俺の初恋を返せ!!~好きだった女の子が帰ってきた!えっ?俺が嫁とか聞いてない!!

syouki

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2.・・・誰?

「お~す、悠希。めずらしく早いね~」
「やかましい」

教室に入ると、友人の陸に声を掛けられた。

「てか、今日朝練は?」
「おい、終業式の日まで朝練はないぞ」
「はは、そっか」

そう!明日から夏休みだ!かといって、陸は部活だしどうやって過ごしたものか・・・。バイト三昧も空しいよな~。

「あ、そうそう!今年の花火大会の日、練習休みなんだと」
「まじで?めずらしくね?」
「顧問がデートなんだって。マジふざけんなよな~」
「まぁ、休みなら何人か誘って行こうぜ!」
「だな。何人か声掛けとくよ」

チャイムが鳴り、ゾロゾロと講堂に移動して、暑い中退屈な校長の話を聞く。
教室に戻り、可もなく不可もない成績表をもらい、下校となった。

「じゃ、悠希また連絡するわ~」
「おう、またな~。部活頑張れよ~」

後ろ向きに手を振りながら、陸は部活に向かった。

「さて、俺もか~えろ」

廊下に出ると、何やら女子がキャアキャア騒いでいる。

「さっきの子転校生かな?」
「めっちゃカッコよかった~!」
「芸能人かと思った~!」

何か知らないが、男の事で騒いでいるらしい。ふ~ん、転校生か~。ま。俺には関係ないか。女子を横目に、俺は下足室へと向かい帰ることにした。

マンションに戻ると、引っ越し業者の車が停まっていた。

「珍し~こんな時期に引っ越しなんて」

エレベーターで上がると、その引っ越しは俺んちの隣だった。そういえば最近隣の人引っ越したな~。なんて考えてると、母さんが玄関前で誰かとしゃっべていた。

「あ、悠希お帰り~。覚えてる?お隣に住んでた間宮さん」
「間宮さん?」

考えるが、『間宮』という苗字に覚えはなかった。

「やだ香澄ちゃん、苗字なんて覚えてるわけないじゃない。小さかったんだし!でも、ハル君変わらないわね~」

”香澄”は母さんの名前だ。母さんの友達?

「なら、ちゃんなら覚えてる?」
「え?チヒロちゃん?!」

なんて偶然!まさに今日夢に出てきたチヒロちゃん!これは、あの続きを期待していいのだろうか?

「仲良かったもんね~。ずっと一緒に遊んでたし」
「そうだったわね~。あ、話してたら帰ってきたわ。千尋~」

高校生になったチヒロちゃん!ドキドキしながら振り向いたら、そこには、俺より20センチほど背の高いフワフワの髪の毛のイケメンが立っていた。

え?!・・・誰?








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