39 / 80
第39話 終った近衛騎士
しおりを挟む
それから赤坂署まで連行される近衛騎士4人とは別のパトカーに乗り、3人も赤坂署に向かったので私は一足先に転移で赤坂署に移動した。
赤坂署の中で【不可視】と【隠密】を解くのは得策じゃないので近くの公衆トイレの個室に入り、全て解除してから正面から堂々と中に入った。
すると何処かから1人の制服を着た警察官がやって来て、署長がお待ちですので署長室までお願いしますと言われた。
こちらから署長がいるか尋ねるつもりがその手間が省けたので私は素直にマサシの待つ署長室に向かった。
「遅い! 遅いよ! フミくん師匠!!」
いつから私はマサシの師匠になったのだろう…… それに私はマサシと今日会う約束は無かった筈なんだが……
「マサシ、今日って約束してたかな?」
私が疑問に思いそう聞くとビックリしたような顔でマサシにこう言われた。
「えっ!? 何を言ってるんだい? フミくん師匠。教えたからには毎日修行をつけてくれないと! それが異世界の常識だよね?」
どこで仕入れた知識だ、それは…… そんな常識は異世界には無いぞ。
「いや、マサシ…… 悪いがその常識は初耳だよ。私が拉致された異世界では師匠が手取り足取り教えたりはしない世界だったからね」
私の言葉にガーンッと効果音が聞こえてきそうな顔で驚くマサシ。
「そ、それじゃ、フミくんはエロフ師匠に手取り足取り腰取り教えて貰ってないって言うのかい?」
ひと言、増えてるぞ! 修行に腰取りなんて言葉は無いからなっ!!
「うん、勿論そうだぞ、マサシ。むしろエロフ師匠は基本だけ私に伝えて去って行ったよ」
「くぅー、何て格好いいんだ! それでこそエロフ師匠だっ!!」
もちろん私はマサシの尊厳の為にこの部屋の会話が外に聞こえないように【風魔法】で遮音している。こんな会話を部下に聞かれたらマサシはその日から多くの職員たちからの疑いの眼差しに晒される事になるだろう。
「分かった! フミくん師匠! 僕も自力で頑張るよ!! それで、今日は何の用?」
くっ、この切り替えの早さ…… 中学の頃から変わってないな。
「まもなくだと思うが、この署の生活安全課の刑事さんが近衛騎士とクスリの売人を逮捕したから署に連れてくると思う。それに事情を知るランドールの2人とマネージャーが一緒についてくるんだ。私からの用事は、彼女たちは被害者だから事情を聞いたら速やかに開放してやって欲しいと頼みに来たんだ」
「ああ、そう言えば無線で流れてきていたね。うん、ランドールの2人やマネージャーさんは事情を聞いたら直ぐに開放するよう指示を出すよ。それだけでいいかな?」
マサシがそう聞いてきたので私はリーダーのシバタケが逃げている事も伝えたがそれも既に知っていた。で、マサシにシバタケの魔力を私が追える事を教えて現在どこに潜伏しているかも伝えた。
「分かった。それはタレコミがあったとして課長が戻ってきたら伝えるよ。それでそこに踏み込んで貰うよ。令状を持ってね…… っと、令状の申請書は僕が代わりに書いておこう。早めに動いた方がいいよね?」
私はマサシに聞かれたので頷いた。
「自棄になって何をするか行動が読めないから早めに対処する方がいいと思う」
私の返事を待たずに何かの書類を取り出して書き始めるマサシ。それを見て私はよろしく頼むと言って署長室を出た。
そして赤坂署の入口近くで既に到着して事情を聞かれているランドールの2人とヒヤマさんを待った。
その後ろでは慌ただしく覆面パトカーに乗り込み出ていく刑事さんたちが居た。どうやら令状が出る前に逃げられないようにシバタケの潜伏場所に向かったようだ。
待つこと15分でヒヤマさんと一緒にランドールの2人とミナカミさんが出てきた。署の入口でミナカミさんがヒヤマさんに声をかけている。
「師範、来週のお稽古もよろしくお願いしますね」
「はい、もちろんです。それと、ミナカミさんもそろそろ昇段試験を受けては如何ですか? もう初段以上の実力は身についてますよ」
「有難うございます。試験日に休みが取れたら挑戦してみます!!」
