クラス転移から逃げ出したイジメられっ子、女神に頼まれ渋々異世界転移するが職業[逃亡者]が無能だと処刑される

こたろう文庫

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奔走編

逃亡者、帝都に帰る

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僕は篠塚くんと別れた後、ミアに篠塚くんの話をして馬車に乗り込む。

帝都に向けて馬車は動き出す。

しばらくして、篠塚くんも動き出した。
一応、マーキングしておいたのでどこにいるかはわかる。
残念だけど、東に向かったようだ。

夜になったので、馬車の中で寝る。

僕はコソッと起きる。

「やっぱりいくの?」

バレていたようだ

「まあね。死ぬのがわかっているのに放置するのは出来ないよ」

「それでこそお兄ちゃんだよ。これで熟睡してたらガッカリだよ」

「はは、寝なくてよかったよ。それじゃあ行ってくるから。ミアは気にせずに寝てて良いからね」

「うん、気をつけてね」

僕はエドの村に転移する

篠塚くんは村の近くにいる。
多分夜が深まるのを待ってるんだと思う

しばらく待っていると篠塚くんが動き出した。

肉眼で篠塚くんを見ると、他に男が4人いた。
多分言っていた要人だろう。

どうみても、賊にしか見えない

篠塚くんが恩人と言っていた獣人の人はこの事を知っているのだろうか?
知ってれば止めたのだろうか?

篠塚くん達がミコト様の屋敷に入っていく。
流石忍者だ。篠塚くんの動きに無駄がない。

まあ、残りの4人がグダグダだけど……

ミコト様にもマーキングしてあるので、場所はわかる。

ミコト様に4人が近づいていき、起こす

「ミコトさんだね?俺たちと一緒にきて欲しいんだ。君の力が必要でね」
男がミコト様に話しかける

「え、誰なのじゃ?」

一応、まずは説得するらしい。
寝込みを襲った時点で説得する必要はあるのか?

当然、断られた。

4人は早々に説得を諦めて手荒な行為に及ぶ

篠塚くんは屋根裏に隠れている

ミコト様に危険が及べば当然のようにあの人が現れる

「ゲスどもが、私の娘に不埒を働くものには死を与えてやる」
相変わらず、ミコト様の体から出る言葉のギャップがすごい。

さて、思った通りになってしまったけどどうしようかな

「そこに隠れているのもわかっている。大人しく出てこい!」
篠塚くんも見つかった。
まあ、犬塚さんのステータスならバレるだろう。

このままだと5人とも殺されるので、犬塚さんに殺さないように念話を飛ばす。特に屋根裏に隠れてる人は気をつけるように伝える。

犬塚さんに念話のことは伝えてなかったので驚かれたが、僕だと言う事を伝えてお願いしたら、気が収まらないので4人は殺さないギリギリでボコボコにすると返ってきた。
……しょうがない。篠塚くんがいなかったら僕が来ることも無かったし、殺されてたんだからそのくらいは我慢してもらおう。
僕は妥協して犬塚さんに許可をだす

4人がボロボロにやられて、残りは篠塚くんと犬塚さんだけになる

僕は2人の前に行き隠密を解除する

「お主、そこにいたのか。全然気づかなかったぞ」
近くにいるとは思ってたのだろう。そこまで驚きはしなかったな。
僕の隠密は元勇者にもバレないというデータがとれた。

「影宮……なんでいるんだ?俺の最後を見にきたのか?」

「そんな悪趣味はないよ。しょうがないから助けに来たんだよ。僕が言ってたことがこれでわかったでしょ?常人にはこの人に勝てないんだよ」

「それはお主が人間をやめたと言うことでいいのか?」
犬塚さんひどいなぁ

「やめてません。僕は人間です」

「そういうことにしておいてやる」
本当に人間なんだけどなぁ

「俺はこれからどうなるんだ?殺さないなら牢屋にでもいれるのか?」
篠塚くんに聞かれる

「恩人の所に行けばいい。こっちの処理は僕がしておいてあげるよ」

「情けをかけてるつもりかよ?」

「そうゆうつもりは無いんだけどね……ちなみに恩人の人は篠塚くんがこんなことやってるって知ってるの?」

「知ってるわけないだろ」

「わかってはいるんだね。こんなことで手に入れたお金をもらってもその人も嬉しくないと思うよ。」

「…………。」

「病気なら僕の仲間に任せてよ」

「…………悪かった、頼む」
篠塚くんは下を向いたまま答えた。やっと素直になってくれたようだ。

「そういうことで犬塚さん、許してやって下さい。一応この人も同郷です。今回だけ許してやって下さい」

「お主が言うなら今回だけ許してやる」

「ありがとうございます。ほら篠塚くんもお礼して」

「すいませんでした。ありがとうございます」

「次はないからな。今回だけは同郷のよしみで許そう」

「やめるのじゃ!…あれ?お主なんでいるのじゃ?」
ミコト様が元に戻った

「ちょっと、やり忘れたことがあったから戻ってきたんだよ。ついでにこの男達は僕が連れてくよ」

「頼むのじゃ」

僕と篠塚くんで4人を抱えて運ぶ。

「それで、病気の子はどこにいるの?」

「ここと帝都の間くらいの村にいる」
地図を出して場所を聞く

「後で村で待ち合わせしよう。多分僕の方が早く着くから待ってるよ。着いたら念話で教えて。」

「念話?」

『こういうの。僕のスキルね』
僕は念話で伝える

「すごいな。わかった」

「あと、この4人の素性は知ってる?」

「詳しくは知らない」

「なら、皇帝に届けておくよ。どこの組織か知らないけど、流石に皇帝にケンカは売らないでしょう?」

「皇帝に伝手があるのか?お前本当にどうなってるんだ?」

「前に皇帝から呼ばれたんだよ。たまにはこっちの都合を押し付けても良いでしょ」

「いいのか?」

「いいんだよ。近くの街の衛兵に僕の方から伝えて引き渡しておくよ。街まで運ぶのは手伝ってね」

「ああ、もちろんだ。手伝ってもらってるのは俺の方だよ」

その後、街まで男達を運んで衛兵に引き渡す。衛兵に責任は僕が取るから皇帝に丸投げするように伝える。
困惑する衛兵さんには悪い事をしたと思う

そして、日が登り始めた頃にミアが乗る馬車に転移で戻る事が出来た。

ミアに子供の治療の事を頼んで僕は寝ることにした
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