短編物語パンドラ 【百合】

わまり

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ロリストーカー 3

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結局ストーカーさんは現れなかった。
明日学校なのに夜更かしさせやがって…
友人と一緒に支度をしていると、玄関からカランという音がした。

「手紙?」
友人がパジャマ片手に振り返る
急いで玄関から外へ出て周りを見るが、通学中の小学生が列になって歩いているだけで、怪しい人影は無かった

気のせいか…と思いドアを閉めようとする
しかしその手が止まった
インターホン横のポストに、またしてもあの赤い封筒が入っていたのだ
「ひっ…!」

声を聞いて友人が出てくる
「あったのー?」

「うん…あの時やっぱ…」
あのカランという音からは五分も経っていないし、あの間に逃げるとは…

「封筒、なんて書いてあるの?」

「読まないよ、捨てる」

「えー?勿体ない、私が気になるのー!」

「じゃああなた1人で見て」
赤い封筒を友人に渡す

「おっけ!」
そう言い、糊付けもされていない封筒の中から白い紙を取り出す
友人の顔色が変わった
「うーん、うー、えっと…」
「これから先、何かあったらごめんね?」
ぎこちない笑みを浮かべる

「それってどういうこと?」
封筒を貰い、中身を見る
中に今度は新聞の欠片は貼っていなく、手書きで文字が書いてあった
「うわきしないで、ぜったいゆるさない」
なんというか、可愛らしい文字だ。
下手なのだが丸く、愛らしい。
しかし内容が台無しにしている。

「あはは、えーと、じゃあ学校行くね」
友人はドアノブに手をかける。
その腕を掴んだ
「ひゃっ…!」
友人はビクッと肩を震わせた

「今日も泊まりに来て」
「それから明日も…毎日」
震える声で言う。心臓が恐怖で鳴っている

「それは…」
友人が俯く
「プ、プロポーズなんだよね……?」
「ご、ごめん!」
そう言い友人は腕を振りほどき、かけて行った

「…プロポーズじゃねえよ…」
言われた時はこんな時に冗談かと思ったが、本気だったのか。
というか誤解されたままじゃないか。
そもそも何故誤解するんだ…
どう考えても心配だから一緒にいて、という意味だろ。

私も支度を始める。何をされるかわからない。そんな恐怖が襲ってくる
朝の来るのだろうか、明日も見はろう…


それと友人の事だ。
今日誤解を解かないと私1人で家にいる事になってしまう。
しかし友人はああいう性格の癖に、1度恥ずかしがったりするといつまでも続いて話す事ができない。

あーあ、ほんと面倒な事になってきた…
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