健気令息の兄ですが、生真面目執事に落ちました

まんまる

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番外編

一見ほっそりとして見えるのに、見事に引き締まり、美しく官能的で完璧な体が、あの執事服の中に隠れているのを知っているのは、私だけだ。 
毎日抱いているが、抱く毎に色気が増し、ますますハマっていく。
正気が保てなくなると瞳を潤ませ《僕》って言うのも堪らなく可愛い。早くあの執事服を剥ぎ、乱してやりたい。いや、着たまま乱すのも悪くない。


「⋯⋯リュー様、アンドリュー様」
「はっ!どうしたハミール?また私は口に出していたか?」
「はい、口にも出ていましたが、あの⋯その⋯、私のおしりをずっと揉んでいらっしゃいます」
「はっ!?す、すまないっ!」
「いいえ、私、嬉しいです。私も早く乱れたいです」

ごくっ
「いいのか」

ぽっ
「はい」

私はハミールを激しく抱き寄せると、執事服の上から胸の尖りを爪で引っ掻きながら、後ろを揉みしだく。ズボンの上から窄まりを狙い指に力を入れる。

「あぁん、そこですっ」
「ここがいいのか、直接触るぞ」
「はい」
「毎日しているから、柔らかい、私の指を咥えていくぞ」
「はあぁん、そんな恥ずかしいです」

舌を絡ませながら、慣れた手つきで互いのズボンを脱がせ合う。ハミールの指が私の昂りを包んで擦る。

「うっ、はぁ、もう入れたい」
「香油を仕込んでいるので、そのまま入れてください」
「ふっ、私の伴侶は気が利くな。いくぞ」

執務机に手をつかせ、後ろから貫いた。

「ああぁぁ、気持ちいいです」
「私もだよ。ああ、なんて締め付けだ。そんなにしたらもたないよ。もっとハミールを乱したいのに」
「僕、もう、もう」

私の律動に合わせ、ハミールが激しく腰を振る。堪らず私も合わせて、腰を叩き込む。

「ああぁぁ、はあぁぁ」
「出すよっ、うっ」

はぁはぁ、はぁはぁ




次男のライドです。兄上が愛する伴侶を見つけたのは喜ばしいことだが、執務中でも隙あらば事に及ぼうとするので、しばらく休暇を取って寝所にこもってくれと頼んだのに、また執務室からまぐあいの声がする。
30歳になって、ようやく知った初恋が実り、幸せいっぱいなんだろう。  
兄の仕事が俺に回ってきて大変だが、兄が幸せになってくれて俺の願いも叶った。
今は何も言うまい。そのうち落ち着くだろう。
⋯多分。

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