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【第七十三話】会長からのHelp me!②

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台所は荒れ放題だった。
禁断症状で苛立っていたのだろう。
棚という棚が開けられ、収納されていたものが散乱している。

片付けたいところだったが元の場所が分からないため、
お湯を沸かしている間に整理だけしてカウンターに並べておく。

急須にお茶を入れて、会長の部屋に戻る。
湯呑みにお茶を注ぐと会長はゆっくりと一口含む。途端に身震いした。

さらに二口、三口と飲み込み目を閉じて言った。
「珠玉」
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