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第三十三話 天馬VSドラゴン ②
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天馬は機首を下げて一気に急降下。
直後、正面から水平に発射された砲弾のように翼竜が向かってきた。
再び空中で翼竜とF‐TⅡが交差する。
天馬の冷汗の量が増した。
間一髪かわすことには成功したが、機体の上部一帯にどす黒い血がペンキを零したような勢いで付着した。
だがその血のほとんども、1秒足らずで機体から離れて遥か後方に飛んでいく。
(化け物が!)
【第一種】に分類されている翼竜が、生物の常識を遥かに逸脱した存在だとはよく知っている。
いや、厳密には関連書籍などを読み漁って知っていたつもりになっていた。
今の俺では歯が立たない。
それが数分間だが空中戦を繰り広げた天馬の忌憚のない感想だった。
自身のパイロットの腕前が未熟なのは重々承知している。
だがそれ以上に、現在乗っているF‐TⅡでは性能に関して翼竜の飛行能力に今一歩及ばない。
天馬は高高度から低高度の距離にまで高度を落とした。
高高度の空中戦闘では空気密度がどうしても少なくなるため、アフター・バーナーなしで出せる速度には限界がある。
さらに音の速度も遅いため、浅く降下するとすぐに音速の速度に達してしまう。
つまり、旋回性能が著しく低下するのである。
それでは意味がない。
天馬は血液が下半身に下がり、足元が締め付けられる窮屈さに必死に耐えながら操縦桿を握っていた。
その中で天馬は瞬時に計器類をチェックする。
機銃砲の弾丸は100発も残っていないだろう。
350発の弾丸など撃ち続ければ数秒で切れてしまう数である。
ましてや【第一種】の翼竜相手では機関砲だけでは倒せない。
このF‐TⅡはあくまでも航空戦闘学生専用の練習機なのである。
やはり【第一種】の翼竜を屠るには、
航空自衛軍が保有している最新鋭の戦闘機Xシリーズが必要であった。
(本格的に潮時かな)
さすがの天馬とてこれ以上の戦闘は無謀だと悟った。
せめて向日葵を見つけて連れ帰りたかったのだが、【第一種】の翼竜相手にたった一機で戦っても勝ち目はない。
バック・ミラーを覗き込むと、翼竜は後方約150メートル付近まで離れていた。
【第一種】に分類される翼竜は、種類によって飛行能力が異なると関連書籍には書いてあった。
旋回性能に特化した翼竜や加速に特化した翼竜など実に様々であり、そしてどうやら現在遭遇している翼竜は加速に特化した翼竜らしい。
先ほどから一定の距離を取って一気に加速してくるのがその証拠であった。
天馬は降下させた機体を水平に保ち、徐々に速度を落としていく。
海面スレスレで機体を持ち直したので風圧で巨大な波飛沫が発生した。
このまま低高度を保ちながら航空戦闘学校方面に方向転換。
幸い翼竜は未だ向かってくる気配はない。
その場でパイロンのように旋回し続けている。
天馬は迅速にラダー・ペダルを踏み込み操縦桿を操作する。
絶妙にコントロールされたF‐TⅡは、胴体後部にある低温空気ファンの揚力により水平を保ったまま方向転換していく。
数十秒の時間をかけて機体が方向転換し、風防の中から航空戦闘学校の管制塔がちらりと見えた。
そしてふと見れば燃料も残り3分の1。
さすがに飛んでいるだけで燃料を激しく食う戦闘機である。
このままでは燃料切れで失墜する恐れもあった。
天馬は加速を上げようと操縦桿を強く握り締めた。
このまま操縦桿を前方に倒せばジェット・エンジンの出力が上がり、アフター・バーナーの噴射を利用して加速度が急激に上がる。
(これで後は加速するだけだ)
と操縦桿を前方に倒そうとした刹那、
「――――ッ!」
天馬は信じられないものを見たという表情を浮かべた。
F‐TⅡは低温空気ファンの揚力により海面上に浮いていた。
だからこそ風防の外に広がっていた砂浜の様子が一望できた。
何回か瞬きをするが幻覚ではない。
砂浜の一角に桃色の物体が見えた。
「雨野!」
思わず天馬は酸素マスクの中で叫んだ。
桃色の物体の正体は女子専用のジャージを着用した向日葵だった。
表情こそ見えなかったが、両手の指を胸元の位置で絡めて佇んでいる。
「くそッ!」
吐き捨てるように呟いた天馬は、機体を再び方向転換した。
続いて操縦桿を前方に緩やかに倒す。
ジェット・エンジンの出力が上昇。
アフター・バーナーが点火し、爆音を轟かせながら一気に加速する。
10秒も経たないうちにF‐TⅡは海面に波の尾を引きながら砂浜に到着した。
低温空気ファンの揚力と車輪を利用して砂浜の近くにあった道路に着陸させると、天馬は身体を固定していたハーネストを外した。
風防を開けて酸素マスクも取り外す。
「雨野!」
叫びながら天馬は向日葵に手招きした。
向日葵は天馬に気づくと、両耳を押さえながら駆け寄ってきた。
天馬が被っていたヘルメットには防音機能が付いていたから大丈夫だったが、生身ではこのエンジン音は脳髄に響くほどの苦痛に感じるだろう。
「白樺君!」
駆け寄ってきた向日葵は、操縦席から立ち上がった天馬を見上げる。
エンジン音のせいではっきりと声は聞こえなかったが、それでも向日葵の唇の動きから自分の名前を呼んでいることが分かった。
「いいから後部座席に乗るんだ!」
無人だった後部座席の風防をコンピューター制御で開けると、天馬は向日葵にジェスチャーで指示を送る。
だが向日葵は後部座席には移動せず、天馬が乗っている操縦席に近寄ってきた。
エンジン音に負けないくらいの大声を張り上げる。
「ミントが! ミントが!」
ミント?
あの翼竜の幼体のことか。そのとき天馬ははっと気がついた。
向日葵が懸命に世話をしていた翼竜の幼体の姿がないことに。
天馬は向日葵を見下ろしながら叫んだ。
「そんなことはどうでもいい! いいから早く乗るんだ! ぐずぐずしてると逃げられなくなる!」
そうである。
今は翼竜の幼体のことなどどうでもいい。
それどころか、翼竜の幼体を一緒に連れて帰られるわけがない。
いないのはむしろ好都合であった。
それでも向日葵は首を縦に振らなかった。
「お願い、白樺君! ミントを殺さないで!」
向日葵は思いつめた表情で懇願した。
「どういうことだ?」
天馬が訊き返した直後、向日葵は空に向かって人差し指を突きつけた。
天馬は条件反射で向日葵が指し示した方向を見る。
先ほどまで翼竜と空中戦を繰り広げていた上空に、小さな物体が翼を羽ばたかせて飛んでいた。
肉眼でもその物体が鳥ではなく、しかも小柄だということが分かった。
ミントである。
数百メートル上空で優雅に飛行している翼竜の幼体。
まだ完全に怪我が治っていないにもかかわらず、それでも懸命に翼を動かして大海原を泳ぐ魚のように飛行していた。
天馬は呆然とその光景を眺めていた。
本来ならばすぐさま向日葵を後部座席に乗せ、航空戦闘学校に連れて帰るつもりであった。
そのために天馬は、懲罰を覚悟の上で戦闘機の無断使用を実行したのだ。
だが、天馬は思わずその光景に見入ってしまった。
そしてそれは天馬だけではない。
向日葵も顔を上げながら上空に視線を向けている。
それはひどく幻想的で、不思議と心が落ち着く光景だった。
先ほどまで天馬と死闘を演じていた【第一種】の翼竜と、向日葵が世話をしていた翼竜の幼体が空中で寄り添うように飛行していた。
「まさか……」
天馬はポツリと呟いた。
直後、正面から水平に発射された砲弾のように翼竜が向かってきた。
再び空中で翼竜とF‐TⅡが交差する。
天馬の冷汗の量が増した。
間一髪かわすことには成功したが、機体の上部一帯にどす黒い血がペンキを零したような勢いで付着した。
だがその血のほとんども、1秒足らずで機体から離れて遥か後方に飛んでいく。
(化け物が!)
【第一種】に分類されている翼竜が、生物の常識を遥かに逸脱した存在だとはよく知っている。
いや、厳密には関連書籍などを読み漁って知っていたつもりになっていた。
今の俺では歯が立たない。
それが数分間だが空中戦を繰り広げた天馬の忌憚のない感想だった。
自身のパイロットの腕前が未熟なのは重々承知している。
だがそれ以上に、現在乗っているF‐TⅡでは性能に関して翼竜の飛行能力に今一歩及ばない。
天馬は高高度から低高度の距離にまで高度を落とした。
高高度の空中戦闘では空気密度がどうしても少なくなるため、アフター・バーナーなしで出せる速度には限界がある。
さらに音の速度も遅いため、浅く降下するとすぐに音速の速度に達してしまう。
つまり、旋回性能が著しく低下するのである。
それでは意味がない。
天馬は血液が下半身に下がり、足元が締め付けられる窮屈さに必死に耐えながら操縦桿を握っていた。
その中で天馬は瞬時に計器類をチェックする。
機銃砲の弾丸は100発も残っていないだろう。
350発の弾丸など撃ち続ければ数秒で切れてしまう数である。
ましてや【第一種】の翼竜相手では機関砲だけでは倒せない。
このF‐TⅡはあくまでも航空戦闘学生専用の練習機なのである。
やはり【第一種】の翼竜を屠るには、
航空自衛軍が保有している最新鋭の戦闘機Xシリーズが必要であった。
(本格的に潮時かな)
さすがの天馬とてこれ以上の戦闘は無謀だと悟った。
せめて向日葵を見つけて連れ帰りたかったのだが、【第一種】の翼竜相手にたった一機で戦っても勝ち目はない。
バック・ミラーを覗き込むと、翼竜は後方約150メートル付近まで離れていた。
【第一種】に分類される翼竜は、種類によって飛行能力が異なると関連書籍には書いてあった。
旋回性能に特化した翼竜や加速に特化した翼竜など実に様々であり、そしてどうやら現在遭遇している翼竜は加速に特化した翼竜らしい。
先ほどから一定の距離を取って一気に加速してくるのがその証拠であった。
天馬は降下させた機体を水平に保ち、徐々に速度を落としていく。
海面スレスレで機体を持ち直したので風圧で巨大な波飛沫が発生した。
このまま低高度を保ちながら航空戦闘学校方面に方向転換。
幸い翼竜は未だ向かってくる気配はない。
その場でパイロンのように旋回し続けている。
天馬は迅速にラダー・ペダルを踏み込み操縦桿を操作する。
絶妙にコントロールされたF‐TⅡは、胴体後部にある低温空気ファンの揚力により水平を保ったまま方向転換していく。
数十秒の時間をかけて機体が方向転換し、風防の中から航空戦闘学校の管制塔がちらりと見えた。
そしてふと見れば燃料も残り3分の1。
さすがに飛んでいるだけで燃料を激しく食う戦闘機である。
このままでは燃料切れで失墜する恐れもあった。
天馬は加速を上げようと操縦桿を強く握り締めた。
このまま操縦桿を前方に倒せばジェット・エンジンの出力が上がり、アフター・バーナーの噴射を利用して加速度が急激に上がる。
(これで後は加速するだけだ)
と操縦桿を前方に倒そうとした刹那、
「――――ッ!」
天馬は信じられないものを見たという表情を浮かべた。
F‐TⅡは低温空気ファンの揚力により海面上に浮いていた。
だからこそ風防の外に広がっていた砂浜の様子が一望できた。
何回か瞬きをするが幻覚ではない。
砂浜の一角に桃色の物体が見えた。
「雨野!」
思わず天馬は酸素マスクの中で叫んだ。
桃色の物体の正体は女子専用のジャージを着用した向日葵だった。
表情こそ見えなかったが、両手の指を胸元の位置で絡めて佇んでいる。
「くそッ!」
吐き捨てるように呟いた天馬は、機体を再び方向転換した。
続いて操縦桿を前方に緩やかに倒す。
ジェット・エンジンの出力が上昇。
アフター・バーナーが点火し、爆音を轟かせながら一気に加速する。
10秒も経たないうちにF‐TⅡは海面に波の尾を引きながら砂浜に到着した。
低温空気ファンの揚力と車輪を利用して砂浜の近くにあった道路に着陸させると、天馬は身体を固定していたハーネストを外した。
風防を開けて酸素マスクも取り外す。
「雨野!」
叫びながら天馬は向日葵に手招きした。
向日葵は天馬に気づくと、両耳を押さえながら駆け寄ってきた。
天馬が被っていたヘルメットには防音機能が付いていたから大丈夫だったが、生身ではこのエンジン音は脳髄に響くほどの苦痛に感じるだろう。
「白樺君!」
駆け寄ってきた向日葵は、操縦席から立ち上がった天馬を見上げる。
エンジン音のせいではっきりと声は聞こえなかったが、それでも向日葵の唇の動きから自分の名前を呼んでいることが分かった。
「いいから後部座席に乗るんだ!」
無人だった後部座席の風防をコンピューター制御で開けると、天馬は向日葵にジェスチャーで指示を送る。
だが向日葵は後部座席には移動せず、天馬が乗っている操縦席に近寄ってきた。
エンジン音に負けないくらいの大声を張り上げる。
「ミントが! ミントが!」
ミント?
あの翼竜の幼体のことか。そのとき天馬ははっと気がついた。
向日葵が懸命に世話をしていた翼竜の幼体の姿がないことに。
天馬は向日葵を見下ろしながら叫んだ。
「そんなことはどうでもいい! いいから早く乗るんだ! ぐずぐずしてると逃げられなくなる!」
そうである。
今は翼竜の幼体のことなどどうでもいい。
それどころか、翼竜の幼体を一緒に連れて帰られるわけがない。
いないのはむしろ好都合であった。
それでも向日葵は首を縦に振らなかった。
「お願い、白樺君! ミントを殺さないで!」
向日葵は思いつめた表情で懇願した。
「どういうことだ?」
天馬が訊き返した直後、向日葵は空に向かって人差し指を突きつけた。
天馬は条件反射で向日葵が指し示した方向を見る。
先ほどまで翼竜と空中戦を繰り広げていた上空に、小さな物体が翼を羽ばたかせて飛んでいた。
肉眼でもその物体が鳥ではなく、しかも小柄だということが分かった。
ミントである。
数百メートル上空で優雅に飛行している翼竜の幼体。
まだ完全に怪我が治っていないにもかかわらず、それでも懸命に翼を動かして大海原を泳ぐ魚のように飛行していた。
天馬は呆然とその光景を眺めていた。
本来ならばすぐさま向日葵を後部座席に乗せ、航空戦闘学校に連れて帰るつもりであった。
そのために天馬は、懲罰を覚悟の上で戦闘機の無断使用を実行したのだ。
だが、天馬は思わずその光景に見入ってしまった。
そしてそれは天馬だけではない。
向日葵も顔を上げながら上空に視線を向けている。
それはひどく幻想的で、不思議と心が落ち着く光景だった。
先ほどまで天馬と死闘を演じていた【第一種】の翼竜と、向日葵が世話をしていた翼竜の幼体が空中で寄り添うように飛行していた。
「まさか……」
天馬はポツリと呟いた。
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