20 / 36
第十九話 天才の片鱗
しおりを挟む
Aクラスの生徒全員が遠心加速器に乗り、次はBクラスの番が回ってきた。
出席番号順だったので、天馬よりも先に空也が遠心加速器に乗ってGを体感する。
巨大な円形のカプセルが高速回転し、やがて徐々に止まっていく。
そして中から出てきた空也は、一気に2、3歳は老け込んだようにげっそりとやつれていた。
「神田空也、5・87G」
鹿取は空也が耐えられたGの数値を読み上げる。
今までの生徒たちが耐えられたGの中でも空也の数値は比較的高かった。
だが、今のところ7Gの壁を越えた生徒は一人もいない。
「次、白樺天馬」
名前を呼ばれ、天馬は鹿取に付き添って遠心加速器に向かう。
「よし、中に入れ」
天馬は鹿取の指示に従い、カプセルに取り付けられた鋼鉄の扉を開く。
薄暗いカプセルの中には、クッション製のシートが床に固定されていた。
天馬はシートに腰を下ろし、ハーネストを身体に装着させた。
まるで本物の操縦席のように作られていた遠心加速器の中は、よりリアル感を出すために必要最低限の計基盤が取り付けられている。
しかし、そのほとんどは稼動しないことを天馬は見回しただけで看破した。
カプセルの外に待機していた鹿取が、順を追って天馬に説明する。
「シートの感触を確かめた後はヘッドレストに首を当てて固定しろ。もし回転中に首を動かしたら頸椎が折れかねん。いいか? 絶対に首は動かさず正面だけを向いていろ」
指示されたとおりに天馬はヘッドレストに首を入れて固定した。
「それが終ったら左隣に置いてあるヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)を装着しろ。すると画面に数字が映るはずだ」
シートの左隣には確かにゴーグルのようなHUDが置かれていた。手を伸ばし、天馬はHUDを装着する。
「どうだ? 何か数字が見えるだろ?」
「はい。1・0と表示されています」
「それが現在の重力値だ。この数字が上がっていくほどGが増していく……まあ、後は体感したほうが早いな」
そう言うと鹿取は、鋼鉄製の扉を閉めようとした。
だが、完全に閉まりきる前に天馬に一つだけ注意を残した。
「いいか? お前の身体状況はこちらで逐一モニタリングしている。そして途中で止めたくなったら、シートの下にある緊急停止用のボタンを押せ。いいか? くれぐれも無理はするなよ」
今度こそ鹿取は扉を閉めた。徐々にカプセルから気配が遠ざかっていく。
密閉された空間に座っている天馬は、一度だけ大きく深呼吸をした。
鼻腔の奥に金属独特の金臭い匂いが漂ってくる。
同時に緊張感が薄れていき、ひどく頭の中がクリアになっていった。
『準備は整ったか?』
不意に背もたれに設置されていたスピーカーから鹿取の声が聞こえてきた。
「はい。いつでもどうぞ」
『威勢がいいな。よし、まずは2Gからだ』
鹿取の声が途切れると、徐々にカプセルが動き出した。
あまりの滑らかな動きに、天馬は息を呑んで身体を硬直させる。
最初こそ天馬は、ただ回転している遠心加速器に落胆した。
これならば7Gを超えることなど容易い。
そう自惚れていたときだ。
再びスピーカーから鹿取の声が聞こえてきた。
『HUDには何Gと表示されている?』
「2・0です」
嘘ではなかった。
HUDには確かに2・0と表示されていた。
『脈拍、呼吸、体温、すべて正常値だな。まあ、2Gなど通常のGとあまり変わらん。本番はこれからだ。次は一気に4Gまで上げるぞ』
「くっ!」
鹿取の声が途切れた瞬間、カプセルの回転数が一気に上がった。
たった2倍になっただけなのに、ジェットコースターに乗ったときのような浮遊感を感じた。
『脈拍、呼吸、体温が上昇してきたな。よし、ではその状態を保ちながら簡単なテストを行う。白樺、1+1は?』
1+1?
