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僕のナカで、優真の指が三本バラバラに動く。
「はあ……あ、そこ!」
「ここが空のイイところか。」
「やあ! やめ、はっ……あぁん! あぁっ」
声が抑えられなくて、高い声で喘いでしまう。
強く擦られて、身体に電流が走ったみたいにびくびく跳ねてしまって、たまらない。
「もういいかな……。空、お待たせ」
優真の指が引き抜かれる。かわりに熱くて硬いものが押し当てられ、ぐぐっと入ってくる。
「あ!ああっ……」
身体を無理矢理開かれているようで、その質量にも驚いてしまう。
でも、ジンジンして気持ち良い……。
「ぜんぶ、入った?」
「まだ半分くらいかな」
優真のモノは長く太く大きくて、その全部が僕のナカに入るのか、疑問に思ってしまう。
「んっ、キッツいな。空、身体から力を抜いて」
優真が背中を摩ってくれる。初めてのこと尽くしで緊張している身体がリラックスしていくのを感じる。
「俺のことを締め付けるのはまだ早いよ」
「うんっ、うん……!」
早く奥まできて欲しくて、僕は息を詰めた。すると、また力が入ってしまって、優真の侵入を拒む悪循環になってしまう。
「深呼吸して?」
「はぁっ……」
「よく出来ました」
「あ、凄……」
優真のペニスが奥とイイところに当たる。
「全部入ったよ」
「優真でいっぱい」
「空、頑張ったね」
「うん、全部入って良かったです」
「動くよ」
「ま、待って!」
もう我慢ならないとばかりに激しく腰を振り出した優真に翻弄されながら、優真が満足するまでその行為は続いたのだった。
「いつのまにか夜だよ……。この家に着いたのは午前中だったのに」
「家政婦が食事を作ってくれているから、食べよう」
優真が何度目か達して、お風呂でもくっついた後一息。
僕はもう足腰がガクガクで、乳首も腫れて、満身創痍だ。
貪られ尽くしたと言っても過言じゃない。
でもフェロモンの香りに包まれて、夢見心地なのは変わりない。
ただ、身体を燻っていた熱は落ち着いたように感じる。
またぶり返しても、もう疲れてて本番に挑めるような気はしない。
初めてなのに、激し過ぎた……。
「優真は何ともないの……?」
「ん?」
これがΩとαの違いなのか、基礎体力が違うらしい。
「動けないなら俺が連れてくよ」
「気合いで動きますよ……」
お風呂上がり、取り敢えず今日はこの別邸に泊まらせてもらうことになったので、大きいけど、優真のパジャマを借りた。
緩いウエストに長い丈。腕と裾を捲ったパジャマ姿でダイニングの椅子に腰掛けた僕は、優真が並べる料理の数々を前に、お腹を鳴らした。
「お昼食べてなかったから、お腹空いてたんです! いただきます!」
「いただきます」
優真も苦笑いをしながら手を合わせて箸を取る。
「んー。美味しい! 良いお肉!」
多分高級なお肉であろうステーキを頬張る。
「本邸なら料理人がいるんだけど、流石に別邸には呼べなかった」
「こんな豪華な料理を用意してもらっただけで十分すぎです」
「空、俺には敬語使わないでいいよ?」
「え、あ、はい……うん。でも、ゲーム内で他の人がいるところでは使うね? ゲーム内で話しかけることはそんなにないけど……」
「他の人達と遊ぶ時間を減らすから、ゲーム内でデートしてくれる? 週末はリアルでデートしよう。都心に来るなら俺が交通費も出すし、俺も空の住むところまで会いに行く。家の関係で忙しい時もあるけど、毎日少しでも空との時間を作るから」
「う、うん」
必死な様子に圧倒されながら、頷く。
都心までは電車で乗り換え含めると片道二時間かかるからそこまで近いというわけでもないけど、優真に会えるなら毎週末通ってしまうかもしれない。
それと、αな優真は余裕なのかもしれないけど、けして頭が良いわけではない僕は、移動時間に勉強しようと思い至る。
勉強が好きなわけではないけど、平日にはゲーム内、週末にはリアルでデートとなると、成績が下がりそうだから、勉強もしないと、だ。
教科書を読んだだけで事足りるような頭が欲しかったと思いながら、美味しい料理を食べていった。
