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第八話 宣戦布告
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「――なんだ、湿気た連中しかいねぇじゃねえか」
まるで貴族とは思えないような風貌と言葉遣いで現れた焦茶の男ガルドロフ。彼は視線を僕とユーリに交互に向けた後、ニヤリと口の端を歪ませて最後にレイシアへと定めた。
「ふん、言ってなさい。こいつらは所詮駒よ」
その不躾な視線に全く動じないレイシア。
そしてついでのように雑な扱いを受ける僕たち。
彼女たちはまるで二人しかいないような感じで視線を交わし続けている。
「おいネルス、言われてるぜ俺たち」
「ここは黙っていよう、目に止まっては面倒だ」
「だな」
お互いの大将が睨み合いをしているのを邪魔するのも悪いと思い沈黙する。この空気の中で余計なことをすれば確実に飛び火する、そんなことをしようものならこの後の学園生活がとんでもないことになるだろう。
それは絶対に嫌なので友人と共にこの成り行きを見守ることにする。
「……せいぜいこの一週間でその駒共使えるようにしとくんだなぁ……。じゃねぇとこっちの勝利がまるで地味なもんになっちまうからよぉ」
「その言葉、そっくりそのままお返しするわ。元からこれはあんたと私の戦いよ、そこに華を添える奴らがヘナチョコじゃ話にならないからね」
二人のやり取りは会話の内容を除けば一見良好な表情の上で行われているように思う。だがそんなものは所詮表面上に過ぎないことを、その体から立ち上る魔力が物語っている。
バチバチと弾けるような音も決して幻聴などではなく、実際に彼女たちが無意識の内に操る魔力によって起こった相殺現象によって生じる音であり、つまりは一触即発、戦闘開始の前触れということなのだ。
当然それが始まってしまえばここにいる僕たちがどのような目にあうのかなんて簡単に想像できてしまうので……。
「はいはいはいそこまでにしましょう、落ち着いて下さい二人とも」
そうはさせるまいと怪音が発生する間へと体を入れて妨害する。
「……邪魔すんなテメェ、関係ねぇ奴は下がってろ」
「いや、そういうわけにもいかないでしょう?」
戦意を高めている途中に横入ってきた僕に恐ろしい形相を向けてくるガルドロフ。彼からしたらこんなの小競り合いなのかもしれないが、根が小心者の僕としては目の前で無闇矢鱈と争ってほしくはないのだ。怖いからな、飛び火しないか。
本来ならここでレイシアも口を出してきそうと思っていたけどそういうこともなく。若干魔力を抑えて傍観を決めたような雰囲気だったのでこのまま話を続ける。
「あなた方の因縁とか、そういうのは大まかにしか知りませんけどね、今回に限っては勝負の場はもう決まってるわけなんですよ。ですからお互いのために、それまでの間は衝突するのは止めましょうよ」
ね、と。
ここはお互い引き下がりましょうと軽い提案のような感じで話し掛けてみて。
「テメェ程度に俺を止める権利なんぞねぇ、気安く話し掛けてきてんじゃねぇぞ三下が」
で返しがこれだよ。
というか話通じねぇねぇなこいつ、流石貴族の三男坊ってとこか?
