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広田 かなえ
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こんな私もついに結婚かー。
長かったような短かったような。
友達の中だと最速で結婚なんだけどさ笑でもいろんな出会いがある中で雅道さんと出会えたことは本当に奇跡なのかもしれないな。
本当に神様って存在するんだなって思ったよ私は。
お父さんとお母さんにも感謝しないと。
『夢を叶えて』
って意味でつけてもらった「かなえ」。
お父さんお母さんかなえは夢を本当に叶えたよ。
私は、本当に幸せものです。
思えばちっちゃい頃からどこかふわふわしてて一人で庭で遊んでるのも、友達の家にお邪魔させてもらう時も心配だって言ってたっけ。
それでも何も無いと一番の笑顔で私におかえりって言ってくれたよね。
毎日ちゃんと目を見て、心からの笑顔…?そうそう笑顔みたいなしかめっ面で?…ちがうちがう、最初から違う、どこいく時もずっと誰かが見守っててくれたの。あれってお母さんでしょ?違ったっけ?
「今日は楽しかった?」
って聞くお母さんがずっと、ずーっと一緒にいるわけないもんね。
学校行く時も授業中もトイレも友達と遊んでいる時も。
じゃあ誰が見ていたんだろ。
しかめっ面ってだれだったっけ?
いつも見られてる感覚があったのに。
友達たちは誰も気づかなかったのかな。
あれ友達って誰がいたっけ?なまえが思い出せないや。
それはそうと雅道さんとの馴れ初めを聞いてね。
雅道さんは私と同い年なのにものすごく優秀な男性でね、大学生の時に自分のブランドを立ち上げて洋服屋さんを経営してる人なの。
見た目でわかると思うけど結構ワイルド系な服を揃えている店なの。
私のためにレディースも作ってくれているんだけどものすごくビリビリに破れている服なの。
誰かにいじめられたのか心配になるくらい。今の流行りなのかな。
はじめは悪そうなアンちゃんだと思ったけど同じ大学ってことがわかって話し出したのが初めての出会いなの。
普段は自分から話しかけたりはしないんだけどね、この人と喋りたいと思ったの。急に。仕事してるって話から切り出して色々話したの。
そこから私はどんどん雅道さんに惹かれて言ったのよ。
そうそう自分で言うのもあれなんだけど学生時代から男性からはモテている方で朝学校にいったら上履きに画鋲が欠かさず毎日入ってたの。
学生の男の子ってシャイだよね。
そんなことしなくてもちゃんと口で言ってくれればいいのにご丁寧に毎日毎日。画鋲がなかった日は一度もなかったわ。私は毎日今日はありませんようにって思いながら目をつぶって上履きを履いたの。
命懸けよね。ドキドキするわ。そうよ。毎日入ってたから次第に歩けなくなっていったの。血もとめどなく流れるしファンの男の子達のせいっていえなかったからね。
たまには履くのもやめたわよ。痛かったし。
お父さんとお母さんからもらった大切な体だもの。
ソレばかりじゃない。
学校の男の子はみんな私を女優さんだと思ってるみたい。
私の持ち物はすべてプレミアがあって登校すると跡形もなく私物が消え去っているの。
そんなだから落し物の文房具で勉強していたのよ。
なんでこんな新品落とすんだろって思いながらいつも勉強してたわ。
休み時間終わるとその文房具やノート代わりのチラシも全てプレミアグッズに変わるから無くなるんだけどね。
そんなモテまくりの人生も東京に来て落ち着いたの。
芸能人も楽じゃないなーなんて冗談こぼしながら電車に乗ったっけ。
話がずれたわね。そんな田舎者の私に声をかけてくれた雅道さんは神様に見えたわ。
私を女優扱いせずに接してくれるなんて。初対面なら当たり前かな。
それからちゃんとお付き合いするまではあんまり時間はかからなかった。がっこうがおわったら二人で喫茶店に入ってずうっとおしゃべりをしてたのしかったなぁ。
結婚する決め手になったのはやっぱりあれでしょ。
ちょっといやなことがあってさ自暴自棄になってたの。
わかってたんだー。こうなるって。でも雅道さんに心配かけたくなかったから何があっても普通の女の子の振りをしていたよ。
でもこれが以心伝心って言うものなのかな?ちょっとピュアすぎる?私の顔みて彼が
「大丈夫?なんかあった?」
って言ってきたの。彼ね私の顔色態度一つで何があったのか当ててしまうの。さすがにもう嘘はつけないと思って最近ついないんだーって言ったら彼が
「ちょっとの間休んで家にいたらどう?」
って言ってくれたのよ。でも大学はあるしと思ってバイトをやめてひとりでいる時間多くしたらもやもやが嘘のように吹っ飛んだのよ。すごくない?もう小さいことで悩んでいたのがバカみたい。
そうして私は雅道さんと結婚してずっと一緒にいたいと思ったの。
これで雅道さんの人となりがわかったでしょ?
そーよお母さん。人間見た目じゃないのよ。やっぱり中身中身。
お母さんもお父さんと結婚したいと思ったのはやっぱりお父さんのあの優しい中身でしょ?え?ちがう?じゃあ何よ?
お金?!お金かー。ちょっと面白いんだけどそれ。お父さんのこと好きじゃなかったの?え?好きだったけど買ってくれたカバンの次に好きって。ほんと面白いんだからお母さん。そんな事言ったらお父さん泣いちゃうでしょー。
あ、お父さん。ねーねー、お母さんひどいんだよ。結婚する前お父さんを選んだ理由がお金あるからだってさー。言ってやりなよー。お父さんがいなかったらこんなに可愛い娘産めてないんだよって。あれ?どうしたのお父さん。何目をそらしてるの?あれー泣いてるの?もうやだなお父さんたら。先に旅立つってわけじゃないんだしそんなに泣かないでよ。新幹線使えばいつでも会いに行けるでしょ?娘をやめたわけじゃないんだしさ。
でもそうね。子供の結婚て息子だろうが娘だろうがかなしいか。
ちゃんといわないと。
「お父さん。私のために最高の披露宴会場を予約してくれてありがとう。
お母さん。私のためにウェディングドレスいいの用意してくれてありがとう。
これからも2人で…いや、3人で沢山の思い出を作っていくつもりだからちゃんと見ててね。」
「もうこの子ったら今日も独り言ね。はいはいちゃんと見てますよ。だからもう逃げたりしないでね」
長かったような短かったような。
友達の中だと最速で結婚なんだけどさ笑でもいろんな出会いがある中で雅道さんと出会えたことは本当に奇跡なのかもしれないな。
本当に神様って存在するんだなって思ったよ私は。
お父さんとお母さんにも感謝しないと。
『夢を叶えて』
って意味でつけてもらった「かなえ」。
お父さんお母さんかなえは夢を本当に叶えたよ。
私は、本当に幸せものです。
思えばちっちゃい頃からどこかふわふわしてて一人で庭で遊んでるのも、友達の家にお邪魔させてもらう時も心配だって言ってたっけ。
それでも何も無いと一番の笑顔で私におかえりって言ってくれたよね。
毎日ちゃんと目を見て、心からの笑顔…?そうそう笑顔みたいなしかめっ面で?…ちがうちがう、最初から違う、どこいく時もずっと誰かが見守っててくれたの。あれってお母さんでしょ?違ったっけ?
「今日は楽しかった?」
って聞くお母さんがずっと、ずーっと一緒にいるわけないもんね。
学校行く時も授業中もトイレも友達と遊んでいる時も。
じゃあ誰が見ていたんだろ。
しかめっ面ってだれだったっけ?
