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2章
変化する未来
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犯人は、俺の父さん。
橋渡 澄彦(はしわた すみひこ)だった。
俺は、心の声を漏らしながら、透明な壁へ拳をうちつける。
「なんでだよ。なんで父さんなんだよ。
母さんを殺したのも父さんなのか?
ふざけんな。父さん1人で全ての犯罪を起こせるわけないだろ。」
「いや、全て俺がやったんだ。」
息子の俺と顔を合わせずただ下を向くだけだった。
母さんと父さんの仲は羨ましく思うほど、良くてこんなことになるはずがない。
しかも、犯人は1人だけ?
いや、別の部屋にもいるはずだ。
俺は後ろにいる海志田さんに聞く。
「犯人って他にもいますよね?」
「.......?」
不思議そうに思った顔で、こっちを見てきた。
「橋渡 澄彦だけですよ。」
その言葉に俺は膝から崩れ落ちてしまった。
「そんなことないんだ!ない。父さんなわけが無い。俺は知っているんだ。」
「知っている?話を聞かせてもらおうか」
「だから、情報提供するって言ったじゃないか。その話を聞かなかったのは海志田さんだったじゃないか。」
「それは申し訳ない。ぜひ聞かせて貰えると嬉しい。」
そして俺はこれまでの俺の考察、事件。
佳奈のいじめなどを全て話した。
「なるほど。これは、冷増と河原と早見に聴く必要があるな。
連絡先とか家とか教えてくれると嬉しい。他にも犯人が居ないか探してみるよ。」
「ありがとうございます。
父が犯人じゃないってことも必ず証明します。」
そういうと、海志田がすぐに反応して話し出す。
「自分のお父さんってことは信じられないかもしれないけど、実際その事件が起きた時に周辺の防犯カメラに写ってたりしたんだ。
だから、ほかの犯人って可能性は難しいと思う。」
そんな。俺は、希望も何も無くなった。
父さんも、操られているのか?そんなわけが無い。
花暮達なんかに操られてるわけはもちろんないし、なんでこうなったんだ。
疑問が増えるだけだった。
「すみません。もう面談は終わりです。」
そう言われ、父さんに泣きそうな顔で見た。その時一瞬だったけど目が合った。
真っ黒でお先真っ暗な目をしていた。
「ごめんな、影琉。俺の事なんか気にしないで遠くに行ってくれ。」
そう言われ、俺は声が出なかった。
そして、部屋を出た。
この後、俺は海志田さんに今後のことについて以下のように話された。
家が燃え、母さんが死に父さんが逮捕により、兄と俺しか居ない。
住居が決まるまで、ホテルを手配しているからそこに泊まるようにとの事。
そして、万が一のためにどこでもいいから遠くに引っ越すようにとの事。
そして、佳奈の安全が心配なため家族の判断で佳奈も引っ越す予定らしい。
今住んでいる県は、大阪。
この地は、もう二度と帰ることは無いだろう。
事件を解決してでる。それで重りはだいぶ減る。
そしてこの日は、佳奈と別れて寝ることにした。
長い一日が終わった。
夏休みまであと1日。
もうそんなのどうでもいい。
寝れないのにその日は寝たフリをして夜を過ごした。
橋渡 澄彦(はしわた すみひこ)だった。
俺は、心の声を漏らしながら、透明な壁へ拳をうちつける。
「なんでだよ。なんで父さんなんだよ。
母さんを殺したのも父さんなのか?
ふざけんな。父さん1人で全ての犯罪を起こせるわけないだろ。」
「いや、全て俺がやったんだ。」
息子の俺と顔を合わせずただ下を向くだけだった。
母さんと父さんの仲は羨ましく思うほど、良くてこんなことになるはずがない。
しかも、犯人は1人だけ?
いや、別の部屋にもいるはずだ。
俺は後ろにいる海志田さんに聞く。
「犯人って他にもいますよね?」
「.......?」
不思議そうに思った顔で、こっちを見てきた。
「橋渡 澄彦だけですよ。」
その言葉に俺は膝から崩れ落ちてしまった。
「そんなことないんだ!ない。父さんなわけが無い。俺は知っているんだ。」
「知っている?話を聞かせてもらおうか」
「だから、情報提供するって言ったじゃないか。その話を聞かなかったのは海志田さんだったじゃないか。」
「それは申し訳ない。ぜひ聞かせて貰えると嬉しい。」
そして俺はこれまでの俺の考察、事件。
佳奈のいじめなどを全て話した。
「なるほど。これは、冷増と河原と早見に聴く必要があるな。
連絡先とか家とか教えてくれると嬉しい。他にも犯人が居ないか探してみるよ。」
「ありがとうございます。
父が犯人じゃないってことも必ず証明します。」
そういうと、海志田がすぐに反応して話し出す。
「自分のお父さんってことは信じられないかもしれないけど、実際その事件が起きた時に周辺の防犯カメラに写ってたりしたんだ。
だから、ほかの犯人って可能性は難しいと思う。」
そんな。俺は、希望も何も無くなった。
父さんも、操られているのか?そんなわけが無い。
花暮達なんかに操られてるわけはもちろんないし、なんでこうなったんだ。
疑問が増えるだけだった。
「すみません。もう面談は終わりです。」
そう言われ、父さんに泣きそうな顔で見た。その時一瞬だったけど目が合った。
真っ黒でお先真っ暗な目をしていた。
「ごめんな、影琉。俺の事なんか気にしないで遠くに行ってくれ。」
そう言われ、俺は声が出なかった。
そして、部屋を出た。
この後、俺は海志田さんに今後のことについて以下のように話された。
家が燃え、母さんが死に父さんが逮捕により、兄と俺しか居ない。
住居が決まるまで、ホテルを手配しているからそこに泊まるようにとの事。
そして、万が一のためにどこでもいいから遠くに引っ越すようにとの事。
そして、佳奈の安全が心配なため家族の判断で佳奈も引っ越す予定らしい。
今住んでいる県は、大阪。
この地は、もう二度と帰ることは無いだろう。
事件を解決してでる。それで重りはだいぶ減る。
そしてこの日は、佳奈と別れて寝ることにした。
長い一日が終わった。
夏休みまであと1日。
もうそんなのどうでもいい。
寝れないのにその日は寝たフリをして夜を過ごした。
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