9 / 34
第1章
8:不幸少年、圧倒的な敗北感を味わう
しおりを挟む
俺は気絶した妹の翠をベッドへ運びそのまま布団を被せ、俺は体調が悪くなっていないか確認する。
脈拍は正常、体温も変化なしで顔色も悪くない。念のため翠の病元を確認してみると、胸元は少し結晶化していた。
前に見た時とあまり変わっていないように思える。もしかしたら病症が進行しているかもしれないがそれは明日病院に行けばわかるだろう。
ひとまず、素人の診断だけど今のところは大丈夫そうかな。寝苦しくなさそうだし、しばらくこのまま寝かせてあげよう。
「大丈夫?」
カナエが心配そうな表情を浮かべ、俺の顔を見つめていた。どうやらカナエはカナエなりに申し訳なく思っているようで、どこか落ち込んでいる。
結構かわいいところがあるな。そう感じつつ、俺はカナエを安心させる言葉を口にした。
「大丈夫だよ。少し寝れば元気になるさ」
「……そうならいいけど」
「心配するなって。こいつは結構しぶとい妹だしな」
「余計に心配」
カナエはそう言って楽しげに微笑んだ。
信用されてないな、俺。まあ、まだ出会って間もないし。
そんな言い訳をしつつ、俺は笑い返す。するとカナエは安心したのか、吹き出すように笑っていた。
さて、朝からいろいろトラブルがあったけどこれで用事は終わりだ。これから〈迷宮ウォッチャー〉を開いて情報集め。いい情報があったらその迷宮に突撃だな。
我ながらなかなかに大雑把な計画なもんだよ。でもまあ、情報源はこれしかないしこうするしかないんだよな。
「何見てるの?」
「迷宮ウォッチャーだよ。知ってるだろ?」
「うん。募集に参加するの?」
「ちょっと違う。依頼されててエリクサーが欲しいんだ。でもいい情報がなくてさ、困ってるところかな」
まあ、迷宮を攻略しちゃえばこんなまどろっこしいことなんてしなくて済むんだけど。ただものがものだからそれなりの難易度の迷宮に行かなきゃいけない。
エリクサーが出現する迷宮の難易度は最低でも二つ星だ。もちろん難易度が上がれば上がるほど出現確率は高くなる。
そして現状、俺が攻略できる迷宮難易度は三つ星。ギリ四つ星もいけなくはないがその場合は入念な準備をしないといけない。
だからそこまでしなくても済む二つ星の迷宮を回っている訳だ。
でも、エリクサーとなるとなかなかに低確率だ。数をこなせばどうにかなると思っているけど、それでも迷宮攻略となると時間がかかる。
だからモンスタードロップや宝箱からどうにか手に入らないかと思って迷宮ウォッチャーから情報を集めているんだけど、昨日のあの感じじゃあ望みは薄い。
ホント参ったな。
俺が思わずため息を吐くと、カナエが声をかけてきた。
「エリクサーが欲しいんだ。なら攻略したほうが早いよ」
「そうしたいのは山々なんだけどな。でも俺一人だと骨が折れる」
「なら、私とやらない? アンタがいたら百人力だし」
あー、なるほど。確かに一人でやるよりはいいかもしれない。
だけどこいつ、確か迷宮内で配信してたよな。そっちは大丈夫なのか?
「別にいいけど、お前のほうは大丈夫なのか?」
「何が?」
「配信だよ配信。俺とやってたらできないだろ」
「そっちは大丈夫。昨日宣言してきたから」
「宣言?」
その言葉を聞き、俺はすぐに理解できないでいた。だが、だんだんと不安が大きくなり俺の心を襲ってくる。
恐る恐る、俺はカナエに聞き返してみることにした。
「なあ、その宣言ってどういう内容なんだ?」
「……ふふふ」
ほくそ笑んでやがる。なんだ、こいつ。何を宣言しやがったんだ?
待て、宣言したってことは〈カナエちゃんねる〉に残ってるってことだよな。じゃあ昨日の配信を見たらわかるんじゃないか。
俺は慌ててスマホを取り出す。そして〈カナエちゃんねる〉を開き、昨日の配信を見た。
結構長い時間やってたみたいで、計四時間と表記されている。だけど俺は悠長に見ている暇がないので、バーを最後あたりまで動かして指を離す。
するとカナエが涙を流して泣いているボロボロの姿が映し出された。
『うぅ、死にかけたよぉー。でもどうにか生き残れたよぉー。うん、うん、そうだね。これは全部、明志君が悪いねっ! 一人だけ脱出して私を置き去りにしたし! もうこれは責任を取らせちゃおー!』
〈そうだそうだ〉
〈あいつが悪い〉
〈俺のかなちんをよくも〉
〈責任っ責任っ〉
〈いいぞもっとやれ!〉
〈命をちょうだい仕る〉
〈でた!死刑宣告www〉
〈仕方ないね〉
〈ホントあいつが全部悪い〉
責任、とカナエが言い放った瞬間にコメント欄が爆発していた。次々と書き込まれ、爆速でコメントが流れていく。それはもう目で追うのも億劫になるほどだ。
カナエはそんな大盛り上がりのリスナーを見て上機嫌になっている。そして、こんなことを言い放った。
『明志君を捕まえちゃうよ! もちろん、今回の責任を取ってもらうから。あ、どうせなら高難易度の迷宮を攻略したいな。よし、じゃあ行ったことのない四つ星迷宮に突撃するよ! もちろん明志君と一緒に。だからみんな、次回を楽しみにしててねっ!』
〈マジかよかなちん!w〉
〈カナエちゃんが死んじゃうwww〉
〈いや、笑いごとじゃねーよ!w〉
〈笑ってるじゃん!www〉
〈よし、かなちんのためにあいつを特定するぞ〉
〈立ち上がれ特定班!今こそその腕を見せる時だ!〉
〈ちぃーす、特定班でぇ~す。ムカつく探索者の家を見つけてきましたー〉
〈はっやwww〉
〈これでかなちんはニッコリだな(ニッコリ〉
なんてことだ。こいつ、俺を巻き込みやがった。
いや、それよりも気になるコメントがあるんだけど。俺の家を特定した〈ゴリラッパー〉って誰だよ。アイコンがラッパー風のゴリラで妙に笑えるからムカつくんだけど。
つーか、家がバレたのこいつのせいじゃね?
俺が心の中で激しいツッコミを入れているとカナエが近づいてきた。そして勝ち誇った笑顔を浮かべ、こんな勝利宣言をする。
「明志、これであなたも配信者よ」
「いや、俺は配信しないし」
「大丈夫、最初はちょっと照れると思うけどすぐに慣れるから。そのうち物足りなくなってスナック感覚で配信しまくるようになるから」
「何が大丈夫なんだよそれ! よくわからない怖さがあるんだけど!」
「今からでも配信してもいい?」
「絶対にダメだっての!!!」
あー、こいつが勝手に宣言したことだ。これはちゃんと断ろう。
潔く諦めないだろうけどいろいろと言いくるめてやれば何とか――
「借金、あるんだよね?」
どうやって諦めさせるか考えていると、カナエは思いもしない言葉を口にした。俺は一瞬考えたが、すぐに借金のことを翠が話したんだと気づいた。
その話を聞いたカナエはカナエなりに考えてくれたんだろう。だから一つの提案として持ちかけてきたといったところか。
「気を遣わなくてもいいよ。どうにかするから」
「億を超えてるって聞いた。いくら迷宮探索してても大変だと思う」
「そこまで話してたのかよ。まあ、時間はかかるかな」
「なら、ちょっとでも短くなるようにしたほうがいいよ。人気者になれば配信でお金が入るし」
確かにそうかもしれない。俺は配信に関してあんまり知らないけど、人気になればなるほどお金が入ってくると聞いたことはある。
カナエちゃんねる規模ならその収入はとんでもないだろう。
だけど俺なんかが配信して面白味はあるだろうか。そもそもいろんなハードルがあるし。
そんな俺の気持ちを読み取ってか、カナエはこんなことを言ってくれた。
「借金返済は大変だと思う。だから協力させて。たいした力にはなれないかもしれないけど、それでも力になりたい」
「……たいした見返りはないぞ」
「見返りならもらったよ。それにこれは恩返しだから」
もらったって。
俺はさっきやった特訓のことを思い出す。もしやあれだけで十分だったのか、と思い息を吐いてしまった。
こいつ、案外おひとよしだな。こんなんで有象無象の世界をやっていけるのか?
