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第二章 元〈防国姫〉のヒーラーライフ
第十九話 未発見の魔力水晶石の元へ
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「さて、お嬢さま。これからどうしますか?」
リヒトの質問に対して、私はきっぱりと言った。
「どうするも何もないわ。あの野伏せりたちが見つけたのが本当に未発見の魔力水晶石なら、まずは無力化しないと大変なことになる」
ですねよね、とリヒトが同意したときだ。
「あのう、〈防国姫〉さま。おたずねしてもよろしいでしょうか?」
と、役人の1人が私の元へとやってきた。
「ですから、もう私は〈防国姫〉ではありませんよ」
「し、失礼いたしました……では、アメリアさま。本当にこの山に未発見の魔力水晶石があるのでしょうか?」
役人の言っていることもわかる。
現在、このカスケード王国内には大小無数の魔力水晶石が発見されている。
そして、それらの魔力水晶石は人間が作った代物ではない。
この自然界には〈魔脈〉と呼ばれる膨大な魔力の通り道が存在しており、その重要拠点に存在していた巨大な水晶のことを魔力水晶石と呼ぶようになった。
どのような力があるのかは私が1番よく知っている。
主核となるカスケード王城の魔力水晶石を筆頭に、選ばれし者の膨大な魔力によって疫病の源である〈魔素〉を防げる力を発揮するのだ。
そして〈魔素〉は生物の心身に悪影響を与えるガスのような物質であり、たまに鉱石を採掘する採掘場などで地盤から噴出する場合もあるという。
ただし、その〈魔素〉を防げる力を持つ一族がいる。
それがフィンドラル家である。
一方の魔力水晶石はすべて国の管理下にあり、〈防国姫〉と呼ばれるほどの特別な女性が放つ魔力を円滑に流れるようにするため、特別な措置を施す魔術技師などという職業まであるほどだ。
魔力水晶石はただの自然発生した水晶ではない。
どこか魔道具のような作用を持っているため、魔術技師の手が加えられたあともメンテナンスと呼ばれる確認作業が必要になる。
この作業は非常に大事なことで、もしも上手く機能していない魔力水晶石は疫病を防ぐどころか一大事を引き起こしかねない。
特にまだ魔術技師の手が加えられていない魔力水晶石ならばなおさらだ。
もしも実在しているのなら、すぐに確認して王宮と魔術技師庁に知らせなくてはならないだろう。
確か近年で未発見の魔力水晶石が発見されたのは、今から数十年前に1件しかなかったはずだ。
数百年のカスケード王国の歴史の中であらかたの魔力水晶石は発見されてきたが、たまに山の奥過ぎて見つからない場合もあったというから、今回のこともまったくの別物だとは判別しにくい。
どちらにせよ、確認する必要があるわね。
私は困惑していた役人にたずねる。
「あなたたちは野伏せりたちを連れ帰り、正式な沙汰を下してください。私はこの山に未発見の魔力水晶石が本当に存在するのか確かめてきます」
「あ、アメリアさまご自身がですか?」
はい、と私は首を縦に振る。
「ですが、それはあまりにも危険です。私の記憶が確かならば、未発見の魔力水晶石からは人を惑わす〈魔素〉が放出されていると聞いたことが……」
そこで役人はハッとした顔になった。
私から野伏せりたちに視線を転じる。
「ええ、それは事実ですよ。魔力水晶石は言うなれば結界装置の一部みたいなもの。〈防国姫〉の魔力や魔術技師の手が加えられていないものからは、人間の精神を狂わせる〈魔素〉と呼ばれるガスが放出されています……となると、あの野伏せりたちの言っていることの辻褄が合います」
「では、すぐにでも王都に使いを走らせましょう! 魔術技師庁から魔術技師を派遣してもらって――」
「それでは遅いな」
役人の言葉を遮ったのはリヒトである。
「今から王都に使いを走らせたところで、魔術技師が派遣されるのは色々と面倒な手続きを踏んだあとのことだ。その間にもこの山に巣食う他の野伏せりや野盗どもがその場所に足を踏み入れないという保証はない。そればかりか、一説によると〈魔素〉は人間もそうだが人型の魔物にも影響を与えるという」
