名も無い忌子

クユロ

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戦いの始まり

編入

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心優・心美・心愛・奈々・響・皐月の6人は心美の編入試験会場に向かっていた

___

 オレ(心美)「はぁ…」

オレは思わずため息をついた
それを心配されたのか

 響「こみ?」

響が心配そうにオレの顔を覗き込んでくる



その時、心美は照れ臭そうに笑った。

 心愛「心美は心配されて、嬉しいんでしよ?」

心愛が楽しそうに笑いながら言った。

 心美「う、うるせぇ!」

少し頬を赤らめらせながらいった

心優「まぁ、からかわないであげなよ。」

心優が苦笑している

 奈々「あっ。試験会場着いたね~」

皆にしらせる。皆笑っているが皐月だけはうかない顔をしている。

心優「皐月さん?」

皐月を心配しての発言だった

皐月「だッだって~!」

駄々をこねる子供ようだっただった

 心優「だって?」

普通に天然なのか不思議そうな顔をしてる

 皐月「だって!疲れたんだもん‼︎」

本当に子供のような喋り方…
理由は本当にしょうもない…そんなので…

そんな中

 響「皐月さん!これぐらいで疲れられても困るの!体力、つけて!」

ごもっともな事を言って皐月を叱る

 皐月「だって~!」

それでも皐月はしぶるが

 心美「だってもクソもへったくれもねぇ!」

と心美が注意する。

___そうこうしているうちに試験会場に着いた
そのことに気づき

 心美「まぁ、オレは試験とやら受けてくるよ。」

と今までの様子からは想像のできない落ち着いた声で言い、その場を離れた。

____数時間後

心美は暗い顔をして試験会場から出てきた。
ボクは胸を締め付けるような感覚に襲われた
何かあったの?何か言われたの?
いろんな不安がボクの頭から離れなくなる
勇気を出して口にした

 ボク(心優)「何かあったの…?」

心優にしては珍しい弱々しい声だった

 心美「なんでもないぞ?どうした?」

心美は不思議そうに首を傾げる。

 心優「いや。その…暗い顔…してたから…」

心優はしどろもどろ言った。

 心美「それは種族を聞かれたからだ!おまえらは___」

と言う心美の大きくとどろく声をさえぎり

 心愛「黙って‼︎‼︎」

するどく叫ぶ。

 心美「!」

困惑していた。

何故怒られたのか理解できていない
その態度がまた心愛を怒らせたのか…?

 心愛「わかるでしょ⁉︎だって私たちはッ‼︎」

と心愛が叫ぶ。

 奈々「あはッ!あはははは!」

このシリアスな空気の中、奈々が急に笑い出す。

 響「ナー!」

と怒るが

 奈々「だって、むかしの私と皐月さんみたいなんだもん!」

と一言

 皐月「確かに~」

皐月達が笑い合う

 心優「そだねー。ぷぷッ」

つられて心優も笑った


___またみんなで笑い合った
楽しい時間が過ぎていった

____私はこの笑顔を、笑い声をずっとずーっと、みていたい。きっと失わない。絶対奪わせない。お姉ちゃんのようにはさせない。
でも___どうしてあの時…いや、関係ない!こあはこあで、ころはころで、こみはこみなんだ!
ひびも皐月さんも家族‼︎
だから…家族だからー…
なに考えてんだろ。

 ひび「ナー!置いていくよ!」

ひび…
 私(奈々)「うん!今行く~」

私はずっと、ずーっと、ここで暮らしていくんだー…!
守ってやるんだー‼︎
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