おやすみボイス

夜代 朔

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眠るためのステップ

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※シチュエーションボイス (?)
○○は私or僕(もしくは俺)
寝かしつけるイメージです。

_______________________________________

よし。じゃあ、そろそろ寝ようか。

もちろん。今日も一緒に…ね。


まずは、ちゃんと布団に寝転んで。
自分が一番楽な体勢になってね。
それと、風邪をひいたりするといけないから、かけ布団をしっかりかけること。

寝心地があまり良くない時は、ぬいぐるみなんかを抱きしめてみるのもいいかもしれないね。
抱き心地がいいものと一緒に寝ると、癒し効果がアップするらしいから、オススメだよ。

次に、部屋の電気を消して。 真っ暗が怖かったら、眩しくならない程度に電気をつけておいてもいいからね。
あくまでも、寝るのに支障が無い程度の暗さにすることが大切。

次は、イヤホンをして。
○○の声がちゃんと聞こえるように…。


よし。そこまで出来たら、もうスマホの画面は伏せること。
もし、まだ何かやることがあるなら、サッと済ませて。

ずっと見続けっぱなしはダメ。

明るい画面を見たままでいると、脳が休まらないし、目にも良くないからね。

いい? 伏せた?
伏せたなら、もう…画面は見ちゃダメだよ。

○○の声にだけ集中すること。

わかった? 

フフッ。いい子だね。

そうしたら……目を閉じて。

そう。そしたら、ゆっ……くり、息を吸って……吐いて…。また吸って…吐いて。

吸って…吐いて…
うん。いい感じ。それを繰り返してね。

どう? 繰り返していくうちに、体から力が抜けていく感じがしない?

一日頑張った体を休ませる為には、まずリラックスすること。強ばって凝り固まった体を、柔らかくほぐしていくように…ゆっ…くり…

○○の声に耳を傾けながら、リラックスして…?

身体中から力を抜く感じ…

そう…、じょうずだね。

何も考えなくていい。ただ声だけを聞いて。

そしてゆっくり、深呼吸をして。リラックス…リラックス…



どう? 段々眠くなってきたかな…?

……もし、眠くなっていなくても、焦らずそのままリラックスすること。
間違っても、スマホの画面を見たりしちゃダメだからね。


寝転んで、目を閉じているだけでもいいから。
そのまま……そのまま…



……大丈夫。焦る必要はないよ。

ゆっくりでいい。

無理して眠らなきゃ。って思う必要はないからね。

焦れば焦るほど、目が覚めていっちゃうから…

リラックスした状態で、○○の声を聞いていてね。

君が眠れるまで、○○はずっとそばに居るから。

大丈夫…、大丈夫だよ

眠れても、眠れなくてもいいんだ。

そりゃあ、勿論眠れることに越したことはないし、出来ることなら毎日しっかり寝て欲しいけど…

無理して眠ろうとすることよりも、まずは休もうとすることが大切だから。

休まず無理をし続けることが、1番良くないからね。

君は、いつも頑張りすぎるところがあるし、すぐに無理をするでしょ?
いつも一生懸命なのは君のいい所だし、○○は君の頑張り屋さんな所が大好きだけど…、
やっぱり…、休める時にちゃんと休んで欲しいんだ。

眠れない辛さは、○○もよくわかる。
疲れも抜けずに溜まっていく一方だし、辛いよね…

もっと頑張らなきゃって思うのも、無理してでもやらなくちゃって焦る気持ちもわかる…

わかるよ。わかるからこそ、君に無理して欲しくないんだ。

それに、○○のことをもっと頼って欲しい。
○○なんかでよければ、いつでも声をかけて来ていいんだよ。

遠慮なんてする必要はないんだから。
いつでも頼って来ていいんだ。

っていっても、こうして囁きながら傍に居続けることしかできないけれど…(笑)


でも、毎日一生懸命頑張り続けている君のことを、○○が少しでも癒せたらいいなって……そう思ってる。

君がゆっくり、安心して眠れるように…、

…君が、素敵な夢を見られるように……。




ー終ー






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