女子大生の魔女裁判―高級プリン盗難事件―

八木山

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匂い立つプリン、おおプリンよ・・・

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ぽかり:
ゆかりをつるすまえに、かいり、ひとつきいていい?

かいり:
いいですよ、自分何でも知ってますから

ひかり:
私どうしたら彼氏できるかな

かいり:
人間相手の恋愛は家でも服を着る常識を身に付けてからじゃないですか?

ひかり:
コイツだめだわw

あかり:
喰らってんじゃねえか、涙拭けよひかり

ぽかり:
なんできょう、いつもよりいいにおいなの?

かいり:
自分がですか?
何か誰かにもそれ言われたんですけど、そんなことあります?
・・・あるかもしれない!

ひかり:
ホントだ~、ミントの鼻につく匂いがする~

ぽかり:
はなにぬける、ね?
くらってんじゃねえか、なみだふけよ

あかり:
どうせ他の誰かのシャンプー使ったんだろ

かいり:
いや、ゆかりじゃないんですからそんな乞食みたいなことしないですよ

ゆかり:
してない、してない

ひかり:
男にモテようとして香水なんてシャバいもの使ってないだろうな?

あかり:
女は黙って、制汗スプレー

かいり:
香水なんかつけないですよ
デフォルトでいい匂いしてるので

ゆかり:
そしたらいよいよ忍者ごっこに向かないだろ
いるだけで匂いでばれちゃうんだから

かいり:
うるさいですね・・・
思い返すとお風呂がこんな匂いだった気がしますね

ぽかり:
かってにはいった?

かいり:
だから、入れられてたんですよ!
お湯は透明でしたけど、もしかしたら入浴剤が入っていたのかも

あかり:
でも誰かが浴槽に入った跡は無かったんだよな?

かいり:
ですです

ぽかり:
じゃあ、わざわざゆかりとあかりのどちらかがいれたってことになるね

あかり:
何のために?

ゆかり:
念のために、じゃない?

ひかり:
よく言うなぁ!?入浴剤を入れることで何ができるってんだぁ!?

あかり:
それ俺様の台詞なんだけど

ひかり:
お前らも笑ってやれ!
ぎゃはははは!

かいり:
...え、自分もですか?
カンラカラカラ!

ゆかり:
プールから帰って来たあかりは、図書館に行く前にもう一度シャワーを浴びたんだ
その後にプリンを見つけて、罪を帰りがけに見掛けたかいりに擦り付けることにしたんじゃないか?

あかり:
憶測にすぎないな

ゆかり:
だが、浴場にプールの匂いが残っていたらシャワーを浴びられるだけの時間家にいた、つまりプリンを食べるだけの時間があったことがバレるとも考えた
だから入浴剤を入れてより強い匂いで上書きしたんだ

ぽかり:
いえでだらだらしてただけのゆかりは
においなんてきにするひつようないしね

ゆかり:
え、臭ってないよね?

あかり:
そう言われてもな、俺様は確かに図書館にいたんだぜ?

かいり:
そうですよ
自分視点、ゆかりが黒濃厚です

ひかり:
ほぉ、その心は?

かいり:
自分をハメた犯人は、自分よりも前に家にいたはずですよね?
自分よりあかりが先に帰って来た、というのが無理がある気がするんですよね

ひかり: 
私にもわかるように説明してほしいな
あとバカ側に戻ってきてよ、私寂しいよ

かいり:
さっきも言いましたけど、自分が洗濯機に脱いだ服いれた時、洗濯機は空っぽだったんです
あかりが先に帰っていたなら、濡れた水着を入れてるはずですよね?

ぽかり:
へぇー!
たまにはそのすっかすかのあたまもやくにたつんだね

かいり:
その分、夢詰め込めるんでオッケーです

ひかり:
でもそれおかしくない?
あかり、リュックの中見るよ

あかり:
き、貴様!
この俺様の私物に触るなっ!

ひかり:
・・・およよ?
この人の皮のような手触りの本は何だぁ?

あかり:
は?俺様が呪術書読んで邪神を甦らせて何が悪い!
プリンとかんけーないだろ!返せっ!

ぽかり:
それはそれでもんだいじゃない?

ひかり:
じゃなくてさ、やっぱり水着入ってないわ

ゆかり:
それはそうだよ

かいり:
そ、それは・・・!

あかり:
俺様の、水泳キャップじゃねえか!
それがどうしてから出てくんだよ!
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