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鳴り響く運命
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水葉さん「あっそう。貴方達に聞きたいことがあったの」
少し微笑みながら言った
皐月さん「聞きたい事?」
皐月さんが大きく目を見開いて言った
水葉さん「12月31日って空いているかしら?」
…微妙な所だ
12月31日は心愛と心優、心美の誕生日だ。
奈一「何があるの?」
水葉さん「人間守護団が主催の舞踏会があるのよ」
わたし「なんで12月31日なの…」
水葉さん「それは、人間守護団の構成を大きく変えて人間の危機から守った『世界の管理者』愛の企鵝 天愛と言う方の生誕祭だからよ」
オレ(心美)「その天愛って奴も12月31日が誕生日なのか?」
オレは水葉に問いかけた
何故か少し気になった
水葉「えぇ。そうよ」
そうか…
でも…___愛の企鵝、か
くだらない。もしソイツが人間を手助けしたのならむかつく
憎い…のか…?
わからない。その生誕祭にオレは参加するべきか…?
オレ「オレは…」
水葉「出来るなら参加して欲しいわね。」
心美と水葉さんの会話が繰り広げられていた
??『音天』
わたし(響)「…ッ」
誰かがわたしを呼んでいる…
もう誰も呼ばなくなった、本当の名前…
行かなくちゃ…
わたし「…あの家に忘れ物しちゃったみたい。取りに行ってくる」
心優「…うん」
水葉さんの家を出て神社とは逆方向に進む
わたし「…あ、貴方がわたしを…?」
そこには金髪獣人体の至るところに鈴をつけた少女のような見た目をした男がいた。身長は160㎝ぐらいだろうか…
獣人「そうだよ。忠告、しようと思ってね」
怪しく目を光らせ、微笑んでいる
少し___いや…すごく怖い
わたし「…忠告?」
でも内容を聞かないと…
獣人「君たち、死ぬよ?」
突然のことに驚いた
わたし「君たち?」
でも、何故"君"ではなく"君たち"と言ったのか…
獣人「そう。奈一と君だよー」
やんちゃな子供の様に言った
わたし「じゃあ…死なない為にはどうしたらいいんですか…?」
死ぬのはどうにか阻止したい…
獣人「もう、めんどくさいからさー出てってくんない?」
めんどくさそうにため息混じりな声で言った
わたし「…は?」
言葉が足りなすぎる…
獣人「この町っていうか…心優の前から」
急に真面目な顔になりしっかりと聞き取りやすい声で言い放った
わたし「そんなの出来るわけないでしょ⁉︎」
少しイラっとした。急にそんなことを言うのは失礼では…?
獣人「出来る出来ないじゃないんだけど」
少し呆れた様子でいった
わたし「わたしは心優を…!」
声に出ていた…
獣人「はぁ…なら、力で証明してよ」
突然、今まで封じていたであろう魔力を解放した
今ので確信した、この人は"神"レベルだ
わたし「…どう言う事…ですか…?」
怖い、怖くて仕方がない
獣人「僕と戦って力を証明してって言ってんの。あの子の前で死んでもらっちゃ困るんでね」
また笑顔に戻ったが目は笑っていない
わたし「…ッ!」
この人は一体…
獣人「これ以上あの子を傷つけるわけにはいかない…‼︎」
今までとは全く違う…
わたし「…ッ…わかり…ました…!お受けしましょう‼︎」
彼の覚悟が伝わった…
獣人「じゃあ行くよ‼︎」
わたし「ッ!」
どこからともなく刀を取り出し切りかかった。動きが早くて見えない…
間一髪で避けれたけど偶然だ…
獣人「その程度?」
真顔で淡々とまた斬りかかろうとしている
わたし「…ッ⁉︎」
頭に向かって攻撃がくると思っていたが腹を刀で切られた
わたし「がはッ!」
血が…吐血…
獣人「フェイント慣れしてない」
アドバイス?
たたなくちゃッ…!
わたし「はぁ!」
重い体を動かして全力で相手に攻撃を放った
獣人「遅いし軽い」
軽く受け流されてしまった…
わたし「ッ!」
獣人「この程度?やっぱり…」
わたし「それだけは…!」
さっき言われた遅いし軽いって言葉、なら攻撃を重たくすれば…ッ
獣人「…!コイツ…ッ」
獣人「じゃ、これは避けれるかな⁉︎」
刀を大きく振り下ろした
わたし「…!」
___フェイント慣れしてない
彼はそう言っていたなら
わたし「フェイントだね!」
わたしは彼の攻撃をうまく避け、カウンターを入れる事ができた
わたし「はぁはぁはぁ…」
流石にしんどかった…
獣人「合格だね。でも、条件があるよ」
わたし「条件?」
獣人「うん、条件!君の保有する神具『ツヴァイへンダー』を使うこと」
わたし「なんで!知っ…」
獣人「うっ」
彼はその場に倒れ込んだ
??「___何してるの?」
少し微笑みながら言った
皐月さん「聞きたい事?」
皐月さんが大きく目を見開いて言った
水葉さん「12月31日って空いているかしら?」
…微妙な所だ
12月31日は心愛と心優、心美の誕生日だ。
奈一「何があるの?」
水葉さん「人間守護団が主催の舞踏会があるのよ」
わたし「なんで12月31日なの…」
水葉さん「それは、人間守護団の構成を大きく変えて人間の危機から守った『世界の管理者』愛の企鵝 天愛と言う方の生誕祭だからよ」
オレ(心美)「その天愛って奴も12月31日が誕生日なのか?」
オレは水葉に問いかけた
何故か少し気になった
水葉「えぇ。そうよ」
そうか…
でも…___愛の企鵝、か
くだらない。もしソイツが人間を手助けしたのならむかつく
憎い…のか…?
わからない。その生誕祭にオレは参加するべきか…?
オレ「オレは…」
水葉「出来るなら参加して欲しいわね。」
心美と水葉さんの会話が繰り広げられていた
??『音天』
わたし(響)「…ッ」
誰かがわたしを呼んでいる…
もう誰も呼ばなくなった、本当の名前…
行かなくちゃ…
わたし「…あの家に忘れ物しちゃったみたい。取りに行ってくる」
心優「…うん」
水葉さんの家を出て神社とは逆方向に進む
わたし「…あ、貴方がわたしを…?」
そこには金髪獣人体の至るところに鈴をつけた少女のような見た目をした男がいた。身長は160㎝ぐらいだろうか…
獣人「そうだよ。忠告、しようと思ってね」
怪しく目を光らせ、微笑んでいる
少し___いや…すごく怖い
わたし「…忠告?」
でも内容を聞かないと…
獣人「君たち、死ぬよ?」
突然のことに驚いた
わたし「君たち?」
でも、何故"君"ではなく"君たち"と言ったのか…
獣人「そう。奈一と君だよー」
やんちゃな子供の様に言った
わたし「じゃあ…死なない為にはどうしたらいいんですか…?」
死ぬのはどうにか阻止したい…
獣人「もう、めんどくさいからさー出てってくんない?」
めんどくさそうにため息混じりな声で言った
わたし「…は?」
言葉が足りなすぎる…
獣人「この町っていうか…心優の前から」
急に真面目な顔になりしっかりと聞き取りやすい声で言い放った
わたし「そんなの出来るわけないでしょ⁉︎」
少しイラっとした。急にそんなことを言うのは失礼では…?
獣人「出来る出来ないじゃないんだけど」
少し呆れた様子でいった
わたし「わたしは心優を…!」
声に出ていた…
獣人「はぁ…なら、力で証明してよ」
突然、今まで封じていたであろう魔力を解放した
今ので確信した、この人は"神"レベルだ
わたし「…どう言う事…ですか…?」
怖い、怖くて仕方がない
獣人「僕と戦って力を証明してって言ってんの。あの子の前で死んでもらっちゃ困るんでね」
また笑顔に戻ったが目は笑っていない
わたし「…ッ!」
この人は一体…
獣人「これ以上あの子を傷つけるわけにはいかない…‼︎」
今までとは全く違う…
わたし「…ッ…わかり…ました…!お受けしましょう‼︎」
彼の覚悟が伝わった…
獣人「じゃあ行くよ‼︎」
わたし「ッ!」
どこからともなく刀を取り出し切りかかった。動きが早くて見えない…
間一髪で避けれたけど偶然だ…
獣人「その程度?」
真顔で淡々とまた斬りかかろうとしている
わたし「…ッ⁉︎」
頭に向かって攻撃がくると思っていたが腹を刀で切られた
わたし「がはッ!」
血が…吐血…
獣人「フェイント慣れしてない」
アドバイス?
たたなくちゃッ…!
わたし「はぁ!」
重い体を動かして全力で相手に攻撃を放った
獣人「遅いし軽い」
軽く受け流されてしまった…
わたし「ッ!」
獣人「この程度?やっぱり…」
わたし「それだけは…!」
さっき言われた遅いし軽いって言葉、なら攻撃を重たくすれば…ッ
獣人「…!コイツ…ッ」
獣人「じゃ、これは避けれるかな⁉︎」
刀を大きく振り下ろした
わたし「…!」
___フェイント慣れしてない
彼はそう言っていたなら
わたし「フェイントだね!」
わたしは彼の攻撃をうまく避け、カウンターを入れる事ができた
わたし「はぁはぁはぁ…」
流石にしんどかった…
獣人「合格だね。でも、条件があるよ」
わたし「条件?」
獣人「うん、条件!君の保有する神具『ツヴァイへンダー』を使うこと」
わたし「なんで!知っ…」
獣人「うっ」
彼はその場に倒れ込んだ
??「___何してるの?」
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