リヒトの言葉に場が騒然となった。
今回は人間の野伏せりたちの襲撃だったが、これが人型のゴブリンやオークだったら最悪だ。
それだけではない。
もしもゴブリンやオークよりも凶悪なオーガなどの魔物が〈魔素〉に中てられたとしたら、それは大嵐や地震などの天災に匹敵する災害になる。
「な、何とかなりませんか! もしも次に来るのが魔物の大群だったなら、この村は今度こそお仕舞いです!」
私たちの話を聞いていた村長さんが、全身を震わせながら私にすがるような目を向けてくる。
それは他の村人たちも同じだった。
「安心してください」
私は村人たちに胸を張って告げた。
「これでも私は元〈防国姫〉です。その魔力水晶石が本物の未発見な代物だったとしても、私ならば無害なものにできます」
おお~、と村人たちから感嘆の声が沸き起こる。
「お願いいたします、癒しの女神さま。どうか再びこの村をお救いくだされ」
村長さんを始めたとした村人たちは平伏する。
「私どもからもお願いいたします」
役人たちもその場にひざまづいた。
「私たちのような木っ端役人風情では、アメリアさまにご同行しても邪魔になるだけだと自覚しております。ですから何卒、未発見の魔力水晶石があるかどうかの確認お願いいたします。そして本当に実在しているのなら、どうかその無力化を」
もちろんです、と私は高らかに答えたあとに気づいた。
「ただ、その詳しい場所は土地勘のない私たちにはわからないですね。まさか野伏せりの1人を連れて行くわけにはいきませんし」
そう言った直後である。
アメリアさま、と大声で私の名を呼んだ少女がいた。
メリダである。
「ぜひともその場所の案内役は私に任せてください。私にとってこの山は庭のようなもの。野伏せりから場所を聞けば案内できると思います。それに私はアメリアさまとリヒトさまに命を救われました。どうかその恩義を返させてください」
しばし考えたあと、私は決断した。
「わかった。道案内よろしくね、メリダ」
はい、とメリダは嬉しそうに微笑んだ。
リヒトの質問に対して、私はきっぱりと言った。
「どうするも何もないわ。あの野伏せりたちが見つけたのが本当に未発見の魔力水晶石なら、まずは無力化しないと大変なことになる」
ですねよね、とリヒトが同意したときだ。
「あのう、〈防国姫〉さま。おたずねしてもよろしいでしょうか?」
と、役人の1人が私の元へとやってきた。
「ですから、もう私は〈防国姫〉ではありませんよ」
「し、失礼いたしました……では、アメリアさま。本当にこの山に未発見の魔力水晶石があるのでしょうか?」
役人の言っていることもわかる。
現在、このカスケード王国内には大小無数の魔力水晶石が発見されている。
そして、それらの魔力水晶石は人間が作った代物ではない。
この自然界には〈魔脈〉と呼ばれる膨大な魔力の通り道が存在しており、その重要拠点に存在していた巨大な水晶のことを魔力水晶石と呼ぶようになった。
どのような力があるのかは私が1番よく知っている。
主核となるカスケード王城の魔力水晶石を筆頭に、選ばれし者の膨大な魔力によって疫病の源である〈魔素〉を防げる力を発揮するのだ。
そして〈魔素〉は生物の心身に悪影響を与えるガスのような物質であり、たまに鉱石を採掘する採掘場などで地盤から噴出する場合もあるという。
ただし、その〈魔素〉を防げる力を持つ一族がいる。
それがフィンドラル家である。
一方の魔力水晶石はすべて国の管理下にあり、〈防国姫〉と呼ばれるほどの特別な女性が放つ魔力を円滑に流れるようにするため、特別な措置を施す魔術技師などという職業まであるほどだ。
魔力水晶石はただの自然発生した水晶ではない。
どこか魔道具のような作用を持っているため、魔術技師の手が加えられたあともメンテナンスと呼ばれる確認作業が必要になる。
この作業は非常に大事なことで、もしも上手く機能していない魔力水晶石は疫病を防ぐどころか一大事を引き起こしかねない。
