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イングリッシュ・ブレックファストティー
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ビシリビシリと間断なく部屋中に乾いた音が響いている。
それと共に吐き出される意識とは無関係の泣き叫ぶ声。口を引き結んで我慢できたのは最初の十数打だけ。後はもう恥も外聞もなく身を捩って許しを乞うてしまっている。
「ああーっ!」
もちろんそれは自分から望んだ事だったけれど、お尻を打たれる厳しい痛みに期待や覚悟など全て吹き飛んでいた。
ビッシィーッ!
「ひぃっ!」
目尻から溢れ出た涙が頬を伝って落ちたが、両手は縛られている為にそれを拭う事も許されなかった。
ビッシィーッ!
「痛ぁいぃっ!」
大きな執務机の上で強制的に突き出された剥き出しのお尻を晒した女性がお仕置きを受けている。痛みに身を捩り、子供のように両足をジタバタとさせてしまう。
ビッシィーッ!
「ごめんなさぁいっ!もう、もうゆるして…!」
「自ら望んでここに来たのでしょう?貴女の望んだ罰ですよ?後、30打残ってます」
ビッシィーッ!ビッシィーッ!ビッシィーッ!
「ああーっ!いたぁいっ!いやぁっ!」
一打打たれる毎に息が詰まり、その後吐き出されるのは泣き叫ぶ自分の声。痛みにいやいやをするようにかぶりをふると、汗で張りついた髪が振り乱だされた。どうにか痛みからお尻を逃がそうと右へ左へくねらせるが、風を切るケインは逃げれば逃げただけ強く振り下ろされた。
「ごめんなさい、ごめんなさいぃ…許して…ひぃっ!」
「反省したかったのでしょうお嬢様?まぁ、後4日間の間でしっかりと躾けてあげますよ」
ビッシィーッ!
「ごめんなさぃぃっ!もうしませんからぁっ!」
細く長い良くしなるケインで容赦なく30打を超えて打たれたお尻には、真っ赤な蚯蚓腫れが何本も出来上がっている。汗と涙で髪が頬に張り付いているがそれを気にする余裕など欠片もなかった。
「ふむ、反省が足りないようですね。もっと厳しく打ってあげましょう」
ビッシィーッ!ビッシィーッ!ビッシィーッ!ビッシィーッ!ビッシィーッ!
「いたいぃいたいぃっ!いやぁっ!ごめんなさぁいぃっ!ひぃーっ!」
お尻と太腿の境目、柔らかい部分を連続で打ち据えられ必死に我慢しようするが無駄だった。ただただ厳しい痛みだけ。それのみが今の彼女の全てだった。
「悪い子ですね、お仕置きは決めた数を受けるまで終わりませんよ?あと少しですから我慢なさい」
「はぃ…はぃ…うっう…」
ビッシィーッ!
「あああーっ!」
ロンドンの裏通り。いつの頃からかある王族の美姫も霞むほどの美貌のオーナーが経営する女性客限定のカフェ「紅月」。肩まである金糸のような黄金の髪、ラピスラズリのような深い瞳、血のように濡れた紅い唇。美しく丁寧な彼が微笑みをたたえながら接客してくれるでしょう。
もし貴方がどうしてものぞむというのなら。
メニューには書いていない「執事の作った特製のイングリッシュ・ブレックファスト・ティーが飲みたいのですが」と頼んでみるといいでしょう。貴女の望む物が手に入るでしょう。いえ、望み以上の物が。
通された店の地下のサロンルームで心の中にある罪の告白をなさってください。後は、最低でも三日。最長なら一ヶ月もの間毎日毎日「青年執事」からの厳しいお仕置きを頂く事ができます。
今、彼女は過去の窃盗を告白しました。母親の財布から日常的にお金を盗み、友人達と遊び惚けていたのです。母親はおかしいと思いながらも問い詰める事はなく、彼女はより増長していきました。
そして、月日が経ち自分でお金を稼ぐようになって初めてお金を稼ぐ難しさを知った彼女は、その罪悪感から行いを反省したくなったのですが、今更母親に言うわけにもいかずモヤモヤとした想いを抱えていた時、密かな噂で聞いた「紅月」を尋ねたのでした。
一度契約すれば必ず決められたお仕置きは行われます。お金は取られません。ですが、契約は絶対です。
そのお仕置きは、例えば毎日膝の上に乗せられお尻を平手でぶたれる、毎日パドルでお尻を叩かれる、毎日机に伏せられケインで鞭打たれる、日に一度だけ、朝昼晩と。2時間毎に、お尻が真っ赤に腫れ上がるまで、赤黒いアザができるまで、蚯蚓腫れがお尻を覆うまで。
それと共に吐き出される意識とは無関係の泣き叫ぶ声。口を引き結んで我慢できたのは最初の十数打だけ。後はもう恥も外聞もなく身を捩って許しを乞うてしまっている。
「ああーっ!」
もちろんそれは自分から望んだ事だったけれど、お尻を打たれる厳しい痛みに期待や覚悟など全て吹き飛んでいた。
ビッシィーッ!
「ひぃっ!」
目尻から溢れ出た涙が頬を伝って落ちたが、両手は縛られている為にそれを拭う事も許されなかった。
ビッシィーッ!
「痛ぁいぃっ!」
大きな執務机の上で強制的に突き出された剥き出しのお尻を晒した女性がお仕置きを受けている。痛みに身を捩り、子供のように両足をジタバタとさせてしまう。
ビッシィーッ!
「ごめんなさぁいっ!もう、もうゆるして…!」
「自ら望んでここに来たのでしょう?貴女の望んだ罰ですよ?後、30打残ってます」
ビッシィーッ!ビッシィーッ!ビッシィーッ!
「ああーっ!いたぁいっ!いやぁっ!」
一打打たれる毎に息が詰まり、その後吐き出されるのは泣き叫ぶ自分の声。痛みにいやいやをするようにかぶりをふると、汗で張りついた髪が振り乱だされた。どうにか痛みからお尻を逃がそうと右へ左へくねらせるが、風を切るケインは逃げれば逃げただけ強く振り下ろされた。
「ごめんなさい、ごめんなさいぃ…許して…ひぃっ!」
「反省したかったのでしょうお嬢様?まぁ、後4日間の間でしっかりと躾けてあげますよ」
ビッシィーッ!
「ごめんなさぃぃっ!もうしませんからぁっ!」
細く長い良くしなるケインで容赦なく30打を超えて打たれたお尻には、真っ赤な蚯蚓腫れが何本も出来上がっている。汗と涙で髪が頬に張り付いているがそれを気にする余裕など欠片もなかった。
「ふむ、反省が足りないようですね。もっと厳しく打ってあげましょう」
ビッシィーッ!ビッシィーッ!ビッシィーッ!ビッシィーッ!ビッシィーッ!
「いたいぃいたいぃっ!いやぁっ!ごめんなさぁいぃっ!ひぃーっ!」
お尻と太腿の境目、柔らかい部分を連続で打ち据えられ必死に我慢しようするが無駄だった。ただただ厳しい痛みだけ。それのみが今の彼女の全てだった。
「悪い子ですね、お仕置きは決めた数を受けるまで終わりませんよ?あと少しですから我慢なさい」
「はぃ…はぃ…うっう…」
ビッシィーッ!
「あああーっ!」
ロンドンの裏通り。いつの頃からかある王族の美姫も霞むほどの美貌のオーナーが経営する女性客限定のカフェ「紅月」。肩まである金糸のような黄金の髪、ラピスラズリのような深い瞳、血のように濡れた紅い唇。美しく丁寧な彼が微笑みをたたえながら接客してくれるでしょう。
もし貴方がどうしてものぞむというのなら。
メニューには書いていない「執事の作った特製のイングリッシュ・ブレックファスト・ティーが飲みたいのですが」と頼んでみるといいでしょう。貴女の望む物が手に入るでしょう。いえ、望み以上の物が。
通された店の地下のサロンルームで心の中にある罪の告白をなさってください。後は、最低でも三日。最長なら一ヶ月もの間毎日毎日「青年執事」からの厳しいお仕置きを頂く事ができます。
今、彼女は過去の窃盗を告白しました。母親の財布から日常的にお金を盗み、友人達と遊び惚けていたのです。母親はおかしいと思いながらも問い詰める事はなく、彼女はより増長していきました。
そして、月日が経ち自分でお金を稼ぐようになって初めてお金を稼ぐ難しさを知った彼女は、その罪悪感から行いを反省したくなったのですが、今更母親に言うわけにもいかずモヤモヤとした想いを抱えていた時、密かな噂で聞いた「紅月」を尋ねたのでした。
一度契約すれば必ず決められたお仕置きは行われます。お金は取られません。ですが、契約は絶対です。
そのお仕置きは、例えば毎日膝の上に乗せられお尻を平手でぶたれる、毎日パドルでお尻を叩かれる、毎日机に伏せられケインで鞭打たれる、日に一度だけ、朝昼晩と。2時間毎に、お尻が真っ赤に腫れ上がるまで、赤黒いアザができるまで、蚯蚓腫れがお尻を覆うまで。
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