【R18】弱小剣士が降魔術師になって人生やり直し~淫魔に毎日搾られて最強に~

広東封建

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第一章【レイシア編】

喧嘩

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 突然シンが割って入った事でジェラルド達達が驚きの表情を浮かべる。

「どうしたボウズ、怖い顔して」

 ジェラルドがシンにニヤリとたずねる。

「おいなんだぁこの手は! まさか俺達に楯突こうって訳じゃねえだろうなガキぃ!」

「新米は引っ込んでろ!」

 自分より年下の、それも新人冒険者に静止された事で男達が息巻く。

「ボウズじゃない、シンだ。大人しくその汚い手を退けろ」

 シンはジェラルド達に動じる事無く、更に強い口調で言い放った。

「シン君……」

 ソフィーヤは今までに見たこともない怒りの表情を浮かべるシンに対し、かける言葉を失う。
 好意を寄せているレイシアが男達に弄ばれている状況に、シンが怒るのも理解出来た。
 だがそれにしてもジェラルド達を見るシンの目付きには、どこか憎しみめいたものがあった。

「うるせえっつってんだろクソガキャア!」

 すると一人の男がシンに殴りかかった。

『グシャアッ』

「キャアーーーッ!」

『ガッシャアアアンッ!』

 鈍い音が鳴ると同時に、ソフィーヤの悲鳴がギルド内に響く。

 突然の騒ぎに周りの冒険者達がざわめく。

「し、シン……」

 レイシアが弱々しくシンの名前を呼ぶ。

 ソフィーヤが恐る恐る目を開け、状況を確認する。するとーー

「えっ!?」

 目の前に広がる光景にソフィーヤは目を見開いた。

 シンに殴りかかった男の姿はそこにはなく、シンが血に濡れた拳を握り締めていた。
 ソフィーヤが辺りを見渡すと、シン達から離れた所にある机が大きく壊れ、そこに男が血を流しながら突っ伏していた。

『ダーリンがこんな奴に負ける訳ないじゃーん』

 これまでのやり取りを全く心配する様子もなく眺めていたリザが、さも当たり前といった感じに述べる。

 確かにシンが新人離れしたレベルなのはソフィーヤも分かっていた。
 だがシンの職業は降魔術師であり、幾らレベルが高いとは言っても年上の男を片手で吹き飛ばすなどとは、にわかに信じがたかった。

「ほう……」

 ジェラルドが感心したように呟く。

「て、てめぇ……! やりやがったな!」

「調子に乗ってんじゃねーぞ! このクソガキャア!」

 仲間がやられた事に激昂した男達がシンに襲いかかる。
 シンがそれに応戦しようと無言で拳を構えた。

「待て!!」

 一触即発となるシンと男達に対し、ジェラルドが突然待ったをかけた。

「突然仲間が手を上げて済まなかったな。ええと……シン君と言ったか?
 どうだ、ここは男らしく一対一の決闘で決着を付けるようじゃないか!
 剣で勝った方がレイシアとパーティを組むってのでどうだ?」

 ジェラルドからの予期せぬ決闘の申し出に周囲がざわつく。

「そんなっ……! シン君は降魔術師なのよ!? そんなシン君に決闘を申し込むなんて卑怯だわ!」

 ジェラルドに対しソフィーヤが不平を申し出る。

 この世界での決闘とは、剣を持つ者同士が互いの剣を交えて戦う正当な果たし合いだ。
 故に魔法を得意とする者達にとっては無縁のものだった。
 稀に魔法使い同士が魔法による決闘を行う事もあるが例外的なものであり、ましてや剣士と降魔術師による決闘など前代未聞だ。