その言葉を合図に振り向く3人と私の目が合った。そして駆け寄ってくるランドールの2人。
「オジサン、何処に居たのよ? 全然守ってくれないじゃない!」
ナミちゃんがそう言えばヒナちゃんが
「ナミちゃん、何を言ってるの? タケフミさんはずっと一緒に居て守ってくれてたよ。後ろの2人を動けなくしてくれてたのタケフミさんなんだよ」
と言う。うん、ヒナちゃん、間違っては無いけどナミちゃんには通じないと私は思うんだ……
「ヒナがそう言うなら、そうなのね」
通じたよ! 私はビックリしているが内心には出さずにコチラに近寄ってきたヒヤマさんを見る。
私の無言の問い掛けはしかしヒヤマさんが首を横に振るので答えは得られなかった。いったい何者なのだろうか? ヒヤマさんの正体を知る為に【魔視】を使おうかとも考えたが何故かその気になれないので使用はしてない。私が悶々としていると、
「けど、ヒヤマさん強いねぇ。ヒナびっくりしちゃった」
ヒナちゃんが雰囲気を察してそう言葉を出す。ヒヤマさんはその言葉に謙遜する。
「いえ、私なんて師匠に比べればまだまだです…… 師匠は御年71歳ですが一度も勝てた事が無いんです……」
どうやら謙遜ではなく本当に落ち込んでいるようだ。それもそうか、71歳の方に負けてしまうのは何故だろうと考え込んでしまうだろうなぁ。
そんな話をしながら今日はもう事務所に行く必要は無いのでそのままマンションまで3人を送る事になった。
そしてその日の報道番組は近衛騎士の5人の逮捕と、辞めダニのコウの逮捕で占められた。シバタケはちゃんと逮捕されたようだ。潜伏場所は都内にあるラブホテルだったが令状が届き、刑事が突入した時点で直ぐに観念したらしい。マサシから電話でそう連絡があった。
面白いことに逮捕の報道が出てもファンの間で激震が走る事も無かった。何故ならシバタケの顔を見ると嫌悪を覚えるのだ。ファンだった人たちも誰も擁護意見をだす事なくむしろやっと捕まったかみたいな雰囲気が漂っていた。
ダニーズ事務所の社長、レイヤ飛夢酒は緊急記者会見を開いて監督不行届を謝罪していた。
警察の公式発表により、薬物使用の疑いもあると出た事により、ダニーズ事務所への風当たりは更に強くなるようだ。
しかしコレで近衛騎士の面々がテレビなどのメディア関係に出る事は2度と無いだろう。何故なら、これまでダニーズ事務所に忖度していた所まで今まで綿密に調べて裏を取っていた情報を解禁したのだから。その内容はとても言葉に出しては言えないような酷い内容の物ばかりだった……
私は今回も警察との連携によって、また1つ依頼を遂行し終えた。タカシさんからは依頼料が振り込まれ、ああ、また国に取られる税金が増えたなぁと思ったのは内緒にしておこうと思う……
赤坂署の中で【不可視】と【隠密】を解くのは得策じゃないので近くの公衆トイレの個室に入り、全て解除してから正面から堂々と中に入った。
すると何処かから1人の制服を着た警察官がやって来て、署長がお待ちですので署長室までお願いしますと言われた。
こちらから署長がいるか尋ねるつもりがその手間が省けたので私は素直にマサシの待つ署長室に向かった。
「遅い! 遅いよ! フミくん師匠!!」
いつから私はマサシの師匠になったのだろう…… それに私はマサシと今日会う約束は無かった筈なんだが……
「マサシ、今日って約束してたかな?」
私が疑問に思いそう聞くとビックリしたような顔でマサシにこう言われた。
「えっ!? 何を言ってるんだい? フミくん師匠。教えたからには毎日修行をつけてくれないと! それが異世界の常識だよね?」
どこで仕入れた知識だ、それは…… そんな常識は異世界には無いぞ。
「いや、マサシ…… 悪いがその常識は初耳だよ。私が拉致された異世界では師匠が手取り足取り教えたりはしない世界だったからね」
私の言葉にガーンッと効果音が聞こえてきそうな顔で驚くマサシ。
「そ、それじゃ、フミくんはエロフ師匠に手取り足取り腰取り教えて貰ってないって言うのかい?」
ひと言、増えてるぞ! 修行に腰取りなんて言葉は無いからなっ!!
「うん、勿論そうだぞ、マサシ。むしろエロフ師匠は基本だけ私に伝えて去って行ったよ」
「くぅー、何て格好いいんだ! それでこそエロフ師匠だっ!!」
もちろん私はマサシの尊厳の為にこの部屋の会話が外に聞こえないように【風魔法】で遮音している。こんな会話を部下に聞かれたらマサシはその日から多くの職員たちからの疑いの眼差しに晒される事になるだろう。
「分かった! フミくん師匠! 僕も自力で頑張るよ!! それで、今日は何の用?」
くっ、この切り替えの早さ…… 中学の頃から変わってないな。
「まもなくだと思うが、この署の生活安全課の刑事さんが近衛騎士とクスリの売人を逮捕したから署に連れてくると思う。それに事情を知るランドールの2人とマネージャーが一緒についてくるんだ。私からの用事は、彼女たちは被害者だから事情を聞いたら速やかに開放してやって欲しいと頼みに来たんだ」
「ああ、そう言えば無線で流れてきていたね。うん、ランドールの2人やマネージャーさんは事情を聞いたら直ぐに開放するよう指示を出すよ。それだけでいいかな?」
マサシがそう聞いてきたので私はリーダーのシバタケが逃げている事も伝えたがそれも既に知っていた。で、マサシにシバタケの魔力を私が追える事を教えて現在どこに潜伏しているかも伝えた。
「分かった。それはタレコミがあったとして課長が戻ってきたら伝えるよ。それでそこに踏み込んで貰うよ。令状を持ってね…… っと、令状の申請書は僕が代わりに書いておこう。早めに動いた方がいいよね?」
私はマサシに聞かれたので頷いた。
「自棄になって何をするか行動が読めないから早めに対処する方がいいと思う」
私の返事を待たずに何かの書類を取り出して書き始めるマサシ。それを見て私はよろしく頼むと言って署長室を出た。
そして赤坂署の入口近くで既に到着して事情を聞かれているランドールの2人とヒヤマさんを待った。
その後ろでは慌ただしく覆面パトカーに乗り込み出ていく刑事さんたちが居た。どうやら令状が出る前に逃げられないようにシバタケの潜伏場所に向かったようだ。
待つこと15分でヒヤマさんと一緒にランドールの2人とミナカミさんが出てきた。署の入口でミナカミさんがヒヤマさんに声をかけている。
「師範、来週のお稽古もよろしくお願いしますね」
「はい、もちろんです。それと、ミナカミさんもそろそろ昇段試験を受けては如何ですか? もう初段以上の実力は身についてますよ」
「有難うございます。試験日に休みが取れたら挑戦してみます!!」
その言葉を合図に振り向く3人と私の目が合った。そして駆け寄ってくるランドールの2人。
「オジサン、何処に居たのよ? 全然守ってくれないじゃない!」
ナミちゃんがそう言えばヒナちゃんが
「ナミちゃん、何を言ってるの? タケフミさんはずっと一緒に居て守ってくれてたよ。後ろの2人を動けなくしてくれてたのタケフミさんなんだよ」
と言う。うん、ヒナちゃん、間違っては無いけどナミちゃんには通じないと私は思うんだ……
「ヒナがそう言うなら、そうなのね」
通じたよ! 私はビックリしているが内心には出さずにコチラに近寄ってきたヒヤマさんを見る。
私の無言の問い掛けはしかしヒヤマさんが首を横に振るので答えは得られなかった。いったい何者なのだろうか? ヒヤマさんの正体を知る為に【魔視】を使おうかとも考えたが何故かその気になれないので使用はしてない。私が悶々としていると、
「けど、ヒヤマさん強いねぇ。ヒナびっくりしちゃった」
ヒナちゃんが雰囲気を察してそう言葉を出す。ヒヤマさんはその言葉に謙遜する。
「いえ、私なんて師匠に比べればまだまだです…… 師匠は御年71歳ですが一度も勝てた事が無いんです……」
どうやら謙遜ではなく本当に落ち込んでいるようだ。それもそうか、71歳の方に負けてしまうのは何故だろうと考え込んでしまうだろうなぁ。
そんな話をしながら今日はもう事務所に行く必要は無いのでそのままマンションまで3人を送る事になった。
そしてその日の報道番組は近衛騎士の5人の逮捕と、辞めダニのコウの逮捕で占められた。シバタケはちゃんと逮捕されたようだ。潜伏場所は都内にあるラブホテルだったが令状が届き、刑事が突入した時点で直ぐに観念したらしい。マサシから電話でそう連絡があった。
面白いことに逮捕の報道が出てもファンの間で激震が走る事も無かった。何故ならシバタケの顔を見ると嫌悪を覚えるのだ。ファンだった人たちも誰も擁護意見をだす事なくむしろやっと捕まったかみたいな雰囲気が漂っていた。
ダニーズ事務所の社長、レイヤ飛夢酒は緊急記者会見を開いて監督不行届を謝罪していた。
警察の公式発表により、薬物使用の疑いもあると出た事により、ダニーズ事務所への風当たりは更に強くなるようだ。
しかしコレで近衛騎士の面々がテレビなどのメディア関係に出る事は2度と無いだろう。何故なら、これまでダニーズ事務所に忖度していた所まで今まで綿密に調べて裏を取っていた情報を解禁したのだから。その内容はとても言葉に出しては言えないような酷い内容の物ばかりだった……
私は今回も警察との連携によって、また1つ依頼を遂行し終えた。タカシさんからは依頼料が振り込まれ、ああ、また国に取られる税金が増えたなぁと思ったのは内緒にしておこうと思う……
6
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
痩せる為に不人気のゴブリン狩りを始めたら人生が変わりすぎた件~痩せたらお金もハーレムも色々手に入りました~
ぐうのすけ
ファンタジー
主人公(太田太志)は高校デビューと同時に体重130キロに到達した。
食事制限とハザマ(ダンジョン)ダイエットを勧めれるが、太志は食事制限を後回しにし、ハザマダイエットを開始する。
最初は甘えていた大志だったが、人とのかかわりによって徐々に考えや行動を変えていく。
それによりスキルや人間関係が変化していき、ヒロインとの関係も変わっていくのだった。
※最初は成長メインで描かれますが、徐々にヒロインの展開が多めになっていく……予定です。
カクヨムで先行投稿中!
セーブポイント転生 ~寿命が無い石なので千年修行したらレベル上限突破してしまった~
空色蜻蛉
ファンタジー
枢は目覚めるとクリスタルの中で魂だけの状態になっていた。どうやらダンジョンのセーブポイントに転生してしまったらしい。身動きできない状態に悲嘆に暮れた枢だが、やがて開き直ってレベルアップ作業に明け暮れることにした。百年経ち、二百年経ち……やがて国の礎である「聖なるクリスタル」として崇められるまでになる。
もう元の世界に戻れないと腹をくくって自分の国を見守る枢だが、千年経った時、衝撃のどんでん返しが待ち受けていて……。
【お知らせ】6/22 完結しました!
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
神樹の里で暮らす創造魔法使い ~幻獣たちとののんびりライフ~
あきさけ
ファンタジー
貧乏な田舎村を追い出された少年〝シント〟は森の中をあてどなくさまよい一本の新木を発見する。
それは本当に小さな新木だったがかすかな光を帯びた不思議な木。
彼が不思議そうに新木を見つめているとそこから『私に魔法をかけてほしい』という声が聞こえた。
シントが唯一使えたのは〝創造魔法〟といういままでまともに使えた試しのないもの。
それでも森の中でこのまま死ぬよりはまだいいだろうと考え魔法をかける。
すると新木は一気に生長し、天をつくほどの巨木にまで変化しそこから新木に宿っていたという聖霊まで姿を現した。
〝この地はあなたが創造した聖地。あなたがこの地を去らない限りこの地を必要とするもの以外は誰も踏み入れませんよ〟
そんな言葉から始まるシントののんびりとした生活。
同じように行き場を失った少女や幻獣や精霊、妖精たちなど様々な面々が集まり織りなすスローライフの幕開けです。
※この小説はカクヨム様でも連載しています。アルファポリス様とカクヨム様以外の場所では公開しておりません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる