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√ナルニッサ54
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怒りまくってる可愛い子狐一匹に、土下座をしている私とリオネット様の姿はとても滑稽だろう。
「二晩!二晩も僕の事閉じ込めるなんてー!」
「ごめんなさい。すみません、お許しください」
「むり!ゆるさない!なんでそんな事するのー!」
「本当に申し訳ありません。少しの間のつもりだったのですが……」
「ついうっかりで僕の事閉じ込めたまま忘れたんでしょー!!」
朝になり、ナルさんに城の部屋の防音魔法は解いてもらえないか聞かれて、ようやく思いだしました。恐る恐るリオネット様が魔法を解くと、暴れ出たアンズは大激怒していた。
「アンズは、私のために側にいてくれてるんだもんね。心の契約の話聞いたよ。ありがとう……」
「そ、れ、な、の、に!僕の扱いがひどーいー!しかも、ナルニッサとなんか違う繋がりできてるじゃん!ずーるーいぃい!」
マットの上でジタバタしながら怒ってるアンズに私達はなすすべもない。
午後になり、アッシャー達が帰って来て、雨情がお土産のカリングッズをアンズにあげた事で、ようやく怒りは収まった。ジャラジャラとつけたキーホルダーには、女バージョンの私の荒ぶる鷹のポーズのイラストが書いてある……。そんなポーズはした事ない。
「流石にお前らが悪い」
「しゃーないな、怒られとき」
アッシャー達もアンズに同調し、再度謝ってのようやく仲直り。
皆んなが揃ったという事で、早々に東へ立つ事になった。何故か周りの空気には緊張感がある。ファイさんを含めた王都の屋敷の使用人の人達はみなマンチェスターの城の方に移っているし、身の回りが整理され過ぎている。まるで、今から魔王征伐に行くようなそんな雰囲気だ。
荷物も大切な物は全部持って行くようにと言われる。
「何があるんだろう?」
「指輪はお忘れなく」
数少ない荷物を整理していると、ナルさんが耳元で囁いた。
「ナルさん!部屋はノックして!」
「すみません、扉が開いていたので、つい覗いてしまった所、愛らしい仕草をされていたので、つい」
「つい、で入ったりしてこないでください。驚いてしまいます」
「では、抱きしめても構いませんか?」
「なぜですか?」
「つい」
そう言って、ナルさんは私を後ろから抱きしめる。犬だ。変わらず犬だ。用事をしてる時に遊んでってやってくるやつ。
「……指輪は、私がお預かりしても構いませんが?」
「ナルさんに生殺与奪の権は渡しません」
リオネット様の指輪は元々の話の物とは全く異なる物で、取り外し自由だった。いつも付けていたら、私の心臓が早々にお亡くなりになりそうなので、常にはチェーンを通して首飾りにする事に。昨晩の恋愛感度良好な私に対するナルさんを見て、この人には預けてはいけないと心に固く誓いました。
付けてなくても充分ドキドキするので、本当は無くて充分なんだけど、なんせプロポーズの時のリングなので捨てる訳にもいかず。
プロポーズについては内々の婚約状態で、全ては全てが終わってから、と話はついていた。
索冥は未だ帰らずで、アンズがオッケーと言ったので、ナルさんと私はアンズに騎乗。
「アンズ殿は早いだけで無く、乗り心地も最高なのですね。流石」
と本気で感嘆しているナルさんにアンズも「ふふふん、まぁね」などといって満更ではなさそう。
「東の街に出る時は私をお側に。どうしても、と言う場合は不本意ですがリオネットの側にいてください。時間があれば、正式に妻としてのお披露目を済ませてからの方が良かったのですが」
「治安が悪いの?」
「いえ、あちらは貴族至上主義。異世界人や原石への差別が残る地域です。カリン様は異世界人の血を引いた原石ということになっていますので、念の為」
「了解。ところで様付け止めない?」
「……ここで忠誠を切って自制心を手放してもよろしいと?」
「よろしくありません。ごめんなさい」
髪が伸びたとはい、私は結局、いつもの暗殺者スタイルだ。貴族っぽさがゼロでピアスも目立たない。
自己紹介をするとすれば、暗殺者スタイルの勇者見習いで、今度の遠征では黒魔導士として随行する異世界人の血を引いた原石という事になっている異世界人で貴族の養子で男に間違われていた女子です。説明がややこしい事この上無い。
東の森は街からかなり離れてはいるが、森は街にとって魔石資源の源。
目的が兄様探しでも、街を治める貴族の許可がいる。
「まずは街を治めている方にご挨拶に行くんだよね?どの様な方なの?」
「ロイヤルグレイス公もあまり褒められた人物ではありませんね。個人的見解ですが」
ロイヤルグレイスと言われて、聞き直そうかと思った。経験上、名前は恐らくそのままの音である場合と意味が翻訳されて聞こえている場合がある。
例えば、マンチェスター家だとイギリスのマンチェスターの都市が私の頭の中にあるため、その地域の雰囲気に似た都市を治めている家、程度の意味だ。ラテン語の由来まで深く突っ込んではない、へっぽこ翻訳機能があてがった名前なので、加護が無ければ違う様に聞こえてると思われる。リオネットやアッサムは恐らくそのままの音だと思う。意味が関連付けられないし、そもそも翻訳機能がつく前からアッシャーはアッシャーだ。
そこにロイヤルグレイス。王の様に気高く女神の様に優美。凄い名前だ。貴族の名前と土地の名前は陛下に許可をもらえれば、自分達で好きにつけられるそうなので、多分自分達の趣味でつけているのだろう。昔からその地方がそう呼ばれていたから、苗字にしましたレベルのマンチェスターとは大分違いそう。
そして、その予感は的中した。
「ロイヤルグレイス殿とは面会の予定を申し入れていたはずですが?」
「恐れ入りますが、主人は本日気分がすぐれません。また後日」
リオネット様の目の前で城の扉は閉められた。怖い物知らず過ぎないか?
「仕方ありません。本日は街で泊まり、明日また出直しましょうか」
意外にもリオネット様は怒ってない。
「ほなら、宿の確認もしてきますわ。ついでに魔石ハンターの登録もしてきますんで、ちょっと茶でもしばいといてください。カリンも登録行くか?」
私が行けば、ナルさんがついてくる。それはそれでなんか問題を起こしそう。なぜならすでに、目がハートになった人があちこちからこちらを見ている状態……。
「止めときます」
「ほうけ」
雨情はフットワーク軽く街に消えていった。
では、と手近なカフェに入る。すると私とアッシャー、リオネット様とナルさんで席はするりと分けられてしまった。
「二晩!二晩も僕の事閉じ込めるなんてー!」
「ごめんなさい。すみません、お許しください」
「むり!ゆるさない!なんでそんな事するのー!」
「本当に申し訳ありません。少しの間のつもりだったのですが……」
「ついうっかりで僕の事閉じ込めたまま忘れたんでしょー!!」
朝になり、ナルさんに城の部屋の防音魔法は解いてもらえないか聞かれて、ようやく思いだしました。恐る恐るリオネット様が魔法を解くと、暴れ出たアンズは大激怒していた。
「アンズは、私のために側にいてくれてるんだもんね。心の契約の話聞いたよ。ありがとう……」
「そ、れ、な、の、に!僕の扱いがひどーいー!しかも、ナルニッサとなんか違う繋がりできてるじゃん!ずーるーいぃい!」
マットの上でジタバタしながら怒ってるアンズに私達はなすすべもない。
午後になり、アッシャー達が帰って来て、雨情がお土産のカリングッズをアンズにあげた事で、ようやく怒りは収まった。ジャラジャラとつけたキーホルダーには、女バージョンの私の荒ぶる鷹のポーズのイラストが書いてある……。そんなポーズはした事ない。
「流石にお前らが悪い」
「しゃーないな、怒られとき」
アッシャー達もアンズに同調し、再度謝ってのようやく仲直り。
皆んなが揃ったという事で、早々に東へ立つ事になった。何故か周りの空気には緊張感がある。ファイさんを含めた王都の屋敷の使用人の人達はみなマンチェスターの城の方に移っているし、身の回りが整理され過ぎている。まるで、今から魔王征伐に行くようなそんな雰囲気だ。
荷物も大切な物は全部持って行くようにと言われる。
「何があるんだろう?」
「指輪はお忘れなく」
数少ない荷物を整理していると、ナルさんが耳元で囁いた。
「ナルさん!部屋はノックして!」
「すみません、扉が開いていたので、つい覗いてしまった所、愛らしい仕草をされていたので、つい」
「つい、で入ったりしてこないでください。驚いてしまいます」
「では、抱きしめても構いませんか?」
「なぜですか?」
「つい」
そう言って、ナルさんは私を後ろから抱きしめる。犬だ。変わらず犬だ。用事をしてる時に遊んでってやってくるやつ。
「……指輪は、私がお預かりしても構いませんが?」
「ナルさんに生殺与奪の権は渡しません」
リオネット様の指輪は元々の話の物とは全く異なる物で、取り外し自由だった。いつも付けていたら、私の心臓が早々にお亡くなりになりそうなので、常にはチェーンを通して首飾りにする事に。昨晩の恋愛感度良好な私に対するナルさんを見て、この人には預けてはいけないと心に固く誓いました。
付けてなくても充分ドキドキするので、本当は無くて充分なんだけど、なんせプロポーズの時のリングなので捨てる訳にもいかず。
プロポーズについては内々の婚約状態で、全ては全てが終わってから、と話はついていた。
索冥は未だ帰らずで、アンズがオッケーと言ったので、ナルさんと私はアンズに騎乗。
「アンズ殿は早いだけで無く、乗り心地も最高なのですね。流石」
と本気で感嘆しているナルさんにアンズも「ふふふん、まぁね」などといって満更ではなさそう。
「東の街に出る時は私をお側に。どうしても、と言う場合は不本意ですがリオネットの側にいてください。時間があれば、正式に妻としてのお披露目を済ませてからの方が良かったのですが」
「治安が悪いの?」
「いえ、あちらは貴族至上主義。異世界人や原石への差別が残る地域です。カリン様は異世界人の血を引いた原石ということになっていますので、念の為」
「了解。ところで様付け止めない?」
「……ここで忠誠を切って自制心を手放してもよろしいと?」
「よろしくありません。ごめんなさい」
髪が伸びたとはい、私は結局、いつもの暗殺者スタイルだ。貴族っぽさがゼロでピアスも目立たない。
自己紹介をするとすれば、暗殺者スタイルの勇者見習いで、今度の遠征では黒魔導士として随行する異世界人の血を引いた原石という事になっている異世界人で貴族の養子で男に間違われていた女子です。説明がややこしい事この上無い。
東の森は街からかなり離れてはいるが、森は街にとって魔石資源の源。
目的が兄様探しでも、街を治める貴族の許可がいる。
「まずは街を治めている方にご挨拶に行くんだよね?どの様な方なの?」
「ロイヤルグレイス公もあまり褒められた人物ではありませんね。個人的見解ですが」
ロイヤルグレイスと言われて、聞き直そうかと思った。経験上、名前は恐らくそのままの音である場合と意味が翻訳されて聞こえている場合がある。
例えば、マンチェスター家だとイギリスのマンチェスターの都市が私の頭の中にあるため、その地域の雰囲気に似た都市を治めている家、程度の意味だ。ラテン語の由来まで深く突っ込んではない、へっぽこ翻訳機能があてがった名前なので、加護が無ければ違う様に聞こえてると思われる。リオネットやアッサムは恐らくそのままの音だと思う。意味が関連付けられないし、そもそも翻訳機能がつく前からアッシャーはアッシャーだ。
そこにロイヤルグレイス。王の様に気高く女神の様に優美。凄い名前だ。貴族の名前と土地の名前は陛下に許可をもらえれば、自分達で好きにつけられるそうなので、多分自分達の趣味でつけているのだろう。昔からその地方がそう呼ばれていたから、苗字にしましたレベルのマンチェスターとは大分違いそう。
そして、その予感は的中した。
「ロイヤルグレイス殿とは面会の予定を申し入れていたはずですが?」
「恐れ入りますが、主人は本日気分がすぐれません。また後日」
リオネット様の目の前で城の扉は閉められた。怖い物知らず過ぎないか?
「仕方ありません。本日は街で泊まり、明日また出直しましょうか」
意外にもリオネット様は怒ってない。
「ほなら、宿の確認もしてきますわ。ついでに魔石ハンターの登録もしてきますんで、ちょっと茶でもしばいといてください。カリンも登録行くか?」
私が行けば、ナルさんがついてくる。それはそれでなんか問題を起こしそう。なぜならすでに、目がハートになった人があちこちからこちらを見ている状態……。
「止めときます」
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