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◇
俺は茂部。七曜学園高等部二年。金曜寮に住まうごく普通の生徒だ。
金曜寮には親衛隊はないものの、みんながその存在を気にしている生徒がいる。
一年の才葉瑠衣くん。
垂れ目がちの二重の瞳に、小ぶりな鼻、薄くも厚くもない形の良い唇。顎のラインはシュッとしていて、顔が小さい。
身体つきも華奢で、身長も低いけど、それは彼の魅力だと思う。
可憐で美しく、彼と仲の良い雨野泰雅と並ぶ姿はみんなの眼福だ。
雨野が怖くて手が出せないが、才葉くんに想いを寄せているのは俺だけじゃないことはよく知っている。
そんな彼はちょっと危ういところがあって、つい最近までは大浴場に入りに来ていたりした。
みんなが才葉くんに気が付かれないようにチラっと見たりしていて、早く出て! と内心焦ったりしていた。
でももう姿を見かけないので、おそらく雨野に何か言われたんだろう。
ちょっとホッとした。
残念だなんて思ってないんだからな。
雨野がいなかったら、俺は才葉くんにアプローチしていただろうか。
俺じゃ相手にされないかもしれない。
強力なライバルに怖気付いてる時点で負けてるかもしれない。
でもいいんだ。
この想いは告げることはないだろう。
たまに見かけるぐらいで満足だ。
だってもし仮に付き合えたりしても、ライバルが多すぎて俺だけを見ていてくれなんて俺には言えないだろうし、彼を引き付けておけるとも思わない。
雨野は俺から見ても凄く魅力的だ。でも才葉くんと雨野はまだ付き合っていないという。
もはやどんな人物なら才葉くんを夢中にさせられるのかわからない。
俺と同学年の秋山と親しくしているという噂もあったけど、どうやら委員会活動で一緒になっているだけらしかった。
月曜寮の生徒でもなければ、才葉くんには近付けないか。
金曜寮の俺が月曜寮に勝てるわけがない。
だけど心の中で思うくらいは許して欲しい。
もし何かのきっかけで才葉くんと接点が持てたら、俺は出来る限りのことを才葉くんにしてあげたいと思う。
それが俺なりの想いの遂げ方だ。
俺は茂部。七曜学園高等部二年。金曜寮に住まうごく普通の生徒だ。
金曜寮には親衛隊はないものの、みんながその存在を気にしている生徒がいる。
一年の才葉瑠衣くん。
垂れ目がちの二重の瞳に、小ぶりな鼻、薄くも厚くもない形の良い唇。顎のラインはシュッとしていて、顔が小さい。
身体つきも華奢で、身長も低いけど、それは彼の魅力だと思う。
可憐で美しく、彼と仲の良い雨野泰雅と並ぶ姿はみんなの眼福だ。
雨野が怖くて手が出せないが、才葉くんに想いを寄せているのは俺だけじゃないことはよく知っている。
そんな彼はちょっと危ういところがあって、つい最近までは大浴場に入りに来ていたりした。
みんなが才葉くんに気が付かれないようにチラっと見たりしていて、早く出て! と内心焦ったりしていた。
でももう姿を見かけないので、おそらく雨野に何か言われたんだろう。
ちょっとホッとした。
残念だなんて思ってないんだからな。
雨野がいなかったら、俺は才葉くんにアプローチしていただろうか。
俺じゃ相手にされないかもしれない。
強力なライバルに怖気付いてる時点で負けてるかもしれない。
でもいいんだ。
この想いは告げることはないだろう。
たまに見かけるぐらいで満足だ。
だってもし仮に付き合えたりしても、ライバルが多すぎて俺だけを見ていてくれなんて俺には言えないだろうし、彼を引き付けておけるとも思わない。
雨野は俺から見ても凄く魅力的だ。でも才葉くんと雨野はまだ付き合っていないという。
もはやどんな人物なら才葉くんを夢中にさせられるのかわからない。
俺と同学年の秋山と親しくしているという噂もあったけど、どうやら委員会活動で一緒になっているだけらしかった。
月曜寮の生徒でもなければ、才葉くんには近付けないか。
金曜寮の俺が月曜寮に勝てるわけがない。
だけど心の中で思うくらいは許して欲しい。
もし何かのきっかけで才葉くんと接点が持てたら、俺は出来る限りのことを才葉くんにしてあげたいと思う。
それが俺なりの想いの遂げ方だ。
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