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8.南半球総合学校(サウス)へ
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『光』をおりてすぐの道を、クリオネ、リマキナ、ジーニィは走っていた。
「ジーニィ、こっちこっち」
「早くはやくー」
先に行ったクリオネ、リマキナが立ち止まり振り返る。
「なんでそんなにあせってるんだよ!」
ジーニィは早くも息が切れている。ほとんど運動しない天才少年は体力不足なのだ。
「『時間がもったいない』んだろ? ジーニィ」
「くっそ~」
やっと追いついたジーニィの目に、大きなレンガづくりの建物がうつった。
「ここがオレたちの寮さ」
「サウスだよ」
南半球総合学校、分けられた半球名と同じくサウスと呼ばれる学校は、北半球にある北半球総合学校、ジーニィの通うノースとまったく同じ外見をしていた。
「同じだ」
「ノースもこんな建物なの?」
「ああ。そっくりだ。寮に友達がいるから、ノースの寮には何度か行ったことがある。それにしても変な気分だ」
(まさか中にいる人間まで同じじゃないよな?)
めずらしくジーニィは少し怖い気分になった。
「ぜんぜん変じゃないよ。さ、ボクらの部屋に行こう」
「あ、ああ」
南の双子に引きずられるようにジーニィはサウス寮に入っていった。
(中の造りもまったく同じ、か。作ったやつ悪趣味じゃないか?)
制作者としては、不公平でないようにという意図からだったのだが、ジーニィには伝わらなかった。
「俺たちの部屋はこの廊下の突き当たりなんだ」
南の双子が先に進む中、ジーニイはまわりをきょろきょろ見ながらついていく。通り過ぎる扉に見覚えがある。
(階段すぐの部屋、ノース寮ではウッディがいるんだよな)
ちょうど扉が開き、人が出てきた。
「ウッディ!?」
そっくりな顔に思わず声を上げる。
「え? おれはリーフ。ウッディはおれの双子の兄だけど。もしかして、君はジーニィ?」
「ああ」
(そういや言ってたな。ケンカしたから弟はサウスにいるって)
「どうしたの?」
「知り合い?」
先に進んでいた南の双子が引き返してきたので、ジーニィがノース寮の片割れだと説明すると、せっかくなのでリーフも招き、4人でお茶を飲むことになった。
「びっくりした」
「おれもだ。まさかサウスで噂のverbummeltes genieに会えるとはね」
「え?」
「なんて言ったの、今?」
リーフの言葉が聞き取れず、南の双子は聞き返す。
「verbummeltes genie、落魄の天才、『才能のあるロクデナシ』ってところか」
リーフの視線にうなずきながらジーニィ。
「否定しないけどな。しっかしリーフとやら、おまえもウッディと一緒で遠慮がないなぁ」
「そりゃそうさ。この世の中、遠慮なんかしてたら生きてけないだろ?」
「まぁね」
同じセリフを言うウッディに理不尽な賭けをふっかけられ、何度ポイントをたかられたかしれない。
クリオネはその前の部分に引っかかった。
「もしかして、ジーニィって名前じゃないの?」
「あれ、言ってなかったっけ?」
「聞いてないよ!」
リマキナもなんだかだまされたような気分になった。
「今じゃ先生もそう呼ぶから名前みたいなもんさ。天才の俺様にはふさわしいだろ?」
「ネタ元がロクデナシだとわかると、アレだけどな」
笑うリーフにジーニィはチョップをくれてやる。
なぜか悔しい思いになりながらクリオネはたずねる。
「本当の名前はなんなの?」
「忘れた」
「はぁ?」
あきれ顔でクリオネとリマキナがハモった。
「忘れたの! 俺はジーニィ。それでいいだろ?」
「でも」
「いいじゃん。別に名前がなんだって。ジーニィはジーニィに変わりないんだからさ」
リーフの言葉に南の双子もしぶしぶながら黙った。
「それにしても驚いたよ。兄から『ジーニィは一目見たらわかるぞ』って聞いてたけど、ほんとにきれいな顔だな。これでユーリをしのぐ程の天才だってんだからわかんないよなぁ」
「ユーリは誰にも負けないよ!」
ジーニィがすかさずリーフにささやく。
(おい。めったなことを言うなよ。クリオネはユーリの大ファンなんだぞ)
(そうだったな。おれとしたことが忘れてた)
「ま、まぁユーリは特別だけどな。正体不明の天才科学者。おれたちの永遠のヒーローだ」
リーフのフォローにクリオネが満足そうにうなずくのを見て、ジーニィとリマキナは息をついた。
「ところで手近な天才さんに聞きたいんだけどさ、親がいるってどんな感じなんだ?」
「あ、それオレも聞きたい」
「ボクも」
3人に見つめられ、ジーニィはしばし言葉を失った。
ジーニィと同世代の子供の親はほとんどいない。戦争の影響で死んでしまったのだ。それが予想されていたので、この世代の子供たちは双子が多い。親を失うこと前提だったので、双子以上が産まれるように操作されたのだ。
リーフの言葉はくだけたものだったけれど、本当に聞きたいんだとわかるだけに、ジーニィは言葉につまった。
「……そうだな。もう死んだけど、母さんの話でもしようか」
うんうんとうなずく3人。
「あれは、母さんが生きていた最後のクリスマスだった。親父とアンジュは研究室のパーティに出かけていて、家には俺と母さんだけだった。俺は友達と会う約束をしてたから、お昼に家を出て、みんなと遊んでいた」
首をひねりながらリーフ。
「それって兄におごってくれた?」
「そうだ。ちょうど俺の研究が高く売れた時で、ポイントを山ほどもらってハイだった。せっかくだから、友達全員に豪勢なクリスマスプレゼントでも、と思って、夜ご飯をご馳走したんだ。でっかい焼き鳥をみんなで食べた。ホールケーキも買って」
いいなぁ、とリーフ。
ポイントがなくても最低限の食事は保証されているが、おやつは含まれないし、美食はポイントがないとできないのだ。
「で、すっかり遅くなって家に帰ったんだ。俺は良いことした~って、いい気分だった。そしたら家のテーブルの上にはご馳走が並び、鳥も、ケーキもあったんだよ」
少し言葉を切るジーニィ。
「その時の俺の気持ちは、なんて言ったらいいのか……。俺はあの時ほど自分をバカだと感じたことはない。親父もアンジュも仕事でいなかったから、俺は早く家に帰らなくちゃいけなかったんだ。母さんは俺のためだけにご馳走を作って待っていたのに」
ジーニィの目は少し潤んでいた。
「俺はおそるおそる『ただいま』って言った。そしたら、母さんは『おかえり。すぐ温めるからね』って、にこにこしながら、冷めてしまったご飯を温めたんだ。俺はすでにおなかいっぱいだったけど、用意されたご馳走を残らず食べた」
ジーニィは一息ついて続けた。
「それからしばらくして母さんは事故で死んだ。俺だけがその時一緒じゃなくて、緊急電話で家族が事故にあったことを聞いたんだ。遺体は損傷が激しかったらしくて、最後のお別れも言えなかった。でも、言葉じゃなく、愛されてると感じたあのクリスマスの夜のことが、ずっと、魔法のように俺を包んでる。親っていうのはそんなもんなんだよ」
「いいなぁ……」
すっかりテンションが下がった3人に、ジーニィは明るく言った。
「俺の母さんがそうなんだから、おまえらの親だって同じだよ。産んでもらったその時に、暖かい気持ちをたくさんもらっているはずさ。覚えてなくてもね。それに今度は俺たちが『愛する側』にならなくちゃ。友達や恋人、子供ができたらめいいっぱい愛そうぜ! 俺たちは双子だから、ひとりぼっちじゃない。少なくとも無条件で愛すべき存在がすでにいるんだから、寂しくないだろ?」
「そうだな」
「確かに」
「言えてる」
3人は少し笑顔になる。
「俺もアンジュが大事で大切だ。モデルの仕事も、アンジュが1人じゃ嫌だって言うから一緒に行くようになったんだけど。最近のアンジュはすっかりしっかりしちゃってさ。なんだかさみしいんだよな」
しょげるジーニィ。先程のアンジュの様子を思い出して、クリオネとリマキナもうなずく。
「そうだよね。まるでお姉さんみたいだもんね」
「お兄ちゃん、かたなしって感じ」
「なに? まさか2人とも、あのアンジュに会ったことあるのか?」
「うん」
「あ、これアンジュの手作りなんだよ?」
「マジ?」
缶のお菓子をリマキナが示すと、リーフはゆっくりと急いで味わいだした。
「ウッディに会いに何度かノースに行ったけど、アンジュにはお目にかかったことなくってさ。やっぱかわいい? 雑誌と同じ顔してる?」
リマキナとクリオネは顔を見合わせた。
「っていうか」
「ジーニィとそっくりだよね」
「俺とアンジュも双子なんだぜ?」
「……マジ?」
リーフの驚きように、クリオネとリマキナも初めはジーニィとアンジュが双子だと気づかなかったことを思い出した。
(並ぶと確かにそっくりなんだけど)
(印象が違いすぎるよね)
突然ジーニィのポケットから電子音が鳴った。ジーニィは携帯ミニマシンを取り出し確認する。
「あちゃー。ノースの一台が故障かー」
「なにが故障したの?」
「ノースって学校のことだよね?」
「なんだロクデナシの仕事か?」
興味津々の3人に見つめられ、ジーニィは当然のように言った。
「急いで! おいてくよ?」
「ジーニィ、こっちこっち」
「早くはやくー」
先に行ったクリオネ、リマキナが立ち止まり振り返る。
「なんでそんなにあせってるんだよ!」
ジーニィは早くも息が切れている。ほとんど運動しない天才少年は体力不足なのだ。
「『時間がもったいない』んだろ? ジーニィ」
「くっそ~」
やっと追いついたジーニィの目に、大きなレンガづくりの建物がうつった。
「ここがオレたちの寮さ」
「サウスだよ」
南半球総合学校、分けられた半球名と同じくサウスと呼ばれる学校は、北半球にある北半球総合学校、ジーニィの通うノースとまったく同じ外見をしていた。
「同じだ」
「ノースもこんな建物なの?」
「ああ。そっくりだ。寮に友達がいるから、ノースの寮には何度か行ったことがある。それにしても変な気分だ」
(まさか中にいる人間まで同じじゃないよな?)
めずらしくジーニィは少し怖い気分になった。
「ぜんぜん変じゃないよ。さ、ボクらの部屋に行こう」
「あ、ああ」
南の双子に引きずられるようにジーニィはサウス寮に入っていった。
(中の造りもまったく同じ、か。作ったやつ悪趣味じゃないか?)
制作者としては、不公平でないようにという意図からだったのだが、ジーニィには伝わらなかった。
「俺たちの部屋はこの廊下の突き当たりなんだ」
南の双子が先に進む中、ジーニイはまわりをきょろきょろ見ながらついていく。通り過ぎる扉に見覚えがある。
(階段すぐの部屋、ノース寮ではウッディがいるんだよな)
ちょうど扉が開き、人が出てきた。
「ウッディ!?」
そっくりな顔に思わず声を上げる。
「え? おれはリーフ。ウッディはおれの双子の兄だけど。もしかして、君はジーニィ?」
「ああ」
(そういや言ってたな。ケンカしたから弟はサウスにいるって)
「どうしたの?」
「知り合い?」
先に進んでいた南の双子が引き返してきたので、ジーニィがノース寮の片割れだと説明すると、せっかくなのでリーフも招き、4人でお茶を飲むことになった。
「びっくりした」
「おれもだ。まさかサウスで噂のverbummeltes genieに会えるとはね」
「え?」
「なんて言ったの、今?」
リーフの言葉が聞き取れず、南の双子は聞き返す。
「verbummeltes genie、落魄の天才、『才能のあるロクデナシ』ってところか」
リーフの視線にうなずきながらジーニィ。
「否定しないけどな。しっかしリーフとやら、おまえもウッディと一緒で遠慮がないなぁ」
「そりゃそうさ。この世の中、遠慮なんかしてたら生きてけないだろ?」
「まぁね」
同じセリフを言うウッディに理不尽な賭けをふっかけられ、何度ポイントをたかられたかしれない。
クリオネはその前の部分に引っかかった。
「もしかして、ジーニィって名前じゃないの?」
「あれ、言ってなかったっけ?」
「聞いてないよ!」
リマキナもなんだかだまされたような気分になった。
「今じゃ先生もそう呼ぶから名前みたいなもんさ。天才の俺様にはふさわしいだろ?」
「ネタ元がロクデナシだとわかると、アレだけどな」
笑うリーフにジーニィはチョップをくれてやる。
なぜか悔しい思いになりながらクリオネはたずねる。
「本当の名前はなんなの?」
「忘れた」
「はぁ?」
あきれ顔でクリオネとリマキナがハモった。
「忘れたの! 俺はジーニィ。それでいいだろ?」
「でも」
「いいじゃん。別に名前がなんだって。ジーニィはジーニィに変わりないんだからさ」
リーフの言葉に南の双子もしぶしぶながら黙った。
「それにしても驚いたよ。兄から『ジーニィは一目見たらわかるぞ』って聞いてたけど、ほんとにきれいな顔だな。これでユーリをしのぐ程の天才だってんだからわかんないよなぁ」
「ユーリは誰にも負けないよ!」
ジーニィがすかさずリーフにささやく。
(おい。めったなことを言うなよ。クリオネはユーリの大ファンなんだぞ)
(そうだったな。おれとしたことが忘れてた)
「ま、まぁユーリは特別だけどな。正体不明の天才科学者。おれたちの永遠のヒーローだ」
リーフのフォローにクリオネが満足そうにうなずくのを見て、ジーニィとリマキナは息をついた。
「ところで手近な天才さんに聞きたいんだけどさ、親がいるってどんな感じなんだ?」
「あ、それオレも聞きたい」
「ボクも」
3人に見つめられ、ジーニィはしばし言葉を失った。
ジーニィと同世代の子供の親はほとんどいない。戦争の影響で死んでしまったのだ。それが予想されていたので、この世代の子供たちは双子が多い。親を失うこと前提だったので、双子以上が産まれるように操作されたのだ。
リーフの言葉はくだけたものだったけれど、本当に聞きたいんだとわかるだけに、ジーニィは言葉につまった。
「……そうだな。もう死んだけど、母さんの話でもしようか」
うんうんとうなずく3人。
