最高難易度の富士山麓ダンジョンはレベル50から、中度難易度の奥多摩ダンジョンはレベル30から、初級難易度のクリスタルパレス、パーク系ダンジョン、十条双子ダンジョンはレベル0～20と設定されている。

基本的には階層プラス2～3レベルが高い事がダンジョン攻略の基本だ。

2～3時間して少しづつ冒険者がダンジョンからカートを転がし戻って来てテレビ局が魔石、ドロップ品などを持って帰って来た冒険者にインタビュー中継してる。

出口近くの買い取り店では2時間潜った冒険者が初の買い取りで1人辺り2万5.000円になったと冒険者達は大喜びしている。

低層の魔石の買い取りよりダンジョン食材の買い取りが思いのほか高かった。

今のところダンジョン食材は飲食店同士の取り合いになっている状況からすると高額になるのは必然だ。

しばらくは需要に追いつかない状況が続くだろう。

こうして、順調にダンジョン開放が進んで行くことで、国も魔石の買い取り数量が増えホクホク顔だ。

十条商店街とのコラボは東京都が中心となり提携店をサポートしてダンジョン食材の優先的仕入れを行い各店舗でダンジョン食材を使ったメニューを出した。

それにより多くの人々が十条商店街へ足を運んでいる。

まるで新大久保のコリアンタウン並みに混んでる。

皆んな食べ歩きを楽しみながら写真を撮り、お土産にお惣菜、スイーツを購入している。

ダンジョン帰りの冒険者も多くコスプレ大会でも開催されるているかの様だ。

冒険者達も一緒に写真撮影に気さくに応じている。

此れも自分達のパーティー、クランの宣伝になるからだ。

撮影が終わるとステッカーを配りインスタ上げる時このハッシュタグを付けてとお願いしている。

1番人気は十条ダンジョン、次は小平ダンジョン、パークダンジョンとなった。

奥多摩はちょっと遠いからソロの冒険者がソロキャンプを兼ねて攻略する動画が上がっている。

オレのキャンプ場は臨時収入に沸いた。

管理人冒険者の店長から悲鳴が上がり正社員を3名採用した。

東京都もあれから奥多摩ダンジョン近くに本格的なベース基地を作りちょっとした村レベルで宿屋、買い取り店、武器防具屋、雑貨屋、コンビニまで出来ていた。

奥多摩もダンジョン特需に沸いて奥多摩町の町長さんも税収が増え大喜びだ。

これにより地方都市からダンジョン発見の依頼が国、ダンジョン省に多く届いた。

しかしオレは東京だからやっている。

その内地方都市愛に満ちた人が現れるだろうから地方都市からの話しはまだスルーしている。

総理もまだ全国的にダンジョンが見つかることを良しとは思っていない。

基盤整備、法律、冒険者資格、銃刀法関連など色々と探り探りの状態だからだ。

ただし今後日本が米国から真の独立を果たすにはダンジョンの恩恵を日本中で享受すべきと考えているからだ。

テレビ番組ではステータス解放して魔力が宿りダンジョンを発見する事があるらしいと説明している。

ダンジョンを発見しょうと躍起になる人々が現れた。

まあ多分見つかんないけどね。オレが作っているからさ。

ダンジョンが一般開放された事で今まで東日本、東京都で起きていた事が全国的に関心を持つ様になった。

地方から冒険者資格を取りダンジョンを攻略する人が増えている。

冒険者資格は日本人の単一国籍の人で15才以上など条件さえクリアしていれば全国何処にも住んでいても、住民票など移さなくてとも冒険者資格は取れるしダンジョンにも入れる
と東京都がCMを作り流したからだ。

此れにより東京のホテル、宿泊施設はダンジョン特需に沸いた。

東京の下町工場は東京都からの依頼でダンジョン武具の製作を始めた。

主に初級者用の武具の製作を請け負い、企業努力によりギルドショップより低価格で販売している。

まあ、ギルドショップはあちらさん価格だろうからな。

オレの運営している武器屋、防具屋とは違うからね。

オレも価格はチェックしておこう此れはライバルの出現だ。いい事だ。

東京都運営ショップ価格
革鎧:40.000円
革盾:50.000円
革小手:20.000円
革ブーツ20.000円
魔獣革鎧:400.000円
魔獣革小手50.000円
魔獣革ブーツ100.000円
魔獣革鉄装甲盾300.000円
鉄スライム棒:500円
鉄パイプ:500円
鉄ナイフ:2.500円
鉄サバイバルナイフ:8.000円
鉄コンバットナイフ:10.000円
鉄マチェット:12.000円
銅ショートソード:9.000円
鎖帷子:12.000円
鉄バット:10.000円
鉄ショートソード:400.000円
鉄斧:500.000円
鉄槍:350.000円
鉄ハルバート:450.000円
鉄槌:400.000円
鉄ガントレット:250.000円
鉄爪:280.000円
鉄兜:150.000円
鉄鎧:500.000円
鉄盾:550.000円
鉄小手:100.000円
鉄ブーツ:150.000円
鋼スライム棒:500.000円
鋼バット:800.000円
鋼マチェット:1.350.000円
鋼ショートソード:4.000.000円
鋼斧:5.000.000円
鋼槍:3.000.000円
鋼槌:3.500.000円
鋼ハルバート:4.500.000円
鋼ガントレット:3.000.000円
鋼ロングソード:5.000.000円
鋼兜:3.000.000円
鋼鎧:5.000.000円
鋼盾:5.500.000円
鋼小手:2.000.000円
鋼ブーツ:1.500.000円

こうして下町工場の多くはダンジョン特需を享受し活気づいた。