34 / 58
第三十三話 ミスズさんを! ナメたら! アカンぞ!
しおりを挟む
再び風バイクで走り出すと、見知った風景から、次第に見知らぬ風景に変わっていく。それと共に、旅の高揚感が頭をもたげて来る。
この先なにがあるか分からないが、このワクワク感だけは本物だ。
「やっほー!」
風バイクはさっき泣いたのが嘘だったように元気なミスズに運転させ、背中合わせに乗った俺は“砂漠の歩き方”を読むことにした。文字を読むのは店の看板だけ、という生活が長く続いた影響で、彼女は長文を読むと頭が痛くなるらしい。
「砂漠の幅は、一番狭いところで約百サット。キロで言うと四百キロってとこか。一旦一番狭いところまで行って、最短で砂漠越えをしようと思うのだが?」
「それでええよ」
ミスズが半分振り返って首肯した。いかなミスズでも、老人の道路斜横断みたいな危険な考え方はしなかったようで安心した。
「風バイクの速さは、体感原チャリと同じくらいだから…狭いところに行く時間も含めて、まぁ三日もあれば横断できるな」
人の足やラクダなんかと違って、風バイクは疲れを知らないうえ、燃料無限で故障は皆無。ライダーが起きていようが寝ていようが、走り続けられるのがありがたい。
「ほな、それでいこか」
載っている地図によると、砂漠の一番狭い場所の両岸には、“レクバール”と“ロッキビン”という小さな街が記されている。砂漠を通る者は、皆ここで準備を整えるのだろう。
「お、特集記事があるぞ。ふむふむ、砂漠を歩いていると、足音を聞きつけて砂龍ってヤツが出てくるらしい」
他のバケモノについても色々書かれているが、最も多くのページが砂龍について割かれている。その贔屓振りは、他のバケモノすべてより、砂龍一種のページが多いくらいだ。
恐らくエーリカは、コイツの存在を教えたくて、この本を勧めてきたのだろう。気を遣わせて申し訳ない。
「出てくるとどうなるんや?」
「挨拶して帰ってくれる…なんてわけはないし、当然喰われるな」
「剣呑やなぁ」
砂龍のページを繰り、生態についての項に至る。
「なかなかでかいぞ。六十ヤコツだから…約二十メートルか。さすが“龍”と呼ばれるだけのことはあるな」
「ほうほう、凄いやん」
「時々砂の上に顔を出して空気を吸って圧縮し、それを身体中の管から噴き出して砂の中を自由に移動する…か」
「どういうことなん?」
「テレビでやっていたが、砂に空気を吹き込むと、砂がまるで水のようになって、軽い物は浮くし、重い物は沈むようになるんだと」
空気を吸うことで、呼吸と砂中移動を実現するわけか。便利。
「なんやわからんけど、そうなんか」
「俺も原理を知っているわけじゃないから、それで納得してくれ」
道なき道を走ること数時間。
日が暮れる前に、なんとかこちら側の最前線、レクバールに着いた。
レクバールは、ラウヌアの街のように農地や洞窟などはない、小規模な宿場街だ。広さは百メートル×五十メートル程度。街の外周には、砂避けのためかミスズの身長ほどの石造りの壁、その上に丸太が立てられた壁が巡らされている。
入り口のトーテムを過ぎると、ひと気の割りに、打楽器や鈴のような賑やかな音が聞こえてきた。
「おっちゃん、今日はここで泊まるん?」
「そうだな、荷物はラウヌアから持ってきたもので事足りるから、買うものはない。砂漠越えは夜の間でないと面倒だから、このまま強引に超えるか、一晩泊まって明日の夕方出るか…」
そこで俺は、大事なことに気がついた。
『アリア、ここの通貨を知っているか?』
『ラウヌアと同じです。この大陸は、どの国もアプリを使っていますから、レクバールも同じはずです』
こんな小さな街が独自の通貨を持っているはずがないので、アリアが言うことは正しいのだろう。それはそれで安心したが、国は違っても通貨が同じことに、なにか不自然なものを感じた。
EU内でも各国独自の通貨があるし、アメリカですら州毎にデザインの異なる貨幣がある。あり得ないとは思わないが、大陸レベルで通貨が同じとはおかしな話だ。
「ミスズさん、ここでもアプリは使えるそうだ」
『一晩くらい休んでも構わないか?』
密かにアリアにお伺いを立てる。
『はい。危険な砂漠ですから、万難を排して臨みましょう』
「…だから、一晩ゆっくりしよう」
「やったぁ、明日はホームランやな!」
妙なことを言いながら、ミスズは駆け出した。
『ここに来るのは、砂漠越えの準備をするためですから、店と宿。隊商の護衛といった職業の方が多いです』
主な産業は商業とサービス業というところか。
『ここはどこの国に属しているんだ?』
『ここはどこの領地でもありません』
『どこでもない? そんなことがありえるのか?』
『この辺りでは作物も採れませんし、商業も規模が小さくて、取れる税金より経費の方が多くかかります。ですので、誰も領地にしようとは考えないのです』
『へぇ、そんな場所は他にもあるのか?』
『あります。…というか、殆ど人が住んでいなくて、畑も鉱山も森もないような荒地は大概そうですね』
国同士がミチミチに国境を接していがみ合う、なんていうのが当たり前だと思っていたが、領地を主張し維持するには、兵力や統治組織を置かねばならないだろう。
そういうコストをかける価値のない土地が、この世界にはあるということか。
国際法も無さそうだから、領土は宣言するだけじゃなく、武力で守らなくちゃならんのだろうな。逆に言えば、武力さえあれば領土は奪い放題だ。そして、武力を養うために領土を奪い、領土を守るために武力を蓄える堂々巡りになるわけだ。
「なんか文句あるんか?」
ミスズの怒声が、俺を現実に引き戻した。
「どうしたミスズさん? なにが…」
五メートルほど前方で、刀を携えた女が、腕を広げてミスズの前に立ち塞がっていた。
ウルフカットの燃えるような赤い髪、長身で豊満な体躯。頬に魚の骨のような縫い目があるが、それなりに美人である。彼女はアリアが言っていた隊商の護衛だろうか。
女は俺を睨むと、忌々しそうに口を開いた。
「あんたはこの子の連れか? 自由民の街は物騒だからね、小さい子から眼を離すんじゃないよ」
「だぁれが小さい子やぁ!」
殴りかかろうとしたミスズを脇に退け、女との会話を試みる。
「心配してくれてありがとう。だが、こう見えても彼女は暦とした大人だし、それに…」
俺も充分喧嘩っ早いのだが、今は俺以上に沸騰が早いミスズがいるので、結果的に止め役になっているのが笑える。保護者だからな、仕方ないな。
「あ?」
女が俺の後ろの辺りを見ながら、眼と口をぽかんと開いた。
俺が振り返ると、襤褸布を纏ったような黒い影が、ミスズに掴みかかったところだった。フードの下から覗く赤い眼が俺を睨む。
「ちょ、放せやコラぁ!」
叫ぶミスズを抱えて、影は街の出口に向かって走り出した。
アリアが使えるという身体強化で脚力を強化したのか、ミスズのように風魔法を使ったのかは分からないが、まさに風のような速さだ。
両側に立つトーテムを抜ければ、そこには俺たちが通ってきた荒地が広がっている。
「おまん! なの呆けちゅう? 早ぅ追わんと!」
「…なんだって? 今、なんと言った?」
女の口調が突然変わったので、今度は俺の眼と口がぽかんと開いた。
「あてぃのこたぁえいき、早ぅしぃや!」
私のことはいいから、早く追えと言っているようだ。
「大丈夫だよ。まぁ見てなって」
走り出そうとする女を留めながら、小さくなる影を指差した。
ボォン!
ちょうどいいタイミングで爆発し、黒い男は燃え上がった。
ミスズは宙返りして飛び降りると、悶える男に脚を掛けて転ばせた。
「ちゃあああ? なんちや?」
「な?」
女に言い残して、俺は急いで炎の方向に走った。
燃える男に、ミスズが機関砲のような蹴りを入れていたからだ。
「この! ミスズさんを! ナメたら! アカンぞ! おぉ?」
更に赤い石を一握りぶつけようとしたので、慌てて腕を掴んだ。
「ミスズさん、それ以上いけない」
この先なにがあるか分からないが、このワクワク感だけは本物だ。
「やっほー!」
風バイクはさっき泣いたのが嘘だったように元気なミスズに運転させ、背中合わせに乗った俺は“砂漠の歩き方”を読むことにした。文字を読むのは店の看板だけ、という生活が長く続いた影響で、彼女は長文を読むと頭が痛くなるらしい。
「砂漠の幅は、一番狭いところで約百サット。キロで言うと四百キロってとこか。一旦一番狭いところまで行って、最短で砂漠越えをしようと思うのだが?」
「それでええよ」
ミスズが半分振り返って首肯した。いかなミスズでも、老人の道路斜横断みたいな危険な考え方はしなかったようで安心した。
「風バイクの速さは、体感原チャリと同じくらいだから…狭いところに行く時間も含めて、まぁ三日もあれば横断できるな」
人の足やラクダなんかと違って、風バイクは疲れを知らないうえ、燃料無限で故障は皆無。ライダーが起きていようが寝ていようが、走り続けられるのがありがたい。
「ほな、それでいこか」
載っている地図によると、砂漠の一番狭い場所の両岸には、“レクバール”と“ロッキビン”という小さな街が記されている。砂漠を通る者は、皆ここで準備を整えるのだろう。
「お、特集記事があるぞ。ふむふむ、砂漠を歩いていると、足音を聞きつけて砂龍ってヤツが出てくるらしい」
他のバケモノについても色々書かれているが、最も多くのページが砂龍について割かれている。その贔屓振りは、他のバケモノすべてより、砂龍一種のページが多いくらいだ。
恐らくエーリカは、コイツの存在を教えたくて、この本を勧めてきたのだろう。気を遣わせて申し訳ない。
「出てくるとどうなるんや?」
「挨拶して帰ってくれる…なんてわけはないし、当然喰われるな」
「剣呑やなぁ」
砂龍のページを繰り、生態についての項に至る。
「なかなかでかいぞ。六十ヤコツだから…約二十メートルか。さすが“龍”と呼ばれるだけのことはあるな」
「ほうほう、凄いやん」
「時々砂の上に顔を出して空気を吸って圧縮し、それを身体中の管から噴き出して砂の中を自由に移動する…か」
「どういうことなん?」
「テレビでやっていたが、砂に空気を吹き込むと、砂がまるで水のようになって、軽い物は浮くし、重い物は沈むようになるんだと」
空気を吸うことで、呼吸と砂中移動を実現するわけか。便利。
「なんやわからんけど、そうなんか」
「俺も原理を知っているわけじゃないから、それで納得してくれ」
道なき道を走ること数時間。
日が暮れる前に、なんとかこちら側の最前線、レクバールに着いた。
レクバールは、ラウヌアの街のように農地や洞窟などはない、小規模な宿場街だ。広さは百メートル×五十メートル程度。街の外周には、砂避けのためかミスズの身長ほどの石造りの壁、その上に丸太が立てられた壁が巡らされている。
入り口のトーテムを過ぎると、ひと気の割りに、打楽器や鈴のような賑やかな音が聞こえてきた。
「おっちゃん、今日はここで泊まるん?」
「そうだな、荷物はラウヌアから持ってきたもので事足りるから、買うものはない。砂漠越えは夜の間でないと面倒だから、このまま強引に超えるか、一晩泊まって明日の夕方出るか…」
そこで俺は、大事なことに気がついた。
『アリア、ここの通貨を知っているか?』
『ラウヌアと同じです。この大陸は、どの国もアプリを使っていますから、レクバールも同じはずです』
こんな小さな街が独自の通貨を持っているはずがないので、アリアが言うことは正しいのだろう。それはそれで安心したが、国は違っても通貨が同じことに、なにか不自然なものを感じた。
EU内でも各国独自の通貨があるし、アメリカですら州毎にデザインの異なる貨幣がある。あり得ないとは思わないが、大陸レベルで通貨が同じとはおかしな話だ。
「ミスズさん、ここでもアプリは使えるそうだ」
『一晩くらい休んでも構わないか?』
密かにアリアにお伺いを立てる。
『はい。危険な砂漠ですから、万難を排して臨みましょう』
「…だから、一晩ゆっくりしよう」
「やったぁ、明日はホームランやな!」
妙なことを言いながら、ミスズは駆け出した。
『ここに来るのは、砂漠越えの準備をするためですから、店と宿。隊商の護衛といった職業の方が多いです』
主な産業は商業とサービス業というところか。
『ここはどこの国に属しているんだ?』
『ここはどこの領地でもありません』
『どこでもない? そんなことがありえるのか?』