「はあ……あ、そこ!」
「ここが空のイイところか。」
「やあ! やめ、はっ……あぁん! あぁっ」
声が抑えられなくて、高い声で喘いでしまう。
強く擦られて、身体に電流が走ったみたいにびくびく跳ねてしまって、たまらない。
「もういいかな……。空、お待たせ」
優真の指が引き抜かれる。かわりに熱くて硬いものが押し当てられ、ぐぐっと入ってくる。
「あ!ああっ……」
身体を無理矢理開かれているようで、その質量にも驚いてしまう。
でも、ジンジンして気持ち良い……。
「ぜんぶ、入った?」
「まだ半分くらいかな」
優真のモノは長く太く大きくて、その全部が僕のナカに入るのか、疑問に思ってしまう。
「んっ、キッツいな。空、身体から力を抜いて」
優真が背中を摩ってくれる。初めてのこと尽くしで緊張している身体がリラックスしていくのを感じる。
「俺のことを締め付けるのはまだ早いよ」
「うんっ、うん……!」
早く奥まできて欲しくて、僕は息を詰めた。すると、また力が入ってしまって、優真の侵入を拒む悪循環になってしまう。
「深呼吸して?」
「はぁっ……」
「よく出来ました」
「あ、凄……」
優真のペニスが奥とイイところに当たる。
「全部入ったよ」
「優真でいっぱい」
「空、頑張ったね」
「うん、全部入って良かったです」
「動くよ」
「ま、待って!」
もう我慢ならないとばかりに激しく腰を振り出した優真に翻弄されながら、優真が満足するまでその行為は続いたのだった。
「いつのまにか夜だよ……。この家に着いたのは午前中だったのに」
「家政婦が食事を作ってくれているから、食べよう」
優真が何度目か達して、お風呂でもくっついた後一息。
僕はもう足腰がガクガクで、乳首も腫れて、満身創痍だ。
貪られ尽くしたと言っても過言じゃない。
でもフェロモンの香りに包まれて、夢見心地なのは変わりない。
ただ、身体を燻っていた熱は落ち着いたように感じる。
またぶり返しても、もう疲れてて本番に挑めるような気はしない。
初めてなのに、激し過ぎた……。
「優真は何ともないの……?」
「ん?」
これがΩとαの違いなのか、基礎体力が違うらしい。
「動けないなら俺が連れてくよ」
「気合いで動きますよ……」
お風呂上がり、取り敢えず今日はこの別邸に泊まらせてもらうことになったので、大きいけど、優真のパジャマを借りた。
緩いウエストに長い丈。腕と裾を捲ったパジャマ姿でダイニングの椅子に腰掛けた僕は、優真が並べる料理の数々を前に、お腹を鳴らした。
「お昼食べてなかったから、お腹空いてたんです! いただきます!」
「いただきます」
優真も苦笑いをしながら手を合わせて箸を取る。
「んー。美味しい! 良いお肉!」
多分高級なお肉であろうステーキを頬張る。
「本邸なら料理人がいるんだけど、流石に別邸には呼べなかった」
「こんな豪華な料理を用意してもらっただけで十分すぎです」
「空、俺には敬語使わないでいいよ?」
「え、あ、はい……うん。でも、ゲーム内で他の人がいるところでは使うね? ゲーム内で話しかけることはそんなにないけど……」
「他の人達と遊ぶ時間を減らすから、ゲーム内でデートしてくれる? 週末はリアルでデートしよう。都心に来るなら俺が交通費も出すし、俺も空の住むところまで会いに行く。家の関係で忙しい時もあるけど、毎日少しでも空との時間を作るから」
「う、うん」
必死な様子に圧倒されながら、頷く。
都心までは電車で乗り換え含めると片道二時間かかるからそこまで近いというわけでもないけど、優真に会えるなら毎週末通ってしまうかもしれない。
それと、αな優真は余裕なのかもしれないけど、けして頭が良いわけではない僕は、移動時間に勉強しようと思い至る。
勉強が好きなわけではないけど、平日にはゲーム内、週末にはリアルでデートとなると、成績が下がりそうだから、勉強もしないと、だ。
教科書を読んだだけで事足りるような頭が欲しかったと思いながら、美味しい料理を食べていった。
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