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ドラゴンの味
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僕達はクラリスさんの家でレッドドラゴンを焼く
肉の味を楽しむためにステーキだ!
焼き加減をどうするか迷ったけど、魔物だし中までじっくりと焼くことにした
僕はレッドドラゴンのステーキに齧り付く
「うん、美味しいけど期待した程じゃないね」
確かに美味しいけど、創造で創った牛肉の方が断然美味しい
「何言ってるのよ。すごく美味しいわよ。このレベルのお肉を売ってるお店なんてないわよ」
お姉ちゃんに言われる
クラリスさんは無言で頬張っている
僕はいつの間にか舌が肥えてしまったようだ
「そうだね。期待しすぎていただけで美味しいよ」
僕はそう言いながら、こっそりとお姉ちゃんの皿に牛肉を乗せる
「うーん!今食べたところすごく美味しいわ!どこの部位だったのかな?」
お姉ちゃんは僕が置いた牛肉を食べた後に言った
やっぱりレッドドラゴンの肉は牛肉に劣るらしい
「お姉ちゃん、それ僕が持ってた違う肉だよ」
僕はお姉ちゃんに真実を伝える
「……そうね。エルクの言う通りドラゴンの肉もそこそこの美味しさね」
一瞬でお姉ちゃんは意見を変えた。
僕はそんなお姉ちゃんを見ないフリをしつつも、皿には牛肉を乗せてあげた
肉に夢中で僕達のことを忘れていそうなクラリスさんの皿にも乗せておいた
少ししてクラリスさんもお姉ちゃんと同じような反応をしたので、クラリスさんにも焼きそばの時の肉だと伝えた
結果としてレッドドラゴンの肉が薄れてしまい、目的がズレてしまったことに、僕はしまったと思う。
お腹の膨れた僕達は、クラリスさんの家をお暇することにした。
寮に戻る前にお姉ちゃんから、明日放課後に学院長のところに行くと言われた。
なんでも、僕の力を隠してもらっていた件で話をしに行くらしい。
僕は了承の返事をしてお姉ちゃんと別れた
翌日、訓練が始まる前にローザ達に僕の魔力について話をした。
パーティをどうするか決めるためだ
「自分の力に気づいたのね」
ローザに言われる
「うん、色々とやらかしてたみたいでごめんね」
「そんなことはいいのよ。それでパーティを抜けたいってこと?」
「抜けたいわけじゃないよ。楽しかったから……。でもカッシュさんに力量差が大きいパーティは良くないって言われてね。僕は抜けたくないんだけど、ローザ達を困らせるのは嫌だなって」
「それなら抜ける必要なんてないわよ。何を勘違いしてるのか知らないけど、私達はエルクの力には前から気づいていたわ。その上で一緒にパーティを組んでいたんだから、今更言われたところで困らないわよ」
「そっか、変なこと言ってごめんね、これからもよろしく」
良かった
「エルクは変わらないのね。なんか色々気にしていた私の方がバカみたいね」
「そんなことないよ。僕のためにしてくれたってことが嬉しいよ」
いい友達を持ったと本当に思う
「聞かないようにしてたんだけど、別荘に向かった時にルドガーに何かした?」
フレイに聞かれる
「回復魔法を掛けたよ」
「それだけ?」
「……防護魔法も掛けたよ」
フレイ達には話してもいいだろう。創造の事は言わないけど、疑われたところで悪いようにはしないはずだ
「防護魔法も使えたのね。他には何もしてない?」
僕は思い返す……。
「してないよ」
「テントにはなにかした?」
「結界と遮音……」
「遮音はなんとなくわかるけど、結界って何かしら?」
「指定した相手しか入れない見えない壁かな。こういうの」
僕は自分の周りに結界を張る
「この辺り触ってみて」
僕はフレイに結界に触るように言う
「本当だ。ここに見えない壁がある」
フレイは結界をペタペタと触る
ローザも触ろうとして、結界をすり抜ける
