異世界転生特典・スキル『スマホ』で生きていく!自重?なにそれ強いの?

遊馬

文字の大きさ
3 / 5

なんだよこれ、破壊力抜群だな

しおりを挟む
 あの化け物たちは何だったんだろう。

 ここがどこで、あれがなんなのかは分からないが、取り敢えずここが地球ではないことは確かだろう。

 地球にはあんな生き物、存在していない筈だ。もしいたら直ぐに大ニュース間違いなしだからな。

 あんなのが何体もいたらそれこそ人類滅亡の危機だ。

 だとしたら、ここはやっぱり父さんが言っていた地球とは異なる世界、異世界ってやつなのだろうか。

 あ、そういえば、さっきから俺が死んだ時に着ていた制服のズボンの右ポケットに四角いものが入ってるな。なんだろう。

 取り出してみると、俺が地球で愛用していたスマホだった。

 そういえば、異世界でもスマホって使えるのだろうか。

 
 …使えたわ。

 なんか中身のインストールしたアプリとかは全部消えて最初からついてるアプリだけになってるけど、まぁ使えないよりはいいか。

 なんかメッセージアプリに通知が来ているから開いてみる。

 …そういえば、電波とかって関係ないんだな。

 まぁいいや、通知をタップすると、こんなメールが来ていた。

____________________

 陽汰くんへ

 突然だけど、君を異世界に転生させることにしたよ。

 理由は簡単だ。自分の命を犠牲にしてまで自分の幼馴染たちを助けようとしたその姿に、我々神一同が感動したからだよ。

 あ、ちなみに私は君の今いる世界、『リバータ』の創造神、女神ミリスです。

 みんなが君に加護を与えたから、あとで私が特別にこっち(異世界)でも使えるようにしておいたスマホで確認してみてね。

 あとは君のスマホの機能にナビっていうのを追加したから、困ったときはいつでもそのコに聞いてね。

あと、君の体は私達が頑張って作った特別性で、オプションで5歳位の男の子の見た目にしておいたよ!

 じゃあ、二度目の人生、目一杯楽しんでね!

 ミリスより
_____________________

 おお、情報量が多いな。

 つまりはこの女神様?が俺をこの異世界に転生させてくれたのか。しかも若返りと特別生の身体のオプションそしていろんな神様たちの加護、それとスマホ&ナビゲーター付きで。

 …感謝してもしきれないな。

 あ、ていうか、俺の身体だけじゃなくて、制服も小さくなってる!

 だから身体が小さくなってもあんまり違和感なく走れたんだな。

 まぁ色々確認したいことはあるけど、まずはナビゲーターってのが気になるな。女神様によるといろいろとサポートしてくれるっぽいし。

 俺は、スマホのアプリの中から『ナビ』を起動した。

 すると、スマホの画面にクールビューティー系の女の子が出てきて、

「ゴヨウケンハナンデショウカ。」

 とても機械的な音声が聞こえてきた。

 俺的にはもっと人間っぽい喋り方のコを予想してたんだけどなぁ。

「ゴヨウボウデシタラソチラノシャベリカタニスルノモカノウデス。」

 あ、心読める系のコなのね。…ハイテクすぎない?

 まぁいいや、つまりは喋らなくてもいいってわけだし、周りから独り言をブツブツ言ってるやばいやつと思われないもんな。

 じゃあお願いしていいか?

「ハイ、ワカリマシタ。インストールシマス。インストール中…。インストール完了。
 改めまして、ご用件は何でしょうか?」

 おお!結構変わったな!うん、こっちのほうが断然いいわ!

「お喜びいただけて幸いです。それと、私に名前をつけていただきたいのですが…」

 ん?それは絶対にしないといけないやつなのか?

「いえ、そういうわけではないのですが…。やはり、ご迷惑だったでしょうか…?」

 あ、いや、そういうわけじゃないんだよ!

 ちょっと待ってろ、今名前を考えてやるからな…

 うーん、ナビゲーターの名前かぁ…

 なんか難しいなぁ。これから多分死ぬまでずっと俺のことをサポートしてくれるんだからな。下手な名前はつけらんないよなぁ。

 うーん、なんでも知ってそうだからチエコとか?いやいや、これは流石に安直すぎるか。

 なにがいいかなぁ…

 あ、そうだ!ソフィアとかどうだ?!なんかきれいな人っぽい名前だし!

「はい、ありがとうございます!『ソフィア』、いい名前ですね!ヒナタさん!」

 おー!喜んでくれたみたいで良かった!

「…これからよろしくな、ソフィア。」

 そう、声に出して言うと、画面の中のソフィアは一瞬驚いたような顔になり、

「なぜ今、声に出したのですか?」

 といった。

 まぁ、あれだよ。これから長い間お世話になるわけだし?最初の『よろしく』だけはちゃんと言っておきたかったんだよ。

 すると、ソフィアはすこしはにかんだような笑顔になり、

「こちらこそ、よろしくおねがいします。ヒナタさん。」

 と言った。

 なんだよこれ、破壊力抜群だな。


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~

宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。 転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。 良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。 例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。 けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。 同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。 彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!? ※小説家になろう様にも掲載しています。

俺、何しに異世界に来たんだっけ?

右足の指
ファンタジー
「目的?チートスキル?…なんだっけ。」 主人公は、転生の儀に見事に失敗し、爆散した。 気づいた時には見知らぬ部屋、見知らぬ空間。その中で佇む、美しい自称女神の女の子…。 「あなたに、お願いがあります。どうか…」 そして体は宙に浮き、見知らぬ方陣へと消え去っていく…かに思えたその瞬間、空間内をとてつもない警報音が鳴り響く。周りにいた羽の生えた天使さんが騒ぎたて、なんだかポカーンとしている自称女神、その中で突然と身体がグチャグチャになりながらゆっくり方陣に吸い込まれていく主人公…そして女神は確信し、呟いた。 「やべ…失敗した。」 女神から託された壮大な目的、授けられたチートスキルの数々…その全てを忘れた主人公の壮大な冒険(?)が今始まる…!

【読切短編】転生したら辺境伯家の三男でした ~のんびり暮らしたいのに、なぜか領地が発展していく~

Lihito
ファンタジー
過労死したシステムエンジニアは、異世界の辺境伯家に転生した。 三男。継承権は遠い。期待もされない。 ——最高じゃないか。 「今度こそ、のんびり生きよう」 兄たちの継承争いに巻き込まれないよう、誰も欲しがらない荒れ地を引き受けた。 静かに暮らすつもりだった。 だが、彼には「構造把握」という能力があった。 物事の問題点が、図解のように見える力。 井戸が枯れた。見て見ぬふりができなかった。 作物が育たない。見て見ぬふりができなかった。 気づけば——領地が勝手に発展していた。 「俺ののんびりライフ、どこ行った……」 これは、静かに暮らしたかった男が、なぜか成り上がっていく物語。

異世界転生した女子高校生は辺境伯令嬢になりましたが

ファンタジー
車に轢かれそうだった少女を庇って死んだ女性主人公、優華は異世界の辺境伯の三女、ミュカナとして転生する。ミュカナはこのスキルや魔法、剣のありふれた異世界で多くの仲間と出会う。そんなミュカナの異世界生活はどうなるのか。

異世界転生したので森の中で静かに暮らしたい

ボナペティ鈴木
ファンタジー
異世界に転生することになったが勇者や賢者、チート能力なんて必要ない。 強靭な肉体さえあれば生きていくことができるはず。 ただただ森の中で静かに暮らしていきたい。

元おっさんの俺、公爵家嫡男に転生~普通にしてるだけなのに、次々と問題が降りかかってくる~

おとら@ 書籍発売中
ファンタジー
アルカディア王国の公爵家嫡男であるアレク(十六歳)はある日突然、前触れもなく前世の記憶を蘇らせる。 どうやら、それまでの自分はグータラ生活を送っていて、ろくでもない評判のようだ。 そんな中、アラフォー社畜だった前世の記憶が蘇り混乱しつつも、今の生活に慣れようとするが……。 その行動は以前とは違く見え、色々と勘違いをされる羽目に。 その結果、様々な女性に迫られることになる。 元婚約者にしてツンデレ王女、専属メイドのお調子者エルフ、決闘を仕掛けてくるクーデレ竜人姫、世話をすることなったドジっ子犬耳娘など……。 「ハーレムは嫌だァァァァ! どうしてこうなった!?」 今日も、そんな彼の悲鳴が響き渡る。

悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる

竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。 評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。 身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

処理中です...