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「いや⋯いやあぁぁぁ!!」
「アンリ様っ!!お待ちください!馬車を呼びま⋯、アンリ様ぁぁ!」
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
ジェイド、ジェイド、死んじゃやだ。
「はぁはぁ、すいません、騎士団はどっちですか?」
「あ、あっちです。あなたは⋯」
「ありがとうございます」
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
ここ?
「す、すいません、はぁはぁ、ここは騎士団の本部ですか?」
「えっ?あ、はい。あなたは?」
「ジェイド、ジェイドはどこですか?怪我してるって!」
「ジェイドさん⋯、あっ、あなたはアンリ様?」
「教えてっ!お願い!」
「あ、ああっと、今医務室に⋯」
「医務室?どっちですかっ!」
「あ、ここを真っ直ぐ行くと⋯」
「ありがとうございます!」
「あっ、行ってしまった。⋯あれがアンリ様?⋯天使か?」
はぁ、はぁ、ジェイド、お願い、生きていて。
医務室⋯、ここ?ここにジェイドが⋯。
ドアを開けなきゃ。手が震えて力が入らない。
「あなたは、アンリ殿?」
「ぐすっ、あ、あなたは?」
「第一騎士団団長のフォスターです。ジェイドに会いに来られたのですね。中へどうぞ」
「ジェイド!!ジェイ、ド⋯?いやっ、いやっ、いやあぁぁ!ジェイド、目を開けて!お願い!」
「ジェイドは刃物を持った窃盗の犯人を捕らえようとしていて、飛び出してきた子供を庇って⋯」
「そ、そんな⋯嘘、嘘、ですよね?ジェイドが死ん⋯いやあぁぁぁぁ!」
「アンリ殿、落ち着いて下さい」
「いやっ、まだこんなに温かいのに?死んでるなんて嘘ですっ!この目も、鼻も、口も、頬も、全部、全部、朝見たジェイドのままです!僕、まだジェイドに謝ってない。嫌いって言ってごめんなさいって。だから、だから、目を覚ましてえぇ」
「ククッ、ジェイドの奴、アンリ殿に嫌いって言われたのか。だからあんなに落ち込んでたんだな」
「えっ?」
「ああ、いや。アンリ殿、そんなにジェイドに乗られては、打ち付けた背中が痛むと思います」
「へっ?」
「ジェイドは子供を庇った時に、壁に背中を強く打ち付けまして、しばらく呼吸が止まっていたのです。咄嗟のことで受身が取れなかったのでしょう」
「えっ、でも家に来た人が、刺されたって」
「ああ、倒れて動かなかったので勘違いしたのでしょう。犯人も捉えてあります。驚かてしまって申し訳ありませんでした」
「そ、それじゃあ⋯」
「ええ、ジェイド、お前さっきから目が覚めてるんだろ?」
「えっ?」
「アンリ⋯ごめん」
「ジェ、イ、ド?ジェイド!良かったあぁぁ!うわあぁぁん」
「ごめん、ごめんアンリ。心配かけたね」
「死んじゃったのかと思った。ぐすっ、ジェイドがいなくなったら、僕どうしたらいいか、ぐすっ、分かんなくて」
「うん、ごめん」
「良かったぁ。あっ、僕ジェイドに乗っかってた。背中痛い?降りなきゃ」
「いい、アンリ、このまま抱きしめさせて」
「ふふっ、ジェイド好き。チュッ」
「アンリ、愛してる」
「ん、んん、ごほん。二人共、入口を見てみなさい」
「「入口?⋯っ!!」」
「皆!いつからそこにいた!?」
背中を強打して動けず、しばらく横になっていたら、アンリが泣きながら俺にしがみついてきて本音を話してくれるから、つい寝たふりをしてしまった。三日振りのアンリの匂いは甘くて、そして安心する匂いだった。
「アンリ様っ!!お待ちください!馬車を呼びま⋯、アンリ様ぁぁ!」
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
ジェイド、ジェイド、死んじゃやだ。
「はぁはぁ、すいません、騎士団はどっちですか?」
「あ、あっちです。あなたは⋯」
「ありがとうございます」
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
はぁ、はぁ、はぁ、はぁ
ここ?
「す、すいません、はぁはぁ、ここは騎士団の本部ですか?」
「えっ?あ、はい。あなたは?」
「ジェイド、ジェイドはどこですか?怪我してるって!」
「ジェイドさん⋯、あっ、あなたはアンリ様?」
「教えてっ!お願い!」
「あ、ああっと、今医務室に⋯」
「医務室?どっちですかっ!」
「あ、ここを真っ直ぐ行くと⋯」
「ありがとうございます!」
「あっ、行ってしまった。⋯あれがアンリ様?⋯天使か?」
はぁ、はぁ、ジェイド、お願い、生きていて。
医務室⋯、ここ?ここにジェイドが⋯。
ドアを開けなきゃ。手が震えて力が入らない。
「あなたは、アンリ殿?」
「ぐすっ、あ、あなたは?」
「第一騎士団団長のフォスターです。ジェイドに会いに来られたのですね。中へどうぞ」
「ジェイド!!ジェイ、ド⋯?いやっ、いやっ、いやあぁぁ!ジェイド、目を開けて!お願い!」
「ジェイドは刃物を持った窃盗の犯人を捕らえようとしていて、飛び出してきた子供を庇って⋯」
「そ、そんな⋯嘘、嘘、ですよね?ジェイドが死ん⋯いやあぁぁぁぁ!」
「アンリ殿、落ち着いて下さい」
「いやっ、まだこんなに温かいのに?死んでるなんて嘘ですっ!この目も、鼻も、口も、頬も、全部、全部、朝見たジェイドのままです!僕、まだジェイドに謝ってない。嫌いって言ってごめんなさいって。だから、だから、目を覚ましてえぇ」
「ククッ、ジェイドの奴、アンリ殿に嫌いって言われたのか。だからあんなに落ち込んでたんだな」
「えっ?」
「ああ、いや。アンリ殿、そんなにジェイドに乗られては、打ち付けた背中が痛むと思います」
「へっ?」
「ジェイドは子供を庇った時に、壁に背中を強く打ち付けまして、しばらく呼吸が止まっていたのです。咄嗟のことで受身が取れなかったのでしょう」
「えっ、でも家に来た人が、刺されたって」
「ああ、倒れて動かなかったので勘違いしたのでしょう。犯人も捉えてあります。驚かてしまって申し訳ありませんでした」
「そ、それじゃあ⋯」
「ええ、ジェイド、お前さっきから目が覚めてるんだろ?」
「えっ?」
「アンリ⋯ごめん」
「ジェ、イ、ド?ジェイド!良かったあぁぁ!うわあぁぁん」
「ごめん、ごめんアンリ。心配かけたね」
「死んじゃったのかと思った。ぐすっ、ジェイドがいなくなったら、僕どうしたらいいか、ぐすっ、分かんなくて」
「うん、ごめん」
「良かったぁ。あっ、僕ジェイドに乗っかってた。背中痛い?降りなきゃ」
「いい、アンリ、このまま抱きしめさせて」
「ふふっ、ジェイド好き。チュッ」
「アンリ、愛してる」
「ん、んん、ごほん。二人共、入口を見てみなさい」
「「入口?⋯っ!!」」
「皆!いつからそこにいた!?」
背中を強打して動けず、しばらく横になっていたら、アンリが泣きながら俺にしがみついてきて本音を話してくれるから、つい寝たふりをしてしまった。三日振りのアンリの匂いは甘くて、そして安心する匂いだった。
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