俺の初恋を返せ!!~好きだった女の子が帰ってきた!えっ?俺が嫁とか聞いてない!!

syouki

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12.アルバイト

店に出て30分程すると、店長と千尋が出てきた。

「みなさ~ん、今日から働いてもらうこととになった間宮君です~」
「今日から働く事になった間宮です。よろしくお願いします」
「あら、さっきのイケメン君じゃない。よろしくね~」
「林さ~ん、いつも通りお願いしますね~」
「はいはい。間宮君、とりあえずレジ教えるからこっち来てね」
「はい、お願いします」

千尋は素直に林さんについて行った。

「店長、無理言ってすみません…」
「悠希のお願いだからね~」
「ハハ…(全然お願いしてないけどね…)
「お礼は、今度ご飯付き合ってくれたらそれでいいよ~なんてね」
「あ、それくらいなら付き合いますよ」
「ほんと?じゃ、今度連絡するから食べたい物考えといて」
「わかりました。あ、いらっしゃいませ~」
「いらっしゃいませ」

お客様が来たので、会話を止めて来店の挨拶をする。諒さんはさりげなくバックヤードに入って行った。

(諒さんとご飯か~何が良いかな~?)

と、呑気な事を考えながらレジに立っていた。

「朝倉君、間宮君のレジ研修終わったから代るわ」
「あ、はい。じゃあ俺、フライの補充しますね」
「お願いね~。さ、間宮君レジ本番よ」
「はい。頑張ります」

レジの基本動作は難しくないが、最近は支払方法が多いせいで種類を覚えないといけない。なのに、千尋はメモも取らずに聞いていたみたいだ。チラッとレジを見ると、迷う事無く操作している。そして、お客さんは頬を赤く染めている…。まぁ、黙っていればイケメンだもんな。黙々とフライを揚げてると、レジ前が騒がしくなってきた。

「はぁ…?!」

いつの間にか、レジに女の子の列が出来ていた。どうも千尋目当てらしい。う~ん、レジは2台有るのに空いてる方には並ぶ気配はない。林さんも苦笑いだ。

「…なんか、すみません」
「朝倉君が謝る事じゃないけど、イケメンの力は凄いね~…」
「ですね~」

俺と林さんは、サブに付いてとりあえず見守ることにした。
ようやく列が無くなったところで、一旦千尋をバックヤードへ連れて行った。というか、隠した。店の売り上げは上がるが、他のお客さんに迷惑だろうと、俺と林さんで判断した。おそらく、モニターで一部始終を見ていたであろう諒さんも事務所から出てきた。

「う~ん、思ったよりすごい反響だったね~…」
「ですね~…」
「すみません、こんなつもりじゃ無かったんですが…」
「ああ、うん、間宮君のせいじゃ無いから大丈夫だよ。今後の事考えるから、今日は倉庫整理してもらっていいかな?」
「わかりました」
「悠希は表ね」
「わかりました」

諒さんの指示で、それぞれの場所に就く。明日からどうなるんだろう?

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