天馬は考えるまでもなく即答した。
「2です」
『正解だ。では17+18は?』
次々に出される計算問題を天馬は答えていく。
ふと気づくと、HUDに表示されている数値が5・0を切っていた。
『現在のGは5・24。どうだ? 白樺。体調や視覚に問題はないか?』
天馬ははっと気づいた。
先ほどから妙に頭の思考が鈍ってきていると思ったが、それ以上に視界が驚くほど小さく狭まってきている。
『白樺、現在5・5Gを越えた。ここから本格的に身体に影響が出てくる。危ないと思ったらすぐに緊急停止ボタンを押せ』
そう注意された天馬だったが、7Gを超えるまで絶対に止めないと誓っていた。
7Gを超えれば練習用とはいえ戦闘機に乗れる。
いずれ乗れると分かっているが、体験するのは早いほうがいい。
だが、固い決意とは裏腹に天馬の思考は低下する一方だった。
無理もない。
高重力下では頭部に血液がいかなくなり、思考や視界に多大な影響が出てくる。
さらにこの状態がもっと続くと、脳から血液が引いてブラックアウト現象を引き起こす。
『現在6G。どうだ? そろそろ限界か?』
天馬は両拳を固く握って激しく奥歯を噛み締めた。
耳元ではっきりと聞こえていた鹿取の声が今では遠くに聞こえる。
「い……いえ……まだ……大丈夫です」
それでも天馬は懸命にGの荷重に耐えていた。
今のところ何とか意識は保っていられたが、うっかり気を抜くと一瞬で途切れてしまう。
『6・3……6・4……6・5……』
カウントを数える鹿取の声が異様に遅く感じる。
天馬は薄れていく意識の中で、そんなことを考えていた。
一方、空也たちは高速で回転する遠心加速器を食い入るように見つめていた。
「す、すげえ……6・5Gを超えた」
空也は電光掲示板に表示されているGを見て呟いた。
その表情は恐ろしいモノを目の当たりにしたような驚愕色に染まっている。
そしてそれはGを操作していた教官たちも同様だったらしく、電子制御装置を操作していた一人の教官が現場責任者であった鹿取に告げた。
「どうします? そろそろ止めますか?」
鹿取は電子制御装置に表示されているGを見た。
「あくまでも緊急停止ボタンを押さない気か……」
チッと鹿取は舌打ちした。
おそらく、もう天馬の視界は正常に機能していない。
カウントの声も聞こえてはいないだろう。
鹿取は教官の一人に言った。
「停止しろ!」
教官の一人が緊急停止ボタンを押した。
しばらくすると遠心加速器の回転数が徐々に落ちていき、やがて完全に止まった。
鹿取は駆け足で遠心加速器に向かった。
ロックされていた鋼鉄製の扉を開け、中を覗き見る。
「無茶しやがって……だが、この才能は本物だな」
シートの背もたれにぐったりと身を預けていた天馬は、ブラックアウトにより意識を失っていた。
鹿取は天馬が装着していたHUDをそっと外す。
HUDには、7・02というデジタル数字が煌々と表示されていた。
出席番号順だったので、天馬よりも先に空也が遠心加速器に乗ってGを体感する。
巨大な円形のカプセルが高速回転し、やがて徐々に止まっていく。
そして中から出てきた空也は、一気に2、3歳は老け込んだようにげっそりとやつれていた。
「神田空也、5・87G」
鹿取は空也が耐えられたGの数値を読み上げる。
今までの生徒たちが耐えられたGの中でも空也の数値は比較的高かった。
だが、今のところ7Gの壁を越えた生徒は一人もいない。
「次、白樺天馬」
名前を呼ばれ、天馬は鹿取に付き添って遠心加速器に向かう。
「よし、中に入れ」
天馬は鹿取の指示に従い、カプセルに取り付けられた鋼鉄の扉を開く。
薄暗いカプセルの中には、クッション製のシートが床に固定されていた。
天馬はシートに腰を下ろし、ハーネストを身体に装着させた。
まるで本物の操縦席のように作られていた遠心加速器の中は、よりリアル感を出すために必要最低限の計基盤が取り付けられている。
しかし、そのほとんどは稼動しないことを天馬は見回しただけで看破した。
