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黒歴史を更新した結果
二十八歳にもなって黒歴史を更新してしまった。
リアル恥ずか死ぬ。できれば本当に死にたかった………。
縁起でもないなんて言う勿れ。
生まれたときから一緒の腐れ縁にエロ下着でM字開脚姿を見られたら、そう思うだろ?
だって俺、アイツにずっと片想いしてたんだ。
◆◇◆
「カップル滅せよ!」
ガチーンと勢いよくジョッキをぶつける。
聖バレンタインの夜に大衆居酒屋のカウンターでそんなことを言ってるのは、俺、本田大聖と幼馴染の相澤翔人。
もちろんお互いに恋人はいない。
「お前名前にセイント入ってるくせに、クリスマスもバレンタインも恵まれねぇな」
翔人の言葉は俺のハートにクリーンヒット。生まれてこの方、恋人なんてできたことのない陰キャの俺に甘い思い出などない。クリスマスもバレンタインも学生時代から今に至るまで労働に勤しむ普通の日でしかない。
「おまえこそ名前に『あい』が入ってるのに愛のない人生だろ」
日に焼けた肌に白い歯を光らせる翔人はいわゆるイケメンだが、クズだ。決まった恋人は作らず、一夜限りの関係を楽しんでばかりいる。
「相澤のあいはラブじゃないんでぇ~。陰キャ眼鏡のくせに馬鹿って人生ハード過ぎ」
「ぐぬぬ……」
俺の目が悪いのは、ゲームと漫画とネットが原因で、眼鏡キャラにありがちな博士タイプじゃない。金があるなら引きこもっていたいのに無理やり働いているから底辺ブラック企業の社畜人生まっしぐらだ。マジで人生ハードモードが確定しているので何も言えない。
「俺がいなかったら、家借りて光熱費払うだけで給料吹っ飛ぶんじゃね?」
「あたり。就職してもルームシェア解消しないでくれたの助かる~」
俺の言葉に太々しい笑みを浮かべる翔人が憎たらしい。イケメンでスポーツ万能、頭脳明晰で人当たりも良い。就職先だって大手商社だから人生イージーモードだ。
「相澤翔人を崇めよ!!」
「ありがたや、ありがたや」
突き出しのたこわさを供えるように差し出すと、翔人は箸も使わずに器を傾け直接口の中へと流し込んだ。
「うめぇ。ここのたこわさは宇宙一だと思う」
知ってる。だからあげたんだよ。俺だってたこわさ好きだけど。お前のことが好きだから。
ジョッキを傾けながら、翔人の横顔を盗み見る。
世間ではモテモテのこの男、いまはふらふら遊んでいるけど、その気になればすぐに嫁さんをもらい家庭を作れるだろう。
想像するだけで胸の奥がチリリと痛む。
年末に帰省した際、親戚に囲まれ「あんた結婚する気あんの?いや、あっても無理か」という恒例の失礼発言を嫌と言うほど浴びたせいで、将来への不安がMAX状態だった。
大学進学を機に上京し、始めたルームシェアも十年を迎え、この先どうなるかわからない。どうせいつかは翔人と離れるのだから、ここいらで大博打に出ようと思ったのだが、だが、だが……。
意気地なしの俺は聖ワレンティヌス(ラテン語読みなのでヴァレンティヌスではない=陰キャの面倒臭い蘊蓄)の助けを借りても何もできないままでいる。
「大聖はいつ見ても陰気臭い顔してんな!」
「ひん……っ!」
バシンと翔人に背中を叩かれ、俺は嫌な汗をかく。
というのも、今日の俺、ブラしてるんだよね……。ブラとは名ばかりの紐状の何か。
『彼を野獣に変える聖なる夜のイチオシアイテム』と煽り文句がついたエロエロ下着をネットで見つけたのは昨日の23時59分のことだった。
もしも当日お届けで今夜の飲みに間に合ったら、翔人に告白すると決めポチった。届きっこないと安心していたのに、夕方には会社近くの配達ロッカーに到着してしまい、今に至る。
「まぁ、将来のことは心配すんなよ。いざとなったら俺が金貸してやっから」
「そこは嘘でもいいから養うって言えよ」
そしたら俺その音声で一生抜くから。プロポーズ後に盛り上がって、生ハメするんだ。「エロい下着、最高。俺の好みよくわかってんじゃん」って紐をずらしてバックからだな。脳内再生余裕。翔人の趣味とか知らんけど。
大きなため息がピンクな妄想をぶち壊す。
「はぁ?そんなわけねぇだろ。無担保、無制限で貸してやるよ。トイチな」
「破滅じゃん」
「俺の奴隷確定。一生飼い殺してやる。嬉しいだろ」
嬉しい。そしたら新居にも連れてってもらえるじゃん。ペットでも奴隷でもなんでも良い。翔人と一緒にいたい。いや、嘘。奥さんとか見たくない。独占したいよ。俺だけにしてよ。好きなときに好きなだけハメて良いから。
何を聞いたって俺の妄想はピンクに色付く。
絶対に言えない願いがこぼれないように、ジョッキを傾けた。
「ぷはー! 生おかわり!」
「ペース早くね? ほどほどにしとけよ」
「あしたやすみだし!!」
「まぁ、俺と一緒だから良いけど……」
◆◇◆
「ふへへへ、のんだ、のんだぁ」
「ちゃんと自分で歩け。ったく…………」
酔っぱらってふわふわの頭で店を出る。
翔人はふらつく俺の首根っこを掴まえ、乱暴に引きずっていく。
人当たりの良い男が本当はこんなに雑で荒々しいなんて会社の人は知らないだろう。
きっと抱かれる女の子たちも知らない。
「はぁ…………ムラムラするっ」
「お前なぁ、声でかい。ダメだ。タクるぞ」
翔人のイラついた声に俺は嬉しくなる。タクシーなら家に着くまで寄りかかっていられる。乗るときにシートベルトを締めてくれないかな。拘束プレイの妄想するときの解像度があがりそうじゃん……?