「ローザは指定してあるから結界に当たらないんだよ」
「ありがとう。大体謎が解けたわ。後一つだけ、私がおかしくなった時に回復魔法掛けたよね?あれって本当に回復魔法?」
あの時に使ったスキルのほとんどが怪しまれていたようだ
「本当は浄化魔法だよ。けがれたものを取り除く魔法なんだけど、服とか身体の汚れが取れるんだ」
「そう、わかったわ」
「ねえ、なんでそんなにスキルが使えるのよ?」
ローザに聞かれてしまう
「ごめん。それは言えない」
嘘で誤魔化したくなかったので、言わないと宣言した
「そう、無理には聞かないわ」
「うん、他の人にはスキルがたくさん使える事は内緒にしておいてね」
「それはもちろん構わないけど、既にみんなの前で色々と使っちゃってるじゃない」
確かにそうではある
「これ以上は秘密って事でお願い」
「わかったわ」
「訓練を始めるぞ。全員集まれ」
サウス先生が入ってきた
「それじゃあね」
訓練を終えた後、今度はラクネとダイス君に話をした
「エルク君は神の遣いってことだよね?」
話をした後にラクネに言われた
最近は普通だったのに、また崇拝モードになってしまった
「違うよ」
僕は否定しながら思う。経緯はどうあれ、転生した僕が神の遣いというのも、あながち間違いではないのかもしれないと……
「ラクネ、エルクが困ってるだろ。自分の力に自覚しただけでこいつは何も変わってないぜ」
「う、うん。そうだね」
「ラクネもダイス君もありがとうね」
「お礼を言うのは私の方だよ。お姉ちゃんの事ありがとね」
「俺もだ。エルクは気づいてないみたいだが、色々と助かっている。ありがとな」
ダイス君には助けてもらってばかりな気がするけど、知らないうちに何かしてたのだろうか……
「今度教えてね」
「ああ、気が向いたらな」
やっぱり、今は言いたくないようだ
「そういえば前に高等部に行った時に、冒険者の人がドラゴンの肉の話をしてたの覚えてる?」
「うん」「ああ」
「レッドドラゴンの肉があるんだけど食べるかなって」
「倒したのか?」
「うん。昨日、お姉ちゃんとルインダンジョンに行ってたから」
「そうか。エルクの姉ちゃんが、去年飛び級した女の子だったんだもんな。初等部に探しに行ってもいないわけだ」
「びっくりしたよ」
「姉弟揃って魔力量がヤバいって、何か特別な訓練法でもあるのか?」
「多分だけど、魔力を全部使って動けなくなってから、さらに魔力を使うようにしてたからだと思うよ」
「そういえば前にそんな事言ってたな。本気で言ってるのか?」
ダイス君のこの反応を見るとやっぱり地獄のような辛さがあるのだろう
「うん。でも、なぜか僕は辛くないんだよね。なんでだろう?お姉ちゃんは回復魔法で辛さを無くしたみたいだよ。それまでは地獄のような辛さだって言ってた。姉の意地で乗り切ったって」
「そうか……。今度試してみる」
ダイス君は地獄に挑戦するようだ
「無理はしないでね。お姉ちゃんも1週間くらいだったから耐えられただけみたいだし……」
「……俺も苦しみから逃れる方法を見つけろってことだな」
「その方がいいかも。じゃないと定期的に苦しみを味わう人生になっちゃうよ……」
考えただけでも悲しい人生だ。強くなるためには辞めることが出来ず、辞めた時には敗北感を味わうのだろう
「それは考えたくないな」
「助言になるかわからないけど、お姉ちゃんは回復魔法で魔力を使いつつ、魔力を回復させてるって言ってたよ。辛さから逃れるヒントはその辺りにあるのかも知れない」
「なんか矛盾してねぇか。ムズいな」
「とりあえず、これあげるよ。やる時には飲んでね」
僕は魔力回復ポーションをダイス君に渡す
「あ…」
ラクネが声を出す
「どうした?」
「それすごく苦いんだよ。すっごく苦い」
ラクネは2回言った。そんなに苦かったのが嫌だったのだろうか
「……ありがたく頂くな」
ダイス君は複雑そうな顔で受け取った
肉の味を楽しむためにステーキだ!
焼き加減をどうするか迷ったけど、魔物だし中までじっくりと焼くことにした
僕はレッドドラゴンのステーキに齧り付く
「うん、美味しいけど期待した程じゃないね」
確かに美味しいけど、創造で創った牛肉の方が断然美味しい
「何言ってるのよ。すごく美味しいわよ。このレベルのお肉を売ってるお店なんてないわよ」
お姉ちゃんに言われる
クラリスさんは無言で頬張っている
僕はいつの間にか舌が肥えてしまったようだ
「そうだね。期待しすぎていただけで美味しいよ」
僕はそう言いながら、こっそりとお姉ちゃんの皿に牛肉を乗せる
「うーん!今食べたところすごく美味しいわ!どこの部位だったのかな?」
お姉ちゃんは僕が置いた牛肉を食べた後に言った
やっぱりレッドドラゴンの肉は牛肉に劣るらしい
「お姉ちゃん、それ僕が持ってた違う肉だよ」
僕はお姉ちゃんに真実を伝える
「……そうね。エルクの言う通りドラゴンの肉もそこそこの美味しさね」
一瞬でお姉ちゃんは意見を変えた。
僕はそんなお姉ちゃんを見ないフリをしつつも、皿には牛肉を乗せてあげた
肉に夢中で僕達のことを忘れていそうなクラリスさんの皿にも乗せておいた
少ししてクラリスさんもお姉ちゃんと同じような反応をしたので、クラリスさんにも焼きそばの時の肉だと伝えた
結果としてレッドドラゴンの肉が薄れてしまい、目的がズレてしまったことに、僕はしまったと思う。
お腹の膨れた僕達は、クラリスさんの家をお暇することにした。
寮に戻る前にお姉ちゃんから、明日放課後に学院長のところに行くと言われた。
なんでも、僕の力を隠してもらっていた件で話をしに行くらしい。
僕は了承の返事をしてお姉ちゃんと別れた
翌日、訓練が始まる前にローザ達に僕の魔力について話をした。
パーティをどうするか決めるためだ
「自分の力に気づいたのね」
ローザに言われる
「うん、色々とやらかしてたみたいでごめんね」
「そんなことはいいのよ。それでパーティを抜けたいってこと?」
「抜けたいわけじゃないよ。楽しかったから……。でもカッシュさんに力量差が大きいパーティは良くないって言われてね。僕は抜けたくないんだけど、ローザ達を困らせるのは嫌だなって」
「それなら抜ける必要なんてないわよ。何を勘違いしてるのか知らないけど、私達はエルクの力には前から気づいていたわ。その上で一緒にパーティを組んでいたんだから、今更言われたところで困らないわよ」
「そっか、変なこと言ってごめんね、これからもよろしく」
良かった
「エルクは変わらないのね。なんか色々気にしていた私の方がバカみたいね」
「そんなことないよ。僕のためにしてくれたってことが嬉しいよ」
いい友達を持ったと本当に思う
「聞かないようにしてたんだけど、別荘に向かった時にルドガーに何かした?」
フレイに聞かれる
「回復魔法を掛けたよ」
「それだけ?」
「……防護魔法も掛けたよ」
フレイ達には話してもいいだろう。創造の事は言わないけど、疑われたところで悪いようにはしないはずだ
「防護魔法も使えたのね。他には何もしてない?」
僕は思い返す……。
「してないよ」
「テントにはなにかした?」
「結界と遮音……」
「遮音はなんとなくわかるけど、結界って何かしら?」
「指定した相手しか入れない見えない壁かな。こういうの」
僕は自分の周りに結界を張る
「この辺り触ってみて」
僕はフレイに結界に触るように言う
「本当だ。ここに見えない壁がある」
フレイは結界をペタペタと触る
ローザも触ろうとして、結界をすり抜ける
「ローザは指定してあるから結界に当たらないんだよ」
「ありがとう。大体謎が解けたわ。後一つだけ、私がおかしくなった時に回復魔法掛けたよね?あれって本当に回復魔法?」
あの時に使ったスキルのほとんどが怪しまれていたようだ
「本当は浄化魔法だよ。けがれたものを取り除く魔法なんだけど、服とか身体の汚れが取れるんだ」
「そう、わかったわ」
「ねえ、なんでそんなにスキルが使えるのよ?」
ローザに聞かれてしまう
「ごめん。それは言えない」
嘘で誤魔化したくなかったので、言わないと宣言した
「そう、無理には聞かないわ」
「うん、他の人にはスキルがたくさん使える事は内緒にしておいてね」
「それはもちろん構わないけど、既にみんなの前で色々と使っちゃってるじゃない」
確かにそうではある
「これ以上は秘密って事でお願い」
「わかったわ」
「訓練を始めるぞ。全員集まれ」
サウス先生が入ってきた
「それじゃあね」
訓練を終えた後、今度はラクネとダイス君に話をした
「エルク君は神の遣いってことだよね?」
話をした後にラクネに言われた
最近は普通だったのに、また崇拝モードになってしまった
「違うよ」
僕は否定しながら思う。経緯はどうあれ、転生した僕が神の遣いというのも、あながち間違いではないのかもしれないと……
「ラクネ、エルクが困ってるだろ。自分の力に自覚しただけでこいつは何も変わってないぜ」
「う、うん。そうだね」
「ラクネもダイス君もありがとうね」
「お礼を言うのは私の方だよ。お姉ちゃんの事ありがとね」
「俺もだ。エルクは気づいてないみたいだが、色々と助かっている。ありがとな」
ダイス君には助けてもらってばかりな気がするけど、知らないうちに何かしてたのだろうか……
「今度教えてね」
「ああ、気が向いたらな」
やっぱり、今は言いたくないようだ
「そういえば前に高等部に行った時に、冒険者の人がドラゴンの肉の話をしてたの覚えてる?」
「うん」「ああ」
「レッドドラゴンの肉があるんだけど食べるかなって」
「倒したのか?」
「うん。昨日、お姉ちゃんとルインダンジョンに行ってたから」
「そうか。エルクの姉ちゃんが、去年飛び級した女の子だったんだもんな。初等部に探しに行ってもいないわけだ」
「びっくりしたよ」
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「多分だけど、魔力を全部使って動けなくなってから、さらに魔力を使うようにしてたからだと思うよ」
「そういえば前にそんな事言ってたな。本気で言ってるのか?」
ダイス君のこの反応を見るとやっぱり地獄のような辛さがあるのだろう
「うん。でも、なぜか僕は辛くないんだよね。なんでだろう?お姉ちゃんは回復魔法で辛さを無くしたみたいだよ。それまでは地獄のような辛さだって言ってた。姉の意地で乗り切ったって」
「そうか……。今度試してみる」
ダイス君は地獄に挑戦するようだ
「無理はしないでね。お姉ちゃんも1週間くらいだったから耐えられただけみたいだし……」
「……俺も苦しみから逃れる方法を見つけろってことだな」
「その方がいいかも。じゃないと定期的に苦しみを味わう人生になっちゃうよ……」
考えただけでも悲しい人生だ。強くなるためには辞めることが出来ず、辞めた時には敗北感を味わうのだろう
「それは考えたくないな」
「助言になるかわからないけど、お姉ちゃんは回復魔法で魔力を使いつつ、魔力を回復させてるって言ってたよ。辛さから逃れるヒントはその辺りにあるのかも知れない」
「なんか矛盾してねぇか。ムズいな」
「とりあえず、これあげるよ。やる時には飲んでね」
僕は魔力回復ポーションをダイス君に渡す
「あ…」
ラクネが声を出す
「どうした?」
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ラクネは2回言った。そんなに苦かったのが嫌だったのだろうか
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