「おおっと、そりゃあ済まなかった。その腰に下げている剣がただの飾りだったのなら仕方ない」

 ジェラルドが分かりやすくシンを挑発する。

「決闘も出来ない根性無しの癖に、俺達に喧嘩を売ったのかよこのガキ!」

「ビビリの新米はお家に帰ってママのおっぱいでも吸ってろ! ギャハハハ!」

 取り巻き達もジェラルドに乗ってシンを煽る。

「問題ない。やろう」

 シンはジェラルドの挑発に無表情で応じた。

「ダーリンやっちゃえー!」

 隣でリザが楽しそうにシンを応援している。
 かたやソフィーヤとレイシアは、シンの言葉に不安そうな表情を浮かべていた。

「し、シン……私の為に君が戦う必要はない……」

「大丈夫ですよレイシアさん。剣もそれなりに扱えますから。それにーー」

 シンがジェラルド達を睨み付ける。

「これは俺自身の弔い戦なんだ……」

 シンは誰に当てるでもなくポツリと、そして力を込めて呟いた。

「シン、君はーー」

 意味深な表情を浮かべるシンに対し、レイシアが言葉をかけようとするがーー

「よし。それじゃあ表に出るぞ!」

「へへ! 逃げんなよボウズ!」

「生意気なガキにギルドの洗礼を浴びせてやりましょうジェラルドさん!」

『ドカドカ』と下品な足音を立てて外へ出るジェラルド達に、シンも後に続いて行ってしまった。

 残されたレイシアとソフィーヤや、シン達が出ていった先を憂慮の目で見つめていたーー



 男達が騒がしく道を広げながら歩く様子を、街の住人達は訝しげに眺めていた。
 その先頭を歩くジェラルドは、何かを企むように不敵な笑みを浮かべている。

(ククク……あの新米め。まんまと俺の誘いに乗りやがった。
 奴が持っている剣、あれは間違いなく安物の初心者武器だ。しかも職業は降魔術師ときた。
 俺の仲間を片腕で吹き飛ばすくらいだから力はそこそこあるようだが、剣の腕は大したことないだろう。
 ここで俺の剣の腕前を見せつければ、レイシアも俺に惚れ直すだろう!
 せいぜい俺の引き立て役になってもらうぜボウズ!)

 ジェラルドは剣の腕ならば負ける筈がないと踏んで、シンに決闘を申し込んだのだ。
 そして降魔術師の癖に一丁前に剣を腰に下げているシンならば挑発に乗ってくるだろうと目論み、それは見事に的中した。

(レイシアに気に入られるだけの才能はあるようだが、安物の剣でこのジェラルド様のミスリルソードに敵うと思うなよ!)

 ジェラルドは自らの剣の派手な柄を可愛がるようにひと撫でした。

『ダーリン、リザもこの人を殺すの手伝うー?』

 リザが暢気な顔とは似合わない物騒な言葉でシンにたずねた。

『リザは手を出さずに俺の戦いを隣で見ててくれ。それに殺しはしないさ』

 シンが優しい笑顔でリザの手助けを断る。

『ただーー奴らには俺が14年間味わわされた、死にたくなるような生き恥をこれから晒して生きてもらう』

 冷酷に語るその顔は、激しい憎しみの炎に満ちていた。

 一見すると降魔術師が剣で戦うなど、誰がどう見ても振りな状況だった。だが当のシンは微塵も負ける気がしなかった。
 シンは生まれ変わって降魔術師となったが、元々有していた剣技のスキルも残っていた。
 今のシンは高レベルの降魔術師と剣技のスキルを持つという、通常ではあり得ない状態となっている。

 そして何より、昨晩1000体のリビングデッドを倒した事と50体の淫魔と淫欲の限りを尽くした事により、シンのレベルは60にまで到達していたのだーー


 ーーーーーーーーーー
 シン(16)
 職業:降魔術師Lv60
 体力:1800/1800
 魔力:1800/1800
 攻撃力:1200
 防御力:2700
 知識:2500
 素早さ:2200
 知恵:3000
 運:1500

 スキル:【降魔術】Lv50 【剣術】Lv50 【チャーム】Lv10 【毒耐性】MAX 【チャーム耐性】MAX 【不眠不休】大 【魔力自然回復】大 【暗視】大 【一騎当千】大 【体力ドレイン】大 【不屈の精神】:大

 Uスキル:【強欲】

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