βからΩになったなら

hina

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「ひっ、ぅっ……」
Ωは項は弱点だということをこれ以上なく自覚した。お互いに上半身裸で、渚のキスにも緊張して強張ってしまった身体を渚が後ろからぎゅっと抱きしめてくれた。
「瑞希、ごめん。でも触れられて嬉しい。早くここを噛みたい……」
「渚、もういい?」
首筋を直に撫でられて早くも限界がきて、僕を抱きしめる渚の腕をぽんぽん叩いた。
「ああ。ネックガードつけような」
「うん」
渚が僕の正面にまわり、サイドテーブルに置いていたネックガードを取る。
「どう?」
「うん、いい感じ。重さもそこまでじゃないし、肌に馴染む感じがするし、サイズも僕に合ってる」
「特注だからな。瑞希に贈るものだし、吟味、厳選した」
「だ、だからネックガードのサイズなんて聞いてきたんだ……!?」
「ふふ。なんだと思ってたんだ?」
「単なる興味かと……」
「確かに興味はあったけどな」

僕はそっとネックガードに触れて、にっこり微笑む渚の頬に唇を寄せた。

「ありがとう、渚」
「ん。ネックガードならずっとつけてるからな。俺の独占欲も満たされる」
「そんな理由……!?」
「大事なことだよ、瑞希」
「でも渚が噛んだら外すよ?」
「噛んだらもう瑞希は俺のものだ」

αの欲って凄いなと思いながら、渚の手に溶かされていった。





日が変わっても僕達は交わっていた。

「あっ! んっ、渚、渚っ……!」
激しい抽送に高められて、渚にしがみ付く。

「瑞希、あぁ、気持ち良い」
必死に腰を振る渚は鋭い瞳で僕を見つめる。捕食者の瞳にぞくりとして、ますます感じてしまう自分がどうしようもなくて、僕は参ってしまう。


「渚、もうだめっ。僕イくっ……!」
「ん、うんっ。俺はもうちょっとだけど、瑞希はイッておきな」
「あっ、ああーっ!」
「はっ。締まる……!」
イッた僕を抱き留めながらも、渚は止まらなかった。

「ごめん、瑞希! 俺もそろそろ……くっ!」
「渚……っ」

僕は満たされた気持ちで、中に広がる熱を嬉しく思った。
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