カプセルの外に待機していた鹿取が、順を追って天馬に説明する。
「シートの感触を確かめた後はヘッドレストに首を当てて固定しろ。もし回転中に首を動かしたら頸椎が折れかねん。いいか? 絶対に首は動かさず正面だけを向いていろ」
指示されたとおりに天馬はヘッドレストに首を入れて固定した。
「それが終ったら左隣に置いてあるヘッド・アップ・ディスプレイ(HUD)を装着しろ。すると画面に数字が映るはずだ」
シートの左隣には確かにゴーグルのようなHUDが置かれていた。手を伸ばし、天馬はHUDを装着する。
「どうだ? 何か数字が見えるだろ?」
「はい。1・0と表示されています」
「それが現在の重力値だ。この数字が上がっていくほどGが増していく……まあ、後は体感したほうが早いな」
そう言うと鹿取は、鋼鉄製の扉を閉めようとした。
だが、完全に閉まりきる前に天馬に一つだけ注意を残した。
「いいか? お前の身体状況はこちらで逐一モニタリングしている。そして途中で止めたくなったら、シートの下にある緊急停止用のボタンを押せ。いいか? くれぐれも無理はするなよ」
今度こそ鹿取は扉を閉めた。徐々にカプセルから気配が遠ざかっていく。
密閉された空間に座っている天馬は、一度だけ大きく深呼吸をした。
鼻腔の奥に金属独特の金臭い匂いが漂ってくる。
同時に緊張感が薄れていき、ひどく頭の中がクリアになっていった。
『準備は整ったか?』
不意に背もたれに設置されていたスピーカーから鹿取の声が聞こえてきた。
「はい。いつでもどうぞ」
『威勢がいいな。よし、まずは2Gからだ』
鹿取の声が途切れると、徐々にカプセルが動き出した。
あまりの滑らかな動きに、天馬は息を呑んで身体を硬直させる。
最初こそ天馬は、ただ回転している遠心加速器に落胆した。
これならば7Gを超えることなど容易い。
そう自惚れていたときだ。
再びスピーカーから鹿取の声が聞こえてきた。
『HUDには何Gと表示されている?』
「2・0です」
嘘ではなかった。
HUDには確かに2・0と表示されていた。
『脈拍、呼吸、体温、すべて正常値だな。まあ、2Gなど通常のGとあまり変わらん。本番はこれからだ。次は一気に4Gまで上げるぞ』
「くっ!」
鹿取の声が途切れた瞬間、カプセルの回転数が一気に上がった。
たった2倍になっただけなのに、ジェットコースターに乗ったときのような浮遊感を感じた。
『脈拍、呼吸、体温が上昇してきたな。よし、ではその状態を保ちながら簡単なテストを行う。白樺、1+1は?』
1+1?
天馬は考えるまでもなく即答した。
「2です」
『正解だ。では17+18は?』
次々に出される計算問題を天馬は答えていく。
ふと気づくと、HUDに表示されている数値が5・0を切っていた。
『現在のGは5・24。どうだ? 白樺。体調や視覚に問題はないか?』
天馬ははっと気づいた。
先ほどから妙に頭の思考が鈍ってきていると思ったが、それ以上に視界が驚くほど小さく狭まってきている。
『白樺、現在5・5Gを越えた。ここから本格的に身体に影響が出てくる。危ないと思ったらすぐに緊急停止ボタンを押せ』
そう注意された天馬だったが、7Gを超えるまで絶対に止めないと誓っていた。
7Gを超えれば練習用とはいえ戦闘機に乗れる。
いずれ乗れると分かっているが、体験するのは早いほうがいい。
だが、固い決意とは裏腹に天馬の思考は低下する一方だった。
無理もない。
高重力下では頭部に血液がいかなくなり、思考や視界に多大な影響が出てくる。
さらにこの状態がもっと続くと、脳から血液が引いてブラックアウト現象を引き起こす。
『現在6G。どうだ? そろそろ限界か?』
天馬は両拳を固く握って激しく奥歯を噛み締めた。
耳元ではっきりと聞こえていた鹿取の声が今では遠くに聞こえる。
「い……いえ……まだ……大丈夫です」
それでも天馬は懸命にGの荷重に耐えていた。
