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最終章

こんにちは。お世話になります。

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3人は、金木犀の家の前まで来た。
金木犀の家の前に着くまでに3人は仲良くなっていた。

それは、金木犀に裏切られたからだ。
3人は理由はおなじ。

人間は、同じ趣味、同じ意見の人などが群がり仲良くなる。そういうものだ。

そして、「入れ替え能力」
私たちには、能力は無くなってしまった。

不思議なことが沢山だが、私たちなら金木犀を殺せる気がする。


インターフォンを押した。

家中に響き渡った。


すると、

「はーーーい。」
という元気な声がした。



ドアが空いた。


3人は、飛びかかって首を閉めようと構えた。


「どちら様ですか?」


構わず、3人は飛びかかった。





が。



















するりと、金木犀の体を抜けた。




何故。






「あれ。誰もいないのか。」


金木犀にも見られてないようだ。

だが、何とか、家には入れた。



金木犀は、自分の部屋に戻った。

そして、3人は、部屋中から武器を探した。


桜は、包丁。

向日葵は、鋸。

梅は、竹馬を2本。(イカつい)


どうやら、物は持てるらしいが、
人には自分の姿は見えなかったり、触れないらしい。


何故だろう。
見えなかったり、触れられないのは。


3人は、金木犀がいる二階の部屋に向かった。



そして、ドアを少しづつ開けていく。


「あれ。ドア少し空いた?」



やばい!!気づかれる、、!!

3人は、パニクった。

だが、すぐに殺意の目に変わり、平常心を保った。

まず、殺意がある時点で平常ではないが、彼女なりの平常であった。


少しづつドアを開ける。


「あれ。また開いた。風かな?」


「バタンッ!!」



と、金木犀がドアを閉めた。




え。ドア、閉められた。
え。。来いやこっちに。

と3人は思った。


もう一度ドアを慎重に開ける。



「あれれ。また開いた。」


「バッタンッ!!」

またまたドアを閉めた。


というより、なぜ慎重にドアを開けてたのか。私たちは、姿見えないのを思い出し、我に返り、馬鹿だと思った。


そして、勢いよくドアを開けた。


「バーーーーン!!」


金木犀の部屋に、大きなドアが開く音が聞こえた。壊れそうなほど大きかった。


「なぜだろ。今日は、強風であるはずがない。霊?」



そして、3人は、金木犀の部屋に侵入する。


「あぁ。そういう事か。」

「帰ってこれたんだね。」

「おめでとう。すごいよ。」


見下したような態度をとる。

「私には見えないし、声も聞こえない。」



「どうせ、なんでなの?とかほざいてるんでしょ??」



「それはさぁ」



「それはねフフフフ」



「死んだからに決まってんじゃん??」
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