「かもしれませんね、でも彼女と話をさせ続ければそれこそ感情が昂り過ぎてしまうでしょう? それともまた昨日みたいにやらかしますか? そうしたら今度はお叱りだけでは済まなくなりますよ」
ほら、だんだんと人が集まり出している。
そう指摘して周囲を見る彼は先に来ていた自分達に視線が集まっているに顔をしかめた。
彼の考えていることはおそらくこれから僕の言うことと同じことだろう。
「訓練場の使用は教師に申請を行わなければ許可が下りません。もしここで問題を起こそうものならその許可だって取れなくなる、それが一日だとかであればいいですが……あなたの場合はそうじゃない」
ここで昨日のやらかしが彼の足を引っ張っている。
あの時いくら頭に血が上っていたからといってやってはいけないことをしたのだから。
ジェイド先生が止めたからよかったものの、あのまま公衆の面前で魔法を使用していればどうなっていたか、少なくとも何人かは怪我を負っていたはずだ。
彼としてはレイシアと早く決着を着けたいだろうが、それをここでおっぱじめようとすれば更に厳しい裁定が彼に下るだろう。それが分からない彼でもないはずだ。
その証拠にさっきまで膨れ上がるばかりだった彼の戦意が収まっていくのを感じる。煮えたぎる油のようだった彼の目も落ち着きを取り戻していくようだった。
「ふん……口ばかり回る奴だ」
「そのくらいしか特技がないもので」
「なら本番でもそれで身を守ってみせるんだな……できればの話だが」
「気をつけさせてもらいましょう」
「……行くぞ」
「ちょ、ちょっと待って下さいよ!」
そう言い捨てて取り巻きたちと去ろうとしたガルドロフだったが取り巻きの一人から声が挙がる。
狐のような顔以外には特徴がないようなそいつは彼の隣に来てわめきたてる。
「ガルドロフ様! こんな奴の言う事なんて聞く必要ないですよ! あの生意気な女に一発かまして実力の差って奴を見せつけてやればいいじゃないですか!!」
「黙ってろヘイツ」
しかし既にやる気を失った彼にとってその言葉は行動を変えさせるほどの効果はないようだった。それでもヘイツというのは身振りを加えて言い募る。
「ですがここで退いたらいい笑い者じゃないですか!! 相手は平民の臆病者って有名な奴ですよ! そんな変な奴の言うことに従う必要はありませんって!!」
「いや、ここでごねる方が恥さらしだと思うんですけど」
「なッ……!?」
そこに僕は
別に変人や臆病者扱いが気に障ったわけではないのだが、上手くこの場を収められそうなとこに茶々を入れられてつい口が滑ったというか。本当にぽろっと言ってしまっただけだったにだが……。
ただ、この一言は余計だった。
「五月蝿いぞ!――この平民がッ!!」
――《烈風の一刃》!!
僕に話を遮られたのがそんなに気に入らなかったのか、彼は警告もなにもなく僕に向かっていきなり魔法を放ってきた。剃刀のような鋭さを持つというそれが至近距離から体に直撃する。
「――馬鹿なのアナタ?」
というところで突如――レイシアが目の前に現れた。
彼女は炎を纏った手刀で容易くその刃を砕いてみせ、制御を失った魔力が周りに風を撒き散らす中で小揺るぎもせず立つ。
「な、な、な……」
「消えなさい、そっちの頭の判断に従えないってわけじゃないでしょ?」
そんな風に防がれるとは思っていなかったのか、それとも別の要因か。言葉を失って意味のない声を出すだけの彼へ彼女がどんな顔を見せているのか気になるものの、それよりも先にガルドロフが動いた。
「いくぞ」
「で、でも」
「ああ? これ以上恥の上塗りするってか? だったら止めねぇがそんときゃおめぇは俺の所から外れてもらうことになるぜ?」
「それはッ!? う、うぅ……!!」
そう言われ俯き、今度こそ何も言えなくなってヘイツという風使い。ガルドロフの促しに従い背を向けてこの場から離れていく。
取り巻きを引き連れ立ち去るガルドロフはしかし、ひたとその場に止まると背中越しに僕の後ろ、レイシアへと鋭い視線を向けてくる。
「……足を引っ張られて全力が出せねぇようだったら殺す。何人だろうと関係ねぇ――最強になるのは俺だ」
「そっちこそ、覚悟しなさい――私は最強になる。
これはもう運命で決まってるんだから」
それを聞いたガルドロフは鼻で笑いそのまま訓練場を立ち去っていった。レイシアはただ、その背中が見えなくなるまで見つめ続けた。
――そうして彼らがいなくなり、緊迫とした空気がなくなったことで周囲の生徒たちもようやく一心地ついたようで安堵の声が聞こえてくる。
「いやー何とかなりましたね。大事にならなくてよかったです」
「あら、最終的に締めた私に感謝の言葉はないのかしら?」
「ありがとうございます!」
「よろしい」
いや、危ない目にあったものの二人がぶつかるような事態にならなくて本当によかった。
これであいつらが本番までに仕掛けてくることはないだろう。
と思って――そこで気が抜けたのが悪かったのか。
風で舞った埃を服から払おうと、手を動かした時だった。
「あ」
「え?」
――唐突に、僕のズボンがずり落ちた。
いい感じの空気からいきなり気まずくなる僕たち。
訓練場にはしばらく、先程とは別の理由で静寂が訪れるのだった。
何故かって?
「そ、その傷……」
「あーこれは」
ズボンによって隠されていた僕の左足。
膝の辺りに刻まれた大きな傷跡が露になったからだった。
大きく目を見開いて驚愕する彼女に対してどう説明したものか。
この後のことを思い、僕は少し頭が重くなるのだった。
まるで貴族とは思えないような風貌と言葉遣いで現れた焦茶の男ガルドロフ。彼は視線を僕とユーリに交互に向けた後、ニヤリと口の端を歪ませて最後にレイシアへと定めた。
「ふん、言ってなさい。こいつらは所詮駒よ」
その不躾な視線に全く動じないレイシア。
そしてついでのように雑な扱いを受ける僕たち。
彼女たちはまるで二人しかいないような感じで視線を交わし続けている。
「おいネルス、言われてるぜ俺たち」
「ここは黙っていよう、目に止まっては面倒だ」
「だな」
お互いの大将が睨み合いをしているのを邪魔するのも悪いと思い沈黙する。この空気の中で余計なことをすれば確実に飛び火する、そんなことをしようものならこの後の学園生活がとんでもないことになるだろう。
それは絶対に嫌なので友人と共にこの成り行きを見守ることにする。
「……せいぜいこの一週間でその駒共使えるようにしとくんだなぁ……。じゃねぇとこっちの勝利がまるで地味なもんになっちまうからよぉ」
「その言葉、そっくりそのままお返しするわ。元からこれはあんたと私の戦いよ、そこに華を添える奴らがヘナチョコじゃ話にならないからね」
二人のやり取りは会話の内容を除けば一見良好な表情の上で行われているように思う。だがそんなものは所詮表面上に過ぎないことを、その体から立ち上る魔力が物語っている。
バチバチと弾けるような音も決して幻聴などではなく、実際に彼女たちが無意識の内に操る魔力によって起こった相殺現象によって生じる音であり、つまりは一触即発、戦闘開始の前触れということなのだ。
当然それが始まってしまえばここにいる僕たちがどのような目にあうのかなんて簡単に想像できてしまうので……。
「はいはいはいそこまでにしましょう、落ち着いて下さい二人とも」
そうはさせるまいと怪音が発生する間へと体を入れて妨害する。
「……邪魔すんなテメェ、関係ねぇ奴は下がってろ」
「いや、そういうわけにもいかないでしょう?」
戦意を高めている途中に横入ってきた僕に恐ろしい形相を向けてくるガルドロフ。彼からしたらこんなの小競り合いなのかもしれないが、根が小心者の僕としては目の前で無闇矢鱈と争ってほしくはないのだ。怖いからな、飛び火しないか。
本来ならここでレイシアも口を出してきそうと思っていたけどそういうこともなく。若干魔力を抑えて傍観を決めたような雰囲気だったのでこのまま話を続ける。
「あなた方の因縁とか、そういうのは大まかにしか知りませんけどね、今回に限っては勝負の場はもう決まってるわけなんですよ。ですからお互いのために、それまでの間は衝突するのは止めましょうよ」
ね、と。
ここはお互い引き下がりましょうと軽い提案のような感じで話し掛けてみて。
「テメェ程度に俺を止める権利なんぞねぇ、気安く話し掛けてきてんじゃねぇぞ三下が」
で返しがこれだよ。
というか話通じねぇねぇなこいつ、流石貴族の三男坊ってとこか?