今のところ何とか意識は保っていられたが、うっかり気を抜くと一瞬で途切れてしまう。
『6・3……6・4……6・5……』
カウントを数える鹿取の声が異様に遅く感じる。
天馬は薄れていく意識の中で、そんなことを考えていた。
一方、空也たちは高速で回転する遠心加速器を食い入るように見つめていた。
「す、すげえ……6・5Gを超えた」
空也は電光掲示板に表示されているGを見て呟いた。
その表情は恐ろしいモノを目の当たりにしたような驚愕色に染まっている。
そしてそれはGを操作していた教官たちも同様だったらしく、電子制御装置を操作していた一人の教官が現場責任者であった鹿取に告げた。
「どうします? そろそろ止めますか?」
鹿取は電子制御装置に表示されているGを見た。
「あくまでも緊急停止ボタンを押さない気か……」
チッと鹿取は舌打ちした。
おそらく、もう天馬の視界は正常に機能していない。
カウントの声も聞こえてはいないだろう。
鹿取は教官の一人に言った。
「停止しろ!」
教官の一人が緊急停止ボタンを押した。
しばらくすると遠心加速器の回転数が徐々に落ちていき、やがて完全に止まった。
鹿取は駆け足で遠心加速器に向かった。
ロックされていた鋼鉄製の扉を開け、中を覗き見る。
「無茶しやがって……だが、この才能は本物だな」
シートの背もたれにぐったりと身を預けていた天馬は、ブラックアウトにより意識を失っていた。
鹿取は天馬が装着していたHUDをそっと外す。
HUDには、7・02というデジタル数字が煌々と表示されていた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
日本の運命を変えた天才少年-日本が世界一の帝国になる日-
ましゅまろ
歴史・時代
――もしも、日本の運命を変える“少年”が現れたなら。
1941年、戦争の影が世界を覆うなか、日本に突如として現れた一人の少年――蒼月レイ。
わずか13歳の彼は、天才的な頭脳で、戦争そのものを再設計し、歴史を変え、英米独ソをも巻き込みながら、日本を敗戦の未来から救い出す。
だがその歩みは、同時に多くの敵を生み、命を狙われることも――。
これは、一人の少年の手で、世界一の帝国へと昇りつめた日本の物語。
希望と混乱の20世紀を超え、未来に語り継がれる“蒼き伝説”が、いま始まる。
※アルファポリス限定投稿
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
無限在庫チートで異世界を買い占める〜窓際おじさんが廃棄予定のカップ麺で廃村エルフと腹ペコ魔王を救済したら最強商会ができました〜
黒崎隼人
ファンタジー
物流倉庫で不良在庫の管理に追われるだけの42歳、窓際サラリーマンのタケシ。
ある日突然、彼は見知らぬ森の中へと転移してしまう。
彼に与えられたのは、地球で廃棄される運命にあったあらゆる物資を無尽蔵に引き出せる規格外のスキル「無限在庫処分」だった。
賞味期限間近のカップ麺、パッケージ変更で捨てられるレトルトカレー、そして型落ちの電動工具。
地球ではゴミとされるこれらの品々が、異世界では最強のチートアイテムと化す!
森で倒れていたエルフの少女リリアをカップ麺で救ったタケシは、領主の搾取によって滅亡寸前だった彼女の村を拠点とし、現代の物資と物流ノウハウを駆使して商会を立ち上げる。
美味しいご飯と圧倒的な利便性で異世界の人々の胃袋と生活を掴み、村は急速に発展。
さらには、深刻な食糧難で破綻寸前だった美少女魔王ルビア率いる魔王軍と「業務提携」を結び、最強の武力を物流の護衛として手に入れる!
剣も魔法も使わない。武器は段ボールと現代の知識だけ。
窓際おじさんが圧倒的な物量で悪徳領主の経済基盤をすり潰し、異世界の常識を塗り替えていく、痛快・異世界経営スローライフ、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる