あたしと彼の12ヵ月【改稿版】

トグサマリ

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あの日。しわすを拾った

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 仏壇にあったあの写真は、十四年前、奥さんたちが亡くなる直前に写したものだという。
 交通事故だったと、課長はぽつりとこぼした。
「当時はね。いきがってた。見てのとおりの目立つ顔立ちだったから、怖いものなしだった。妻は中学の同級生で。就職してすぐ、デキ婚をした」
 無理してつらい過去を引き出して欲しくない。でも、課長の抱えている苦しみのわけを、知りたかった。
 ―――苦しみ?
 そうか。
 あの仏壇を見たときにあたしの中で答えは出てたんだ。
 課長は苦しんでる。
 世の中のすべてを諦めている。
 いつだって一歩も二歩も後ろに下がって、ただ流れていくだけの毎日の中にどんな関心も抱かないよう、一線を引いている。
 あの仏壇の女性―――奥さんと、赤ちゃん。
 大切なひとを亡くして、課長は世の中のすべてから関心を失ってしまったんだ。
 なにもかもを倦んでいるけれど、無垢な命に手を差し伸べずにはいられない程度には、あたたかな優しさを宿してもいる。
 どうして。
 課長からいつも漂っている退廃的な空気。すべてを諦めきった虚しさ。
 なのにその奥底には、深い愛情が熱い熱をはらんでいる。
 知りたいと、思った。
 あたしはテーブルに手を乗せたまま、じっと課長の話に耳を傾けていた。
「妻がつわりで苦しんでても、おれは友人と夜まで騒いでたり、クルマで走りに行ったり。会社の女の子とも遊んだりしてた。最低だろ。子供は……かわいかった。むちゃくちゃかわいくて、なんだよこれって思った。妻からすれば噴飯ものだろうけど、おれなりに育児も家事もやってた。でも、クルマにベビーシートをつけるのだけは、どうしても認められなかった」
 課長は昔から、クルマがものすごく好きだったのだと言う。
 結婚当時乗っていたのは、国産某スポーツカー。中古で買って、いろいろといじっていたそうだ。
 だからこそ、後部座席にベビーシートを設置するのには、所帯じみるから嫌で抵抗感があった。
 もちろん法律でベビーシートは義務付けられているし、子供の安全のためにも、法律で決まっている決まっていない関係なく取りつけるべきだとあたしは思ってる。
 課長は、ベビーシートを取り付けるのを断固として反対し、決して認めなかった。法律違反など関係がない。奥さんに赤ちゃんを抱っこさせて後部座席に押し込めてた。
「妻がふたり目の子を妊娠してるとき。六ヵ月になろうとする頃だった。八月の暑い日だ。娘は後ろに寝かせて、そのときに限っておれは妻を助手席に座らせた。妻は娘の隣でないとって抗議したけど、どうしてだか判らない、ダメだ横にいろって無理やり助手席に座らせた」
 奥さんはお腹の子供のことで不安があったらしく、シートベルトはしなかった。奥さんなりにいろいろ考えて、だからこそ後部座席に座りたかったのだろう。
 その日、課長の運転するクルマは高速を走っていたという。
 手を入れてあるクルマに対する意識が所謂走り屋と呼ばれる人間にはあったのか、一台のスポーツカーが、煽ってきたのだという。
「いったん抜かせてから、煽り返した」
 淡々と、課長は過去を語っていく。
 いまにもぶつかりそうな僅かな距離だけを開けて、前を走るスポーツカーを執拗に煽りまくる。
「妻は、顔面蒼白で。声を震わせて『お願いだからもうやめて』と言ってきた。『怖いからやめて』と」
 そんな奥さんを、課長は鬼の形相で睨みつけた。
「『うるさい』。おれは、妻の懇願をたったひと言で切り捨てた。おれの運転に文句を言うな、と。娘もそんな空気にてられたのか、泣きだしてきて、余計にムカついて腹立たしくなった。―――その瞬間だった」
 突如、煽っていた前の車のテールランプが光ったのだ。ブレーキを踏んだわけではなく、煽ってくる課長を牽制するための自衛手段として、尾灯を点灯させた。
 やばいと感じた課長は咄嗟にブレーキを強く踏んだ。数瞬後、そこに衝撃が襲いかかる。
 走行車線の車を追い抜こうとスピードをあげて車線変更してきたトラックが、ブレーキを踏んだ課長のクルマに、止まりきれずにぶつかったのだ。
 課長はぎゅっと唇を引き結び、よみがえる過去の情景を噛み締めている。
「おれが最低なのは、ベビーシートを許さなかったことでも、妻の懇願を聞かなかったことでもない。もちろんそれだって、非情としか言えないんだけど、もっと最悪なのは、その事故は、おれのせいじゃないと僅かも疑わなかったことだ」
 長い沈黙を経て、課長は言葉を絞り出す。あたしを見ることもなくただじっと、目の前の解けかかったアイスコーヒーにその眼は留められている。
 きっと見ているのは、当時の光景だ。
「妻は車外に放り出されて、娘はトラックに……。お腹の子供ももちろん。おれは、おれだけはシートベルトを着けてて、軽い骨折だけで。恨んだよ。前のFDも突っ込んできたケーキ屋のトラックも。お前らのせいであいつらは死んだんだって。テールランプなんてふざけた真似しやがって。ちゃんと前見てろよプロドライバーのくせにって」
 その怒りに満ちた当時の心情の吐露に、あたしはただただ戸惑った。会社での課長の姿からは、言い方は悪いけどそんな強い感情があっただなんて想像もつかなかったから。
「莫迦だろ? 信じられないくらいの莫迦だろ? 家族を失ったのに、ひとのせいにしてて。全然、自分の愚かさに気付こうともしない」
 当然、奥さんのご両親は課長を責めた。それでも課長は、自分に否が僅かもあるとは微塵も思わなかったという。何故自分が責められるのか、理解することすらできなかった。
 それから一年も経たないある日。
 課長は、再び事故を起こした。
 自損事故だ。県道を走る前のクルマが速くなったり遅くなったりで速度が安定しなことに、イラついていた。抜けるポイントに来ると、すぐに追い越しにかかった。
「どんなヤツが運転してるんだって、追い抜きざまにドライバーを振り返ったんだ」
 運転していたのは、どこにでもいる普通のおばちゃんだった。いきなり追い抜いてきた課長にびっくりした顔を返したという。
 目を戻した直後、課長はスピードを出し過ぎていたせいですぐのカーブが曲がりきれず、ガードレールに激突。エアバッグとシートベルトのおかげで足の骨折だけで事なきを得たという。救急車を呼んだのは、追い抜いたばかりのそのおばちゃんだった。
 病室で課長は、奥さんのお父さんに殴られたという。
 娘を返せ。そう涙ながらになじられる。お前は自分の妻と子供を殺しても、なんにも判ってなかったんだな、と。人殺し、と。
 さすがに、奥さんのお父さんからの言葉を口にする課長の声は、少し震えていた。
「錯覚でしかなかったんだ。34サンヨンのシートに収まると、なんでも、すべてが自分でコントロールできると勘違いしてた。妻や娘たちを失うまでは……失っても、コントロールできていると、思い込んでた。そのときになってやっと、やっと初めて気付いたんだ」
 奥さんや子供たちの命を奪ったのは、テールランプをつけた前のクルマでもぶつかってきたトラックでもなく、自分ですべてをコントロールできていると思い上がっていた課長自身だったのだ、と。
 目の前が真っ暗になって、なにがどうなってしまったのかも判らなくなるくらい、課長は生きる気力のすべてを失くしてしまう。
 自分がどれほど奥さんや子供たちを愛していたのかも、そのときになってようやく判ったと。
 もう二度とクルマには乗るまい。
 乗っていたクルマは当然ながら手放し、免許も返上した。息を吸うこと息を吐くこと、ものを見、耳で世界の音を捉えること、自分の心臓が鼓動しているそのことも、あらゆるすべてが虚しくなり、意味をなさなくなった。
 惰性で行っていたリハビリも、足が遠退いていく。あたしにはよく判らないんだけど、左足がだから少しだけ動かしづらいのだという。
 生き残った自分が許せなかった。加害者である自分だけが助かった現実が、許せなかった。
 死すら考えたという。けれどそれを実行できなかった自分の弱さにますます嫌気がさしていくばかりだった。
 奥さんのご両親との決定的な仲違いにも、解決していこうという気力が湧かなかった。
 突きつけられる現実に堪えきれず、三回忌をもって奥さんたちの弔い上げとした。あまりにも早すぎた弔い上げに非難は凄まじかったけれど、どうしても向き合うことができなかった、と。
 無為に日々を過ごしている課長に対し、会社は子会社の支社に出向するよう辞令を出した。
 若気の至りで傍若無人に振る舞っていた課長ではあったけれど、会社にとって手放したくない程度には業績を上げていた。当時ウチの支社はそれほど激務ではなく、課長を違う環境に置くにはもってこいの場所だった。
 クルマの運転に絶望をし、煙草にもお酒にも魅力をなくした課長は、ただひたすらに仕事に打ち込んだ。仕事をしている間はなにもかも忘れられる。けれど、忘れるということができる自分の恵まれた環境に、逆に反吐が出る思いだったという。
 喜びも悲しみも、殺された家族が受けるべきものだ。仕事で結果を出しても、なんの意味があるのか。灰色をしたどこにでも転がっているただの事象でしかなかった。
 そんな毎日が日々過ぎていく。
 そうして、
「あの日。しわすを拾った」
 十二月十九日。奇しくもその日は、ふたり目の赤ちゃんの予定日だったらしい。
 生まれることのできなかった赤ちゃんの性別は男の子だった。生まれていたら、中学生になっている。奥さんと出会った頃の課長の年齢らしい。
 ふと、誕生日のケーキを買おうと思いたつ。プレゼントの用意はしても、ケーキを買おうと思ったことはなかった。あの日、自らのせいで追突させてしまったトラックが、ケーキ屋のものだったせいかもしれない。
 遅い時間だったから、コンビニに行くことにした。そうして、店に入る直前に視界に飛び込んできた、夜の闇の中うずくまる、小さな黒ずんだ毛玉。
「あいつも、クルマにやられたらしい。気がついたらコンビニの店員に夜間やってる動物病院を探してもらって、加持さんに会った」
 あの、冬の日。そんなことがあったんだ。
 課長の顔が、苦しそうに歪む。
「いまでも、迷う」
「なにを、ですか?」
「家族を殺したおれが、しわすを育てていいのかって。しわすの仕草に、微笑ましいって思う資格なんてないのに。かわいいと思っても、大切だと感じてもいいんだろうかって」
「……」
 自棄にも見えるほど、課長は皮肉な笑みを浮かべる。
「なんでおれみたいな男に拾われたんだろう。加持さんみたいに、ちゃんと猫のことを真剣に考えてくれるひとに、拾われるべきだったのに。おれじゃ、だめなんだ。おれじゃだめなのに、どうしてなんだと。あれからときどき、考える。―――しわすのこと、おれじゃなくて、加持さんに託したほうが、貰ってもらうほうがいいんじゃないかって」
「! ななに言ってるんですか!」
 あたしは突然のことにびっくりしちゃって声を荒げてしまった。だって、だって投げやりにそんな、それこそ自分勝手じゃない!
 なに言うんですか、課長!
 なにとち狂って訳判んないこと言い出すんですか!
 いまの話の展開で、どうしてしーちゃんを手放す結論にしちゃうんですか!
「しーちゃんは、課長だからこそ助かったんです。しーちゃんは、課長のことすごく好きなんですよ、課長だから好きなんです! あの顔見れば誰だって判ります。冗談でも、そんなこと言っちゃいけません」
「……は。そうだよな。悪かった。加持さんにもしわすにも」
 かっとなったあたしに、課長はいつもの心をなくした乾いた笑みを貼りつける。
 違う。
 そんな顔、して欲しくないのに。
 ああ、そうか。
 あたしは唐突に気付いた。
 課長は、しーちゃんを助けたことに罪悪感を持ってる。
 奥さんと子供を死なせた自分を、受け入れてないんだ。そんな自分がしーちゃんを育てていくことに、深い罪悪感を抱いてる。
 もう十四年も経つのに。
 じゃあどうして、だったらどうして仏壇だけあんなにも丁寧に整えてあるの?
 どうして、あたしにここまで話をするの?
『妻と子供だ』
 詳細を隠して、そう言えばいいだけだったじゃない。
 しーちゃんのことが大好きなくせに、手放してもいいとまで口にした課長。
 嘘ばっかり言ってる。
 課長は、全然まとまってない。ばらばらになってて、喘いでる。
 ―――課長は。
 課長はきっと、いっぱいいっぱいなんだ。
 きっといままでだったら、自分の過去を話さずに終わってたと思う。
 でも第三者であるあたしに話したっていうことは、そうせざるを得ないほどにまで、きっと追いつめられていたのかもしれない。
 課長自身全然気付かないまま、十四年、少しずつ降り積もっていった切なさ、苦しさ、やるせなさやもどかしさが、課長の気持ちをぎしぎしに凝り固まらせてしまっているんだ。
 悲鳴をあげたいほどに。
 救われたいのだと。
 救われてはならない自分を、だけど助けて欲しいのだと。
「あたしは」
 息を整え、あたしはまっすぐに課長を見つめる。
「あたしは大切なひとを亡くした経験はないですし、上司に言う言葉じゃないってこと判ってますけど、……正直、失望しました。事故の経緯、軽蔑します。そんなひとだったとは思いませんでした」
 かなりきついことを言っているという自覚はある。
 でも、言わなくちゃって感じた。
 課長は、責められたがっている。詰られたがっている。しーちゃんを引き取って幸福な思いを感じている自分を、強く恥じているから。
「奥さまのご両親から冷たく突き放されても、当然ですし全然同情できません。酷いって、思います。ずるいとも」
「そうだな」
 力のない課長の声。
 違う。違うよ。違うんです、課長。そうじゃなくて。
『そんなことがあったんですか。大変だったんですね。でももう十四年も経ってるじゃないですか。課長だって充分苦しんでいる。もういいんじゃないんですか? 前に進んで、自分の人生を生きていっても、もういいんじゃないんですか?』
 そう言おうと思えば言えるのかもしれない。でもそんな当たり障りのない言葉は、響かない。苦しみ喘いで助けを求めている課長の心の底には届かない。
 生きることを怖れている課長の気持ちに、触れることもできない。
 垣間見れた課長の内面が、拒絶という名の鎧によって隠されてしまう。ぎすぎすとひずんでいるのに、世捨て人みたいな枯れた人生に埋没していってしまう。
 課長は〝枯れて〟るんじゃない。
 自ら〝枯れている〟ことを選んでいるんだ。
 その虚しさに諦念を抱きながらも、逃れたいと感じながらも、未来に進むことを、自ら拒絶してる。
 枯れていることを選んで生きていた課長に変化を与えたのは、きっとしーちゃんだ。
 しーちゃんが、課長の人生に潤いを与えつつあるんだ。
 ただそれを、課長は受け入れていいのかどうか、そんな資格があるのかどうか、不安に感じてる。
 枯れているべき人間が、前に進んでもいいのか、と。進んではいけないと、罰を下されたがっている。
 こんなにも、救いを求めているというのに。
 なんか……、あの仏壇にこんなに大きな問題が隠れてただなんて思いもよらなかった。
「自分だけ不幸を背負い込んで、世の中を拒絶してる。それで、罪滅ぼしになるって思ってるようにも聞こえます」
 はっと息を呑む声があった。
「そんな世捨てびとになれる課長に、誰も同情しません。自分を憐れんで、酔ってる」
 済みません生意気なことを。あたしは小さくそう断って、頭を下げた。
「……手厳しいな。でも、―――そうだな。確かにそうだ」
「ですけど。しーちゃんを動物病院に連れてきたときの課長は、本当の姿なんだって、思います」
「え」
 目をしばたたかせる課長。
「しーちゃんは、課長のところに来たんです。今日だってこうして、しーちゃんのこと相談してますし。……ヘンなこと言うかもしれませんけど、課長が必要としているから、しーちゃんは来てくれたのかもしれません」
「……」
 しーちゃんを託してもいいか。課長のあの言葉は、SOSだ。本人は全然判ってなさそうだったけど、あたしは、そう受け取った。
 目の前にいるのは〝唐澤課長〟ではなく、〝途方に暮れたひとりの人間〟だ。
 きっとあのときしーちゃんが病気を発症しなかったら、あたしにこうして話すこともなかったはず。
 たまたまあたしが秘密を垣間見て、誰にも話さなかったから、無意識に話してみようと思っただけなんだろう。
 はぁ……。
 こんな重たい話、誰にもできないよ。ある意味、同志になったような気分。
「課長は、一生かかって償っていかなくちゃならないし、背負っていかなくちゃならない。その隣で一緒に歩いてくれるのが、しーちゃんなんだと思います。すごく中二病な言い方をすれば、奥さまと子供さんたちが、あまりにも課長が不甲斐ないんでしーちゃんを遣わしてくれたのかも」
 言っててちょっと恥ずかしい。でも、これが一番ぴったりくる感覚だった。
「しーちゃんは、きっとこれからの課長の、きっかけになってくれると思います」
「……」
 課長は無言だった。眉間を軽く寄せて、じっと聞いている。
「はは。なんか、上司に説教だなんて、何様なんでしょうねあたしってば」
「いや……」
 課長は小さく首を振る。少し考える様子を見せてから、もう一度また「いや」と呟いた。
「そうだな。おれは、甘えてただけだった。すべてをシャットアウトすることで、自分を守ってただけだった。しわすが、風穴を開けてくれたのかもしれない」
「―――はい」
 課長が部屋に帰ってきたときの、あのしーちゃんの蕩けるような表情。正直、あんな安心しきった表情、ほっけはあたしにしてくれない。……ほっけめ。覚えてろ。
「悪かったな、ホント。余計なことまで聞いてもらって」
「上司の愚痴を聞くのも、部下の仕事です」
「仕事か。普通は逆だけどな」
 苦笑する課長。少し、緊張感が抜けてきている気がした。
「ハイ。なので、ほっけに良さげなおもちゃとかエサとかの情報があったら、教えてくださいね」
「プレゼントはさせていただきます。とりあえずはさっき言ってた、おからの猫砂をお礼としてプレゼントしようかな」
「おぉう、やった。ありがとうございます。ちょうど新しいのを買わなくちゃって思ってたんです」
 いつもより一割増しではしゃいでみる。
 だって、この流れで暗かった雰囲気をどっかに飛ばしたかったんだもの。本当は、おからの猫砂、先週買ったばかりなんだけどね。
 課長もあたしの一割増しに気付いてるのだろう。少しだけ、いつもよりも感情のこもった笑顔を作ってくれた。
 一瞬で消えたりなんかしない、本物の笑顔を。


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