『この辺りでは作物も採れませんし、商業も規模が小さくて、取れる税金より経費の方が多くかかります。ですので、誰も領地にしようとは考えないのです』
『へぇ、そんな場所は他にもあるのか?』
『あります。…というか、殆ど人が住んでいなくて、畑も鉱山も森もないような荒地は大概そうですね』
国同士がミチミチに国境を接していがみ合う、なんていうのが当たり前だと思っていたが、領地を主張し維持するには、兵力や統治組織を置かねばならないだろう。
そういうコストをかける価値のない土地が、この世界にはあるということか。
国際法も無さそうだから、領土は宣言するだけじゃなく、武力で守らなくちゃならんのだろうな。逆に言えば、武力さえあれば領土は奪い放題だ。そして、武力を養うために領土を奪い、領土を守るために武力を蓄える堂々巡りになるわけだ。
「なんか文句あるんか?」
ミスズの怒声が、俺を現実に引き戻した。
「どうしたミスズさん? なにが…」
五メートルほど前方で、刀を携えた女が、腕を広げてミスズの前に立ち塞がっていた。
ウルフカットの燃えるような赤い髪、長身で豊満な体躯。頬に魚の骨のような縫い目があるが、それなりに美人である。彼女はアリアが言っていた隊商の護衛だろうか。
女は俺を睨むと、忌々しそうに口を開いた。
「あんたはこの子の連れか? 自由民の街は物騒だからね、小さい子から眼を離すんじゃないよ」
「だぁれが小さい子やぁ!」
殴りかかろうとしたミスズを脇に退け、女との会話を試みる。
「心配してくれてありがとう。だが、こう見えても彼女は暦とした大人だし、それに…」
俺も充分喧嘩っ早いのだが、今は俺以上に沸騰が早いミスズがいるので、結果的に止め役になっているのが笑える。保護者だからな、仕方ないな。
「あ?」
女が俺の後ろの辺りを見ながら、眼と口をぽかんと開いた。
俺が振り返ると、襤褸布を纏ったような黒い影が、ミスズに掴みかかったところだった。フードの下から覗く赤い眼が俺を睨む。
「ちょ、放せやコラぁ!」
叫ぶミスズを抱えて、影は街の出口に向かって走り出した。
アリアが使えるという身体強化で脚力を強化したのか、ミスズのように風魔法を使ったのかは分からないが、まさに風のような速さだ。
両側に立つトーテムを抜ければ、そこには俺たちが通ってきた荒地が広がっている。
「おまん! なの呆けちゅう? 早ぅ追わんと!」
「…なんだって? 今、なんと言った?」
女の口調が突然変わったので、今度は俺の眼と口がぽかんと開いた。
「あてぃのこたぁえいき、早ぅしぃや!」
私のことはいいから、早く追えと言っているようだ。
「大丈夫だよ。まぁ見てなって」
走り出そうとする女を留めながら、小さくなる影を指差した。
ボォン!
ちょうどいいタイミングで爆発し、黒い男は燃え上がった。
ミスズは宙返りして飛び降りると、悶える男に脚を掛けて転ばせた。
「ちゃあああ? なんちや?」
「な?」
女に言い残して、俺は急いで炎の方向に走った。
燃える男に、ミスズが機関砲のような蹴りを入れていたからだ。
「この! ミスズさんを! ナメたら! アカンぞ! おぉ?」
更に赤い石を一握りぶつけようとしたので、慌てて腕を掴んだ。
「ミスズさん、それ以上いけない」
0
あなたにおすすめの小説
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーヤのお気楽異世界転移
暇野無学
ファンタジー
死因は神様の当て逃げです! 地震による事故で死亡したのだが、原因は神社の扁額が当たっての即死。問題の神様は気まずさから俺を輪廻の輪から外し、異世界の神に俺をゆだねた。異世界への移住を渋る俺に、神様特典付きで異世界へ招待されたが・・・ この神様が超適当な健忘症タイプときた。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
ハズレスキル【地図化(マッピング)】で追放された俺、実は未踏破ダンジョンの隠し通路やギミックを全て見通せる世界で唯一の『攻略神』でした
夏見ナイ
ファンタジー
勇者パーティの荷物持ちだったユキナガは、戦闘に役立たない【地図化】スキルを理由に「無能」と罵られ、追放された。
しかし、孤独の中で己のスキルと向き合った彼は、その真価に覚醒する。彼の脳内に広がるのは、モンスター、トラップ、隠し通路に至るまで、ダンジョンの全てを完璧に映し出す三次元マップだった。これは最強の『攻略神』の眼だ――。
彼はその圧倒的な情報力を武器に、同じく不遇なスキルを持つ仲間たちの才能を見出し、不可能と言われたダンジョンを次々と制覇していく。知略と分析で全てを先読みし、完璧な指示で仲間を導く『指揮官』の成り上がり譚。
一方、彼を失った勇者パーティは迷走を始める……。爽快なダンジョン攻略とカタルシス溢れる英雄譚が、今、始まる!
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる