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06 オールドロストベアー
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「これは……オールドロストベアーか」
コウは目の前に居る数メートルは
ある熊を見てそう呟き、剣を抜いた。
「……ふっ!」
短く息を吐き、コウは魔物へ剣を振るが、
ガインッ!!
まるで金属が当たったかのような硬い音が鳴る。
(歯が通らないな……)
コウがそう考えるよりも早く、魔物の爪がコウへ迫る。
「くそっ!」
剣で受けたコウだったが、
剣が耐え切れずに折れてしまった。
魔物はその隙をつき、再び爪を振る。
「スキル、二重双璧っ!!」
突然、遠くからそんな声が聞こえたかと思うと、
爪がコウと触れた瞬間、
オールドロストベアーが吹っ飛んだ。
「このスキルは……ボウ」
「大丈夫! コウっ!」
そう言いコウへ近寄るボウの下へ
オールドロストベアーの攻撃が迫る。
「ボウっ!! スキル……」
コウがそう叫んだ瞬間、
「スキル、GT」
そう聞こえたかと思うと、ゆっくりと
オールドロストベアーは倒れた。
そしてその先に立っていたのは、
「ルーベルおじさん……」
ボウはそう呟いた。
「コウ、ボウ大丈夫かの?」
「おう……大丈夫だ」
「僕も平気だよ」
ルーベルの質問にそう答えた2人へ
ルーベルは真剣さ表情でこう告げる。
「コウよ、スキルを使おうとしたな?」
「……あぁ、悪かった」
「ルーベルおじさんっ!
コウは僕を助けようとしたんだ。
許してあげてよっ!!」
そう涙目で叫ぶボウを見てルーベルは
優しく笑い、
「怒る気は無いわい。
ただ、いい加減制御できるようにならねばならんな」
そう優しく告げた。
「そうだな……ルーベルおじさん。
今から、練習に付き合ってもらっていいか?」
コウはそう言い、ルーベルに頭を下げた。
「いいじゃろう。 ボウよ下がっておれ」
「はいっ!!」
「……よし、来るのじゃ!
お前の本当の力を見せてみよ、コウよ!」
ルーベルは静かに目を閉じるコウへそう叫んだ。
コウは目の前に居る数メートルは
ある熊を見てそう呟き、剣を抜いた。
「……ふっ!」
短く息を吐き、コウは魔物へ剣を振るが、
ガインッ!!
まるで金属が当たったかのような硬い音が鳴る。
(歯が通らないな……)
コウがそう考えるよりも早く、魔物の爪がコウへ迫る。
「くそっ!」
剣で受けたコウだったが、
剣が耐え切れずに折れてしまった。
魔物はその隙をつき、再び爪を振る。
「スキル、二重双璧っ!!」
突然、遠くからそんな声が聞こえたかと思うと、
爪がコウと触れた瞬間、
オールドロストベアーが吹っ飛んだ。
「このスキルは……ボウ」
「大丈夫! コウっ!」
そう言いコウへ近寄るボウの下へ
オールドロストベアーの攻撃が迫る。
「ボウっ!! スキル……」
コウがそう叫んだ瞬間、
「スキル、GT」
そう聞こえたかと思うと、ゆっくりと
オールドロストベアーは倒れた。
そしてその先に立っていたのは、
「ルーベルおじさん……」
ボウはそう呟いた。
「コウ、ボウ大丈夫かの?」
「おう……大丈夫だ」
「僕も平気だよ」
ルーベルの質問にそう答えた2人へ
ルーベルは真剣さ表情でこう告げる。
「コウよ、スキルを使おうとしたな?」
「……あぁ、悪かった」
「ルーベルおじさんっ!
コウは僕を助けようとしたんだ。
許してあげてよっ!!」
そう涙目で叫ぶボウを見てルーベルは
優しく笑い、
「怒る気は無いわい。
ただ、いい加減制御できるようにならねばならんな」
そう優しく告げた。
「そうだな……ルーベルおじさん。
今から、練習に付き合ってもらっていいか?」
コウはそう言い、ルーベルに頭を下げた。
「いいじゃろう。 ボウよ下がっておれ」
「はいっ!!」
「……よし、来るのじゃ!
お前の本当の力を見せてみよ、コウよ!」
ルーベルは静かに目を閉じるコウへそう叫んだ。
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