用済み大賢者

2Bテータ

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11 騎士団

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「お前たちは騎士団の一員といっても
他の団員に存在がばれる訳にはいかない。
よって基本的には俺と3人で行動する」

「……そうですね」


馬車に揺られながらガウスから今後の
説明を受けるボウはそう言い頷く。

コウはボウの隣で静かに寝ている。


「さらに、お前たちが強力なスキルを持っている
ことは聞いてるが、今はスキルが禁止されているだろう?
そこで、騎士団の任務も極力簡単なものをする」

「はい、その方がいいですね」

「あぁ、俺が居るにしても、もしものことが困るからな。

あと、宿は良い場所を見繕っているから、
そこでこれからは過ごすといい」

「わかりました。 ありがとうございます」

「……気にするな。
ところで……コウは大丈夫なのか?」


そう言いながらガウスはボウの隣で
気持ちよさそうに寝ているコウを見る。


「コウはスキルを使った後はかなり眠いらしくて
多分、まだ寝たりなかったんだと思います」

「……なるほどな、
まぁ、着くにはまだまだ時間が掛かる。
ボウもゆっくり休むといい」

「はい、ありがとうございます」


そう言い、馬車の中で
のんびりとする一行なのだった。
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