67 / 86
第5章 新たなるステージ
67話 新たなるステージへ その2
しおりを挟む「…………と言う訳で最後の衣装は炎上戦隊燃えるジャーのコスチュームです。」
コメント
:ファーwww
:草
二階堂ハジメ:マジかよw
:何故それをw
歌姫クラゲ:先輩……
:もう誰だよ!
:わぁ!燃えるんジャーだ!
meme:戦隊モノ描くの初めてだったから難しかった
「memeママ……何でこれにここまで時間かけてんですか!あなた一応有名絵師ですよね!時間無いんですよね?よくもまぁあんな短期間でここまで仕上げてくれましたね!本当ありがとうございます!」
いや本当memeママには感謝しても仕切れないです。
◯
『という訳で諸々込みでも制作期間1ヶ月しか無いんですけど大丈夫ですかね?』
『1ヶ月ですか。』
『はい、なんか色々ホント色々あって、俺の方がサクッと解決しちゃったんで……それでその、新衣装ってこれ間に合いますかね?』
『うーんそうですね……。他の仕事を後回しにしたら何とか、って感じですかね?それも確証は出来ませんけど。』
『ですよね……』
そらそうだよな~。普通に1ヶ月で新衣装ってだけでも難しいのに、それに加えてその相手が有名絵師のmeme先生だ。
他にも色々な仕事を同時にこなしてるんだから、間に合う訳ないよな……。
だからと言って公式の発表も遅れさせたとしても1週間ぐらいが限界だと思うし、かと言って公式の発表から時間を空けすぎると、俺のユメノミライ脱退とインパクトも薄まるし……
どうするかな。
そんな事を1人悩んでいると、meme先生から連絡が入った。
『先方に話した所事情を理解してくれたので、納期を少し遅らさせてもらったので、頑張ってみたいと思います。』
……へ?
『本当ですか!?と言うかそれ大丈夫なんですか?』
『大丈夫か大丈夫じゃ無いかと言われたら、大丈夫じゃ無いですけど、4年間放置していたくせに今更何様だと思うかもしれませんが、私はホムラさん貴方のママです。かわいい息子の頼み1つ聞けないママがどこにいますか。』
『meme先生。いや、memeママ!ありがとうございます!』
◯
「いやー皆んなどう思うこれ?」
コメント
:いいと思う
:いいんじゃね?
二階堂ハジメ:これは俺もこのコスチューム依頼しないといけないのか?
:いつ使うの?
歌姫クラゲ:もしかして私の新衣装もこれになるんですか!?
「いや本当そうよね、この衣装いつ使うんだろうね。それにもしこれで炎上戦隊コラボするとなった時、俺だけコスチュームありだと浮くくね?」
コメント
meme:もしかしていらなかった?(涙
「いやー!実は俺このコスチュームずっと欲しかったんだよね!memeママありがとう!」
コメント
meme:よかった
「えーという訳で、ハジメとクラゲちゃんまた今度炎上戦隊コラボしようね。」
という訳で俺達は、もう2度としないと思っていた炎上戦隊燃えるんジャーに、またしても変身する事になった。
その後も衣装についての話をリスナー達としていると、あっという間に配信終了の時間が迫って来た。
「それじゃあそろそろ配信を終了するから、その前に皆んなが気になっていたであろう脱退についてと、今後の話をして今日の配信を終わりたいと思います。」
コメント
:やっとか
:今日の本題
:何で脱退したの?
:個人になるって事?
「えー、じゃあまず結論から言うと、俺はユメノミライを脱退していません!」
コメント
:は?
:どう言う事?
:嘘だったって事?
:は?
:流石に悪質
:その嘘はダメだろ
案の定コメント欄はいつものアンチの誹謗中傷とは、比べ物にならないほど荒れていた。
「はいはい俺の事を燃やすのは結構だが、まずは話を聞いてくれ。それと今回の件は本当裏の部分がしっちゃかめっちゃかで、その辺は話せないからそこは了承してくれ」
コメント
:わかった話だけは聞いてやる
:なら早く話せ
:さっさとしろ
:どう言う事?
俺がそう言うとコメント欄も一旦は落ち着きを取り戻し、それを見た俺は安堵し話を続けた。
「それじゃあまずは今の俺の状態だけど、ユメノミライを脱退したのは本当だけど、ユメノミライは脱退していない。」
コメント
:は?
:?????
:どゆこと?
:日本語でおけ
:ん?
「まぁこれだけじゃわからないと思うから、もっと詳しく言うと、今の俺はユメノミライ所属の個人勢vtuberって言うよくわからん括りになるかな?そうだな……分かりやすく言うなら、アンダーライブとアンダーライブENみたいな関係で、大きな括りとしてのユメノミライは脱退してないけど、女性アイドルグループのユメノミライを脱退したって感じかな?」
コメント
:なるほど?
:結局はどう言う事だ?
:よくわからん
:でもその説明だとホムラは別に個人勢じゃなくね?
「えーっとそうだよな。けどそこの関係が話せないって言ってた所だから、俺は企業に属してるけど属して無い個人勢って感じだと思っててくれ」
コメント
:お、おう
:なるほど?わかった
:よくわからんけど結局あんま今までと変わらんって事でおけ?
「んーまぁそうだな、お前ら的に変わるとしたら今度からはスパチャをONにするのと、ユメノミライから不純物であった俺が居なくなったって事だけ覚えてたらいいんじゃ無いかな?これ以上詳しいことは話せない事になってるから、よく分からん説明だけどそうなんだ~、って感じで理解してくれ」
コメント
:そうなんだ~
:そうなんだ~
:そうなんだ~
:そうなんだ~
:そうなんだ~
「まぁそう言う事だからこれからも、ユメノミライ所属兼個人勢の九重ホムラをどうかよろしくお願いします!それじゃあ乙ホムでした!」
1
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
旧校舎の地下室
守 秀斗
恋愛
高校のクラスでハブられている俺。この高校に友人はいない。そして、俺はクラスの美人女子高生の京野弘美に興味を持っていた。と言うか好きなんだけどな。でも、京野は美人なのに人気が無く、俺と同様ハブられていた。そして、ある日の放課後、京野に俺の恥ずかしい行為を見られてしまった。すると、京野はその事をバラさないかわりに、俺を旧校舎の地下室へ連れて行く。そこで、おかしなことを始めるのだったのだが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる