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23.千尋と陸
「あ~楽しかった!」
「だな~!は~。次は花火大会まで休みなしだよ~」
「あ、そうそう。花火大会、一人連れて行っていい?」
「なんだ?弟君か?」
「いや、俺の幼馴染で、小さい頃に引っ越したんだけどこの間帰って来たんだ。退屈だと思って誘ったんだけど、駄目だったかな?」
「…いいけど、男?女?」
「女なら二人で行くよ!男だよ男!…かなりイケメンだけど」
「イケメンなんだ…」
”イケメン”という言葉に、陸が遠い目をする。俺には無縁の言葉だが、陸はイケメンの部類だと思う。切れ長の目は涼しげで、笑うと八重歯が可愛いと女子に好評のようだ。試合を見に行くと、女子の声援が飛んでいる。なのに、陸には彼女がいない。まぁ、部活が忙しいから断っているのだろう。
「悠希?」
名前を呼ばれ振り向くと、千尋が立っていた。
「千尋?こっちに用事だったのか?」
「うん、まあね。あ、えっと…」
「あ、昨日話した陸。陸、さっき話した幼馴染の千尋」
「間宮 千尋です」
「あ、佐々木 陸です。ども」
軽く頭を下げて自己紹介をする二人。当日までに紹介出来てちょっとラッキーだったな。
「千尋、陸が花火OKだって」
「ほんと?すいません、突然参加して」
「えっ、あ、いや、気にしないで!一人増えようが変わらないし」
「なら良かったです」
満面の笑みで微笑む千尋。いや、道行く人が顔赤くしてますけど…。って、陸まで顔赤いし。
「あ、悠希~これからどうする?」
「何か軽く食べて帰ろうぜ。千尋も行く?用事終わった?」
「うん、行きたい。あ、俺も一緒に良いですか?」
「あ、はい、どうぞ」
初対面だから敬語なのは仕方ないのかな?陸もいつもと違ってるし…。まあ、一緒にご飯食べたら仲良くなれるだろう!
近くのファーストフード店に入ることになり、俺と千尋はポテトとドリンクを頼んだ。陸は、がっつりハンバーガーを頼んでいた。席は、俺の横に千尋、前に陸という並びになった。何か、イケメンに囲まれてる凡人だな…。学校の話になり、千尋が転入する学校が俺達が通う学校だと分かった。なので、学校の事や先生の事を色々教えた。
「ごめん、ちょっとトイレ」
俺は少し席を外した。結構喋ったし、二人にしても大丈夫だよな、うん。
悠希は、知らない。悠希が戻ってくるまで無言で火花を散らしていたことを。
「だな~!は~。次は花火大会まで休みなしだよ~」
「あ、そうそう。花火大会、一人連れて行っていい?」
「なんだ?弟君か?」
「いや、俺の幼馴染で、小さい頃に引っ越したんだけどこの間帰って来たんだ。退屈だと思って誘ったんだけど、駄目だったかな?」
「…いいけど、男?女?」
「女なら二人で行くよ!男だよ男!…かなりイケメンだけど」
「イケメンなんだ…」
”イケメン”という言葉に、陸が遠い目をする。俺には無縁の言葉だが、陸はイケメンの部類だと思う。切れ長の目は涼しげで、笑うと八重歯が可愛いと女子に好評のようだ。試合を見に行くと、女子の声援が飛んでいる。なのに、陸には彼女がいない。まぁ、部活が忙しいから断っているのだろう。
「悠希?」
名前を呼ばれ振り向くと、千尋が立っていた。
「千尋?こっちに用事だったのか?」
「うん、まあね。あ、えっと…」
「あ、昨日話した陸。陸、さっき話した幼馴染の千尋」
「間宮 千尋です」
「あ、佐々木 陸です。ども」
軽く頭を下げて自己紹介をする二人。当日までに紹介出来てちょっとラッキーだったな。
「千尋、陸が花火OKだって」
「ほんと?すいません、突然参加して」
「えっ、あ、いや、気にしないで!一人増えようが変わらないし」
「なら良かったです」
満面の笑みで微笑む千尋。いや、道行く人が顔赤くしてますけど…。って、陸まで顔赤いし。
「あ、悠希~これからどうする?」
「何か軽く食べて帰ろうぜ。千尋も行く?用事終わった?」
「うん、行きたい。あ、俺も一緒に良いですか?」
「あ、はい、どうぞ」
初対面だから敬語なのは仕方ないのかな?陸もいつもと違ってるし…。まあ、一緒にご飯食べたら仲良くなれるだろう!
近くのファーストフード店に入ることになり、俺と千尋はポテトとドリンクを頼んだ。陸は、がっつりハンバーガーを頼んでいた。席は、俺の横に千尋、前に陸という並びになった。何か、イケメンに囲まれてる凡人だな…。学校の話になり、千尋が転入する学校が俺達が通う学校だと分かった。なので、学校の事や先生の事を色々教えた。
「ごめん、ちょっとトイレ」
俺は少し席を外した。結構喋ったし、二人にしても大丈夫だよな、うん。
悠希は、知らない。悠希が戻ってくるまで無言で火花を散らしていたことを。
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