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014_覇王の卵
014_1
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カオル「……人数、少なくなっちまったな……」
カオルは厨房から、夕食に集まったクラスメイトを眺めた。
かぐらが死亡して、しおんとトーマは治療のために島から降りた。エレナとあかりは体調を崩してここにいない。他にも、何人かここにいないような気がするが、思いつかない。
まあ、細かいことはどちらでも良い。
カオル「……もう今日しかチャンス……ないよな……」
カオルはため息をついた。
いや、分かっていたことだ。しかしいざとなると、ためらいの感情が沸いてくる。
厨房から歩み出て、食堂に入ったところで立ち止まる。
いつも制服に簡単なエプロンを引っかけるだけのカオルだったが、今日は白のコックコートに身を包んでいる。腰から下は黒の前掛けエプロン。
カオル「みんな! 食べながらで良いから、聞いてくれ!」
ためらいを振り切るようにして、カオルは声を張り上げた。
ルイ「お、なんだなんだ?」
ルイが笑いながら、声を上げた。
以前行ったようなゲームが始まると思ったのかもしれない。
カオル「なあ、みんな……
犯罪者呼ばわりされて、隔離されるってところから始まった学園生活だったけどよ。
ほんと楽しかったよな? 一緒に飯食って、ゲームして、バカして、笑ってさ。
オレ、一生忘れないよ」
突然の独白に、ルイは困惑した。
ルイ「あいつ、どうしたんだ?」
困惑しているのは、ルイだけではない。こはくもまゆを寄せて、首をかしげた。
カオル「……全部、続けようぜ。
この島の外のこととか、卒業とか、将来とか、そういう面倒なことは抜きにしてさ。
ここで、ずっと一緒にいればいい。
オレ、ちからを得たんだ。
なんでも無理矢理、思い通りに出来るくらいの……ちから。
それでオレ、みんなを守るからさ。
だからみんな、ずっとここにいようぜ?
ここから出て行けないようにして、ずっと、飼ってやるからさ」
カオルはにこやかに両手を広げた。
カオル「……オレの料理、ずっとおまえらに食わせてやるよ」
【超音波】。衝撃波が走り、窓ガラスが卵の殻のように砕け散った。
【重重力】。古い木材が乾いた音を立てて裂ける。
【地面操作】。床を突き抜けて数10本もの柱が盛り上がり、壁を天井を破壊した。
これら全てが同時に起こって、木造の校舎はあっという間に瓦礫の山と化した。
********
地響きを感じて、ソウガは反射的に頭上を見た。
ソウガ「……始まったな」
ソウガは、感情の乗っていない声で、ポツリと言った。
あかり「……ちょっと、説明しなさいよ」
バスタオルを羽織ったあかりが、不機嫌そうに口を出した。
そのバスタオルの下は下着しか身につけていない。雨でずぶ濡れになった制服はむき出しの梁に引っかけて干している。
はなはだ心許ない。しっかりとバスタオルを両手で掴んで、体に巻き付けている。
ソウガ「……なにを言えばいいか、わかんねえよ」
ソウガは頭を掻いた。
あかり「ここはどこで、アンタは何をしてるの?」
ソウガはため息をついた。容赦する気は無いらしい。
ソウガ「ここは、浮き島の地下室だ。
奥には機関室?っていうのか、なんか機械とでっけえ石みたいなのがある。
で、オレは、ここでこの人のボディガードだ」
ソウガが指した先に、居心地悪そうに座るみっちゃん、こと田中道子がいた。
あかり「なんでこんな場所知ってんのよ? あと、どうしてみっちゃん先生を守ることになってるの? 」
ソウガ「あー、もう……一個ずつにしろ」
あかりの質問責めに、ソウガはねを上げた。
みっちゃん「落ち着いて、あかりさん。
今、生徒の一人が異能力を暴走させて暴れているわ」
断続的に地響きが聞こえる。
あかり「異能力の暴走って……」
ソウガ「カオルだよ。……アイツの能力、覚えてるか?」
あかりはうなづいた。
あかり「何度も見たわ。……指先から好きなスパイスを生み出す、それだけ、だったと思うけど……」
ソウガ「あいつの能力には、続きがある。
他の能力者にそのスパイスを食わせて、スパイスが腹の中にある間……自由にそいつの能力が使えるんだとよ」
あかりはゾッとしてお腹に手をあてた。
あかり「そんな……じゃあ、私たち……」
ソウガ「ああ……アイツが料理当番を買って出たのって、それが目的だったんだ。
オレたちだけじゃねえ。地上の学院生徒にも、どうにかしてスパイス食わせて、多分、今のカオルに出来ないことはない」
あかり「……なんで、アンタそんなこと知ってんのよ?」
ソウガは天井を見上げた。
今も、アイツは地上にいるんだろうか。
ソウガ「全部を企てたヤツに聞いたんだ」
あかり「全部って……」
ソウガ「ノクスってヤツだ。
ユウに幻聴を聞かせてるヤツで、ユウのもう一つの人格だ」
********
カオル「おっと」
【もう一対の腕】。肩口から生えた腕が、カオル目がけて落下した瓦礫を受け止めた。
カオル「……うーん……」
瓦礫を放り投げようとするが、うまく操ることが出来ない。
カオル「体を変化させる系統の力は、練習が必要だな」
腕は黒い砂になって霧散した。
カオル「あーあ……一張羅が……」
腕が生えた影響で、コックコートの襟が破れて垂れ下がった。
直せる能力があるか、また探さなければならない。
……大丈夫。時間はある。
学院全体を制圧して、能力者を拘束、定期的にスパイスを摂取させる仕組みを作ろう。
恒久的に今の力が使えれば、世界だってひざまずくはずだ。
カオル「ホントは、あと2,3日欲しかったよな……
一気に全部入れちゃうんだもんなぁ……」
ぼやくカオルに向かって、大きな柱が倒れてくる。
カオル「こう、かな」
【結界領域】。格子状に編まれた光がカオルの周りに出現した。
柱が光に阻まれて、カオルの背後に倒れた。
カオル「まだまだ崩れてきそうだな……
よし、高いとこ、いこう」
【地面操作】。カオルの足元の地面がせり上がって、丘になる。
校舎の瓦礫を結界で押しのけるようにして、カオルは校舎の残骸の上に君臨した。
カオル「外は外で、雨かあ~……」
どしゃぶりの雨が頬を打つ。
カオルは上空に向かって手を広げた。
【風刃】。【氷結】。【風刃】。【氷結】……
風で雲を集め氷に変えていく。雲が消えて、空中に巨大な氷塊が出現した。
カオル「はあああぁぁぁ!」
気合いを入れて、カオルは手を振りかぶった。
カオル「だあぁ!」
【超パンチ】。突き出した拳は衝撃波となって、氷塊を粉々に砕いた。
カオル「ははっ! はーはっはっはっは!
すげえ! なんでも出来る!」
舞い落ちる氷の破片の中で、カオルは笑った。
ルイ「おい!」
カオルの後ろから、怒号混じりの声がした。
校舎の瓦礫をよじ登ったルイが、カオルの後ろに立った。
ルイ「おめえ、いきなり何すんだよ?
こはく、ケガしちまったんだぞ!」
そう言うルイの額にも一筋の血が流れている。
カオル「そいつは悪かった」
にこやかにカオルは振り返った。
カオル「……すぐ治療してやるよ。
全員、無力化した後でな!」
ルイ「やってみろよ、クソコック!」
拳に小さな電撃をまとわせて、ルイが躍りかかった。
カオルは厨房から、夕食に集まったクラスメイトを眺めた。
かぐらが死亡して、しおんとトーマは治療のために島から降りた。エレナとあかりは体調を崩してここにいない。他にも、何人かここにいないような気がするが、思いつかない。
まあ、細かいことはどちらでも良い。
カオル「……もう今日しかチャンス……ないよな……」
カオルはため息をついた。
いや、分かっていたことだ。しかしいざとなると、ためらいの感情が沸いてくる。
厨房から歩み出て、食堂に入ったところで立ち止まる。
いつも制服に簡単なエプロンを引っかけるだけのカオルだったが、今日は白のコックコートに身を包んでいる。腰から下は黒の前掛けエプロン。
カオル「みんな! 食べながらで良いから、聞いてくれ!」
ためらいを振り切るようにして、カオルは声を張り上げた。
ルイ「お、なんだなんだ?」
ルイが笑いながら、声を上げた。
以前行ったようなゲームが始まると思ったのかもしれない。
カオル「なあ、みんな……
犯罪者呼ばわりされて、隔離されるってところから始まった学園生活だったけどよ。
ほんと楽しかったよな? 一緒に飯食って、ゲームして、バカして、笑ってさ。
オレ、一生忘れないよ」
突然の独白に、ルイは困惑した。
ルイ「あいつ、どうしたんだ?」
困惑しているのは、ルイだけではない。こはくもまゆを寄せて、首をかしげた。
カオル「……全部、続けようぜ。
この島の外のこととか、卒業とか、将来とか、そういう面倒なことは抜きにしてさ。
ここで、ずっと一緒にいればいい。
オレ、ちからを得たんだ。
なんでも無理矢理、思い通りに出来るくらいの……ちから。
それでオレ、みんなを守るからさ。
だからみんな、ずっとここにいようぜ?
ここから出て行けないようにして、ずっと、飼ってやるからさ」
カオルはにこやかに両手を広げた。
カオル「……オレの料理、ずっとおまえらに食わせてやるよ」
【超音波】。衝撃波が走り、窓ガラスが卵の殻のように砕け散った。
【重重力】。古い木材が乾いた音を立てて裂ける。
【地面操作】。床を突き抜けて数10本もの柱が盛り上がり、壁を天井を破壊した。
これら全てが同時に起こって、木造の校舎はあっという間に瓦礫の山と化した。
********
地響きを感じて、ソウガは反射的に頭上を見た。
ソウガ「……始まったな」
ソウガは、感情の乗っていない声で、ポツリと言った。
あかり「……ちょっと、説明しなさいよ」
バスタオルを羽織ったあかりが、不機嫌そうに口を出した。
そのバスタオルの下は下着しか身につけていない。雨でずぶ濡れになった制服はむき出しの梁に引っかけて干している。
はなはだ心許ない。しっかりとバスタオルを両手で掴んで、体に巻き付けている。
ソウガ「……なにを言えばいいか、わかんねえよ」
ソウガは頭を掻いた。
あかり「ここはどこで、アンタは何をしてるの?」
ソウガはため息をついた。容赦する気は無いらしい。
ソウガ「ここは、浮き島の地下室だ。
奥には機関室?っていうのか、なんか機械とでっけえ石みたいなのがある。
で、オレは、ここでこの人のボディガードだ」
ソウガが指した先に、居心地悪そうに座るみっちゃん、こと田中道子がいた。
あかり「なんでこんな場所知ってんのよ? あと、どうしてみっちゃん先生を守ることになってるの? 」
ソウガ「あー、もう……一個ずつにしろ」
あかりの質問責めに、ソウガはねを上げた。
みっちゃん「落ち着いて、あかりさん。
今、生徒の一人が異能力を暴走させて暴れているわ」
断続的に地響きが聞こえる。
あかり「異能力の暴走って……」
ソウガ「カオルだよ。……アイツの能力、覚えてるか?」
あかりはうなづいた。
あかり「何度も見たわ。……指先から好きなスパイスを生み出す、それだけ、だったと思うけど……」
ソウガ「あいつの能力には、続きがある。
他の能力者にそのスパイスを食わせて、スパイスが腹の中にある間……自由にそいつの能力が使えるんだとよ」
あかりはゾッとしてお腹に手をあてた。
あかり「そんな……じゃあ、私たち……」
ソウガ「ああ……アイツが料理当番を買って出たのって、それが目的だったんだ。
オレたちだけじゃねえ。地上の学院生徒にも、どうにかしてスパイス食わせて、多分、今のカオルに出来ないことはない」
あかり「……なんで、アンタそんなこと知ってんのよ?」
ソウガは天井を見上げた。
今も、アイツは地上にいるんだろうか。
ソウガ「全部を企てたヤツに聞いたんだ」
あかり「全部って……」
ソウガ「ノクスってヤツだ。
ユウに幻聴を聞かせてるヤツで、ユウのもう一つの人格だ」
********
カオル「おっと」
【もう一対の腕】。肩口から生えた腕が、カオル目がけて落下した瓦礫を受け止めた。
カオル「……うーん……」
瓦礫を放り投げようとするが、うまく操ることが出来ない。
カオル「体を変化させる系統の力は、練習が必要だな」
腕は黒い砂になって霧散した。
カオル「あーあ……一張羅が……」
腕が生えた影響で、コックコートの襟が破れて垂れ下がった。
直せる能力があるか、また探さなければならない。
……大丈夫。時間はある。
学院全体を制圧して、能力者を拘束、定期的にスパイスを摂取させる仕組みを作ろう。
恒久的に今の力が使えれば、世界だってひざまずくはずだ。
カオル「ホントは、あと2,3日欲しかったよな……
一気に全部入れちゃうんだもんなぁ……」
ぼやくカオルに向かって、大きな柱が倒れてくる。
カオル「こう、かな」
【結界領域】。格子状に編まれた光がカオルの周りに出現した。
柱が光に阻まれて、カオルの背後に倒れた。
カオル「まだまだ崩れてきそうだな……
よし、高いとこ、いこう」
【地面操作】。カオルの足元の地面がせり上がって、丘になる。
校舎の瓦礫を結界で押しのけるようにして、カオルは校舎の残骸の上に君臨した。
カオル「外は外で、雨かあ~……」
どしゃぶりの雨が頬を打つ。
カオルは上空に向かって手を広げた。
【風刃】。【氷結】。【風刃】。【氷結】……
風で雲を集め氷に変えていく。雲が消えて、空中に巨大な氷塊が出現した。
カオル「はあああぁぁぁ!」
気合いを入れて、カオルは手を振りかぶった。
カオル「だあぁ!」
【超パンチ】。突き出した拳は衝撃波となって、氷塊を粉々に砕いた。
カオル「ははっ! はーはっはっはっは!
すげえ! なんでも出来る!」
舞い落ちる氷の破片の中で、カオルは笑った。
ルイ「おい!」
カオルの後ろから、怒号混じりの声がした。
校舎の瓦礫をよじ登ったルイが、カオルの後ろに立った。
ルイ「おめえ、いきなり何すんだよ?
こはく、ケガしちまったんだぞ!」
そう言うルイの額にも一筋の血が流れている。
カオル「そいつは悪かった」
にこやかにカオルは振り返った。
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