「かもしれませんね、でも彼女と話をさせ続ければそれこそ感情が昂り過ぎてしまうでしょう? それともまた昨日みたいにやらかしますか? そうしたら今度はお叱りだけでは済まなくなりますよ」
ほら、だんだんと人が集まり出している。
そう指摘して周囲を見る彼は先に来ていた自分達に視線が集まっているに顔をしかめた。
彼の考えていることはおそらくこれから僕の言うことと同じことだろう。
「訓練場の使用は教師に申請を行わなければ許可が下りません。もしここで問題を起こそうものならその許可だって取れなくなる、それが一日だとかであればいいですが……あなたの場合はそうじゃない」
ここで昨日のやらかしが彼の足を引っ張っている。
あの時いくら頭に血が上っていたからといってやってはいけないことをしたのだから。
ジェイド先生が止めたからよかったものの、あのまま公衆の面前で魔法を使用していればどうなっていたか、少なくとも何人かは怪我を負っていたはずだ。
彼としてはレイシアと早く決着を着けたいだろうが、それをここでおっぱじめようとすれば更に厳しい裁定が彼に下るだろう。それが分からない彼でもないはずだ。
その証拠にさっきまで膨れ上がるばかりだった彼の戦意が収まっていくのを感じる。煮えたぎる油のようだった彼の目も落ち着きを取り戻していくようだった。
「ふん……口ばかり回る奴だ」
「そのくらいしか特技がないもので」
「なら本番でもそれで身を守ってみせるんだな……できればの話だが」
「気をつけさせてもらいましょう」
「……行くぞ」
「ちょ、ちょっと待って下さいよ!」
そう言い捨てて取り巻きたちと去ろうとしたガルドロフだったが取り巻きの一人から声が挙がる。
狐のような顔以外には特徴がないようなそいつは彼の隣に来てわめきたてる。
「ガルドロフ様! こんな奴の言う事なんて聞く必要ないですよ! あの生意気な女に一発かまして実力の差って奴を見せつけてやればいいじゃないですか!!」
「黙ってろヘイツ」
しかし既にやる気を失った彼にとってその言葉は行動を変えさせるほどの効果はないようだった。それでもヘイツというのは身振りを加えて言い募る。
「ですがここで退いたらいい笑い者じゃないですか!! 相手は平民の臆病者って有名な奴ですよ! そんな変な奴の言うことに従う必要はありませんって!!」
「いや、ここでごねる方が恥さらしだと思うんですけど」
「なッ……!?」
そこに僕は
別に変人や臆病者扱いが気に障ったわけではないのだが、上手くこの場を収められそうなとこに茶々を入れられてつい口が滑ったというか。本当にぽろっと言ってしまっただけだったにだが……。
ただ、この一言は余計だった。
「五月蝿いぞ!――この平民がッ!!」
――《烈風の一刃》!!
僕に話を遮られたのがそんなに気に入らなかったのか、彼は警告もなにもなく僕に向かっていきなり魔法を放ってきた。剃刀のような鋭さを持つというそれが至近距離から体に直撃する。
「――馬鹿なのアナタ?」
というところで突如――レイシアが目の前に現れた。
彼女は炎を纏った手刀で容易くその刃を砕いてみせ、制御を失った魔力が周りに風を撒き散らす中で小揺るぎもせず立つ。
「な、な、な……」
「消えなさい、そっちの頭の判断に従えないってわけじゃないでしょ?」
そんな風に防がれるとは思っていなかったのか、それとも別の要因か。言葉を失って意味のない声を出すだけの彼へ彼女がどんな顔を見せているのか気になるものの、それよりも先にガルドロフが動いた。
「いくぞ」
「で、でも」
「ああ? これ以上恥の上塗りするってか? だったら止めねぇがそんときゃおめぇは俺の所から外れてもらうことになるぜ?」
「それはッ!? う、うぅ……!!」
そう言われ俯き、今度こそ何も言えなくなってヘイツという風使い。ガルドロフの促しに従い背を向けてこの場から離れていく。
取り巻きを引き連れ立ち去るガルドロフはしかし、ひたとその場に止まると背中越しに僕の後ろ、レイシアへと鋭い視線を向けてくる。
「……足を引っ張られて全力が出せねぇようだったら殺す。何人だろうと関係ねぇ――最強になるのは俺だ」
「そっちこそ、覚悟しなさい――私は最強になる。
これはもう運命で決まってるんだから」
それを聞いたガルドロフは鼻で笑いそのまま訓練場を立ち去っていった。レイシアはただ、その背中が見えなくなるまで見つめ続けた。
――そうして彼らがいなくなり、緊迫とした空気がなくなったことで周囲の生徒たちもようやく一心地ついたようで安堵の声が聞こえてくる。
「いやー何とかなりましたね。大事にならなくてよかったです」
「あら、最終的に締めた私に感謝の言葉はないのかしら?」
「ありがとうございます!」
「よろしい」
いや、危ない目にあったものの二人がぶつかるような事態にならなくて本当によかった。
これであいつらが本番までに仕掛けてくることはないだろう。
と思って――そこで気が抜けたのが悪かったのか。
風で舞った埃を服から払おうと、手を動かした時だった。
「あ」
「え?」
――唐突に、僕のズボンがずり落ちた。
いい感じの空気からいきなり気まずくなる僕たち。
訓練場にはしばらく、先程とは別の理由で静寂が訪れるのだった。
何故かって?
「そ、その傷……」
「あーこれは」
ズボンによって隠されていた僕の左足。
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