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第1章 彼氏バレにはご注意を
11話 後輩まさかの大炎上 その2
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歌姫 クラゲが彼氏バレして大炎上してから一夜が経った。
今日はいつもより少し早く起きて窓を開けると、清々しい朝日が俺の顔を照りつける。
寝巻きから普段着に着替え真冬のお弁当と朝ごはんを作りながら、夜中に帰って来たであろう両親の食べ終えた食器を洗っていた。
そして7時ごろになると真冬の部屋に行き、すやすやと寝息を立てている真冬を起こす。
「おーい真冬もう朝だぞ起きろー」
「うーん、あと1日」
「長い!ほらさっさと起きる」
「あーい」
真冬を起こしてからは、真冬の制服を用意して部屋を後にする。
それから10分後寝癖を付けた真冬が若干寝ぼけながら二階から降りて来た。
今日の朝食はオムレツだ。
寝ぼけているせいか口元にケチャップをつけながらゆっくりとスプーンを口に運ぶ。
「ほら真冬ちゃんと起きてから食べなさい」
口元についているケチャップを拭きながら言う。
ご飯を食べ終えた真冬を洗面所に連れて行き、歯磨きをしている真冬の髪をセットする。
それが終わるとちゃんと目を覚ました真冬が学校指定のカバンにお弁当を詰めて中学校へと向かった。
その後両親が起きて来てオムレツを急いでかけこみ真冬を追い越す勢いで2人とも家を出て行った。
みんなが家を出た後は洗い物をして、洗濯に掃除一通りの家事をし終えると、今日する配信内容を考えながらパソコンを開く。
ハジメにおすすめされたゲームの一覧を見て周り、それもすむとふと昨日のことを思い出した。
「そういや歌姫 クラゲの件どうなったんだろ?あれから半日はだったと思うし何か進展はあるとは思うが」
そんなことを考えながらツイッターなどで情報を探すとあり得ないことが判明した。
それは運営とこの件の中心人物である歌姫 クラゲが何もしていないのだ。
そのせいか自称暴露系のYouTuberが適当なことを言い、さらにはそれに尾鰭に背鰭までついたレベルで事実が曲解されていた。
「歌姫 クラゲは裏では、男性vや大物YouTuber複数人と付き合っているとか。それにその証拠として、実際歌姫 クラゲと付き合っていた人や、誘われたと言う人も続出って。運営は何やってんだよ!」
と言うかどうして半日程度で、ここまで話がおかしくなったんだ?流石に変だろ。
もしかして、この暴露系のせいなのか?と言うか、本当に運営は何やってんだよ。
この際だからもう本当のこと言えばいいだろ。
歌姫 クラゲには彼氏がいます。
そして、今現在ネットで言われている事は、事実無根でこれ以上当社のライバーの誹謗中傷をするのであれば、法的処置をする、とか何とかさぁ。
どうせこの暴露系も、法的処置をとるって言ったら、多分この動画も消すだろうし。
運営は何してんだよ?
そんなことを考えていると、何だか少しイライラして来て、運営に一言言ってやろうと、本社に連絡をかけるが、誰かと連絡しているのか繋がらなかった。
マネージャーにディスコードを送ってはみたものの、やはりコチラにも何の返事は無かった。
「どうなってんだこれ?と言うか、こんなに叩かれて歌姫 クラゲ本人は大丈夫なのか?運営はちゃんとメンタルケアもやってるのか?もし俺の時と同じで、このまま放置してたら、流石にやばいぞ」
俺の時は、実際俺が何かやったわけではなく、他の奴の罪が、こちらに流れ込んできただけだから、ギリギリ耐えられたが、今回は本人が叩かれているのだ。
歌姫クラゲの感じている精神的苦痛は、俺の感じた比じゃないのだろう。知らんけど。
とかまぁ、色々考えたけど一応ユメノミライの後輩だから何とかしたいけど、まぁ連絡もつかんし歌姫クラゲの連絡先も知らんから、結局の所何も出来ないし。様子見かな。
今日は、その後歌姫クラゲに対しては、特に何の進展もなく。
俺の配信は、いつもながらに荒れに荒れていた。ついでに何故か歌姫クラゲの愚痴を言いにくるやつもいた。
そして翌日、またしても事態は悪化していた。
その理由は明白だった。運営に無理やり読まされたであろう謝罪動画のせいだ。
その内容は一貫して、俺たち運営は何も悪くないよ、と言うことを前面に出されていて、そして何より歌姫クラゲが、何に対して謝っているのかわかっていない様子で、その様子を見た視聴者達は、自分の推しを馬鹿にされたと感じて、叩かれる対象は歌姫クラゲから、歌姫クラゲとユメノミライの運営両者へと変わった。
「何だこれ。ひっど。流石にこれは歌姫クラゲが可哀想だろ」
その考えは俺だけのものではなく、軽く調べただけでも俺と同じ考えの者は、多数いた。
歌姫クラゲには同情しながらも、発端は本人だし頑張れとしか思えなかった。
そんな風に、考えながら家の用事を片しているとスマホから通知音が鳴り響く。
もしかして連絡を見たマネージャーからかと思い、急いでスマホの画面を開く。
『ちょっとホムラ君に相談があるんだけどいいかな?』
その相手はマネージャーではなく、チャンネル登録者数はあと少しで、100万にも届きそうな、我ユメノミライの圧倒的エースにして、俺の同期、星野 キラメだった。
『ちょうど家事が、ひと段落ついて暇だったから大丈夫だ。相談って?』
『ありがとう。それでその”私達”の後輩の歌姫 クラゲちゃんが、ちょっと危ない状態にあるのはホムラ君は知ってる?』
『まぁ一応はな』
『それは良かった。それで一応、かわいい後輩だから、気を付けて見てたんだけど、何だか状況が悪くなって来て、その事をマネージャーさんに聞こうと思ったけど、何でか連絡もつかなくなって、それでどうしようって思ってた所に、クラゲちゃんが直接の相談に来たんだけど、私そういうのよく分からなくって、ホムラ君ならどうにかしてくれるかなって』
『うーん、まぁちょっと危ない方法でいいなら、何とかする方法はあるぞ』
『え!本当?でもちょっと危ないって?大丈夫なの?』
『まぁ多分、何とかなるだろ』
『そっか、じゃあお願いするね』
『了解、任せとけ』
キラメとの連絡を終え、昼飯を食べている時にスマホが鳴った。
画面を見ると件の歌姫クラゲからだった。
キラメから、話を聞いたらしく俺の連絡先を聞いて、わざわざチャットをくれたらしい。
俺は自分が考えている計画を歌姫クラゲに話した。
歌姫クラゲはそれを聞いた時は、すごく驚きそんなことをしても、大丈夫なのかと聞いて来たが、俺は問題ない(大問題)と返しておいた。
それから少し経った頃に、歌姫クラゲはこの作戦を決行することに了承した。
まぁ本当に決行できるかは、まだわからないけどな。
俺は、ハジメに連絡を取り、そして俺が歌姫クラゲの炎上に対して、やる事とそれをした際に生じるデメリットを話し、協力してもらえないかと頼んでみた。
正直この件でハジメに嫌われる事を覚悟で連絡した。
それはそうだろう、何故なら今から俺がする事は、二階堂ハジメというブランドに、大きく付けてしまう可能性が大いにある。
だからこれ以降連絡拒否されても仕方ないだろう。
だが俺の作戦にはハジメ、そう過去によく炎上していた二階堂ハジメという存在が必要不可欠なのだから。
そうして俺はハジメから来るかも分からない返事を、気にしながら約30分ほど経った頃に、連絡が来た。
『運営に一応相談したけど、ok出たから。是非協力させて欲しい』
『本当にいいのか?だってこれ、ほぼほぼ間違いなく大炎上するぞ』
『いやでもほら、面白そうじゃん』
『いやお前なぁ。何か本当に凄いわ。でも今回の件もありがとう』
『いやいや、まだやっても無いんだから。そこはありがとうじゃなくて、一緒に頑張ろう!とかでいいんじゃねぇか』
『そうだなハジメ。今回の作戦、いやコラボ絶対成功させような!』
『おおー!!』
今日はいつもより少し早く起きて窓を開けると、清々しい朝日が俺の顔を照りつける。
寝巻きから普段着に着替え真冬のお弁当と朝ごはんを作りながら、夜中に帰って来たであろう両親の食べ終えた食器を洗っていた。
そして7時ごろになると真冬の部屋に行き、すやすやと寝息を立てている真冬を起こす。
「おーい真冬もう朝だぞ起きろー」
「うーん、あと1日」
「長い!ほらさっさと起きる」
「あーい」
真冬を起こしてからは、真冬の制服を用意して部屋を後にする。
それから10分後寝癖を付けた真冬が若干寝ぼけながら二階から降りて来た。
今日の朝食はオムレツだ。
寝ぼけているせいか口元にケチャップをつけながらゆっくりとスプーンを口に運ぶ。
「ほら真冬ちゃんと起きてから食べなさい」
口元についているケチャップを拭きながら言う。
ご飯を食べ終えた真冬を洗面所に連れて行き、歯磨きをしている真冬の髪をセットする。
それが終わるとちゃんと目を覚ました真冬が学校指定のカバンにお弁当を詰めて中学校へと向かった。
その後両親が起きて来てオムレツを急いでかけこみ真冬を追い越す勢いで2人とも家を出て行った。
みんなが家を出た後は洗い物をして、洗濯に掃除一通りの家事をし終えると、今日する配信内容を考えながらパソコンを開く。
ハジメにおすすめされたゲームの一覧を見て周り、それもすむとふと昨日のことを思い出した。
「そういや歌姫 クラゲの件どうなったんだろ?あれから半日はだったと思うし何か進展はあるとは思うが」
そんなことを考えながらツイッターなどで情報を探すとあり得ないことが判明した。
それは運営とこの件の中心人物である歌姫 クラゲが何もしていないのだ。
そのせいか自称暴露系のYouTuberが適当なことを言い、さらにはそれに尾鰭に背鰭までついたレベルで事実が曲解されていた。
「歌姫 クラゲは裏では、男性vや大物YouTuber複数人と付き合っているとか。それにその証拠として、実際歌姫 クラゲと付き合っていた人や、誘われたと言う人も続出って。運営は何やってんだよ!」
と言うかどうして半日程度で、ここまで話がおかしくなったんだ?流石に変だろ。
もしかして、この暴露系のせいなのか?と言うか、本当に運営は何やってんだよ。
この際だからもう本当のこと言えばいいだろ。
歌姫 クラゲには彼氏がいます。
そして、今現在ネットで言われている事は、事実無根でこれ以上当社のライバーの誹謗中傷をするのであれば、法的処置をする、とか何とかさぁ。
どうせこの暴露系も、法的処置をとるって言ったら、多分この動画も消すだろうし。
運営は何してんだよ?
そんなことを考えていると、何だか少しイライラして来て、運営に一言言ってやろうと、本社に連絡をかけるが、誰かと連絡しているのか繋がらなかった。
マネージャーにディスコードを送ってはみたものの、やはりコチラにも何の返事は無かった。
「どうなってんだこれ?と言うか、こんなに叩かれて歌姫 クラゲ本人は大丈夫なのか?運営はちゃんとメンタルケアもやってるのか?もし俺の時と同じで、このまま放置してたら、流石にやばいぞ」
俺の時は、実際俺が何かやったわけではなく、他の奴の罪が、こちらに流れ込んできただけだから、ギリギリ耐えられたが、今回は本人が叩かれているのだ。
歌姫クラゲの感じている精神的苦痛は、俺の感じた比じゃないのだろう。知らんけど。
とかまぁ、色々考えたけど一応ユメノミライの後輩だから何とかしたいけど、まぁ連絡もつかんし歌姫クラゲの連絡先も知らんから、結局の所何も出来ないし。様子見かな。
今日は、その後歌姫クラゲに対しては、特に何の進展もなく。
俺の配信は、いつもながらに荒れに荒れていた。ついでに何故か歌姫クラゲの愚痴を言いにくるやつもいた。
そして翌日、またしても事態は悪化していた。
その理由は明白だった。運営に無理やり読まされたであろう謝罪動画のせいだ。
その内容は一貫して、俺たち運営は何も悪くないよ、と言うことを前面に出されていて、そして何より歌姫クラゲが、何に対して謝っているのかわかっていない様子で、その様子を見た視聴者達は、自分の推しを馬鹿にされたと感じて、叩かれる対象は歌姫クラゲから、歌姫クラゲとユメノミライの運営両者へと変わった。
「何だこれ。ひっど。流石にこれは歌姫クラゲが可哀想だろ」
その考えは俺だけのものではなく、軽く調べただけでも俺と同じ考えの者は、多数いた。
歌姫クラゲには同情しながらも、発端は本人だし頑張れとしか思えなかった。
そんな風に、考えながら家の用事を片しているとスマホから通知音が鳴り響く。
もしかして連絡を見たマネージャーからかと思い、急いでスマホの画面を開く。
『ちょっとホムラ君に相談があるんだけどいいかな?』
その相手はマネージャーではなく、チャンネル登録者数はあと少しで、100万にも届きそうな、我ユメノミライの圧倒的エースにして、俺の同期、星野 キラメだった。
『ちょうど家事が、ひと段落ついて暇だったから大丈夫だ。相談って?』
『ありがとう。それでその”私達”の後輩の歌姫 クラゲちゃんが、ちょっと危ない状態にあるのはホムラ君は知ってる?』
『まぁ一応はな』
『それは良かった。それで一応、かわいい後輩だから、気を付けて見てたんだけど、何だか状況が悪くなって来て、その事をマネージャーさんに聞こうと思ったけど、何でか連絡もつかなくなって、それでどうしようって思ってた所に、クラゲちゃんが直接の相談に来たんだけど、私そういうのよく分からなくって、ホムラ君ならどうにかしてくれるかなって』
『うーん、まぁちょっと危ない方法でいいなら、何とかする方法はあるぞ』
『え!本当?でもちょっと危ないって?大丈夫なの?』
『まぁ多分、何とかなるだろ』
『そっか、じゃあお願いするね』
『了解、任せとけ』
キラメとの連絡を終え、昼飯を食べている時にスマホが鳴った。
画面を見ると件の歌姫クラゲからだった。
キラメから、話を聞いたらしく俺の連絡先を聞いて、わざわざチャットをくれたらしい。
俺は自分が考えている計画を歌姫クラゲに話した。
歌姫クラゲはそれを聞いた時は、すごく驚きそんなことをしても、大丈夫なのかと聞いて来たが、俺は問題ない(大問題)と返しておいた。
それから少し経った頃に、歌姫クラゲはこの作戦を決行することに了承した。
まぁ本当に決行できるかは、まだわからないけどな。
俺は、ハジメに連絡を取り、そして俺が歌姫クラゲの炎上に対して、やる事とそれをした際に生じるデメリットを話し、協力してもらえないかと頼んでみた。
正直この件でハジメに嫌われる事を覚悟で連絡した。
それはそうだろう、何故なら今から俺がする事は、二階堂ハジメというブランドに、大きく付けてしまう可能性が大いにある。
だからこれ以降連絡拒否されても仕方ないだろう。
だが俺の作戦にはハジメ、そう過去によく炎上していた二階堂ハジメという存在が必要不可欠なのだから。
そうして俺はハジメから来るかも分からない返事を、気にしながら約30分ほど経った頃に、連絡が来た。
『運営に一応相談したけど、ok出たから。是非協力させて欲しい』
『本当にいいのか?だってこれ、ほぼほぼ間違いなく大炎上するぞ』
『いやでもほら、面白そうじゃん』
『いやお前なぁ。何か本当に凄いわ。でも今回の件もありがとう』
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