「ふへへ……」
だらしない顔になってるんだろうなと思いながら、やってきたタクシーに乗り込むと車内の暖かさにまぶたが降りて、次に目を開けたときにはマンション玄関前だった。
「うわぁ……もったいない」
せっかくのオカズ収集タイムを無駄にしてへこむ。すっかり酔いも醒めて、翔人にしなだれかかることもできない。
「もったいないだと? お前はタクシー代払ってないだろうが」
「あ、ゴチ。飲み代は生活費から出しといて」
「あたりめぇだ。一人で酔っ払って、話も聞かないで眠りやがった」
「あ……なんか大事な話するつもりだった? ごめ、あ、明日にしよ。酔っ払った頭で聞くもんじゃないよな。俺先にシャワー浴びて寝るわ」
嫌な予感から逃げるように、洗面所兼脱衣所に入ってドアを閉めた。
「おい、待てよ——」
翔人の声は聞こえないふりをする。
だって絶対に聞きたくない。改まってする話なんて一つ、ルームシェアの解消に決まってる。
嫌だ、嫌だ、最悪だ。
今夜俺が勇気を出したとしても、手遅れだった。
ボロボロとこぼれてくる涙をそのままに、スーツを脱ぎ捨てる。
「バカみたいだ……」
ワイシャツのボタンをはずすと、エロエロ下着という名の真っ赤な紐が顔を出す。
ホルターネックの三角ブラは縁取りがあるだけで、俺のぷっくり乳首は丸見えだ。
背中で交差した紐はお腹に戻ってきて合流すると、まっすぐ下に続いている。
ベルトをゆるめると、スラックスがストンと足元に落ちた。
真っ赤な紐の伸びた先で金の輪っかが光る。輪っかを通されたちんこは俺の気持ちと一緒でくったり下向きになっているから、締め付け感はゼロ。何の意味もない。ギンギンなら射精できなくて、ちょっと突かれただけで中イキ不可避らしい。
金の輪っかを起点に何本もの赤い紐が放射状に広がり俺の尻を包んでいるからちょっとずらすだけでアナルが丸見えになり即ハメOKだ。
「すっげぇエッチじゃん」
洗面所の鏡に映る自分に言ってやる。翔人に言ってもらえないから。
苦労して着たのにな。
会社のトイレで包装紙を開けたときには心拍数130を突破していた。絡まった紐の塊にしか見えなかったが、商品写真を頼りに七転八倒しながら着た。本当に。よく見たら体のあちこちで内出血している。無理な体勢でハッスルした結果みたい。
「で、どうやって脱ぐんだ……?」
着たときの記憶なんて残っていない。鏡を見ながら右手を上げ、左手を挙げ、くるりと回ってみるが、何の助けにもならなかった。
そして、蘇ってくる酔いに頭が揺れる。
「ひぇ~~!」
運動不足の体はバランスを崩し、そのまま思い切り尻餅をついた。
頭を打たなかったからセーフだろうが、尻から脳天に衝撃が走る。
「いっ、たぁ……」
エロエロ下着で尻餅をついたアラサー男。
惨めすぎる自分に呆然としていると目の前のドアが勢いよく開いた。
「おい、どうした………はっ⁉︎」
血相を変えた翔人と目が合う。着替えの途中だったのか、ワイシャツを引っかけただけで、下はパンツ一丁。対して俺は万歳して尻餅をつき、両脚はM時開脚よろしくぱっかーんとおっぴろげ~。そう、エロエロ下着で。
あぁ、死にたい。
放心状態で向き合う二人。
恋人同士だったら、このままセックスにもつれ込めば良いじゃない? でも俺たちは単なる幼馴染で、翔人には別の人との未来がある。最後の最後に変態趣味がバレるなんて信じられない。ここは地獄か。
俺はそっと足を閉じて、膝を抱え込む。
「あの……なんか、すまん」
未だ尻はジンジンと痛むが、そんなことより翔人の視線が痛い。
瞳孔ガン開き。洗面所に足を一歩踏み入れた瞬間の姿勢のまま固まっている。
たっぷり30秒はたっただろうか。
ぎり、と奥歯を噛み締める音がして唸り声がした。
「…………だ?」
「え?」
聞いたことのない低音だったが何か質問された気がして聞き返す。
盛大な舌打ちの後で、翔人が吠えた。
「相手は誰だ? って聞いたんだよ!!」
「ひぃ……!」
耳の奥がキーンとする。学生時代は陸上、サッカー、ボルダリングと体育会系だった男が腹から出す声だ。物理的にぶん殴られたみたいな衝撃に俺は動けない。
「ひい? いや、そんな奴いないな。ひ? 日置か? 日暮もいたな。兵頭、日向もありえるか」
翔人は俺の肩を掴むと顔を下から覗き込みながら次々に名前をあげた。学生時代の友人たちに恩師、隣の部署の後輩の名前だ。
「ち、ちが……っ、ちが」
「茅ヶ崎?」
それは一昨年オンラインゲームのオフ会で会った奴だ。熱く語り合ったと思っていたのに、気がついたらブロックされてた。
記憶を辿っていると、肩を掴む手に力が込められる。
「いたっ」
「板橋か。深夜シフトでかぶってたやつだな」
え、誰? 深夜シフトといえば、立ったまま居眠りしてクビになったコンビニバイトか。何年前の話だよ。
もう何を言っても誤解を生みそうだから、黙って首を振る。
「ふぅん、かばうつもり、ね。そんなに好きなのか………」
「…………?」
翔人の言葉の意味がわからず首をかしげると、ガツンとおでこに衝撃を受け息が止まった。
「ん?ん?ん~~~?!」
唇にうねうねと濡れた感触が這い周り、痛みが走る。
「いっ、んぁ、あん、うう………!」
悲鳴を上げた途端はの間に何かが捩じ込まれ、口の中がいっぱいになる。
熱くてうねるの、もしかして舌?! 翔人とキスしてる………!!!
夢にまで見た状況に俺の頭は即座に沸騰する。だってこれがファーストキスだ。翔人以外の人とするつもりはなかったから、もう一生キスしないと思っていた。
息は吸えなくて苦しいけど、キス気持ち良い。最高。もう嬉死で……!
翔人にされるがままの俺は脱力し、閉じたはずの脚が再び開いてしまう。すると翔人がその間に膝をつき、ころりと俺を床に倒した。
「ふえ……?」
解放された唇がはふはふと酸素を求めて開く。
翔人の目は一転して細められていた。
「約束の時間に遅れたのは誰かとよろしくやってたからか? そのくせムラムラするとか言いやがって……!」
「ざざざざんぎょう、残業してた! え? ムラムラするなんて言ってた⁉︎」
「ちっ、俺との飲みなんて眼中にありませんってか」
「いや、違う、その、え? なにが??」
バカ眼鏡だから、ちょっと凄まれただけでキャパオーバーになってしまう。
それが更に翔人をイラつかせたらしい。
「こんな格好しやがって。変態趣味のエロ動画ばっかり見てんのも、アナニーしまくりなのも、全部そいつのためかぁ?!」
「ひいいいいい」
なんで俺の秘密を翔人が知ってるわけ?
「お前、たまにリビングのスピーカーでエロ動画の音出ちゃってるからな? あとアナニー中の喘ぎ声デカすぎ」
パニックになった俺は、ひっくり返された亀みたいにジタバタするが、簡単に翔人に押さえつけられる。両腕は頭の上でひとまとめにされ、脚は大きく開いて固定される。
「……キスマまで付けさせるなんて信じらんねぇ」
いや、これ打ち身。
ヒジや二の腕、スネにモモ。点々と広がる歪な内出血の上に翔人は唇を押し付けていった。その度に表面に鋭い痛みが走る。打ち身の内出血とは違う小さな赤い点。初めてのキスマークを付けられ俺は感動した。漫画で見た所有の印そっくり。まるで翔人に執着されているみたいだ。
肌を吸われるたびに感覚が研ぎ澄まされる。
気がつけば体をくねらせ聞いたこともない声をあげていた。
「んぁ……う、ぁあっ、ん……」
「俺でもそんな感じるんだ?」
「だって……」
翔人が好きだから。
触られるだけで夢みたいに気持ちが良い。
「勃ってるけど、リングが邪魔でイケないな……じゃあ、こっちか」
「うぇ……? んぐ、んぐ」
だらしなく開きっぱなしになっていたらしい口の中に翔人が指を突っ込んだ。二本の指で舌を挟まれ擦られると、気持ちが良くて次々に唾液が溢れる。
やがて指は口から出て行き、別の場所を突いた。
「ひゃ!あ、あ、あぁ……」
入ってる! アナルに翔人の指が入ってる!
一本だけなのに、ごりん、ごりん、と肉襞が抉られる。ボルダリング同好会、元エースの発達した節はヤバい。
「やわらけぇ……何これ」
十年間一日も欠かさずアナニーしている男のアナルです。
実家を出てから二十四時間三百六十五日オカズと一つ屋根の下なもんで、アナニーが捗ってしょうがない。
「今日もここにチンコ入れた?」
「あ♡あ♡あ♡」
ズポズポと指を出し入れされて頭がバカになる。
否定しなきゃと思うのに、腰をヘコヘコ揺らし、翔人の指をアナルでおしゃぶりすることしかできない。
「否定しないんだ……くそっ」
「ひん♡」
急に指を増やされ一気に突き入れられる。
前立腺潰されてる♡ぐりぐりやば♡
精子きてる♡出したい♡
出す♡出す♡出すぅ♡
「もうこんなのマンコと一緒じゃん……お前のこと変えたの誰だよ⁉︎」
「お♡お♡…まえぇ♡しょ♡と♡しょぉ♡とぉ♡」
「尾崎、小田、前田、庄野、戸田、庄司、遠野……そんなにいるのかよ⁉︎」
違います♡翔人です♡
翔人をオカズにアナニーし過ぎたせいです♡
「くそッ!」
「あ~~~♡」
急に四本挿れたらダメ♡反則♡
もうチンコと一緒♡
翔人のデカチン(推定)と一緒♡
イキたい♡イかせて♡おねがいぃ♡
「ひん♡しょ♡とぉぉぉ♡」
ギチギチに張り詰めた俺のチンコは限界だった。
金の輪っかが食い込んで、精子が出せない。翔人にお強請りしたくても言葉にならないまま身悶えた。
「もういいよな。俺も挿れる」
「あぅっ♡」
ずるんと指が出ていくと、少しだけ頭がクリアになる。
「翔人♡翔人ぉ♡」
「何だよ? お前が悪いんだからな。俺のこと好きなくせにふらふら遊びやがって。こういうのはちゃんとお前が付き合って欲しいって言ってからにしようと思ったのに」
え、何それ。全部ばれてるの⁉︎ じゃあ言っちゃう。
「しゅきしゅきぃ♡翔人しゅきぃ♡」
「誰にでも言うくせに」
「ちがうぅ♡翔人だけぇ♡」
翔人が下着をズラすとぼろんと完勃ちチンコが登場した。俺は思わず生唾を飲み込んだ。
翔人は冷たい目で俺を見る。
「チンコ欲しくて言ってるだけじゃないの?」
「翔人がしゅきなのぉ♡」
翔人は俺の脚を肩に担ぐと、アナルにチンコの先を押し当てた。
「あ♡チンコくる♡しょじょあげる♡しょうとにあげるぅ♡」
「こんなエロい処女とか童貞の幻想だろ」
早くチンコが欲しくて俺がアナルを押し付けると、翔人は腰を引いてしまう。
その度にちゅぷちゅぷとアナルとチンコがキスをした。
エロい♡エロすぎる♡
「イジワルやだ♡しょうとだけだから♡アナニーしすぎただけ♡しゃちくにそんなひまない♡」
「確かに……しかもお前がモテるわけないか。お前の良さがわかるのは俺くらいなもんだろ」
翔人はニヤリと不敵な笑みを浮かべると思い切り腰を押し付けた。
ズドン、と全身を襲う衝撃に脳天が痺れた。
「かは……っ!」
「処女いただきぃ! はは、中の締め付けヤバいな。もしかしてイってる? 処女喪失で中イキ?」
「???」
なにこれ♡おかしい♡おかしい♡
きもちいい♡きもちいいのおわらない♡
体を震わせていると、翔人が担いでいた脚を下ろし俺を抱きしめた。
「これガチじゃん。お前の初めて俺なの……?嬉しい」
耳元で囁く翔人の声は少し震えていた。
「しょうとぉしゅきぃ♡」
「俺も。ずっとお前に好きって言わせたかった。だってお前、俺のこといつも見てる。俺のこと大好きじゃん」
「しゅきしゅきぃ♡」
「大学入ってエロい雰囲気になったから、てっきり誰かと遊んでるんだと思ってムカついてた。何だよアナニーのせいだったなんて……今日だってバレンタインに会ってくれるから嬉しかったのに、あんな格好してるから、別のやつと会ってたのかと思った。違うんだよな?」
俺が頷くと、翔人ははぁ、と大きなため息を吐いた。
「お前のディルドコレクション、廃棄な。約束できなきゃ、もう抜いちゃうぞ」
ずるると翔人のデカチンが出て行く。
「や!やらぁ……ぜんぶ捨てる!」
「よし、約束な」
「あ゛♡♡♡」
ずぶぶとデカチンが帰ってくる。ゆっくりと時間をかけて俺に思い知らせる。
あつい♡ふとい♡かたい♡ながい♡
しゅき♡しゅきしゅき♡翔人しゅき♡
「はは、言えんじゃん。これからはちゃんと言えよ」
しゅき♡しゅきしゅき♡翔人しゅき♡
きもちいい♡デカチンしゅき♡イクイクイク♡
「イケ! 俺のチンコでしかイケなくなれ!」
「あ゛~~~♡♡♡」
じゅぼじゅぼ激しく出し入れされて、イったきり戻れない。
だらだら溢れっぱなしのよだれを翔人がすする。
「あーかわいい♡中に出すから残さず飲めよ♡」
「あい♡」
ドプ、ドプドプと翔人が射精して、お腹の奥が熱くなる。
手も脚も翔人にキツく絡めたらもっと気持ちいい♡
「しゅき♡」
「俺も♡」
それから俺たちはベッドに移動した。
脱ぎ方のわからない下着を翔人はあっさり取り去り、「俺の趣味じゃない」と否定した。
「いつものグレーのトランクスがいいんだよ。たまにチンチラしてんのさいこうにエロい」
「へ、へんたい……」
「どっちが⁉︎」
スマホに保存してある俺のエロ動画コレクションと、エログッズの通販履歴を見られ、アナニー中に妄想した翔人とのプレイ内容を白状させられた。結果、俺が変態だという結論に。
「へんたいでもきらわないで……」
「お前、まだわかってねぇな⁉︎」
うつ伏せに押さえつけられ、犬みたいな格好で一気に貫かれた。
「お゛~~~♡♡♡」
「あ~あ、すっげぇ。精子? 潮? もしかしておもらししてんじゃねぇの? めっちゃエロい♡ かわいい♡ おれのチンコ好きすぎじゃね? なあ⁉︎」
「しゅき♡しゅき♡チンコしゅき♡」
「そこは俺のチンコが好きって言って♡」
「翔人のチンコしゅき♡」
「よくできました♡」
振り向かされ、キスされる。
エロい、かわいい、好きだのコンボとチンコにやられ、俺は早々に意識を失った。まどろみの中ずっとずっとエロい夢を見ていたので、翔人に愛されっぱなしだったのかもしれない♡
◆◇◆
目覚めた時には昼過ぎだった。体は綺麗に拭かれ、パジャマまで着せられている。
「ショ、ショ、ウ、ト……」
「ははは、声枯れてんじゃん。昨日喘ぎすぎたか? 水持ってきてやる」
翔人は俺の髪をくしゃりとかきあげ、額に優しいキスを落とした。
あ、甘い……‼︎ 俺様彼氏じゃないの……⁉︎
幼馴染改め恋人になった翔人の新たな一面を知り、俺の興奮は高まる。
「ショウト♡シュキシュキ♡ダイシュキ~♡」
「声枯れてんのに無理すんじゃねぇよ、バーカ!」
やっぱり幼馴染モードもしゅき♡だいしゅき♡
リアル恥ずか死ぬ。できれば本当に死にたかった………。
縁起でもないなんて言う勿れ。
生まれたときから一緒の腐れ縁にエロ下着でM字開脚姿を見られたら、そう思うだろ?
だって俺、アイツにずっと片想いしてたんだ。
◆◇◆
「カップル滅せよ!」
ガチーンと勢いよくジョッキをぶつける。
聖バレンタインの夜に大衆居酒屋のカウンターでそんなことを言ってるのは、俺、本田大聖と幼馴染の相澤翔人。
もちろんお互いに恋人はいない。
「お前名前にセイント入ってるくせに、クリスマスもバレンタインも恵まれねぇな」
翔人の言葉は俺のハートにクリーンヒット。生まれてこの方、恋人なんてできたことのない陰キャの俺に甘い思い出などない。クリスマスもバレンタインも学生時代から今に至るまで労働に勤しむ普通の日でしかない。
「おまえこそ名前に『あい』が入ってるのに愛のない人生だろ」
日に焼けた肌に白い歯を光らせる翔人はいわゆるイケメンだが、クズだ。決まった恋人は作らず、一夜限りの関係を楽しんでばかりいる。
「相澤のあいはラブじゃないんでぇ~。陰キャ眼鏡のくせに馬鹿って人生ハード過ぎ」
「ぐぬぬ……」
俺の目が悪いのは、ゲームと漫画とネットが原因で、眼鏡キャラにありがちな博士タイプじゃない。金があるなら引きこもっていたいのに無理やり働いているから底辺ブラック企業の社畜人生まっしぐらだ。マジで人生ハードモードが確定しているので何も言えない。
「俺がいなかったら、家借りて光熱費払うだけで給料吹っ飛ぶんじゃね?」
「あたり。就職してもルームシェア解消しないでくれたの助かる~」
俺の言葉に太々しい笑みを浮かべる翔人が憎たらしい。イケメンでスポーツ万能、頭脳明晰で人当たりも良い。就職先だって大手商社だから人生イージーモードだ。
「相澤翔人を崇めよ!!」
「ありがたや、ありがたや」
突き出しのたこわさを供えるように差し出すと、翔人は箸も使わずに器を傾け直接口の中へと流し込んだ。
「うめぇ。ここのたこわさは宇宙一だと思う」
知ってる。だからあげたんだよ。俺だってたこわさ好きだけど。お前のことが好きだから。
ジョッキを傾けながら、翔人の横顔を盗み見る。
世間ではモテモテのこの男、いまはふらふら遊んでいるけど、その気になればすぐに嫁さんをもらい家庭を作れるだろう。
想像するだけで胸の奥がチリリと痛む。
年末に帰省した際、親戚に囲まれ「あんた結婚する気あんの?いや、あっても無理か」という恒例の失礼発言を嫌と言うほど浴びたせいで、将来への不安がMAX状態だった。
大学進学を機に上京し、始めたルームシェアも十年を迎え、この先どうなるかわからない。どうせいつかは翔人と離れるのだから、ここいらで大博打に出ようと思ったのだが、だが、だが……。
意気地なしの俺は聖ワレンティヌス(ラテン語読みなのでヴァレンティヌスではない=陰キャの面倒臭い蘊蓄)の助けを借りても何もできないままでいる。
「大聖はいつ見ても陰気臭い顔してんな!」
「ひん……っ!」
バシンと翔人に背中を叩かれ、俺は嫌な汗をかく。
というのも、今日の俺、ブラしてるんだよね……。ブラとは名ばかりの紐状の何か。
『彼を野獣に変える聖なる夜のイチオシアイテム』と煽り文句がついたエロエロ下着をネットで見つけたのは昨日の23時59分のことだった。
もしも当日お届けで今夜の飲みに間に合ったら、翔人に告白すると決めポチった。届きっこないと安心していたのに、夕方には会社近くの配達ロッカーに到着してしまい、今に至る。
「まぁ、将来のことは心配すんなよ。いざとなったら俺が金貸してやっから」
「そこは嘘でもいいから養うって言えよ」
そしたら俺その音声で一生抜くから。プロポーズ後に盛り上がって、生ハメするんだ。「エロい下着、最高。俺の好みよくわかってんじゃん」って紐をずらしてバックからだな。脳内再生余裕。翔人の趣味とか知らんけど。
大きなため息がピンクな妄想をぶち壊す。
「はぁ?そんなわけねぇだろ。無担保、無制限で貸してやるよ。トイチな」
「破滅じゃん」
「俺の奴隷確定。一生飼い殺してやる。嬉しいだろ」
嬉しい。そしたら新居にも連れてってもらえるじゃん。ペットでも奴隷でもなんでも良い。翔人と一緒にいたい。いや、嘘。奥さんとか見たくない。独占したいよ。俺だけにしてよ。好きなときに好きなだけハメて良いから。
何を聞いたって俺の妄想はピンクに色付く。
絶対に言えない願いがこぼれないように、ジョッキを傾けた。
「ぷはー! 生おかわり!」
「ペース早くね? ほどほどにしとけよ」
「あしたやすみだし!!」
「まぁ、俺と一緒だから良いけど……」
◆◇◆
「ふへへへ、のんだ、のんだぁ」
「ちゃんと自分で歩け。ったく…………」
酔っぱらってふわふわの頭で店を出る。
翔人はふらつく俺の首根っこを掴まえ、乱暴に引きずっていく。
人当たりの良い男が本当はこんなに雑で荒々しいなんて会社の人は知らないだろう。
きっと抱かれる女の子たちも知らない。
「はぁ…………ムラムラするっ」
「お前なぁ、声でかい。ダメだ。タクるぞ」
翔人のイラついた声に俺は嬉しくなる。タクシーなら家に着くまで寄りかかっていられる。乗るときにシートベルトを締めてくれないかな。拘束プレイの妄想するときの解像度があがりそうじゃん……?
「ふへへ……」
だらしない顔になってるんだろうなと思いながら、やってきたタクシーに乗り込むと車内の暖かさにまぶたが降りて、次に目を開けたときにはマンション玄関前だった。
「うわぁ……もったいない」
せっかくのオカズ収集タイムを無駄にしてへこむ。すっかり酔いも醒めて、翔人にしなだれかかることもできない。
「もったいないだと? お前はタクシー代払ってないだろうが」
「あ、ゴチ。飲み代は生活費から出しといて」
「あたりめぇだ。一人で酔っ払って、話も聞かないで眠りやがった」
「あ……なんか大事な話するつもりだった? ごめ、あ、明日にしよ。酔っ払った頭で聞くもんじゃないよな。俺先にシャワー浴びて寝るわ」
嫌な予感から逃げるように、洗面所兼脱衣所に入ってドアを閉めた。
「おい、待てよ——」
翔人の声は聞こえないふりをする。
だって絶対に聞きたくない。改まってする話なんて一つ、ルームシェアの解消に決まってる。
嫌だ、嫌だ、最悪だ。
今夜俺が勇気を出したとしても、手遅れだった。
ボロボロとこぼれてくる涙をそのままに、スーツを脱ぎ捨てる。
「バカみたいだ……」
ワイシャツのボタンをはずすと、エロエロ下着という名の真っ赤な紐が顔を出す。
ホルターネックの三角ブラは縁取りがあるだけで、俺のぷっくり乳首は丸見えだ。
背中で交差した紐はお腹に戻ってきて合流すると、まっすぐ下に続いている。
ベルトをゆるめると、スラックスがストンと足元に落ちた。
真っ赤な紐の伸びた先で金の輪っかが光る。輪っかを通されたちんこは俺の気持ちと一緒でくったり下向きになっているから、締め付け感はゼロ。何の意味もない。ギンギンなら射精できなくて、ちょっと突かれただけで中イキ不可避らしい。
金の輪っかを起点に何本もの赤い紐が放射状に広がり俺の尻を包んでいるからちょっとずらすだけでアナルが丸見えになり即ハメOKだ。
「すっげぇエッチじゃん」
洗面所の鏡に映る自分に言ってやる。翔人に言ってもらえないから。
苦労して着たのにな。
会社のトイレで包装紙を開けたときには心拍数130を突破していた。絡まった紐の塊にしか見えなかったが、商品写真を頼りに七転八倒しながら着た。本当に。よく見たら体のあちこちで内出血している。無理な体勢でハッスルした結果みたい。
「で、どうやって脱ぐんだ……?」
着たときの記憶なんて残っていない。鏡を見ながら右手を上げ、左手を挙げ、くるりと回ってみるが、何の助けにもならなかった。
そして、蘇ってくる酔いに頭が揺れる。
「ひぇ~~!」
運動不足の体はバランスを崩し、そのまま思い切り尻餅をついた。
頭を打たなかったからセーフだろうが、尻から脳天に衝撃が走る。
「いっ、たぁ……」
エロエロ下着で尻餅をついたアラサー男。
惨めすぎる自分に呆然としていると目の前のドアが勢いよく開いた。
「おい、どうした………はっ⁉︎」
血相を変えた翔人と目が合う。着替えの途中だったのか、ワイシャツを引っかけただけで、下はパンツ一丁。対して俺は万歳して尻餅をつき、両脚はM時開脚よろしくぱっかーんとおっぴろげ~。そう、エロエロ下着で。
あぁ、死にたい。
放心状態で向き合う二人。
恋人同士だったら、このままセックスにもつれ込めば良いじゃない? でも俺たちは単なる幼馴染で、翔人には別の人との未来がある。最後の最後に変態趣味がバレるなんて信じられない。ここは地獄か。
俺はそっと足を閉じて、膝を抱え込む。
「あの……なんか、すまん」
未だ尻はジンジンと痛むが、そんなことより翔人の視線が痛い。
瞳孔ガン開き。洗面所に足を一歩踏み入れた瞬間の姿勢のまま固まっている。
たっぷり30秒はたっただろうか。
ぎり、と奥歯を噛み締める音がして唸り声がした。
「…………だ?」
「え?」
聞いたことのない低音だったが何か質問された気がして聞き返す。
盛大な舌打ちの後で、翔人が吠えた。
「相手は誰だ? って聞いたんだよ!!」
「ひぃ……!」
耳の奥がキーンとする。学生時代は陸上、サッカー、ボルダリングと体育会系だった男が腹から出す声だ。物理的にぶん殴られたみたいな衝撃に俺は動けない。
「ひい? いや、そんな奴いないな。ひ? 日置か? 日暮もいたな。兵頭、日向もありえるか」
翔人は俺の肩を掴むと顔を下から覗き込みながら次々に名前をあげた。学生時代の友人たちに恩師、隣の部署の後輩の名前だ。
「ち、ちが……っ、ちが」
「茅ヶ崎?」
それは一昨年オンラインゲームのオフ会で会った奴だ。熱く語り合ったと思っていたのに、気がついたらブロックされてた。
記憶を辿っていると、肩を掴む手に力が込められる。
「いたっ」
「板橋か。深夜シフトでかぶってたやつだな」
え、誰? 深夜シフトといえば、立ったまま居眠りしてクビになったコンビニバイトか。何年前の話だよ。
もう何を言っても誤解を生みそうだから、黙って首を振る。
「ふぅん、かばうつもり、ね。そんなに好きなのか………」
「…………?」
翔人の言葉の意味がわからず首をかしげると、ガツンとおでこに衝撃を受け息が止まった。
「ん?ん?ん~~~?!」
唇にうねうねと濡れた感触が這い周り、痛みが走る。
「いっ、んぁ、あん、うう………!」
悲鳴を上げた途端はの間に何かが捩じ込まれ、口の中がいっぱいになる。
熱くてうねるの、もしかして舌?! 翔人とキスしてる………!!!
夢にまで見た状況に俺の頭は即座に沸騰する。だってこれがファーストキスだ。翔人以外の人とするつもりはなかったから、もう一生キスしないと思っていた。
息は吸えなくて苦しいけど、キス気持ち良い。最高。もう嬉死で……!
翔人にされるがままの俺は脱力し、閉じたはずの脚が再び開いてしまう。すると翔人がその間に膝をつき、ころりと俺を床に倒した。
「ふえ……?」
解放された唇がはふはふと酸素を求めて開く。
翔人の目は一転して細められていた。
「約束の時間に遅れたのは誰かとよろしくやってたからか? そのくせムラムラするとか言いやがって……!」
「ざざざざんぎょう、残業してた! え? ムラムラするなんて言ってた⁉︎」
「ちっ、俺との飲みなんて眼中にありませんってか」
「いや、違う、その、え? なにが??」
バカ眼鏡だから、ちょっと凄まれただけでキャパオーバーになってしまう。
それが更に翔人をイラつかせたらしい。
「こんな格好しやがって。変態趣味のエロ動画ばっかり見てんのも、アナニーしまくりなのも、全部そいつのためかぁ?!」
「ひいいいいい」
なんで俺の秘密を翔人が知ってるわけ?
「お前、たまにリビングのスピーカーでエロ動画の音出ちゃってるからな? あとアナニー中の喘ぎ声デカすぎ」
パニックになった俺は、ひっくり返された亀みたいにジタバタするが、簡単に翔人に押さえつけられる。両腕は頭の上でひとまとめにされ、脚は大きく開いて固定される。
「……キスマまで付けさせるなんて信じらんねぇ」
いや、これ打ち身。
ヒジや二の腕、スネにモモ。点々と広がる歪な内出血の上に翔人は唇を押し付けていった。その度に表面に鋭い痛みが走る。打ち身の内出血とは違う小さな赤い点。初めてのキスマークを付けられ俺は感動した。漫画で見た所有の印そっくり。まるで翔人に執着されているみたいだ。
肌を吸われるたびに感覚が研ぎ澄まされる。
気がつけば体をくねらせ聞いたこともない声をあげていた。
「んぁ……う、ぁあっ、ん……」
「俺でもそんな感じるんだ?」
「だって……」
翔人が好きだから。
触られるだけで夢みたいに気持ちが良い。
「勃ってるけど、リングが邪魔でイケないな……じゃあ、こっちか」
「うぇ……? んぐ、んぐ」
だらしなく開きっぱなしになっていたらしい口の中に翔人が指を突っ込んだ。二本の指で舌を挟まれ擦られると、気持ちが良くて次々に唾液が溢れる。
やがて指は口から出て行き、別の場所を突いた。
「ひゃ!あ、あ、あぁ……」
入ってる! アナルに翔人の指が入ってる!
一本だけなのに、ごりん、ごりん、と肉襞が抉られる。ボルダリング同好会、元エースの発達した節はヤバい。
「やわらけぇ……何これ」
十年間一日も欠かさずアナニーしている男のアナルです。
実家を出てから二十四時間三百六十五日オカズと一つ屋根の下なもんで、アナニーが捗ってしょうがない。
「今日もここにチンコ入れた?」
「あ♡あ♡あ♡」
ズポズポと指を出し入れされて頭がバカになる。
否定しなきゃと思うのに、腰をヘコヘコ揺らし、翔人の指をアナルでおしゃぶりすることしかできない。
「否定しないんだ……くそっ」
「ひん♡」
急に指を増やされ一気に突き入れられる。
前立腺潰されてる♡ぐりぐりやば♡
精子きてる♡出したい♡
出す♡出す♡出すぅ♡
「もうこんなのマンコと一緒じゃん……お前のこと変えたの誰だよ⁉︎」
「お♡お♡…まえぇ♡しょ♡と♡しょぉ♡とぉ♡」
「尾崎、小田、前田、庄野、戸田、庄司、遠野……そんなにいるのかよ⁉︎」
違います♡翔人です♡
翔人をオカズにアナニーし過ぎたせいです♡
「くそッ!」
「あ~~~♡」
急に四本挿れたらダメ♡反則♡
もうチンコと一緒♡
翔人のデカチン(推定)と一緒♡
イキたい♡イかせて♡おねがいぃ♡
「ひん♡しょ♡とぉぉぉ♡」
ギチギチに張り詰めた俺のチンコは限界だった。
金の輪っかが食い込んで、精子が出せない。翔人にお強請りしたくても言葉にならないまま身悶えた。
「もういいよな。俺も挿れる」
「あぅっ♡」
ずるんと指が出ていくと、少しだけ頭がクリアになる。
「翔人♡翔人ぉ♡」
「何だよ? お前が悪いんだからな。俺のこと好きなくせにふらふら遊びやがって。こういうのはちゃんとお前が付き合って欲しいって言ってからにしようと思ったのに」
え、何それ。全部ばれてるの⁉︎ じゃあ言っちゃう。
「しゅきしゅきぃ♡翔人しゅきぃ♡」
「誰にでも言うくせに」
「ちがうぅ♡翔人だけぇ♡」
翔人が下着をズラすとぼろんと完勃ちチンコが登場した。俺は思わず生唾を飲み込んだ。
翔人は冷たい目で俺を見る。
「チンコ欲しくて言ってるだけじゃないの?」
「翔人がしゅきなのぉ♡」
翔人は俺の脚を肩に担ぐと、アナルにチンコの先を押し当てた。
「あ♡チンコくる♡しょじょあげる♡しょうとにあげるぅ♡」
「こんなエロい処女とか童貞の幻想だろ」
早くチンコが欲しくて俺がアナルを押し付けると、翔人は腰を引いてしまう。
その度にちゅぷちゅぷとアナルとチンコがキスをした。
エロい♡エロすぎる♡
「イジワルやだ♡しょうとだけだから♡アナニーしすぎただけ♡しゃちくにそんなひまない♡」
「確かに……しかもお前がモテるわけないか。お前の良さがわかるのは俺くらいなもんだろ」
翔人はニヤリと不敵な笑みを浮かべると思い切り腰を押し付けた。
ズドン、と全身を襲う衝撃に脳天が痺れた。
「かは……っ!」
「処女いただきぃ! はは、中の締め付けヤバいな。もしかしてイってる? 処女喪失で中イキ?」
「???」
なにこれ♡おかしい♡おかしい♡
きもちいい♡きもちいいのおわらない♡
体を震わせていると、翔人が担いでいた脚を下ろし俺を抱きしめた。
「これガチじゃん。お前の初めて俺なの……?嬉しい」
耳元で囁く翔人の声は少し震えていた。
「しょうとぉしゅきぃ♡」
「俺も。ずっとお前に好きって言わせたかった。だってお前、俺のこといつも見てる。俺のこと大好きじゃん」
「しゅきしゅきぃ♡」
「大学入ってエロい雰囲気になったから、てっきり誰かと遊んでるんだと思ってムカついてた。何だよアナニーのせいだったなんて……今日だってバレンタインに会ってくれるから嬉しかったのに、あんな格好してるから、別のやつと会ってたのかと思った。違うんだよな?」
俺が頷くと、翔人ははぁ、と大きなため息を吐いた。
「お前のディルドコレクション、廃棄な。約束できなきゃ、もう抜いちゃうぞ」
ずるると翔人のデカチンが出て行く。
「や!やらぁ……ぜんぶ捨てる!」
「よし、約束な」
「あ゛♡♡♡」
ずぶぶとデカチンが帰ってくる。ゆっくりと時間をかけて俺に思い知らせる。
あつい♡ふとい♡かたい♡ながい♡
しゅき♡しゅきしゅき♡翔人しゅき♡
「はは、言えんじゃん。これからはちゃんと言えよ」
しゅき♡しゅきしゅき♡翔人しゅき♡
きもちいい♡デカチンしゅき♡イクイクイク♡
「イケ! 俺のチンコでしかイケなくなれ!」
「あ゛~~~♡♡♡」
じゅぼじゅぼ激しく出し入れされて、イったきり戻れない。
だらだら溢れっぱなしのよだれを翔人がすする。
「あーかわいい♡中に出すから残さず飲めよ♡」
「あい♡」
ドプ、ドプドプと翔人が射精して、お腹の奥が熱くなる。
手も脚も翔人にキツく絡めたらもっと気持ちいい♡
「しゅき♡」
「俺も♡」
それから俺たちはベッドに移動した。
脱ぎ方のわからない下着を翔人はあっさり取り去り、「俺の趣味じゃない」と否定した。
「いつものグレーのトランクスがいいんだよ。たまにチンチラしてんのさいこうにエロい」
「へ、へんたい……」
「どっちが⁉︎」
スマホに保存してある俺のエロ動画コレクションと、エログッズの通販履歴を見られ、アナニー中に妄想した翔人とのプレイ内容を白状させられた。結果、俺が変態だという結論に。
「へんたいでもきらわないで……」
「お前、まだわかってねぇな⁉︎」
うつ伏せに押さえつけられ、犬みたいな格好で一気に貫かれた。
「お゛~~~♡♡♡」
「あ~あ、すっげぇ。精子? 潮? もしかしておもらししてんじゃねぇの? めっちゃエロい♡ かわいい♡ おれのチンコ好きすぎじゃね? なあ⁉︎」
「しゅき♡しゅき♡チンコしゅき♡」
「そこは俺のチンコが好きって言って♡」
「翔人のチンコしゅき♡」
「よくできました♡」
振り向かされ、キスされる。
エロい、かわいい、好きだのコンボとチンコにやられ、俺は早々に意識を失った。まどろみの中ずっとずっとエロい夢を見ていたので、翔人に愛されっぱなしだったのかもしれない♡
◆◇◆
目覚めた時には昼過ぎだった。体は綺麗に拭かれ、パジャマまで着せられている。
「ショ、ショ、ウ、ト……」
「ははは、声枯れてんじゃん。昨日喘ぎすぎたか? 水持ってきてやる」
翔人は俺の髪をくしゃりとかきあげ、額に優しいキスを落とした。
あ、甘い……‼︎ 俺様彼氏じゃないの……⁉︎
幼馴染改め恋人になった翔人の新たな一面を知り、俺の興奮は高まる。
「ショウト♡シュキシュキ♡ダイシュキ~♡」
「声枯れてんのに無理すんじゃねぇよ、バーカ!」
やっぱり幼馴染モードもしゅき♡だいしゅき♡
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