βからΩになったなら

hina

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「クリスマスに瑞希とセックス出来て幸せだ」
「僕もう疲れたよ……」
「少し休んだら、そろそろ部屋を出なきゃな」
「うん」

上半身裸で抱かれた肩を渚が摩った。

今日もずっと身体を重ねていたからひどく疲れているんだけど、離れる前に渚のフェロモンを吸っておこうと渚の首筋に顔を近付ける。

「いい匂い……」
渚の匂いに酔っていると、渚は僕の髪に顔をうずめた。
「やっぱネックガードは邪魔だな。早く噛みたい」
渚は身体を起こして僕の顔にキスをたくさん落として、最後に僕の鎖骨あたりにキスマークを残した。

「渚、もうダメ。僕も服着るから、もう終わり」
部屋の中は空調が効いているけどお風呂に入ったから、何もしないままいつまでも裸でいたら風邪をひいてしまう。

「瑞希が愛しくて際限なくなる」
手を取られて渚はそこにも口付けた。

僕はベッドの脇に置いていたボストンバッグから服を出して着ていく。
インナーを着て、白いセーターも着た。

「良く似合ってる」
軽くて暖かいそのセーターは、昨日開封作業をした渚からのクリスマスプレゼントだ。
と言っても、相変わらず渚は僕にプレゼント攻撃をしてくるから、クリスマスプレゼントも何個もあった。
やめてくれる気配はない。

僕は発情期が近かったこともあって外出を控えていたから、またプレゼントを用意出来なかった。
渚は一週間好きなだけセックスしてもいい権利が良いと言って、発情期で消化したよと笑った。

でも形に残るプレゼントも何か探したいと思う。

「瑞希、今日から実家に帰るって言ってたけど、十二月三十一日と一月一日はまた二人で別荘に行かないか? 親に許可もらっておくから」
「いいけど……たまには家族でって言われない?」
「言われるかもしれないけど、特別な瞬間は運命の番と過ごしたいのは分かってくれると思う。それから、瑞希が寮に戻ってくるのは冬休み最終日の一日前だろ? その日こそ学校の周りをめぐるデートをしたい。三日だけ俺にくれ」
「分かった……お互い許可してもらえるといいね」
「また連絡する」
「うん」

必死な渚におされて、また頷いてしまった。
でも今年の最後と新年の最初を一緒に過ごせるのは嬉しい。

エッチは……やっぱりすることになるのかなあ……?
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