いつも見られてる感覚があったのに。
友達たちは誰も気づかなかったのかな。
あれ友達って誰がいたっけ?なまえが思い出せないや。
それはそうと雅道さんとの馴れ初めを聞いてね。
雅道さんは私と同い年なのにものすごく優秀な男性でね、大学生の時に自分のブランドを立ち上げて洋服屋さんを経営してる人なの。
見た目でわかると思うけど結構ワイルド系な服を揃えている店なの。
私のためにレディースも作ってくれているんだけどものすごくビリビリに破れている服なの。
誰かにいじめられたのか心配になるくらい。今の流行りなのかな。
はじめは悪そうなアンちゃんだと思ったけど同じ大学ってことがわかって話し出したのが初めての出会いなの。
普段は自分から話しかけたりはしないんだけどね、この人と喋りたいと思ったの。急に。仕事してるって話から切り出して色々話したの。
そこから私はどんどん雅道さんに惹かれて言ったのよ。
そうそう自分で言うのもあれなんだけど学生時代から男性からはモテている方で朝学校にいったら上履きに画鋲が欠かさず毎日入ってたの。
学生の男の子ってシャイだよね。
そんなことしなくてもちゃんと口で言ってくれればいいのにご丁寧に毎日毎日。画鋲がなかった日は一度もなかったわ。私は毎日今日はありませんようにって思いながら目をつぶって上履きを履いたの。
命懸けよね。ドキドキするわ。そうよ。毎日入ってたから次第に歩けなくなっていったの。血もとめどなく流れるしファンの男の子達のせいっていえなかったからね。
たまには履くのもやめたわよ。痛かったし。
お父さんとお母さんからもらった大切な体だもの。
ソレばかりじゃない。
学校の男の子はみんな私を女優さんだと思ってるみたい。
私の持ち物はすべてプレミアがあって登校すると跡形もなく私物が消え去っているの。
そんなだから落し物の文房具で勉強していたのよ。
なんでこんな新品落とすんだろって思いながらいつも勉強してたわ。
休み時間終わるとその文房具やノート代わりのチラシも全てプレミアグッズに変わるから無くなるんだけどね。
そんなモテまくりの人生も東京に来て落ち着いたの。
芸能人も楽じゃないなーなんて冗談こぼしながら電車に乗ったっけ。
話がずれたわね。そんな田舎者の私に声をかけてくれた雅道さんは神様に見えたわ。
私を女優扱いせずに接してくれるなんて。初対面なら当たり前かな。
それからちゃんとお付き合いするまではあんまり時間はかからなかった。がっこうがおわったら二人で喫茶店に入ってずうっとおしゃべりをしてたのしかったなぁ。
結婚する決め手になったのはやっぱりあれでしょ。
ちょっといやなことがあってさ自暴自棄になってたの。
わかってたんだー。こうなるって。でも雅道さんに心配かけたくなかったから何があっても普通の女の子の振りをしていたよ。
でもこれが以心伝心って言うものなのかな?ちょっとピュアすぎる?私の顔みて彼が
「大丈夫?なんかあった?」
って言ってきたの。彼ね私の顔色態度一つで何があったのか当ててしまうの。さすがにもう嘘はつけないと思って最近ついないんだーって言ったら彼が
「ちょっとの間休んで家にいたらどう?」
って言ってくれたのよ。でも大学はあるしと思ってバイトをやめてひとりでいる時間多くしたらもやもやが嘘のように吹っ飛んだのよ。すごくない?もう小さいことで悩んでいたのがバカみたい。
そうして私は雅道さんと結婚してずっと一緒にいたいと思ったの。
これで雅道さんの人となりがわかったでしょ?
そーよお母さん。人間見た目じゃないのよ。やっぱり中身中身。
お母さんもお父さんと結婚したいと思ったのはやっぱりお父さんのあの優しい中身でしょ?え?ちがう?じゃあ何よ?
お金?!お金かー。ちょっと面白いんだけどそれ。お父さんのこと好きじゃなかったの?え?好きだったけど買ってくれたカバンの次に好きって。ほんと面白いんだからお母さん。そんな事言ったらお父さん泣いちゃうでしょー。
あ、お父さん。ねーねー、お母さんひどいんだよ。結婚する前お父さんを選んだ理由がお金あるからだってさー。言ってやりなよー。お父さんがいなかったらこんなに可愛い娘産めてないんだよって。あれ?どうしたのお父さん。何目をそらしてるの?あれー泣いてるの?もうやだなお父さんたら。先に旅立つってわけじゃないんだしそんなに泣かないでよ。新幹線使えばいつでも会いに行けるでしょ?娘をやめたわけじゃないんだしさ。
でもそうね。子供の結婚て息子だろうが娘だろうがかなしいか。
ちゃんといわないと。
「お父さん。私のために最高の披露宴会場を予約してくれてありがとう。
お母さん。私のためにウェディングドレスいいの用意してくれてありがとう。
これからも2人で…いや、3人で沢山の思い出を作っていくつもりだからちゃんと見ててね。」
「もうこの子ったら今日も独り言ね。はいはいちゃんと見てますよ。だからもう逃げたりしないでね」
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