特にまだ魔術技師の手が加えられていない魔力水晶石ならばなおさらだ。
もしも実在しているのなら、すぐに確認して王宮と魔術技師庁に知らせなくてはならないだろう。
確か近年で未発見の魔力水晶石が発見されたのは、今から数十年前に1件しかなかったはずだ。
数百年のカスケード王国の歴史の中であらかたの魔力水晶石は発見されてきたが、たまに山の奥過ぎて見つからない場合もあったというから、今回のこともまったくの別物だとは判別しにくい。
どちらにせよ、確認する必要があるわね。
私は困惑していた役人にたずねる。
「あなたたちは野伏せりたちを連れ帰り、正式な沙汰を下してください。私はこの山に未発見の魔力水晶石が本当に存在するのか確かめてきます」
「あ、アメリアさまご自身がですか?」
はい、と私は首を縦に振る。
「ですが、それはあまりにも危険です。私の記憶が確かならば、未発見の魔力水晶石からは人を惑わす〈魔素〉が放出されていると聞いたことが……」
そこで役人はハッとした顔になった。
私から野伏せりたちに視線を転じる。
「ええ、それは事実ですよ。魔力水晶石は言うなれば結界装置の一部みたいなもの。〈防国姫〉の魔力や魔術技師の手が加えられていないものからは、人間の精神を狂わせる〈魔素〉と呼ばれるガスが放出されています……となると、あの野伏せりたちの言っていることの辻褄が合います」
「では、すぐにでも王都に使いを走らせましょう! 魔術技師庁から魔術技師を派遣してもらって――」
「それでは遅いな」
役人の言葉を遮ったのはリヒトである。
「今から王都に使いを走らせたところで、魔術技師が派遣されるのは色々と面倒な手続きを踏んだあとのことだ。その間にもこの山に巣食う他の野伏せりや野盗どもがその場所に足を踏み入れないという保証はない。そればかりか、一説によると〈魔素〉は人間もそうだが人型の魔物にも影響を与えるという」
リヒトの言葉に場が騒然となった。
今回は人間の野伏せりたちの襲撃だったが、これが人型のゴブリンやオークだったら最悪だ。
それだけではない。
もしもゴブリンやオークよりも凶悪なオーガなどの魔物が〈魔素〉に中てられたとしたら、それは大嵐や地震などの天災に匹敵する災害になる。
「な、何とかなりませんか! もしも次に来るのが魔物の大群だったなら、この村は今度こそお仕舞いです!」
私たちの話を聞いていた村長さんが、全身を震わせながら私にすがるような目を向けてくる。
それは他の村人たちも同じだった。
「安心してください」
私は村人たちに胸を張って告げた。
「これでも私は元〈防国姫〉です。その魔力水晶石が本物の未発見な代物だったとしても、私ならば無害なものにできます」
おお~、と村人たちから感嘆の声が沸き起こる。
「お願いいたします、癒しの女神さま。どうか再びこの村をお救いくだされ」
村長さんを始めたとした村人たちは平伏する。
「私どもからもお願いいたします」
役人たちもその場にひざまづいた。
「私たちのような木っ端役人風情では、アメリアさまにご同行しても邪魔になるだけだと自覚しております。ですから何卒、未発見の魔力水晶石があるかどうかの確認お願いいたします。そして本当に実在しているのなら、どうかその無力化を」
もちろんです、と私は高らかに答えたあとに気づいた。
「ただ、その詳しい場所は土地勘のない私たちにはわからないですね。まさか野伏せりの1人を連れて行くわけにはいきませんし」
そう言った直後である。
アメリアさま、と大声で私の名を呼んだ少女がいた。
メリダである。
「ぜひともその場所の案内役は私に任せてください。私にとってこの山は庭のようなもの。野伏せりから場所を聞けば案内できると思います。それに私はアメリアさまとリヒトさまに命を救われました。どうかその恩義を返させてください」
しばし考えたあと、私は決断した。
「わかった。道案内よろしくね、メリダ」
はい、とメリダは嬉しそうに微笑んだ。
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