「あれは、母さんが生きていた最後のクリスマスだった。親父とアンジュは研究室のパーティに出かけていて、家には俺と母さんだけだった。俺は友達と会う約束をしてたから、お昼に家を出て、みんなと遊んでいた」
首をひねりながらリーフ。
「それって兄におごってくれた?」
「そうだ。ちょうど俺の研究が高く売れた時で、ポイントを山ほどもらってハイだった。せっかくだから、友達全員に豪勢なクリスマスプレゼントでも、と思って、夜ご飯をご馳走したんだ。でっかい焼き鳥をみんなで食べた。ホールケーキも買って」
いいなぁ、とリーフ。
ポイントがなくても最低限の食事は保証されているが、おやつは含まれないし、美食はポイントがないとできないのだ。
「で、すっかり遅くなって家に帰ったんだ。俺は良いことした~って、いい気分だった。そしたら家のテーブルの上にはご馳走が並び、鳥も、ケーキもあったんだよ」
少し言葉を切るジーニィ。
「その時の俺の気持ちは、なんて言ったらいいのか……。俺はあの時ほど自分をバカだと感じたことはない。親父もアンジュも仕事でいなかったから、俺は早く家に帰らなくちゃいけなかったんだ。母さんは俺のためだけにご馳走を作って待っていたのに」
ジーニィの目は少し潤んでいた。
「俺はおそるおそる『ただいま』って言った。そしたら、母さんは『おかえり。すぐ温めるからね』って、にこにこしながら、冷めてしまったご飯を温めたんだ。俺はすでにおなかいっぱいだったけど、用意されたご馳走を残らず食べた」
ジーニィは一息ついて続けた。
「それからしばらくして母さんは事故で死んだ。俺だけがその時一緒じゃなくて、緊急電話で家族が事故にあったことを聞いたんだ。遺体は損傷が激しかったらしくて、最後のお別れも言えなかった。でも、言葉じゃなく、愛されてると感じたあのクリスマスの夜のことが、ずっと、魔法のように俺を包んでる。親っていうのはそんなもんなんだよ」
「いいなぁ……」
すっかりテンションが下がった3人に、ジーニィは明るく言った。
「俺の母さんがそうなんだから、おまえらの親だって同じだよ。産んでもらったその時に、暖かい気持ちをたくさんもらっているはずさ。覚えてなくてもね。それに今度は俺たちが『愛する側』にならなくちゃ。友達や恋人、子供ができたらめいいっぱい愛そうぜ! 俺たちは双子だから、ひとりぼっちじゃない。少なくとも無条件で愛すべき存在がすでにいるんだから、寂しくないだろ?」
「そうだな」
「確かに」
「言えてる」
3人は少し笑顔になる。
「俺もアンジュが大事で大切だ。モデルの仕事も、アンジュが1人じゃ嫌だって言うから一緒に行くようになったんだけど。最近のアンジュはすっかりしっかりしちゃってさ。なんだかさみしいんだよな」
しょげるジーニィ。先程のアンジュの様子を思い出して、クリオネとリマキナもうなずく。
「そうだよね。まるでお姉さんみたいだもんね」
「お兄ちゃん、かたなしって感じ」
「なに? まさか2人とも、あのアンジュに会ったことあるのか?」
「うん」
「あ、これアンジュの手作りなんだよ?」
「マジ?」
缶のお菓子をリマキナが示すと、リーフはゆっくりと急いで味わいだした。
「ウッディに会いに何度かノースに行ったけど、アンジュにはお目にかかったことなくってさ。やっぱかわいい? 雑誌と同じ顔してる?」
リマキナとクリオネは顔を見合わせた。
「っていうか」
「ジーニィとそっくりだよね」
「俺とアンジュも双子なんだぜ?」
「……マジ?」
リーフの驚きように、クリオネとリマキナも初めはジーニィとアンジュが双子だと気づかなかったことを思い出した。
(並ぶと確かにそっくりなんだけど)
(印象が違いすぎるよね)
突然ジーニィのポケットから電子音が鳴った。ジーニィは携帯ミニマシンを取り出し確認する。
「あちゃー。ノースの一台が故障かー」
「なにが故障したの?」
「ノースって学校のことだよね?」
「なんだロクデナシの仕事か?」
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