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ずっと幸せ
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鳥の部屋に入るとダチョウ娘がいた。
「にわとりじゃないのか……。あっ、なんかこっち見てる」
「おなか空いたー」
「え?」
「ダッシュ! ダッシュ! ダッシュ! あれ? 私なんで走ってるんだっけ? まあ、いいや。楽しいから」
「えっと……」
「おなか空いたー」
「じゃあ、何か食べればいいじゃないか」
「私っていつも何食べてるんだっけ?」
「草とか虫じゃないか?」
「そうだっけ? あっ! なんか飛んでる! パクッ! うん! おいしい! あれ? 今なんか食べたような気がする。気のせいかな?」
「食べたよ、小さなハエを」
「へえ、そうなんだ。ところであなたたち誰? どうしてここにいるの?」
「俺たちはお前を倒して次の部屋に行くためにここに来た」
「あっ、そうなの? じゃあ、戦う?」
「ああ、いいぞ。来い!」
「おなか空いたー」
「え?」
「なんか今日は調子がいいなー! ダッシュ! ダッシュ! ダッシュ!!」
「……なあ、羊。あいつはいつもあんな感じなのか?」
「はい、いつもあんな感じです。視力、脚力、体力、回復力などは化け物レベルなのですが、脳みそがとても小さいのです」
「うわあ……」
「彼女の脳みそはにわとりの卵より軽いです。しかも脳のしわがほとんどないので家族の誰かの死に様を見ても、それが自分の家族ではなく赤の他人だと思っているのでなんとも思いません。それと」
「まだあるのか?」
「あります」
「えっと、じゃあ、話の続きは次の部屋でしないか?」
「分かりました」
「ダチョウ娘。俺たちもう行くから」
「あなたたち誰? おなか空いたー。でも、なんか走りたい気分だから走るねー!」
「おう、走れ走れ」
「イェーイ! 走るの楽しい! なんで楽しいのか分からないけど楽しい! というか、私なんで走ってるんだっけ?」
「幸せそうだな」
「はい、彼女はずっと幸せです」
俺たちは元気に走り回るダチョウ娘に手を振ってから歩き始めた。次は犬の部屋だ。
「にわとりじゃないのか……。あっ、なんかこっち見てる」
「おなか空いたー」
「え?」
「ダッシュ! ダッシュ! ダッシュ! あれ? 私なんで走ってるんだっけ? まあ、いいや。楽しいから」
「えっと……」
「おなか空いたー」
「じゃあ、何か食べればいいじゃないか」
「私っていつも何食べてるんだっけ?」
「草とか虫じゃないか?」
「そうだっけ? あっ! なんか飛んでる! パクッ! うん! おいしい! あれ? 今なんか食べたような気がする。気のせいかな?」
「食べたよ、小さなハエを」
「へえ、そうなんだ。ところであなたたち誰? どうしてここにいるの?」
「俺たちはお前を倒して次の部屋に行くためにここに来た」
「あっ、そうなの? じゃあ、戦う?」
「ああ、いいぞ。来い!」
「おなか空いたー」
「え?」
「なんか今日は調子がいいなー! ダッシュ! ダッシュ! ダッシュ!!」
「……なあ、羊。あいつはいつもあんな感じなのか?」
「はい、いつもあんな感じです。視力、脚力、体力、回復力などは化け物レベルなのですが、脳みそがとても小さいのです」
「うわあ……」
「彼女の脳みそはにわとりの卵より軽いです。しかも脳のしわがほとんどないので家族の誰かの死に様を見ても、それが自分の家族ではなく赤の他人だと思っているのでなんとも思いません。それと」
「まだあるのか?」
「あります」
「えっと、じゃあ、話の続きは次の部屋でしないか?」
「分かりました」
「ダチョウ娘。俺たちもう行くから」
「あなたたち誰? おなか空いたー。でも、なんか走りたい気分だから走るねー!」
「おう、走れ走れ」
「イェーイ! 走るの楽しい! なんで楽しいのか分からないけど楽しい! というか、私なんで走ってるんだっけ?」
「幸せそうだな」
「はい、彼女はずっと幸せです」
俺たちは元気に走り回るダチョウ娘に手を振ってから歩き始めた。次は犬の部屋だ。
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