前世モブ推しの俺は黒幕幼馴染との両思いifストーリーを現実にします

むすめっすめ

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ifストーリーの始まり

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俺らの高校は地元から1駅だ、徒歩15分程度で歩きでも行ける距離なのだが正直坂が多くてめんどくさい。だが最初圭介が歩きだったため電車通学のはずだった葵も歩きになり俺も歩きになった、らしい。

「なんで圭介って徒歩通学なの?」

「うーん...1番は電車賃勿体ないから、それに歩きだとなんか色々良いと思うし!!!」

「僕もそーゆー理由かな!それに圭ちゃんと一緒に登校したかったんだ~♡」

「俺も1人は寂しいから毎朝通学路で会えると嬉しいぞ!!」

あーまた末沼葵が圭介に媚び売ってるわァ~こういうとき俺は失笑という感じなのだが心境は友の怒りや哀しみで溢れている、これって顔に出てんのかな...?

タタッ


「...大丈夫だよ?」


いつの間にか近くに来ていた明が俺に耳打ちしてニコッと笑う、

「...え?」


考え事をしていてすぐ後ろにいた事に気づかなかった、てか今の何、え?心読まれた?...今のは確認、した方がいいよな?

「なっ何が?」

明が自分の胸に手を当て

「心中お察しします、」

「え...なんで...」

「ふっあはははっ!!!」

明がよく通る声で笑う
呆気にとられていると、先を歩いていた葵と圭介がこちらを不思議そうな目で見る

「お前ら!仲良くなったんだな!何話してたんだ?!俺も混ぜて~!!!」

「...ふふっそっか!よかったね!2人とも何話してたの?」

「いや...「秘密っ!でしょ?」

「あぁ...うん、」

明が人差し指を唇に当てて内緒のポーズをする、その光景はなんかめっちゃ可愛かった。




「じゃー俺達こっちだから!また明日!」

曲がり道で圭介と明と別れる。

「じゃあなー...」

俺と葵は一緒に歩き進める、友と葵は家が隣で親同士が仲がいいらしい、小中高一緒だけど葵の様子を見る限り幼馴染と言ってもそこまで仲がいいという訳ではなさそうだ。親同士が仲良いから仲良くしてるだけ...っぽいぞこの空気感。
ちなみに圭介達と別れて約3分経ったがお互い一言も喋っていない。そういえばここから付き合うとかいけんのか?マジで?
緊張しているのか少し友の鼓動が早くなってる気がする、ここは推しのためにも何か喋らないと!!!!

「ねっねぇ...「友くんさ」

えまさかのそっちから話しかけてくる?てか被ったし、おかげでこっちさらに緊張してるんですけど?
ほんとにどうにかしてこの空気感..



「僕のこと好きでしょ?」

「...え?」



...いや葵は友が葵のこと好きなのは知ってるだろうと思ったけど...そんなド直球に聞いてきますかね普通、てか漫画と話の流れ違くない?もう友の事利用すんの?

「ねぇ聞いてるの?」

「ヒッ何怖いって」

「...何が怖いの?僕のこと好きなんじゃないの?バレバレなんだけどいつも顔真っ赤にしてさ、ほんと笑える」

「いやまぁ...はい好きです...」

「他に隠してることあるでしょ」

「え?」

自然と鼓動がさらに早くなる


「斉藤友と末沼葵の両思いifストーリー...って何?」


「え?...」



この世界何かおかしい気がする


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