「わかった。その提案受けるよ」
「ゲスト出演してくれる?」
「ああ、する。だから手ほどきを頼むぜ」
俺はカナエのために配信のゲスト出演することを決める。全く、こいつにはなんか敵わないな。
しかし四つ星迷宮か。できれば一週間ぐらいの準備期間が欲しかったけど、まあ仕方ない。
どうにか準備して迷宮攻略しよう。
ちょっとだけ頭を抱えつつ、俺は小さく喜んでいるカナエを見た。その姿はかわいらしく、ウサギが跳びはねているようにも見えたのはここだけの話である。
脈拍は正常、体温も変化なしで顔色も悪くない。念のため翠の病元を確認してみると、胸元は少し結晶化していた。
前に見た時とあまり変わっていないように思える。もしかしたら病症が進行しているかもしれないがそれは明日病院に行けばわかるだろう。
ひとまず、素人の診断だけど今のところは大丈夫そうかな。寝苦しくなさそうだし、しばらくこのまま寝かせてあげよう。
「大丈夫?」
カナエが心配そうな表情を浮かべ、俺の顔を見つめていた。どうやらカナエはカナエなりに申し訳なく思っているようで、どこか落ち込んでいる。
結構かわいいところがあるな。そう感じつつ、俺はカナエを安心させる言葉を口にした。
「大丈夫だよ。少し寝れば元気になるさ」
「……そうならいいけど」
「心配するなって。こいつは結構しぶとい妹だしな」
「余計に心配」
カナエはそう言って楽しげに微笑んだ。
信用されてないな、俺。まあ、まだ出会って間もないし。
そんな言い訳をしつつ、俺は笑い返す。するとカナエは安心したのか、吹き出すように笑っていた。
さて、朝からいろいろトラブルがあったけどこれで用事は終わりだ。これから〈迷宮ウォッチャー〉を開いて情報集め。いい情報があったらその迷宮に突撃だな。
我ながらなかなかに大雑把な計画なもんだよ。でもまあ、情報源はこれしかないしこうするしかないんだよな。
「何見てるの?」
「迷宮ウォッチャーだよ。知ってるだろ?」
「うん。募集に参加するの?」
「ちょっと違う。依頼されててエリクサーが欲しいんだ。でもいい情報がなくてさ、困ってるところかな」
まあ、迷宮を攻略しちゃえばこんなまどろっこしいことなんてしなくて済むんだけど。ただものがものだからそれなりの難易度の迷宮に行かなきゃいけない。
エリクサーが出現する迷宮の難易度は最低でも二つ星だ。もちろん難易度が上がれば上がるほど出現確率は高くなる。
そして現状、俺が攻略できる迷宮難易度は三つ星。ギリ四つ星もいけなくはないがその場合は入念な準備をしないといけない。
だからそこまでしなくても済む二つ星の迷宮を回っている訳だ。
でも、エリクサーとなるとなかなかに低確率だ。数をこなせばどうにかなると思っているけど、それでも迷宮攻略となると時間がかかる。
だからモンスタードロップや宝箱からどうにか手に入らないかと思って迷宮ウォッチャーから情報を集めているんだけど、昨日のあの感じじゃあ望みは薄い。
ホント参ったな。
俺が思わずため息を吐くと、カナエが声をかけてきた。
「エリクサーが欲しいんだ。なら攻略したほうが早いよ」
「そうしたいのは山々なんだけどな。でも俺一人だと骨が折れる」
「なら、私とやらない? アンタがいたら百人力だし」
あー、なるほど。確かに一人でやるよりはいいかもしれない。
だけどこいつ、確か迷宮内で配信してたよな。そっちは大丈夫なのか?
「別にいいけど、お前のほうは大丈夫なのか?」
「何が?」
「配信だよ配信。俺とやってたらできないだろ」
「そっちは大丈夫。昨日宣言してきたから」
「宣言?」
その言葉を聞き、俺はすぐに理解できないでいた。だが、だんだんと不安が大きくなり俺の心を襲ってくる。
恐る恐る、俺はカナエに聞き返してみることにした。
「なあ、その宣言ってどういう内容なんだ?」
「……ふふふ」
ほくそ笑んでやがる。なんだ、こいつ。何を宣言しやがったんだ?
待て、宣言したってことは〈カナエちゃんねる〉に残ってるってことだよな。じゃあ昨日の配信を見たらわかるんじゃないか。
俺は慌ててスマホを取り出す。そして〈カナエちゃんねる〉を開き、昨日の配信を見た。
結構長い時間やってたみたいで、計四時間と表記されている。だけど俺は悠長に見ている暇がないので、バーを最後あたりまで動かして指を離す。
するとカナエが涙を流して泣いているボロボロの姿が映し出された。
『うぅ、死にかけたよぉー。でもどうにか生き残れたよぉー。うん、うん、そうだね。これは全部、明志君が悪いねっ! 一人だけ脱出して私を置き去りにしたし! もうこれは責任を取らせちゃおー!』
〈そうだそうだ〉
〈あいつが悪い〉
〈俺のかなちんをよくも〉
〈責任っ責任っ〉
〈いいぞもっとやれ!〉
〈命をちょうだい仕る〉
〈でた!死刑宣告www〉
〈仕方ないね〉
〈ホントあいつが全部悪い〉
責任、とカナエが言い放った瞬間にコメント欄が爆発していた。次々と書き込まれ、爆速でコメントが流れていく。それはもう目で追うのも億劫になるほどだ。
カナエはそんな大盛り上がりのリスナーを見て上機嫌になっている。そして、こんなことを言い放った。
『明志君を捕まえちゃうよ! もちろん、今回の責任を取ってもらうから。あ、どうせなら高難易度の迷宮を攻略したいな。よし、じゃあ行ったことのない四つ星迷宮に突撃するよ! もちろん明志君と一緒に。だからみんな、次回を楽しみにしててねっ!』
〈マジかよかなちん!w〉
〈カナエちゃんが死んじゃうwww〉
〈いや、笑いごとじゃねーよ!w〉
〈笑ってるじゃん!www〉
〈よし、かなちんのためにあいつを特定するぞ〉
〈立ち上がれ特定班!今こそその腕を見せる時だ!〉
〈ちぃーす、特定班でぇ~す。ムカつく探索者の家を見つけてきましたー〉
〈はっやwww〉
〈これでかなちんはニッコリだな(ニッコリ〉
なんてことだ。こいつ、俺を巻き込みやがった。
いや、それよりも気になるコメントがあるんだけど。俺の家を特定した〈ゴリラッパー〉って誰だよ。アイコンがラッパー風のゴリラで妙に笑えるからムカつくんだけど。
つーか、家がバレたのこいつのせいじゃね?
俺が心の中で激しいツッコミを入れているとカナエが近づいてきた。そして勝ち誇った笑顔を浮かべ、こんな勝利宣言をする。
「明志、これであなたも配信者よ」
「いや、俺は配信しないし」
「大丈夫、最初はちょっと照れると思うけどすぐに慣れるから。そのうち物足りなくなってスナック感覚で配信しまくるようになるから」
「何が大丈夫なんだよそれ! よくわからない怖さがあるんだけど!」
「今からでも配信してもいい?」
「絶対にダメだっての!!!」
あー、こいつが勝手に宣言したことだ。これはちゃんと断ろう。
潔く諦めないだろうけどいろいろと言いくるめてやれば何とか――
「借金、あるんだよね?」
どうやって諦めさせるか考えていると、カナエは思いもしない言葉を口にした。俺は一瞬考えたが、すぐに借金のことを翠が話したんだと気づいた。
その話を聞いたカナエはカナエなりに考えてくれたんだろう。だから一つの提案として持ちかけてきたといったところか。
「気を遣わなくてもいいよ。どうにかするから」
「億を超えてるって聞いた。いくら迷宮探索してても大変だと思う」
「そこまで話してたのかよ。まあ、時間はかかるかな」
「なら、ちょっとでも短くなるようにしたほうがいいよ。人気者になれば配信でお金が入るし」
確かにそうかもしれない。俺は配信に関してあんまり知らないけど、人気になればなるほどお金が入ってくると聞いたことはある。
カナエちゃんねる規模ならその収入はとんでもないだろう。
だけど俺なんかが配信して面白味はあるだろうか。そもそもいろんなハードルがあるし。
そんな俺の気持ちを読み取ってか、カナエはこんなことを言ってくれた。
「借金返済は大変だと思う。だから協力させて。たいした力にはなれないかもしれないけど、それでも力になりたい」
「……たいした見返りはないぞ」
「見返りならもらったよ。それにこれは恩返しだから」
もらったって。
俺はさっきやった特訓のことを思い出す。もしやあれだけで十分だったのか、と思い息を吐いてしまった。
こいつ、案外おひとよしだな。こんなんで有象無象の世界をやっていけるのか?
「わかった。その提案受けるよ」
「ゲスト出演してくれる?」
「ああ、する。だから手ほどきを頼むぜ」
俺はカナエのために配信のゲスト出演することを決める。全く、こいつにはなんか敵わないな。
しかし四つ星迷宮か。できれば一週間ぐらいの準備期間が欲しかったけど、まあ仕方ない。
どうにか準備して迷宮攻略しよう。
ちょっとだけ頭を抱えつつ、俺は小さく喜んでいるカナエを見た。その姿はかわいらしく、ウサギが跳びはねているようにも見えたのはここだけの話である。
0
あなたにおすすめの小説
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】
田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。
俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。
「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」
そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。
「あの...相手の人の名前は?」
「...汐崎真凛様...という方ですね」
その名前には心当たりがあった。
天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。
こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。
鑑定持ちの荷物番。英雄たちの「弱点」をこっそり塞いでいたら、彼女たちが俺から離れなくなった
仙道
ファンタジー
異世界の冒険者パーティで荷物番を務める俺は、名前もないようなMOBとして生きている。だが、俺には他者には扱えない「鑑定」スキルがあった。俺は自分の平穏な雇用を守るため、雇い主である女性冒険者たちの装備の致命的な欠陥や、本人すら気づかない体調の異変を「鑑定」で見抜き、誰にもバレずに密かに対処し続けていた。英雄になるつもりも、感謝されるつもりもない。あくまで業務の一環だ。しかし、致命的な危機を未然に回避され続けた彼女たちは、俺の完璧な管理なしでは生きていけないほどに依存し始めていた。剣聖、魔術師、聖女、ギルド職員。気付けば俺は、最強の美女たちに囲まれて逃げ場を失っていた。
『冒険者をやめて田舎で隠居します 〜気づいたら最強の村になってました〜』
チャチャ
ファンタジー
> 世界には4つの大陸がある。東に魔神族、西に人族、北に獣人とドワーフ、南にエルフと妖精族——種族ごとの国が、それぞれの文化と価値観で生きていた。
その世界で唯一のSSランク冒険者・ジーク。英雄と呼ばれ続けることに疲れた彼は、突如冒険者を引退し、田舎へと姿を消した。
「もう戦いたくない、静かに暮らしたいんだ」
そう願ったはずなのに、彼の周りにはドラゴンやフェンリル、魔神族にエルフ、ドワーフ……あらゆる種族が集まり、最強の村が出来上がっていく!?
のんびりしたいだけの元英雄の周囲が、どんどんカオスになっていく異世界ほのぼの(?)ファンタジー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
僕のギフトは規格外!?〜大好きなもふもふたちと異世界で品質開拓を始めます〜
犬社護
ファンタジー
5歳の誕生日、アキトは不思議な夢を見た。舞台は日本、自分は小学生6年生の子供、様々なシーンが走馬灯のように進んでいき、突然の交通事故で終幕となり、そこでの経験と知識の一部を引き継いだまま目を覚ます。それが前世の記憶で、自分が異世界へと転生していることに気付かないまま日常生活を送るある日、父親の職場見学のため、街中にある遺跡へと出かけ、そこで出会った貴族の幼女と話し合っている時に誘拐されてしまい、大ピンチ! 目隠しされ不安の中でどうしようかと思案していると、小さなもふもふ精霊-白虎が救いの手を差し伸べて、アキトの秘めたる力が解放される。
この小さき白虎との出会いにより、アキトの運命が思わぬ方向へと動き出す。
これは、アキトと訳ありモフモフたちの起こす品質開拓物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる